アフリカの街にいる動物

アフリカの街にいる動物

アフリカと聞くと、動物が真っ先にイメージされる方も多いと思います。ゾウ、キリン、ライオンなどが近くにいたら、生活する上では脅威でしかありません。
そういう意味で、アフリカに住んでいる人たちにとって一番身近な動物は家畜になります。

犬はアフリカの都市部には結構います。野良犬もいて、かまれると狂犬病の原因になりかねないので、身構えてしまうものです。
一番ポピュラーなのは、鶏なのかなと思います。近代的なスーパーでは、鶏肉工場で加工された鶏肉が販売されています。しかし、庶民の胃袋を満たす市場では、生きたまま販売され、その場で絞めて、毛をむしってくれ、身をさばいてくれます。
次は宗教的なものもありますが、イスラム教のタバスキ(犠牲祭)の時には、羊を1匹ささげたりするので、陸路で生きたまま輸入され、市場で購入され、タバスキの日に多くの人たちに食べられたりします。タバスキが近づくにつれて、羊の値段が釣りあがります。
それ以外ですと、牛も大都会で生きたままの姿を見ることができます。郊外に行くと牛、羊、ラクダ、犬、鶏、ロバなどが家畜として見られるでしょう。
上記は主にコートジボワールのアビジャンを中心とした西アフリカでの話です。
画像:アビジャンのアジャメ市場で扱われていた鶏
by トラ