川田順造さんの「サバンナの手帖」

川田順造さんといえば、ブルキナファソ、マリなどサヘル地域中心に調査をおこなわれる文化人類学者でもあり、アフリカをはじめ多数の著書でも知られる方です。

川田さんの著書は多く読みましたが、私のお気に入りは「サバンナの手帖」「サバンナの博物誌」「サバンナに生きる」などブルキナファソ、マリなどサヘル地域のことを書かれた本で、特に「サバンナの手帖」は何度でも読み返したい一冊。
この本は研究者の方が書いた調査の記録ではなく、物語の本です。
川田さんが、時空を超えてマリを旅する物語で、フランス人の探検家のルネ・カイエ、イスラム学者のアハメド・バーバなどマリの歴史にはかかせない人物が突然、ご本人の目の前に現れて対話するのですが、歴史の中だけでイメージしていた人物のキャラクターが浮かび上がってきて非常に面白く、著者との対話している周りももちろんその時代の風景が描写されていて、どっぷりその時代に引き込まれていきます。
川田さんがこのときばかりは学者でなく、1人の旅人になっているところもこの本の魅力なのでしょう。マリを旅していると、実際、泥で出来たモスクや家々、ロバにまたがる子供、川辺で洗濯をする女性たちなど、ずっと昔から変わらないだろうと思われる景色が続きます。
ニジェール河の舟上で風に吹かれながら眺める景色と、この本の景色は不思議なくらいマッチするのです。
マリの状況が回復して欲しい、ツアーが再開できた折には、またこの1冊とともに旅をしたい・・・
どちらも心から願っています。
by KQ

タンザニア、ザンジバルの屋台飯

ここ数日、料理の話題が続いておりますが、どうしてもスタッフのコダワリが出やすいこのご飯モノについて、私も語らせてイタダキマス!
私の大好きなアフリカのご飯といえば・・・
何といってもザンジバルのビリヤニです。これ、本当に美味しいんです!お値段も安いし、すぐ出てくるのでさっと入ってさっと出られる。
が、ビリヤニは昨日の記事で出てしまいましたので、今回は屋台飯をご紹介。
タンザニアのダルエスサラームから北北東に約60kmくらいに浮かぶザンジバル島。
この島の西の端に世界遺産にも登録されているストーンタウンがあります。自分の足で歩いて迷って彷徨うのが楽しいストーンタウンには、オシャレなカフェから定食屋、お土産屋にスパイス商店などがひしめき合っていますが、夕方くらいから港周辺や海沿いにかけて、たくさんの屋台が開き始めます。
ザンジバルの屋台飯
至るところで炭と食材の焼ける匂いが漂い、じっとしていられません。
お勧めどころといえば、シーフードが美味しいのですが、シーフードのみを売っている屋台は正直、観光客相手&価格で高めです。
ザンジバルの屋台飯
エビ・タコの串で1本3ドルくらい、巨大なオマールエビは15ドルくらいからです。
ローカルのお客で賑わっている屋台のラムや牛のケバブ、とうもろこしでしたら1本300~400タンザニアシリング(大体30円くらい)でしょうか。
タンザニアシリングで払える屋台は基本的に安いところです(笑)。
ザンジバルの屋台飯
レストランで夕食はもちろん良いのですが、折角のストーンタウン滞在なら屋台のハシゴは必須です!
果物専門の屋台では買うとカットしてくれるところもあり、前菜からデザートまで全て屋台で賄えます(笑)。
どうです??行きたくなってきましたか??
ちょうどエチオピア航空就航記念ザンジバルツアーを絶賛発売中です!
サファリだけではない、タンザニアのザンジバル島でのんびりしてみませんか?
http://www.dososhin.com/tour/339.html
by 久世

ナイロビ・レコード巡り

ナイロビの街は日がな一日中、そこかしこで何かしら音楽が鳴っています。…
やかましいな、と思う事もしばしばですが、まあ私も嫌いではないので概ね好意的に受け止めていますが、1つ残念なのは、兎にも角にも、欧米の最新ポップスばかりが流れている事。そして、音源はすべからくMP3データでダウンロードされたものばかり。夜ごと、ナイトクラブで音楽をかけるDJ達も今はパソコンを使ったものばかり。新し物好きのケニアの人達、インターネットの時代には、欧米で流行っている音楽がタイムラグなしで人々の耳に飛び込んできます。
かつては、市内中心部のダウンタウン地区、リバーロードの一角には、レコード屋、カセットテープ屋が軒を連ね、アフリカ音楽ファン達がこぞって音源を求めにやってきていた時代もあったそうですが、今や勝手にダウンロードされたMP3音源を集めた海賊版のCD-Rばかりが売られています。

なかなか、往年のアフリカ音楽に触れられるような機会は少ないんだなあ、と嘆いていると、ある日ケニア人の友人から、今でもナイロビにもレコード屋はあるよ、との情報を聞きつけ、教えられた通りに行ってみました。
ケニヤッタ・マーケットと呼ばれる、まああまり外国人は立ち寄らない、どローカルの広大な市場があるのですが、その奥まったところ、肉屋が並ぶ中を掻き分けて行くと、最も奥まった場所にひっそりと1軒のレコード屋がありました。
ジミーさんというケニア人のオジサンが経営しているのですが、覗いてみると、あるわ、あるわ。往年のキンシャサ発リンガラミュージック、ケニアの古き良きベンガと呼ばれるスタイルの音楽、後は勿論ケニア人が大好きなジャマイカの古いレゲエのレコードがずらり。これは、という掘り出し物はなかなか見つからず、わりと一般的なものばかりでしたが、メイド・イン・アフリカのレコードに巡り合える事が出来、私も嬉しくなってしまいました。
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個人的に、隣国エチオピアの60~70年代の宮廷音楽に端を発しているエチオ・ジャズと呼ばれる音楽のレコードを長年探していたのですが、残念なことにここでは見つからず。店主のジミーさん曰く、10数年前から、ヨーロッパ、特にドイツで古いアフリカン・ポップスをかけるDJ文化が発展し、価値のある音源や、特にエチオ・ジャズは軒並み掘りつくされてしまったよ、との事でした。アジスアベバにもレコード屋はあるそうですが、残っているものは、信じられないような値段が付いてしまっているよ、との事。
例えば、アフリカンアート(西アフリカのアンティークなブロンズ像や、タンザニアのティンガティンが絵画など)で本当に価値のあるものは、もはやアフリカ大陸にはなく、殆どがヨーロッパの収集家達の元か、博物館行きだ、なんて話を聞いたことがありますが、まさかレコードなんて庶民的な娯楽物ですらそうなのか…と、悩ましい気持ちになってしまいました。
とはいえ、往年のアフリカのミュージシャンたちがプレイし、その熱が閉じ込められた当時に作られたレコードを眺めていると、何だかそれだけでうっとりしてしまいます。
日本に帰国し、田舎の実家に眠っているレコードプレイヤーを引っ張り出してくる日を心待ちにしている今日この頃です。
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シロサイとクロサイの違い

アフリカのBIG5に数えられているサイには2種類いることはご存知だとは思いますが、意外と知られていないシロサイとクロサイの違い。

色が違うと思われている方が多いですが、ほぼ一緒です。皮膚の違いだけで見分けることは不可能と言ってもいいくらいでしょう。
シロサイとクロサイの名前の由来は諸説あるようですが、口の形によるものと言われています。
口の広いサイをwide rhinocerosと呼んでいたのを聞き違えてwhite rhinocerosとなってしまったようです。そしてもう一方をblack rhinocerosと呼ぶようになったそうです。
ワイドとホワイト。確かに間違えそうですが、クロサイの由来はいかがなものかと・・・
シロサイは地面の草が食べやすいように口が広く、クロサイは木の葉や実をつまみとって食べやすいようにとがっていますので、口の違いで見分けるのが一番簡単です。
習性にも違いがあり、クロサイは基本的に1頭で行動しますが、シロサイは数頭でまとまっていることもあります。ですので、遠くにサイが数頭いたらシロサイの可能性が高いです。
また、クロサイはシロサイに比べて敏感で、車で近づくとすぐに逃げてしまうことが多いので、クロサイに遭遇した場合には、まずは写真を撮ることをお勧めいたします。
写真だとちょっとわかりづらいですが、シロサイとクロサイが一緒にいるところに遭遇したところです。どちらがシロサイだかわかりますか??
by 菊地 佑介

日本人ビザ免除で行き易くなったセネガル共和国

仏領西アフリカの総督府のあった街ダカールを擁するセネガル。

フランスの植民地支配の長かったおかげかどうかはわかりませんが、比較的安定した国情、そして整ったインフラ、温暖な気候で、多くのフランス人などのバカンス客などの観光客を惹きつけています。
ダカールは、西アフリカの政治や経済の中心地になりつつある都市で、多くの海外企業や国際機関の拠点がおかれ、ダカール郊外は拡大し、都市高速道路の建設も進んでいます。
セネガル
その一方で、ダカール近郊には豊富な観光資源があります。
ダカールから船で30分ほど行ったところに、奴隷の積出港になった世界遺産のゴレ島があります。ダカール近郊には、微生物の影響でピンク色に染まり、塩分濃度の濃い、ピンクレイクことラトバ湖があります。ダカールから1時間ほど走ると、ンブールの手前にあるサリーは、フランス人のバカンス客を対象にした多くの滞在型のリゾートホテルが林立しています。
ゴレ島
セネガルといえば、チェブジェン(魚と野菜の炊き込みごはん)、ヤッサ・プーレ(マスタードで味付けをしたたまねぎと鶏肉のシチュー)などのおいしい料理もまた魅力です。
チェブジェン
一時期よりセネガル入国時にビザが必要でしたが、先日より再び日本人へのビザ免除になりました。ますます行きやすくなったセネガルへぜひ行きましょう!!
by 虎