ボツワナは何度か行きましたが、このカラハリトランスフロンティアは初めてでした。
現地は真夏で最高気温は38度もありました。なので昼間は動物もほとんど動きがありません。簡単な朝食後、サファリへ5時半に出発して戻ってブランチ、午後のサファリは4時半から7時半、日照時間が長いせいもあるのでしょうがハードで充実したスケジュールでした。8日間という短めのツアーですが、サファリ時間はたっぷり、1つのロッジに4連泊する滞在型です。
宿泊するロッジは基本的に木造りで、草ぶきの屋根、部屋までは高床式の通路を歩きます。ロッジの敷地内にはケープフォックスの巣があり、何度か見られました。毎晩のようにライオンの声が聞こえていました。大晦日の夜11時半にはライオンが部屋のすぐそばに来て、咆哮を聞きました。たぶん私の部屋の下だったのではなかったでしょうか。ドキドキが収まらないまま2017年を迎えました。
乾燥しているエリアです。大きな川が2つあり、どちらも水は流れていません。涸れた川沿いに、いくつかあるウォーターホールからウォーターホールへサファリをします。もちろん水を飲みに動物や鳥がやってきます。
元日の午後は嵐のような大雨も降りました。お客さんは大喜びです。植物にも恵みの雨です。
猛禽類の好きな人は絶対訪れるべき公園です。種類は多いと言えませんが、しっかり見られます。アフリカソウゲンワシやダルマワシは東アフリカでも見られますが、以下の鳥はなかなか写真に撮れないですね。
他にアカクロノスリ、ムナグロチュウヒワシ、カタグロトビ、メジロチョウゲンボウも見られました。コシジロウタオオタカは何度も見ましたがウタオオタカは見ませんでした。
ロッジのおばちゃんマネージャーに言われました。
「あなた達は動物をたくさん見て、暑さを体験して、嵐を経験して、大雨でびしょ濡れになった。カラハリの全てを見てしまったわね。」
まさにそんな気がする旅行でした。
今回は現地が夏だったのでとても暑い旅行となりました。8月に行かれると寒さ対策が必要です。シャワーは部屋の外にあるので昼間に浴びた方が良さそうです。ホッカイロやネックウォーマーも必需品となります。
サファリにはビッグ5という言葉がありますがライオン、ヒョウ、ゾウ、サイ、バッファローのうち見られたのはライオンだけでした。ゾウやサイ、バッファローはいません。シマウマもほとんど見られません。キリンはごく一部のエリアのみです。インパラ、カバ、ウォーターバック、ワニも見られません。そういう面では初めてのサファリで行くにはあまりお勧めできません。せめて2回以上のサファリ経験者対象ではないかと思いました。
藤井
■カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 8日間