コンゴ共和国 マルミミゾウとホタルの行き交う森から(現代書館)

中部アフリカのコンゴ共和国で、いま何が起きているのか。
1989年からコンゴ共和国やガボンなどアフリカ中央部熱帯林地域にて野生生物の研究調査、国立公園管理、熱帯林・生物多様性保全に従事する西原智昭氏。30年もの間、生き物たちの暮らしに寄り添い、携わってきた西原氏の見聞と経験の集大成ともいえる新刊が今月出版されました。
私たちにとって遠い国のようなコンゴで今起きている野生動物の乱獲は、日本をはじめとする先進国の社会的需要が大きく関係しているという事実。そして、保全活動が広がる中で、経済、文化、教育など、より包括的な視点からみた新たな保全の必要性。
野生動物の暮らしに入り、自ら会得した西原氏だからこそ知る、熱帯雨林からの悲痛の叫びを通して、地球へ生きる私たち人類がこれからどのように歩みを進めていくべきか、コンゴの森から問いを投げかけている。
著者 西原智昭より
『われわれ人類は野生生物とその生息環境、そして人類の「ゆりかご」であるアフリカの熱帯林を後世に残していくことはできるのでしょうか?また人類の文化遺産や先住民の伝統文化を継承していくことはできるのでしょうか?
偏った視点・視野からだけでは、それらが崩壊の一途をたどることは確実であることを本書から読み取っていただければ幸いです。』