【ゴリラ・トレッキング2回の特別版】ウガンダ ゴリラ・トレッキング 9日間

2025年8月8日出発「【ゴリラ・トレッキング2回の特別版】ウガンダ ゴリラ・トレッキング 9日間」にご参加された、Marlin様からのレポートです。

10月に念願の「ケニア・サファリとザンジバル・ビーチ」に参加して、すっかりアフリカの魅力に取りつかれた私。帰国後、20年前に柴田都志子さんの「動物研究者ダイアン・フォッシー(こんな生き方がしたい)」を読み、いつかゴリラに会いに行こう、、、の気持ちが再熱し、帰国早々申し込んでいました。
申し込んだときはキャンセル待ちだったので、来年参加のつもりで申し込んだのですが、神のめぐりあわせか参加できることに。あとは軍資金を貯めるだけ(笑)。

【1日目、2日目】

盆休み前の金曜日深夜に関空から出発後ドバイで東京組と合流し、男性2名+女性4名と添乗の矢口さんと7名でウガンダのエンデベ空港に向かいます。上空からみるウガンダは「アフリカの真珠」にふさわしく、緑豊かな大地が広がっています。入国手続き後、迎えてくれたドライバーのベイカーとアバスが運転する2台のトヨタに乗ってホテルに向かいます。ショッピングセンター併設のホテルとのことで、食事前にスーパーで買い物もできました。

WesternPremierGardenHotelの写真
WesternPremierGardenHotelの写真

【3日目】

翌日は、日が昇る前6時半にホテルを出発し、ムブロ湖国立公園に向かいます。
ビクトリア湖を擁するウガンダはアフリカというよりもレインフォレストのよう。車から見る景色は昇る朝日と、湖から立ち上る水蒸気でとても豊かです。途中赤道の街を超えて舗装された道をひたすら進みます。赤土の町をいくつも超えると緑豊かな草原になり、牛の姿が目立つように。アバスがこのあたりは牛乳工場があるんだとの説明。国立公園のゲートを越えたあたりから、馴染みのあるホルスタイン柄から、角が大きなアンコーレ牛の群れに変わっていきます。牛飼いやアンコーレ牛も歩く国立公園内の悪路をトヨタは進んでいき、14時ごろMihingoLodgeに着きました。ヨーロッパ旅行客が多い素敵なロッジです。パッションフルーツのウエルカムドリンクを飲みながら風に吹かれ国立公園を見渡せる立地。プールでのはしゃぎ声に入りたい、、、と思いつつ、15時からホースサファリが始まるので、急ぎ荷物を置いて再集合です。

ビクトリア湖から昇る朝日
ビクトリア湖から昇る朝日
赤道の街
赤道の街
アンコーレ牛
アンコーレ牛
MihingoLodgeのプール
MihingoLodgeのプール
ホテルの部屋
ホテルの部屋

素敵な部屋に後ろ髪をひかれつつ急な階段を上りホテルのロビーに集合。ここからホテル施設内にある馬場に向かいます。レクチャー後の乗馬は、初体験の方には、スタッフが引き綱をしてくれます。ゆっくりと国立公園を進むと、シマウマやインパラやイボイノシシが通り過ぎます。1時間ほどホースサファリを体験し、宿に戻って夕食です(かなり忙しい、、、)。MihingoLodgeの食事は、海外のフュージョン料理感が抑えられて、とても美味しく日本人の口に合います。ただホテル到着時に遅めの昼食を食べているのであまりお腹がすいていないのが残念、、。夕食を頂いたあとは、そのままナイトサファリに出発。銃をもったレンジャーガイドが乗り込み、サーチライトを照らしながら、動物を探します。ホースサファリで見た動物だなぁ、、と思っていると、ドライバーが色めき立って車を進めます。サーチライトが照らされた方向を見ると、インパラを狙う豹!!ただ狩りは成功せずインパラの勝利だったようです。長い一日はこうして終わり、明日も7時出発です。

ホースサファリの写真 
ホースサファリの写真
ナイトサファリの写真
ナイトサファリの写真

【4日目】

朝食後、トヨタのハッチを開けてサファリに出発です。インパラ、シマウマ、レイヨウ、イボイノシシといつものメンバーのお出迎えです。シマウマの赤ちゃんを見たり、バトラーイーグルを見つけたりと車を進めていると、アバスが急スピードで車を進めます。するとロスチャイルドキリンの群れが。アカシアの木を食べながら、どんどん集まってきます。合計六頭ほどの群れでしょうか。ムブロ湖国立公園はバードウォッチングの方も来られているようで、バードウオッチャーがガイドとキリンの対岸を歩いています。ケニアとは違うウガンダの景色にびっくりです。サファリをしながら元の幹線道路に戻り、次はゴリラトレッキングの基点となるムタンダ湖に向かいます。ムタンダ湖はルワンダやコンゴとも接している地域。山岳地帯にもかかわらずとてもにぎわっています。7時間強のドライブでCameleon Hill Lodgeに到着します。今年初めて利用する宿とのことで、とても個性的なインテリアのロッジ。でも各ロッジにガスの給湯器があるのはすごいです。アフリカでお湯切れの心配せずシャワーができるなんて桃源郷ですね。ベイカーとアバスも一緒に夕食を囲みます。

ムブロ湖国立公園でのサファリ
ムブロ湖国立公園でのサファリ
シマウマの親子(子供のシマは褐色)
シマウマの親子(子供のシマは褐色)
ロスチャイルドキリン 
ロスチャイルドキリン
ムタンダ湖
ムタンダ湖
カメレオンロッジ
カメレオンロッジ

【5日目】

今日はついにゴリラトレッキング1日目。まだ真っ暗な6時にロッジを出発です。昨夜の雨で、タイヤが取られそうなぬかるみの道をベイカーとアバスは慎重に車を進めます。悪路を進んでいると、真っ暗な中、通学途中の小学生くらいの子供たちに出会います。子供たちは興味深そうに車に向かって手を振ってくれます。1時間ほどでブウィンディ原生国立公園に到着。ブリーフィングの後、レンジャーについてトレッキングの開始です。メンバーは私たち6名とフランス人親子に加え、それぞれのポータとあわせて20名近いパーティで出発します。民家の小道を進み、だんだんと急な山道になるにつれ、レインフォレストのブウィンディではぬかるみに足を取られます。川を渡り、滑り、いばらを避けながら進みます。
悪路ですが、ポーターさんがリュックを背負って下さり、急な山道に手を添えてくださるので本当に助かります。そんな中、チームについて必死で進んでいると、うしろから「ゴリラが来てるよ!」の声。なんと私の2メータの距離で子供ゴリラが横切って草むらに入っていきます。上を見ると大きな木にゴリラがぶら下がっているではないですか!!
レンジャーからマスクを着用するよう指示があります。ゴリラファミリーとの1時間がスタートです。
必死でiPhoneのシャッターを押します。ゴリラは私たちを時々見つめながら、でもゴリラペースで木に登り、木にぶらさがり、葉を食べ、移動します。トラッカーが茫然とゴリラを見つめている私に先に進むように促します。すると地面に腰を下ろしたシルバーバックが繁みの葉を食べています。想像以上に長い黒い毛。大きな肩の筋肉、大きなお腹。そばに子供。シルバーバックは私たちを牽制する目つきで見つめながら葉を食べています。
ブウィンディは熱帯雨林なので、草むらにゴリラの上半身が飛び出すように映ります。彼らが移動するたびに私たちも道なき道を追いかけます。川辺にシルバーバックが腰をおちつけ、子供たちが集まってきました。母ゴリラがシルバーバックに「キューキュー」といった小声で話かけます。ああ、彼らはファミリーなんだなぁと、とても腑に落ちます。1時間が経過し、山を下りる時を知らされます。満足感と、物足りない気持ちの両方でぬかるんだ山を下りました。

ブウィンディのサイト
ブウィンディのサイト
村を抜けてトレッキング開始
村を抜けてトレッキング開始
私たちを見つめるシルバーバック
私たちを見つめるシルバーバック
ゴリラファミリー
ゴリラファミリー

【6日目】

今日はブウィンディとは別のムガヒンガ国立公園でのゴリラトレッキングです。6時に出発して2時間ほどのドライブでルワンダ国境に近い国立公園に到着します。10グループ程のゴリラウォッチができるブウィンディとは違い、ムガヒンガは3グループ程のゴリラファミリーのうち、ゴリラと接することができるのはまだ1グループのみの成長中の国立公園とのことで、到着時の歓迎のダンスも老若男女の村の方々が迎えてくださいます。
昨日のブウィンディのぬかるみ体験があるので、今日も山に挑戦だ!の気持ちでスタートを切ったのですが、ムガヒンガは穏やかな草原を登っていくイメージ。レンジャーから開けた草むらで待つように言われ、トラッカーがゴリラの場所を探しているのかなぁ、、と思っていると、突然シルバーバックが私たちの方にやってきます。え?近いよ迫ってくるよ、大丈夫?と思っていたら、シルバーバックは私たちのすぐそばで草を食べ、そして豪快にオナラを吹きかけてくれます。シルバーバックのオナラは草の匂いが凝縮したような匂い。特別な体験です。
子供ゴリラもやってきて木に登り、草をたべ、立ったままおしっこも披露してくれました。近くで見るシルバーバックは人間の3倍近くの重量がありそう、、、。なのにスイスイ木に登って葉や蔓を食べています。目に焼き付けようと凝視していると、レンジャーに先に進むように言われて木々の下に場所を移すと、いました!ボスのマークが。このグループはシルバーバックが3頭いて、35歳のボスのマークと、マークの兄弟と、外からやってきた3頭のシルバーバックがいるとのこと。子供や母親を含め9頭近くのグループです。ブウィンディのゴリラと違って、満腹になると私たちの前でお腹を出して横になっています。ブウィンディと違い、出会った場所からグループはあまり移動しないので、1時間ずっとゴリラのしぐさや様子を観察できます。
ブウィンディのゴリラトレッキングはレインフォレストの中で逞しく生きるゴリラファミリーに会え、ムガヒンガではすぐそばで穏やかななゴリラファミリーに会うことができ、両方を訪問できて本当に良かったです。

ムガヒンガ国立公園の歓迎のダンス
ムガヒンガ国立公園の歓迎のダンス
ムガヒンガの森
ムガヒンガの森
目の前に座って食事をしながらオナラも
目の前に座って食事をしながらオナラも
ボスの兄弟のシルバーバック
ボスの兄弟のシルバーバック
ボスのマーク
ボスのマーク
子供たち
子供たち
食事が終わるとお昼寝
食事が終わるとお昼寝
下山途中のカメレオン
下山途中のカメレオン

【7日目】

ゴリラの興奮も冷めやらぬまま、今日は7時にロッジを出発し、マバンバ湿地まで10時間ドライブです。道中は舗装された道路を行くのですが、高地のムタンダ湖と違い、だんだんと暑くなっていきます(でも8月の日本とは雲泥の差の涼しさです)。19時にNkima Forest Lodgeに着いたときは、ロングドライブを心していたといえども、ヘトヘト。Nkima Forest Lodgeが木々の生い茂るサンクチュアリのようなロッジだったので、「あー、陽のあるうちにロッジに着きたかったなぁ、、」は心の声です。
20時から最終日の晩餐とのことで、美味しい南アフリカのワインをドクターからごちそうになり、テンション高めの私たちは、ロッジのスタッフお勧めのロッジに住むフクロウ観察へ。どうやって観察するんだろう?と思っていると、スタッフがロッジのテラスのスピーカーから録音しておいたフクロウの声を流すという技!スピーカーからの声に、ロッジ付近のフクロウが共鳴しあって、近くの木に寄ってきてくれます(ごめんね、フクロウさん)。マバンバ湿地はラムサール条約も結ばれているバードサンクチュアリで多くの鳥がロッジの木々を寝床に集まるそうです。明日のハシビロコウも期待できそう!

ロングドライブ中に何度も見かけるバナナトラック
ロングドライブ中に何度も見かけるバナナトラック
ウガンダではバナナが主食。焼いて食べると焼きいものよう
ウガンダではバナナが主食。焼いて食べると焼きいものよう
素敵なNkima Forest Lodge
素敵なNkima Forest Lodge

【8日目】

6時の朝食後、矢口さんのガイドでロッジの先に広がる高台からマバンバ湿地を上から見ようと散歩に出発です。ちょうど朝日が昇るタイミングで、360度の眼下の風景をそれぞれが独り占めした散歩です。湿地を鳥の群れが舞い、朝日が昇り、風がそよぎ、心が透き通る景色です。
素敵なロッジに後ろ髪引かれつつ、ボート乗り場へ。2艘のボートに分かれて出発します。パピルスや水連が茂る湿地をボートは進みます。途中でハシビロコウが捕まえて食べるナマズも見せてもらいます。風を切って進むボートの側を、鳥たちが水連の葉にのってお食事中。ハシビロコウが見れなくても、風を切って進むボートだけで大満足と思っていると、ハシビロコウのリリアンが佇むエリアへ到着。動かない鳥と聞いていたので、微動だにしないのかと思いきや、首はクルクル動きます。ハシビロコウは狩りをしているときは2時間程一定の場所から動かないそう。寿命は25歳ほどで、リリアンは18歳、卵は2個生むけど兄弟で戦い1羽しか成長できない、とガイドの説明を聞いていると「動くよ!」とガイドの声。リリアンは前のめりに踏ん張ったかと思うと、鶴のように大空を飛んでいきました。マバンバ湿地には15羽のハシビロコウしかいないとのこと、神々しいこの鳥が自由に空を飛びまわれる環境が続くことを祈らずにはいられません。
マバンバ湿地に別れを告げ、エンテベ空港へ向かいます。最後のマバンバ湿地が素敵すぎて、ゴリラトレッキングの興奮に感動がさらに上塗りされてしまいました。素敵な7日間を一緒に体験したメンバーとの別れを惜しみ、ドバイ経由で帰途につきました。また是非アフリカ訪問するぞ!

夜明け前のNkima Forest Lodge
夜明け前のNkima Forest Lodge
ロッジからの散歩途中に朝日が昇ります
ロッジからの散歩途中に朝日が昇ります
ボートに乗ってマバンバ湿原へ出発
ボートに乗ってマバンバ湿原へ出発
ハシビロコウのリリアン
ハシビロコウのリリアン
パピルスと水連の湖
パピルスと水連の湖
ヒメヤマセミ
ヒメヤマセミ

■ウガンダ ゴリラ・トレッキング 9日間

2025.08.03発 ガボン・エクスプローラー 13日間

国土の8割を熱帯雨林に覆われ、豊かな自然が残るガボン。ロペ国立公園とアフリカ最後のエデンと呼ばれるロアンゴ国立公園、2つの公園を軸に、列車やボートなど多彩な移動方法を組み込み、まさにツアータイトル通り、ガボンを探索・体験する旅を企画しました。久々にツアーが催行になりましたので、簡単ですがレポートです。

エチオピア航空で首都のリーブルビルへ到着。ガボンはアフリカでも内戦経験のない平和な国で、人々も穏やかで町にはゴミも少なく、整った街並みが続きます。到着日と翌日は、リーブルビル沿いのビーチやサン・ミシェル教会を訪問、リーブルビル最大のモンブエ市場も歩きました。ものに溢れ、活気あるマーケットはやはりアフリカ旅行の楽しみのひとつです。

リーブルビル空港に到着
リーブルビル空港に到着
主要エスニックグループのファンのマスクをモチーフとしたモニュメント
主要エスニックグループのファンのマスクをモチーフとしたモニュメント
サン・ミシェル教会
サン・ミシェル教会
リーブルビル沿いに続くビーチと大西洋
リーブルビル沿いに続くビーチと大西洋
リーブルビル最大のモンブエ市場
リーブルビル最大のモンブエ市場
オクラにピーマン
オクラにピーマン
チキン売り
チキン売り

リーブルビルからロペ国立公園へは、トランス・ガボン鉄道を利用します。出発は20時。市内観光の後、リーブルビル南部のオウェンドにある駅へ向かいました。今回は特別に(?)VIPルームで出発を待ちます。

19時頃、いよいよ列車の搭乗時刻となりました。今回利用の1等席はすべて指定座席となります。しかし、ここはアフリカ。私たちの座席には既にママが陣取っており、もう何があっても動かないからね、といわんばかりに、ちょうど居合わせたポリスのいうことも聞きません。こうなることはなんとなく予想できたので・・・空いている席におとなしく座り待っていると、トランス・ガボン鉄道は汽笛とともになんと定刻通りに出発したのでした。

オウェンド駅
オウェンド駅
19時頃に搭乗開始!
19時頃に搭乗開始!
1等席車両へ
1等席車両へ
エアコン完備の車両と快適なシート
エアコン完備の車両と快適なシート
エクスプレスはロペまで2駅、約290kmです
エクスプレスはロペまで2駅、約290kmです

日本の列車ではまず聞くことのない、車両とレールが擦れあう?賑やかな金属音を車内に響き渡らせながらゆっくりと進みます。トランス・ガボン鉄道はオウェンドとフランスビル約670kmを結ぶ鉄道です。その大きな目的は木材やマンガンなど資源輸送となります。旅客輸送はエクスプレス(特急)とオムニバス(各駅)が1日ずつ交互に走っていますが今日はエクスプレスの日ですので、ロペまでは2駅、距離は約290kmあります。事前の情報では5~6時間ほどの到着予想でしたが・・・遅れたのかこれが定刻なのか、8時間後の早朝4時前にようやくロペ駅へと到着したのでした。駅のプラットホームが短いため、真っ暗な中、直接線路に降りホテルの送迎車を待ちます。

早朝、ロペ駅に到着
早朝、ロペ駅に到着
オゴウェ川を見下ろすホテル・デラ・ロペ
オゴウェ川を見下ろすホテル・デラ・ロペ

氷河期に形成されたというサバンナと森林の風景が特徴のロペ国立公園訪問の目的は、絶滅危惧種でありオスは個性的な色彩の顔を持つマンドリル・トレッキングです。まずは、ロペ国立公園へのサファリへ。ウォーキング・サファリとサファリカーでのサファリとなります。動物自体は少ないものの、森ではブラックコロブスやダイカーの親子、サバンナではブッシュバックやマルミミゾウを観察できました。

ロペ国立公園の風景
ロペ国立公園の風景
サファリへ出かけます
サファリへ出かけます
ウォーキング・サファリへ
ウォーキング・サファリへ
遠く樹の上にブラックコロブス
遠く樹の上にブラックコロブス
気温は快適でウォーキングも楽しい
気温は快適でウォーキングも楽しい
ようやく遠くにマルミミゾウを発見
ようやく遠くにマルミミゾウを発見

そして、いよいりマンドリル・トレッキングへ。1回のトレッキングは4名までとなるため、午前と午後に分かれてトラッカーの皆さんに案内していただきました。発信機やGPSを駆使して居場所を特定するため、遭遇率は高いです。15分ほど歩いて群れに遭遇しました。数百頭レベルと数は多いですが、次々と森を移動していくため、森を歩ける体力と、写真に収めたい方は超望遠レンズや撮影テクニックを要します。また、顔の色彩が特徴のオスは個体数が少なく、表にあまり顔を出してはくれません。対面から約1時間でトレッキングは終了となります。写真の成果はさておき、参加者皆さんマンドリルとの対面をお楽しみいただけたようです。

マンドリルの居場所を探ります
マンドリルの居場所を探ります
居場所が特定できたら森へと入ります
居場所が特定できたら森へと入ります
マンドリルのファミリーを発見
マンドリルのファミリーを発見
超望遠レンズが必要ですね
超望遠レンズが必要ですね
オスのマンドリルがちらり。撮影は難しい
オスのマンドリルがちらり。撮影は難しい
樹の上をどんどん移動していきます
樹の上をどんどん移動していきます
ひと休憩?考え事?
ひと休憩?考え事?

ロペ国立公園滞在中は、ホテル近くにやってくるアカスイギュウや野鳥の観察、旧石器時代から暮らす人々の文化を深く知ることのできる博物館訪問も楽しみのひとつです。

ホテル近くに毎日やってくるアカスイギュウ
ホテル近くに毎日やってくるアカスイギュウ
ロペ=オカンダのミュージアム
ロペ=オカンダのミュージアム
シロクロコサイチョウなど野鳥も多い
シロクロコサイチョウなど野鳥も多い

日程6日目は移動日となり、ランバレネを目指します。ロペからジョレまでは、かなりの悪路が続きます。赤土のダートは荒れており、さらに、このルートは木材輸送トラックが行き交い、砂埃も激しく、中継地のジョレへ到着した頃には砂まみれになりました・・・。ただ、ジョレのパン屋兼レストランで食べたチキンは絶品!スパイスが利き、かつ、これほど柔らかいチキン料理は、私も過去アフリカでチキンは何度もいただいていますが、ベスト・オブ・チキンです。パンも焼きたてで素晴らしいお味でした。

赤土のダート道をトラックが行き交います
赤土のダート道をトラックが行き交います
ジョレでいただいた美味しいチキン料理
ジョレでいただいた美味しいチキン料理

ランバレネまでは、まだまだ道路の状態が悪く、舗装路ではありますがポットホールが続きました。なんとか夕方到着。ランバレネといえば、この地で医療活動に生涯を捧げたアルベルト・シュバイツァー博士の記念館で知られています。博物館や実際に使われていた診療所などを拝見しました。

シュバイツァー博士と博物館
シュバイツァー博士と博物館
当時使用されていた診療所
当時使用されていた診療所
診察室など当時のまま残ります
診察室など当時のまま残ります
シュバイツァー博士はじめ診療所に関わった方々の墓碑
シュバイツァー博士はじめ診療所に関わった方々の墓碑

日程7日目は、今度はスピードボートに乗り換え、ガボン最長の河川であるオゴウェ川を下ります。豊かな水量をたたえゆっくりと流れ行くオゴウェ川では、人々の生活風景、多くの野鳥に加え、カバにも遭遇しました。オゴウェ川から支流へと入り、最後はラグーンを移動し、半日でオンブエへ。

スピードボートでオゴウェ川から支流へ
スピードボートでオゴウェ川から支流へ
川面に移る森の景色が美しい
川面に移る森の景色が美しい
川沿いの村人たち
川沿いの村人たち
ペリカンの群れなど野鳥も見られます
ペリカンの群れなど野鳥も見られます
ヒッポプールにいたカバの親子
ヒッポプールにいたカバの親子
オンブエに到着
オンブエに到着

オンブエからは、密猟やブッシュミート市場で保護されたニシローランド・ゴリラが暮らしている島と、エッフェル塔をデザインしたグスタフ・エッフェルが手掛けたサン・アン教会を訪問しました。ゴリラの保護島は周囲3㎞ほどの島に、オス2頭、メス6頭のニシローランド・ゴリラが自然に暮らしていました。プロジェクトが始まり10年ほどとのことですが、思いがけず自然の中で暮らすニシローランド・ゴリラに出会うことができ、皆さん感激。帰りはボートのエンジン故障でしばしラグーンに浮かんでいましたが、ちょうどよい夕日観賞の時間となりました・・・。

保護されたシルバーバック。器用に食事タイム
保護されたシルバーバック。器用に食事タイム
鉄骨のサン・アン教会
鉄骨のサン・アン教会
ラグーンでの夕陽
ラグーンでの夕陽

さて、最終目的地のロアンゴ国立公園へ向かいます。悪路を2時間弱走り、イベンゲで入園手続き後、まずは公園北部のンドラ・ロッジへ。洗練されたロッジでの昼食を楽しんだ後、ボートでロッジへ移動します。ロアンゴ国立公園では、季節により宿泊地が異なります。乾季の今は、内陸のアカカ・キャンプがベースとなります。既に国立公園内ですので、ロッジへ向かう途中からサファリ・スタート。アフリカハサミアジサシ、オオヤマセミ、ヒメヤマセミ、ヤシハゲワシ、シロクロサイチョウ、アフリカヘビウなどの野鳥をはじめ、マルミミゾウやアカスイギュウ、スレンダークロコダイルにも出会え、幸先のよいスタートとなりました。

公園事務所からアカカ・キャンプへ
公園事務所からアカカ・キャンプへ
アフリカハサミアジサシ
アフリカハサミアジサシ
スレンダークロコダイル
スレンダークロコダイル
パピルスとマルミミゾウ
パピルスとマルミミゾウ
川から陸へ移動するマルミミゾウ
川から陸へ移動するマルミミゾウ
ロアンゴらしい風景
ロアンゴらしい風景
日没も間近。ロッジへ急ぎます
日没も間近。ロッジへ急ぎます

アカカ・キャンプは全6部屋のみのテント・ロッジ。クィーンサイズのベッドに、薪で沸かしてくれるお湯や時間は限られるものの電気もあります。ツアーでロッジは貸切のため、プライベート・ロッジのように、快適に過ごせました。また、サファリはボート・サファリ、または、ウォーキング・サファリとなりますが、付近に他のロッジがないため、ロアンゴ国立公園をほぼ貸し切りのようにサファリできるのも大きな魅力で、野鳥観察においては大きなアドバンテージにもなります。ロッジ滞在中には、レストラン棟から動物・野鳥観察できるのも魅力。非常に贅沢な時間を過ごせます。また、朝日の時間は霧も相まって、幻想的な朝を迎えられました。

アカカ・キャンプのレストラン棟
アカカ・キャンプのレストラン棟
各テントへ。夜にはゾウが通ることもあるので注意が必要
各テントへ。夜にはゾウが通ることもあるので注意が必要
眺望も雰囲気もよいテント・ロッジ
眺望も雰囲気もよいテント・ロッジ
ロッジから動物・野鳥観察も
ロッジから動物・野鳥観察も
霧が立ち込める朝は幻想的
霧が立ち込める朝は幻想的

さて、サファリの成果はといえば、東部アフリカや南部アフリカでのサファリに比べると派手さはないものの、充実したバードウォッチングができること、また、マルミミゾウをこれほど間近で観察できる場所は、他にはないでしょう。

アカカ・キャンプを拠点にボート・サファリ
アカカ・キャンプを拠点にボート・サファリ
ウォーキング・サファリもあります
ウォーキング・サファリもあります
乾季に広がる湿原と深い森
乾季に広がる湿原と深い森
天気もよく森の緑が映えます
天気もよく森の緑が映えます
森が広がるエリアでは猿の観察チャンスも
森が広がるエリアでは猿の観察チャンスも
雨期には水に沈んでしまう湿地エリア
雨期には水に沈んでしまう湿地エリア

ウォーキング・サファリではブラウンモンキー、アカカワイノシシの存在は確認できたものの、撮影に至らず。

ボート・サファリでは、セネガルショウビン、カンムリカワセミ、ヒメヤマセミ、ルリハシグロカワセミ、ヒメショウビンなど多くのキングフィッシャーをはじめ、ヤシハゲワシ、アフリカレンカク、オスプレイ、シロガオリュウキュウガモ、ヘビウ、オジロクロツバメ、バライロハイチクイ、アフリカトキコウなどが観察できました。

ルリハシグロカワセミ
ルリハシグロカワセミ
シロハラサメビタキ
シロハラサメビタキ
ヤシハゲワシ
ヤシハゲワシ
ヒメヤマセミ
ヒメヤマセミ
アフリカレンカク
アフリカレンカク
カンムリカワセミ
カンムリカワセミ
アフリカトキコウ
アフリカトキコウ
シュモクドリ
シュモクドリ
ヒメヤマセミ
ヒメヤマセミ
セネガルショウビン
セネガルショウビン
オオヤマセミ
オオヤマセミ
ルリムネハチクイ
ルリムネハチクイ
シラガサイチョウ
シラガサイチョウ

また、野鳥だけではなく、数えきれないほどのマルミミゾウやカバ、シタトゥンガ、シロエリマンガベイにも出会えました。特にシタトゥンガについては、最終日まではっきりと捉えることができませんでしたが、最後の最後にシタトゥンガのカップルや小さな子供を立て続けに見られ、とても盛り上がりました。

川底を歩くマルミミゾウ
川底を歩くマルミミゾウ
シロエリマンガベイ
シロエリマンガベイ
初めガイドしか見えなかったシタトゥンガのオス
初めガイドしか見えなかったシタトゥンガのオス
カバもいます
カバもいます
シタトゥンガのカップル
シタトゥンガのカップル
ようやくはっきりと写真に収められました
ようやくはっきりと写真に収められました
かわいらしい子供のシタトゥンガも
かわいらしい子供のシタトゥンガも

そして、旅の締めくくりはサプライズのサンダウナー。ロッジスタッフや皆さん一緒に、ドリンクを飲みながらロアンゴ国立公園の自然の中でリラックスしたひと時を過ごしたのでした。帰りはポートジャンティルから国内線で再びリーブルビルへ。

サプライズのサンダウナー
サプライズのサンダウナー
大自然の中でゆったり(湿度が高いので火はガソリン点火・・・)
大自然の中でゆったり(湿度が高いので火はガソリン点火・・・)
ポートジャンティルから国内線でリーブルビルへ
ポートジャンティルから国内線でリーブルビルへ

サファリだけではなく、多彩な移動方法でガボンを旅するガボン・エクスプローラー13日間。ガボンならでは(?)ののんびりした空気もあり、車両の遅延やトラブルは正直多々ありますが、これもアフリカ旅の醍醐味でしょうか。2026も企画予定ですので、ご興味がございましたらぜひお問い合わせください。

道祖神 佐藤

■ガボン・エクスプローラー 13日間

2025.07.12発 【特別企画】北部ケニア・ブラックパンサー・サファリ 10日間

『クロヒョウ』、遺伝子の異常(欠落?)が原因で生まれる、正常体では黄色の体毛に斑点模様が特徴のヒョウの「黒変種」のことですが、ヒョウが生息している場所であればどこでも、いつでも出現の可能性はあり、有名なのはインドやスリランカで、植生が密で太陽光が遮られることの多い、どちらかというと薄暗い自然環境、いわゆる森林や密林の環境で発生率が高くなると考えられているようで、サバンナや比較的ひらけた疎林帯の多いアフリカでは非常に稀なケースでした。
ケニア中央部のやや北寄りに位置するライキピアで、このクロヒョウの出現が確認されたのが2019年、当時からケニア国内のみならず、野生動物が好きでそちら方面にアンテナを張っている世界中の人々の間では大きなニュースとして取り上げられていました。ただ、色々と調べてみると、当然クロヒョウの生息個体の数は少なく(当時は1頭ないしは2頭といわれていました)、テリトリーを強固に保持するヒョウの生態特性上、チーターやリカオンのようにあちこち縦横無尽に動き回ることはなく、ライキピアの中の限られたエリアに留まっているであろうことは予想できましたが、それでも広大なエリアの中で1~2頭という希少なクロヒョウを探して、観察し、撮影するなんていうことをメインの目的に据えて、果たしてツアー化できるだろうか?という点が大いに疑問で、ツアー化することはなく、しばらく様子見ということで静観していました。
風向きが変わったのは2023年頃、ツアー担当の私のサファリガイド時代の個人的友人や当地のロッジのスタッフ自身からの情報提供により、どうやら同エリアには最低でも6頭、最大で8頭のクロヒョウが生息しており、そのうち1頭は人間やサファリカーにかなり慣れており、サファリカーのエンジン音を聞いて逃げることもなく、人前に姿をさらすことに対してもあまり神経質ではなく、遭遇できる可能性はかなり高いらしいという情報を得て徐々に真剣にツアー化を考えるようになりました。ケニアといえば弊社の創業当時からサファリツアーを手掛け、最も多くのお客様をお送りし、現地事務所を置いているアフリカでの本拠地であることから、パイオニアを自負している身としては、やはりツアー化すべきという考えの元、2025年の特別企画として企画したのがこのツアーです。

ライキピアという場所自体、有名なマサイマラ国立保護区やアンボセリ国立公園と比較して圧倒的に知名度も低く、日本からのお客様が多く訪れる場所ではありませんが、昔から野生動物の生息密度が高いことは知られており、エリア内には個人や自然保護団体が所有する私営保護区が点在し、南アフリカのクルーガ-国立公園周辺の私営保護区やボツワナでと同じようなスタイルの、最低限のオフロード走行やナイトサファリを含むサファリが可能なことは知られていました。今から30年近く前に何度か足を運んだことはありましたが、日本からのパッケージツアーの行き先として選択するという考えは長い間頭に浮かばず、クロヒョウの出現をきっかけとしてこのライキピアに加えて、赤道以北に位置するサンブル国立保護区を組み合わせてツアー化できたのは、弊社としても大きな収穫でした。
さすがにケニアを代表するマサイマラ国立保護区と比較しますと、野生動物の生息数や種類の多さは劣りますが、それでも印象的には僅かなもので、代わりによく知られた野生動物の別種、赤道以北に生息している種の個体がいくつも見られ、サファリカーですごく混雑しているということもなく、比較的ゆっくりと野生動物観察を楽しむことができる地域です。標高が低いため、暑さと乾燥、ホコリっぽさが最大の敵といったところでしょうか。
初めてのツアー企画でしたが、結果的にライキピアではGIZA MUREMBO(スワヒリ語で「美しき黒」という意味)と名付けられたメスのクロヒョウとは何度も遭遇、闇夜のハンティングを複数回目撃し、今年生まれた2頭の子ヒョウたちにも出会えました。それにとどまらず、ケニアでは滅多に遭遇することのなくなったリカオンの群れ、陽の光の元では滅多に遭遇できないシマハイエナ、クロヒョウ以外のオス・メスの普通の色と柄のヒョウ数頭、ライオン、グレービーシマウマ、アミメキリン、長大な牙を持ったゾウとその群れとの遭遇など、非常に大きな収穫でした。せっかく赤道以北に足を伸ばすのであればと組み合わせたサンブル国立保護区では、ライキピアで見ることのなかったチーター、オリックス、ゲレヌク、また両地域を通じて数多くの美しい鳥たちも観察・撮影でき、私自身ケニアを訪問するのは2018年以来7年ぶりでしたが、訪問前の期待をいい意味で思い切り裏切る、非常に実りの多いサファリとなったと思います。

前置きが長くなりましたが、以降はツアー中に撮影した写真をご覧いただいて、添乗員レポートに代えさせていただきたいと思います。
行程はナイロビから軽飛行機でケニア山の西の麓のナニュキへ空路移動、そこから陸路ライキピア(正確にはオルドイニョ・レンボロ)のロッジに移動。ここではクロヒョウ探索をメインに4泊して私営保護区でのサファリを楽しみ、その後再び陸路ナニュキへ移動。ナニュキでナイロビからのサファリカーに乗り換えて北上し、サンブル国立保護区のロッジに移動し2泊、最後は陸路で一気にナイロビへ戻る、という行程です。

まずは、まだあまり日本からの観光客に走られていないライキピアのオルドイニョ・レンボロから。

ナイロビから空路ナニュキへ45分、ナニュキから陸路3時間で到着するライキピア北部のオルドイニョ・レンボロ
ナイロビから空路ナニュキへ45分、ナニュキから陸路3時間で到着するライキピア北部のオルドイニョ・レンボロ
域内は概ね疎林帯で、丘陵あり岩山あり、加えて2本の川が流れ、野生動物にとっては素晴らしい生息環境が広がっています
域内は概ね疎林帯で、丘陵あり岩山あり、加えて2本の川が流れ、野生動物にとっては素晴らしい生息環境が広がっています
岩山を背にその麓に位置するメイン・キャンプ、大型テントが6張りのテント式ロッジです
岩山を背にその麓に位置するメイン・キャンプ、大型テントが6張りのテント式ロッジです
サファリはオープンカー、ドライバーを兼任するガイドと運転席の屋根上に座って動物を探すスポッターのコンビでゲームドライブを主導します
サファリはオープンカー、ドライバーを兼任するガイドと運転席の屋根上に座って動物を探すスポッターのコンビでゲームドライブを主導します
朝の軽食はキャンプでですが、ランチ、ディナーは域内の指定場所でもとることができます
朝の軽食はキャンプでですが、ランチ、ディナーは域内の指定場所でもとることができます
この日は域内にいくつかあるダム(貯水池兼水場)を見下ろすハイドでランチ
この日は域内にいくつかあるダム(貯水池兼水場)を見下ろすハイドでランチ
なんと到着後1回目のサファリでクロヒョウに遭遇、メスで名前はGIZA
なんと到着後1回目のサファリでクロヒョウに遭遇、メスで名前はGIZA
今年生まれたという2頭の子供を連れていた
今年生まれたという2頭の子供を連れていた
親はクロヒョウ、子供は普通のヒョウという、ちょっと神秘的な光景
親はクロヒョウ、子供は普通のヒョウという、ちょっと神秘的な光景
その後、発信機を取り付けてある個体のいるリカオンのパックにも遭遇
その後、発信機を取り付けてある個体のいるリカオンのパックにも遭遇
6頭で動いているが、夕方気温が下がってくると盛んに動き、なかなか1か所にはとどまってくれない
6頭で動いているが、夕方気温が下がってくると盛んに動き、なかなか1か所にはとどまってくれない
もちろんブチハイエナも生息しているが、若干おとなしく控えめな印象、数も多くはなさそう
もちろんブチハイエナも生息しているが、若干おとなしく控えめな印象、数も多くはなさそう
保護区内にいくつもあるダムの一つでくつろぐゾウの群れ、ランチをとったハイドから見える景観
保護区内にいくつもあるダムの一つでくつろぐゾウの群れ、ランチをとったハイドから見える景観
キャンプのエサ台に現れたセグロコサイチョウのメス
キャンプのエサ台に現れたセグロコサイチョウのメス
ミナミメンガタハタオリ
ミナミメンガタハタオリ
羽のグラデーションが美しい、シロハラミドリカッコー
羽のグラデーションが美しい、シロハラミドリカッコー
アフリカサンコウチョウのメス
アフリカサンコウチョウのメス
数多く見かけた、アフリカオナシアゲハ
数多く見かけた、アフリカオナシアゲハ
赤道以北に生息するフサホロホロチョウ
赤道以北に生息するフサホロホロチョウ
アカハシコサイチョウのオス
アカハシコサイチョウのオス
ダイニングの花瓶に飛来したヒガシニシキタイヨウチョウ
ダイニングの花瓶に飛来したヒガシニシキタイヨウチョウ
ヒョウの捕食対象となるインパラも群れで生息しています
ヒョウの捕食対象となるインパラも群れで生息しています
チャガシラニシブッポウソウ
チャガシラニシブッポウソウ
アフリカワシミミズク
アフリカワシミミズク
午前のサファリの休憩場所近くにいたライオンのメスが夜は活発に動いていました
午前のサファリの休憩場所近くにいたライオンのメスが夜は活発に動いていました
短時間のナイトサファリで出会ったGIZA、1頭目はスクラブ・ヘアーを仕留める
短時間のナイトサファリで出会ったGIZA、1頭目はスクラブ・ヘアーを仕留める
2頭目の獲物は目の前でディクディクをゲット
2頭目の獲物は目の前でディクディクをゲット
距離にして約5~7mまで近づいてくれてやっとブレずに撮影できました
距離にして約5~7mまで近づいてくれてやっとブレずに撮影できました
メスの割になかなか凄みのきいた表情
メスの割になかなか凄みのきいた表情
15分間程度で仕留めた3つ目の獲物、このディクディクは自分用らしく、樹上に運んですぐに食べ始めました
15分間程度で仕留めた3つ目の獲物、このディクディクは自分用らしく、樹上に運んですぐに食べ始めました
珍しく真昼間にコールしながら歩き回っていた大きなオスのヒョウ、KISIWA(川の中州でよく見られていたので、「島」という意味の名前)
珍しく真昼間にコールしながら歩き回っていた大きなオスのヒョウ、KISIWA(川の中州でよく見られていたので、「島」という意味の名前)
オスのヒョウはシャイの個体が多いのですが、堂々とゆったりと歩くKISIWA
オスのヒョウはシャイの個体が多いのですが、堂々とゆったりと歩くKISIWA
結局20~30分撮影させてくれ、川床に消えていきました
結局20~30分撮影させてくれ、川床に消えていきました
群れで、比較的キャンプの近くに留まってくれていたおかげで何度も見かけたリカオン
群れで、比較的キャンプの近くに留まってくれていたおかげで何度も見かけたリカオン
クロヒゲゲラ
クロヒゲゲラ
セグロコサイチョウのオス
セグロコサイチョウのオス
キタカンムリショウノガン
キタカンムリショウノガン
ゴマフオナガゴシキドリ
ゴマフオナガゴシキドリ
クロワシミミズク
クロワシミミズク
何度か見かけたのですが、結局正面から顔を撮影できなかったシマハイエナ
何度か見かけたのですが、結局正面から顔を撮影できなかったシマハイエナ
おそらく父親のKISIWAが獲って木の上に置いた獲物の残りを食す、KISIWAの息子のKINYU
おそらく父親のKISIWAが獲って木の上に置いた獲物の残りを食す、KISIWAの息子のKINYU
三夜連続、この日もハンティングモードのGIZA
三夜連続、この日もハンティングモードのGIZA
ストレスを与えず、仮の邪魔にはならないように、最低限の明かりでスポットします
ストレスを与えず、仮の邪魔にはならないように、最低限の明かりでスポットします
目の前にいたメスのジャッカルを一撃で捕らえて放置
目の前にいたメスのジャッカルを一撃で捕らえて放置
即死状態かと思われたジャッカルですが、この後フラフラと立ち上がってよろめきながらブッシュに消えていきました
即死状態かと思われたジャッカルですが、この後フラフラと立ち上がってよろめきながらブッシュに消えていきました
赤道以北に生息するグレービーゼブラ
赤道以北に生息するグレービーゼブラ
ヒガシコシジロウタオオタカ
ヒガシコシジロウタオオタカ
遠目で見て、珍しいコシジロイヌワシかと思い狂喜したのですが、脚や尾羽の色をよく確認すると、さらに珍しいヨゲンノスリの黒変種でした
遠目で見て、珍しいコシジロイヌワシかと思い狂喜したのですが、脚や尾羽の色をよく確認すると、さらに珍しいヨゲンノスリの黒変種でした
ケニアの中~北部では珍しい、長大な牙を持ったオスのゾウ
ケニアの中~北部では珍しい、長大な牙を持ったオスのゾウ
全体的に大きな体、細かい縞、白いお腹、大きな耳と茶色いマズルが特徴のグレービーゼブラ
全体的に大きな体、細かい縞、白いお腹、大きな耳と茶色いマズルが特徴のグレービーゼブラ
サバンナシマウマと異なり、オスは自らのテリトリーを持ち、そこに入ってくるメスと交配します
サバンナシマウマと異なり、オスは自らのテリトリーを持ち、そこに入ってくるメスと交配します
あちこちにある岩場で見られたロックハイラックス
あちこちにある岩場で見られたロックハイラックス
こちらは遺伝子異常のない正規の色のヨゲンノスリ
こちらは遺伝子異常のない正規の色のヨゲンノスリ
滞在最終日についに夕立につかまり、サファリは中断。雨上がりにはヒョウモンリクガメがあちこちに
滞在最終日についに夕立につかまり、サファリは中断。雨上がりにはヒョウモンリクガメがあちこちに
最後の夜のサファリでGIZAの代わりに彼女のテリトリーに現れたオスヒョウのKOVU(スワヒリ語で「傷」の意味、顔面に大きな傷跡がある)
最後の夜のサファリでGIZAの代わりに彼女のテリトリーに現れたオスヒョウのKOVU(スワヒリ語で「傷」の意味、顔面に大きな傷跡がある)
約5時間の陸路移動を経てサンブル国立保護区へ
約5時間の陸路移動を経てサンブル国立保護区へ

オルドイニョ・レンボロの絵私営保護区でたっぷりサファリを楽しんだ後は、サンブル国立保護区へ移動。ここでの目当てはオルドイニョ・レンボロではほぼ見られないチーターです。

カラーリングが美しいノドジロハチクイ
カラーリングが美しいノドジロハチクイ
探していたホオアカオナガゴシキドリをやっと目視しました
探していたホオアカオナガゴシキドリをやっと目視しました
ベイサオリックスもサンブルならではの大型哺乳動物
ベイサオリックスもサンブルならではの大型哺乳動物
首や脚など露出している部分の肌がブルーグレーのソマリダチョウ
首や脚など露出している部分の肌がブルーグレーのソマリダチョウ
常に水のあるエワソニイロ川が保護区の南を流れているので、水辺を好むウォーターバック(こちらはコモン)も生息しています
常に水のあるエワソニイロ川が保護区の南を流れているので、水辺を好むウォーターバック(こちらはコモン)も生息しています
ハイガシラショウビン
ハイガシラショウビン
ブッシュの枝の高い位置に留まり、けたたましくアラームコールを響かせるハゲノドシャコ
ブッシュの枝の高い位置に留まり、けたたましくアラームコールを響かせるハゲノドシャコ
気温の上がる午後、水を求めて川へ向かうゾウの群れ
気温の上がる午後、水を求めて川へ向かうゾウの群れ
ちょっと遠いですが、サンブルではポピュラーなレイヨウ、ゲレヌク
ちょっと遠いですが、サンブルではポピュラーなレイヨウ、ゲレヌク
赤&青のド派手なオスに対して地味で渋い色合いのヒガシアフリカアガマトカゲ
赤&青のド派手なオスに対して地味で渋い色合いのヒガシアフリカアガマトカゲ
トロピカルハウスヤモリ
トロピカルハウスヤモリ
African Striped Skink、和名はないのかもしれませんが、名づけるならアフリカシマトカゲ
African Striped Skink、和名はないのかもしれませんが、名づけるならアフリカシマトカゲ
先日より少しはっきり見ることができたゲレヌク。後ろ足で器用に立ち上がって高い位置の草を食みます
先日より少しはっきり見ることができたゲレヌク。後ろ足で器用に立ち上がって高い位置の草を食みます
立派な体格のゴマバラワシ
立派な体格のゴマバラワシ
ここまで写真を1枚も挙げていませんでしたが、ライキピアでもサンブルでも見られたアミメキリン
ここまで写真を1枚も挙げていませんでしたが、ライキピアでもサンブルでも見られたアミメキリン
サンブルでもライオンは見られましたが、ここでもメスのみでした
サンブルでもライオンは見られましたが、ここでもメスのみでした
ハネムーン中のチーターカップル。サンブル2泊、滞在1日で3個体を見ました
ハネムーン中のチーターカップル。サンブル2泊、滞在1日で3個体を見ました
夜、ロッジの部屋の前に現れた、エサを探すジネット
夜、ロッジの部屋の前に現れた、エサを探すジネット
最後の日の朝はヘビクイワシを近距離で
最後の日の朝はヘビクイワシを近距離で

弊社が長年手掛けているケニアを目的地にしたものでは、珍しく初めての試みとなったツアーでしたが、結果的にサファリの内容としては大成功となったのではないかと思います。ライキピアのキャンプ(テント式ロッジ)はクロヒョウを一目見ようと世界中から訪問客が殺到している状況で、かつ雨季はクローズしますので比較的狭き門となっています。来年も同時期にツアーを企画しており、既にキャンプのお部屋は押さえていますが、現段階で残室1となっています。
2027年の予定はまだありませんので、クロヒョウに限らずケニアでボツワナのようなサファリがしてみたかった、赤道以北のちょっと珍しい亜種も見てみたい、という方はぜひこちらのツアーへのご参加をご検討ください。

道祖神 羽鳥

■【特別企画】北部ケニア・ブラックパンサー・サファリ 10日間

2025.06.09発 マダガスカル ツリビヒナ川の船旅とツィンギー 13日間

昨年に続き、6月催行となった本ツアー。乾季で過ごしやすく、旅をするにはとても良い時期と言えるかと思います。さらに、独立記念日が間もなくという事もあってか、町では催し物等も行われており、いつも以上に活気が感じられます。ツリビヒナ川での船旅、世界遺産ツィンギー、バオバブの並木道、キツネザル等々…。マダガスカルが誇る見所満載のツアーです。

到着初日:アンタナナリボからアンチラベへ

マダガスカルの首都、アンタナナリボに到着すると、すぐにマダガスカル第三の都市、アンチラベへの移動を開始します。アンタナナリボの街中は渋滞もあり賑やかですが、少し離れれば田園風景が続きます。途中でトイレ休憩に数回止まりますが、掘っ立て小屋で売っていたコーヒーがまさに絶品。日が暮れると、辺りは閑散としていきますが、道路脇には食堂が立ち並ぶエリアもあり、観光客を温かく迎えてくれます。時間がないので飲んだり食べたりはできませんでしたが、地元民に混ざってローカル食堂で夕食を取るのも一興かもしれません。

アンタナナリボ郊外。のんびりした景色が広がります。
アンタナナリボ郊外。のんびりした景色が広がります。
この小屋のコーヒーはまさに絶品。見た目に惑わされることなかれ。
この小屋のコーヒーはまさに絶品。見た目に惑わされることなかれ。
こんなローカル食堂での夕食も良さそう。
こんなローカル食堂での夕食も良さそう。

アンチラベからミアンドリバゾ

この日はアンチラベの市内観光から1日がスタート。名物のプスプスに乗って市内を回ります。その後、今度は徒歩に切り替え、歩いてローカル市場を散策します。お腹が空いてきた所で、レストランにて昼食。ゆっくり腹ごしらえをした後は、船旅の拠点となるミアンドリバゾまで、一気に車で移動します。そして道中、一日の終わりに、美しい夕日を見ることができました。真っ赤に燃える太陽が、丘の向こうへ消えていきます。

庶民の足、プスプスで市内観光
庶民の足、プスプスで市内観光
立派な教会を訪問
立派な教会を訪問
賑やかなマーケットを散策します
賑やかなマーケットを散策します
美しい夕日。しばし、一日の疲れを忘れさせてくれます
美しい夕日。しばし、一日の疲れを忘れさせてくれます

そして、船旅開始

いよいよ、今回のツアーの前半の目玉である、船旅が始まります。川岸にはお見送りに(遊びに?)沢山の子供達が来てくれました。船はゆっくりと時間をかけながら、ツリビヒナ川を下っていきます。途中、砂金採掘場に立ち寄ったり、木で休むクロコダイルを観察したり…。船が導くかがまま、観光を続けます。食事は船上で、マダガスカルの大自然がもたらす恵みを美味しくいただきます。宿泊は川岸にキャンプを設営します。

お見送りの子供達
お見送りの子供達
ツリビヒナ川をゆっくりと下っていきます
ツリビヒナ川をゆっくりと下っていきます
砂金の採掘場を訪問
砂金の採掘場を訪問
獲れたての魚を召し上がれ
獲れたての魚を召し上がれ
川岸にキャンプを設営
川岸にキャンプを設営

船旅2日目

昨日に引き続き、船はゆっくりとツリビヒナ川を下っていきます。偶然通りかかった漁師から、獲れたてのエビを購入。また、木が生い茂る場所を見つけたので、船員が川岸に上がり、薪を調達します。そして、この日の午前中のメインイベントは、滝の訪問です。滝壺は澄んだ青色の水を湛え、水浴びには最適です。午後は川岸の町を訪問し、商店や市場、学校を見学しました。夜は満天の星空の下、テント泊。南十字星が綺麗に見えました。

漁師からエビを購入中
漁師からエビを購入中
川岸に停泊中の船
川岸に停泊中の船
船員は休憩中
船員は休憩中
お風呂代わりに水浴びを楽しみます
お風呂代わりに水浴びを楽しみます
市場を訪問中
市場を訪問中
いいね!をしてくれた生徒さん。邪魔してごめんなさい
いいね!をしてくれた生徒さん。邪魔してごめんなさい
星空の下で行う焚き火。毎日の楽しみに
星空の下で行う焚き火。毎日の楽しみに

船旅3日目

朝、近くの村に買い出しに行くというので、希望者はついて行くことに。操舵士ベナが普段暮らす村ということで、お母さんや娘さんが挨拶に来てくれました。ついでにマダガスカルのライスケーキ、ムカリを食べさせてもらったり、ラム酒を購入したり…。旅程表にはない訪問でしたが、良い経験をすることができました。午前中はまた別の村に寄り、日本人シスター2名が建立したという学校を訪問しました。かなりの僻地ですが、ここで何十年間も継続して支援活動を行っていらっしゃったそうです。本当に感服です。その他にも、この日は市場にカニを買いに行ったり、川でクロコダイルを見たり、バオバブがたくさん立つエリアに上陸し、バオバブ見学を行ったりと、盛り沢山な一日でした。

船員ベナとご家族
船員ベナとご家族
村の子供達。元気いっぱい
村の子供達。元気いっぱい
ムカリの試食中
ムカリの試食中
クロコダイルを発見。大きいです
クロコダイルを発見。大きいです
カニを仕入れ中の船長(写真左)
カニを仕入れ中の船長(写真左)
この村では立派なバオバブがお出迎え
この村では立派なバオバブがお出迎え

船旅4日目

3泊4日の船旅もこの日が最終日。名残惜しいですが、船の乗組員やシェフ達ともお別れです。我々は車に乗り換え、ツィンギーへの玄関口とも言うべきベコパカに向かいます。途中、ぬかるみにタイヤを取られスタックしてしまうという事態も…。しかし、地元の人々の協力を得て、何とか脱出。無事、ロッジに到着です。

船旅のゴールに向かって走ります
船旅のゴールに向かって走ります
船の2階でくつろぐ参加者とガイド
船の2階でくつろぐ参加者とガイド
台所のママ達。おいしい食事をありがとう
台所のママ達。おいしい食事をありがとう
村人達に助けてもらって、泥沼を脱出
村人達に助けてもらって、泥沼を脱出

ツィンギー

遂に、マダガスカルが誇る世界遺産ツィンギーに到着です。まずは森でのハイキングからスタートですが、早速アカビタイキツネザルとデッケンシファカを見つけました。その後、洞窟を抜け、切り立った崖を越え、吊り橋を渡って、ツィンギーの景色を堪能します。体力に不安があったり、高所が苦手だったり、ツィンギー訪問を心配していた方々もいらっしゃいましたが、参加された方は全員無事、踏破することができました。

鋭い眼つきのアカビタイキツネザル
鋭い眼つきのアカビタイキツネザル
デッケンシファカ。かわいい
デッケンシファカ。かわいい
ヘッドライトをつけて、洞穴を進んでいきます
ヘッドライトをつけて、洞穴を進んでいきます
崖登り。距離はそうないので、ご安心ください
崖登り。距離はそうないので、ご安心ください
最後のつり橋。高所が苦手な方も、下を見ない様にして渡っていました
最後のつり橋。高所が苦手な方も、下を見ない様にして渡っていました
展望台からの景色。まさに自然の驚異
展望台からの景色。まさに自然の驚異

キリンディでのナイトウォーク

この日は一気にキリンディまで車両で移動します。一昨日スタックした所を再度通過しますが、この日も何台もの車両が立ち往生していました。しかし、前回の経験もあり、こちらは大きくスタックすることはなく、無事切り抜けました。夕方はキリンディでのナイトウォークです。夜行性のネズミキツネザルとアカオイタチキツネザル、それからフォッサとカメレオンを発見し、写真撮影を行いました。

またスタック。でも、今度は最初から牽引して突破
またスタック。でも、今度は最初から牽引して突破
カメレオン。なかなか見つからない
カメレオン。なかなか見つからない
ネズミキツネザル。動きが早く、写真に収めるのは難しい
ネズミキツネザル。動きが早く、写真に収めるのは難しい
少々不気味なアカオイタチキツネザル。昼間見るとかわいいのですが…
少々不気味なアカオイタチキツネザル。昼間見るとかわいいのですが…

そしてバオバブの並木道へ

午前中は、昨日ナイトウォークをしたキリンディを再訪します。この時は、睡眠中のアカオイタチキツネザルや、アカビタイキツネザルとヴェローシファカの群れを観察することができました。また、この辺りは立派なバオバブが見られるエリアとして有名です。まずは、地元の人々からも崇められているという、聖なるバオバブを見学します。次に、南下して、愛し合うバオバブの訪問です。そして最後は、旅のクライマックスである、バオバブの並木道です。まるで異世界にいる様な、不思議な光景を目の当たりにすると同時に、我々の旅も終わりに向かいます。

思い起こせば、ツリビヒナ川の船旅から始まり、世界遺産ツィンギーの訪問や、可愛らしいキツネザルとの遭遇、人懐っこいマダガスカルの人々との出会いなど、沢山の経験が詰まった旅だったかと思います。アフリカの中でも、大陸諸国とはまた違った魅力を持つマダガスカル。その良さを十二分に感じることができる旅になりました。参加者の皆様も、きっと多くの方がマダガスカルファンになられたかと思います。

かなり近くから観察できた、アカビタイキツネザル
かなり近くから観察できた、アカビタイキツネザル
土足での訪問が禁止されている、聖なるバオバブ
土足での訪問が禁止されている、聖なるバオバブ
愛し合うバオバブ。コブラツイストにも見える気が…。
愛し合うバオバブ。コブラツイストにも見える気が…。
憧れのバオバブの並木道へ到着。まさに異世界です
憧れのバオバブの並木道へ到着。まさに異世界です
夕日に照らされたバオバブが、一日の終わりを告げます
夕日に照らされたバオバブが、一日の終わりを告げます

■マダガスカル ツリビヒナ川の船旅とツィンギー 13日間

2025.04.25発 ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2025年4月25日出発「ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底11日間」にご参加された、T様からのレポートです。

チョベ国立公園のキャンプに行ってきました。ジンバブエのビクトリアフォールズ空港から直接チョベ国立公園のセドゥドゥ・ゲートまで行き、そこでサファリカーに乗り換えて夕方の公園をキャンプ場までゲームドライブしながら行きました。今回、いつもガイドをしているショウゾウさんは裏方に徹して若いガイドがハンドルを任されました。遅くなり辺りは暗くなってきたので周りはほとんど見られませんが、空の夕焼けの色だけは鮮やかでした。翌日の朝からリバーフロント地区を中心にゲームドライブです。川の近くに縄張りを持っているプライドを狙っています。川沿いに車が止まっているのが見えたので行くとライオンのファミリーが歩いてきました。早朝6時には出発していたのですが、残念ながらすぐにブッシュの中に入っていきました。後でわかったのですが、かなり大きなプライドでした。川の水が多いので普通は川岸に道があるのですが、道が水に沈んだりギリギリのところまできていたりと今回のチョベ川の水の多さには驚かされました。

サファリカーのそばを歩いていくライオンファミリー
サファリカーのそばを歩いていくライオンファミリー
チョベといえばゾウが欠かせません
チョベといえばゾウが欠かせません
キリンの群れが思っている以上に見られました
キリンの群れが思っている以上に見られました
夕方、道に出てきたライオンファミリー 本当はもう辺りは真っ暗です
夕方、道に出てきたライオンファミリー 本当はもう辺りは真っ暗です
撮れるか撮れないか、シャッターを切りました
撮れるか撮れないか、シャッターを切りました
鳥を見るのならチョベ川周辺です ダイサギとアフリカクロトキ
鳥を見るのならチョベ川周辺です ダイサギとアフリカクロトキ
GREY GO-AWAY BIRD ムジハイイロエボシドリ
GREY GO-AWAY BIRD ムジハイイロエボシドリ
LONG-TOED LAPWING レンカクゲリ
LONG-TOED LAPWING レンカクゲリ
BLACKSMITH LAPWINGシロクロケリ
BLACKSMITH LAPWINGシロクロケリ
LILAC-BREASTED ROLLER ライラックニシブッポウソウ
LILAC-BREASTED ROLLER ライラックニシブッポウソウ
PIED KINGFISHER ヒメヤマセミ
PIED KINGFISHER ヒメヤマセミ
パンをこんなような形にして焼いてくれました クロコダイルです
パンをこんなような形にして焼いてくれました クロコダイルです
必ずボンゴの掛け声で食事が始まります 今回のパンはジャパンでした
必ずボンゴの掛け声で食事が始まります 今回のパンはジャパンでした
午後のゲームドライブに行く前の軽食 これだけでおなかいっぱいになりました
午後のゲームドライブに行く前の軽食 これだけでおなかいっぱいになりました
彼のオーブンです これがあるから料理の幅が広くなります
彼のオーブンです これがあるから料理の幅が広くなります

サブティに着いて昼食を食べていると雷がしてシャワーがやってきました。一時サブティの公園管理事務所の軒先で雨宿りをしました。サブティには動物が多いのですが、雨が多かったので草丈が高く、動物がいても思うように写真が撮れません。鳥好きな方がおられたのでたくさん見ることができ、レアな鳥も現れてくれました。

雷鳴とともにシャワーがやってきました
雷鳴とともにシャワーがやってきました
スティンボックがブッシュの中から顔を見せてくれました
スティンボックがブッシュの中から顔を見せてくれました
木の上にいるので撮りやすい
木の上にいるので撮りやすい
小さすぎて撮りにくいアフリカスズメフクロウ
小さすぎて撮りにくいアフリカスズメフクロウ
一瞬鮮やかな胸が見えたので ハジロアカハラヤブモズ
一瞬鮮やかな胸が見えたので ハジロアカハラヤブモズ
角が素晴らしいクドゥ
角が素晴らしいクドゥ
タマムシのような・・・
タマムシのような・・・
食事中に現れたチョウ 幾何学模様が鮮やかです
食事中に現れたチョウ 幾何学模様が鮮やかです
SOUTHERN PIED BABBLER シロクロヤブチメドリ
SOUTHERN PIED BABBLER シロクロヤブチメドリ
朝のウォーターホールに群れでいました ニシツバメチドリ
朝のウォーターホールに群れでいました ニシツバメチドリ
なぜかこんなところにヘラサギ
なぜかこんなところにヘラサギ
エジプトガン
エジプトガン
木の上の巣にソウゲンワシ
木の上の巣にソウゲンワシ
明日も晴れを約束する空
明日も晴れを約束する空

今回のキャンプ場はライオンの遠吠えが毎夜聞こえてきました。遠くで聞こえていた声が初日から日を追うごとに近くなり反対側から聞こえるようになりました。朝キャンプを出てすぐのところにライオンのプライドが道でくつろいでいました。

オスライオンにかまってと・・・
オスライオンにかまってと・・・
朝の猫パンチ
朝の猫パンチ
夜中に吠えていたのは? 3頭のオスがいました
夜中に吠えていたのは? 3頭のオスがいました
ピンクのアイシャドウがかわいい クロワシミミズク
ピンクのアイシャドウがかわいい クロワシミミズク
よく見てみるとまつげが長~いミナミジサイチョウ
よく見てみるとまつげが長~いミナミジサイチョウ
猛禽類は飛び方がかっこいい チョウヒダカ
猛禽類は飛び方がかっこいい チョウヒダカ
色鮮やかなLITTLE BEE EATER ヒメハチクイ
色鮮やかなLITTLE BEE EATER ヒメハチクイ
星が空いっぱいに
星が空いっぱいに

サブティ最後の午後のサファリでやっと見つけたヒョウ。何度も見て回っていたのですが、木の陰で分からなかったようです。まだ幼さが残るメスのヒョウでした。夕方遅くキャンプへ帰る時に会ったオスのヒョウ。道を横切って岩山のほうに消えていきました。

にぎやかなシママングース
にぎやかなシママングース
見つけたときは木の下にいたのですが、木に登ってくれました
見つけたときは木の下にいたのですが、木に登ってくれました
まだ幼さが残るヒョウ
まだ幼さが残るヒョウ
車が集まって来たので木の下へ
車が集まって来たので木の下へ
帰り道に偶然出くわしたオスのヒョウ
帰り道に偶然出くわしたオスのヒョウ

次の日はノガツァへ。真直ぐなオフロードをひたすら走りました。水場でゾウに会ったのですが、ノガツァのゾウは警戒深く、威嚇して立ち去っていきました。ウォーターホールに行くとエジプトガンが飛び去って行きました。しばらくすると帰って来て、木に順序良く止まってくれました。夜、焚火を囲んで話していると集めて来た太い木の皮の中に小さなヘビがいました。気を付けて薪を集めないといけません。何気なくしている行動に危険があることを再確認です。ノガツェでもライオンの遠吠えがしました。声が近くに聞こえたので焚火は解散になりました。次の朝、昨夜のライオンのことを聞いたところ、近いところまで来ていたようでした。今回のサファリはライオンの遠吠えを聞きながら夜を過ごすことになりました。ボツワナのサファリは尽きません。

威嚇するゾウ
威嚇するゾウ
エジプトガン
エジプトガン
木の皮の中にいたヘビ
木の皮の中にいたヘビ
チョベ川に沈む夕日
チョベ川に沈む夕日

■ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間