アフリカカルチャー講座「アフリカと日本のプリミティブアートにふれる一日」

6月3日(土)、「アフリカと日本のプリミティブアートにふれる一日」は最高のお天気にも恵まれて終了しました。
八ヶ岳にあるアフリカンアートミュージアムはアフリカ各地から集められたマスクや立像、テキスタイルその他、毎回テーマごとに展示された作品が充実していて、南アルプスに囲まれたそのロケーションも素晴らしいので、アフリカ好きの方に紹介したい、と思い、企画したイベントでした。
アフリカンアートミュージアムでは伊藤館長によるトークギャラリーで、今回の展示の趣旨やアフリカンアートがヨーロッパのアートへどんなふうに影響したかなどのお話があり勉強になりました。一見素朴に見えるものでも実は奥が深い。館長のお話を聞いてアフリカの人たちが創り出したアートに魅力を感じて頂けたのではないでしょうか。参加者の皆さんの中には、アフリカによく行かれる方もいらっしゃいましたが、現地でアートにふれる機会は意外と少ないから新鮮、という声もありました。

アフリカのアートと組み合わせると面白いから、とミュージアムの伊藤館長に紹介して頂いた井戸尻考古館では日本の縄文時代の生活文化にふれることもできました。想像以上に、アフリカと日本のアート・文化には共通するものが多いのにも驚きました。

特に井戸尻考古館の敷地にある復元された家屋には、思わず皆さん「アフリカにいるみたい」という声。家の造りももちろんのこと、家の中には臼やひょうたんなど生活道具までアフリカの農村部で見るものとそっくりでした。そして樋口館長による情熱のこもったお話に引き込まれて縄文の人たちの暮らしが少し身近に感じられました。

道中ずっと南アルプスの山々を眺めながらの絶景ドライブ、昼食は地元の野菜をたっぷりつかったランチ、とちょっとした日帰りツアーになりました。

またどこか意外ないい場所を探してカルチャー講座の企画ができれば、と思います。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
紙田

道祖神