THE ATLAS OF BIRD MIGRATION

フィールドで目にするたくさんの鳥たち。
たくさんいるので、つい種類を見分けることに終始してしまいがちだが、それではそれぞれの個性がつかめず面白みに欠ける。

鳥類の生態は我々二足歩行の生き物から見てとてもユニークだ。
ときに地球規模となる広い行動範囲、磁場や星座、太陽から現在地を知るナビゲーション能力、天気の変化や大気の動きに適応する知恵、飛び方の個性、生存戦略の個性、、知れば知るほど、その多様性と我々にはない能力に感心させられる。
アフリカの鳥を知るにはまず図鑑を手に入れることになり、現地の本屋に行けば簡単に手に入る。図鑑には鳥の生態について細かく記述されているが、なにせ文字ばかりで根気を求められるのでビギナーにはつらい。
そこでご紹介したいのが、RANDOM HOUSE社の『ATLAS OF BIRD MIGRATION』だ。
生態についての図説、種別の渡りの図説、とにかく図が多くてよく分かる。いつも見かけるあの鳥はどこにいったのだろう、という素朴な疑問が“渡り”という概念になってからまだ1世紀ほど経ったばかりだが、鳥の足に標識をつけて放鳥し回収するという地道な調査の集大成とも言える図を見ているだけで満足感を得られるばずだ。
by 有冨

インド洋に浮かぶ島国マダガスカル

マダガスカルと言えば、アフリカで行きたい国の上位に必ず入ってくる、観光でも大変人気の国です。

モザンビーク沖のインド洋に浮かぶマダガスカルは、地図上で見ると一見小さな島の様に感じますが、面積は587km²で、日本の約1.6倍(世界第4位の大きさの島)あります。また、南北に1570km、東西には最大で570kmと広いために自然環境も多様です。
1億年以上も前に大陸から切り離されたために、独自の動植物層を形成してきたのは有名で、観光資源の一つにもなっていますが、マダガスカルは、5世紀頃に海を渡ってきたとされる多くのインドネシア系の人々を中心に、アフリカからの人々とのミックスによって形成されてきた国であり、また、インド洋交易によるアラブ諸国との交流もあったため、文化も多様でユニークなものが生まれています。
その中の一つ音楽についても、長い混合の歴史を背景とした様々な音楽があります。例えば、アンタナナリボを始めとする中央高地では、インドネシアを起源とする伝統弦楽器を用い、教会音楽とポップミュージックが融合した音楽、南部エリアでは、ツァピキと呼ばれる南アフリカのポップミュージックとミックスした音楽が生まれてます。
マダガスカルの国歌の邦題は、「おお、我が愛しき祖国よ」。
この曲のメロディーは、西欧の行進曲風の特長が出ていますが、歌詞は、一般公募されて決まったそうです。
「祖国」というのは、マダガスカルという国であり、また自分達のルーツである国を指しているのだそうです。
遠く離れた土地に移り住み、自分達の確固たる基盤を作り上げ、それでも自分達の遠い先祖の祖国にも今なお思いを馳せる。彼らの思想感が良く表れているエピソードです。
マダガスカルの音楽に興味のある方は、今週末の6月20日(土)より公開になる、彼らの音楽ルーツを辿るロードムービー、『ギターマダガスカル』を是非ご覧下さい!
http://www.guitarmadagascar.com/
by 荒木

アフリカ人は甘党が多い!?

アフリカ人は甘党が多いと感じます。

お茶やコーヒーを頼むと、どっさりと砂糖が入っていることも。
ティースプーンに2杯くらいなら、まだわかるのですが本当にドッサリ!
入れすぎて、溶けない砂糖にビックリ!
甘いのが美味しいんですけどね…。
しかし、最近は健康のことを気にして砂糖を入れない人も多くなっているとか!
by 伊藤

アフリカのダムの話

ちょっとしたトリビア関係が好きなワタクシ。
数ある建造物でも、かなり大きな部類に入るものと言えば…
それは…はい、ダムでございます。
ダムといえば、川を堰き止めて湖を作り、水道水や灌漑用水の確保、治水、そして水の高低差を利用して水力発電を行なっています。
そんなダムですが、いろいろな種類があるのをご存知でしょうか??
*アーチ式コンクリートダム
両側の岩盤に水圧を分散させて支える(例:黒部ダム)
*重力式コンクリートダム
コンクリートの重さと重力で水圧を支える(例:奥只見ダム・宮ケ瀬ダム)
*(ロックorアース)フィルダム
土砂や岩石を主体として積み上げている(例:高瀬ダム)
などなど…実はもっと細かく種類があります。
日本ではもっともメジャーなタイプは重力式コンクリートダムですが、アフリカで一番多いのは(ロック・アース)フィルダムとなります。
これはダムの資材となるコンクリートより、土砂や岩石の方が安く集められるのと、日本のように急峻な谷川の地形より、大陸的な緩やかな地形が多いためだと考えられます。
何れもなのですが、アフリカのダムは非常に雄大なものが多く、ジンバブエとザンビアの国境にあるカリバダム(アーチ式ダム)は、出来たカリバ湖の貯水量がアフリカ一の貯水量で、なんと琵琶湖の貯水量の約70倍弱もあります。
(貯水量世界一と言われるウガンダのオーウェンフォールズダム(重力式コンクリートダム)は、ビクトリア湖も含めたデータとなっていますので今回は外しました)
他にガーナにあるアコソンボダム(ロックフィルダム)のボルタ湖や、エジプトのアスワン・ハイ・ダム(ロックフィルダム)のナセ湖もカリバ湖に次ぐ大きさです。

アコソンボダム
アコソンボダム

また、上記のような大きなダム湖ではありませんが、天空の国とも呼ばれるレソト王国には、標高2,000mを越えるところにカツェダム(アーチ式ダム)とモハレダム(ロックフィルダム)があります。ここでは冷涼な気候と水を利用して、マス(ニジマスやブラウントラウト)の養殖が盛んです。
まもなくこのレソト産のマスが日本のスーパーマーケットでもお目見えする予定です。

モハレダム(レソト)
モハレダム(レソト)

モハレダム(レソト)
モハレダム(レソト)


お楽しみに!!

by久世

ルワンダ中央銀行総裁日記

何年か前に、とある雑誌の企画で「人に勧めたい本」があり、誰が紹介したかは忘れてしまいましましたが、「ルワンダ中央銀行総裁日記」が載っていました。

それから月日が流れて、道祖神に入社し、社内のコレクションにこの本がありました。
著者の服部正也氏は、日銀、IMF(国際通貨基金)などを経て、1965年より6年間ルワンダのキガリに赴き、ルワンダ中央銀行総裁として勤務した際に体験した内容を本にしています。
当時のルワンダが非常に貧しく、中央銀行内も銀行業務を知らない行員も多く非常に苦労したようですが、次第に銀行の内情、ルワンダ経済を把握していき、通貨の切り下げなどの諸改革を実施していきます。
服部氏は着任時に、ルワンダ人に税が重く、外国人に税が軽いという印象を大統領との夜の会談で、経済改革で意気投合をして、いろいろな困難に立ち向かって経済改革を実施していきます。
経済改革の一環で、首都と地方との交通事情の改善のためにルワンダバス公社を設立して、日本人の整備士を招聘したりしています。
最終的には、中央銀行総裁ポストをルワンダ人に引き渡して、ルワンダを離れます。
当時の服部氏の銀行での苦労、ルワンダなどの近隣国の状況、改革を抵抗する人々のことも手に取るように分かるのですが、一番の読みどころはルワンダの状況に絡めて、経済の初歩が分かるということです。冒頭の雑誌の企画の紹介者の紹介理由が、経済の初歩が分かるという理由からです。
by 虎