8/23発「ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ 10日間」に同行いたしました。
タイトル通り、8月のマサイ・マラはヌーの群れが集まるベストシーズン。マサイ・マラ国立保護区を南北に流れるマラ川を、命がけで渡る”川渡り“を見るために、世界中から多くの観光客が集まります。川岸に集結する何100万頭ものヌーの大群、1年に1度のご馳走を心待ちにするナイルワニ、対岸で待ち構えるライオン。アフリカの大地が育む生命のドラマを生で味わった、貴重な10日間となりました。
ケニアとタンザニアの国境をまたぐ広大なサバンナを、新鮮な牧草と水を求めて、1年を掛け移動を続ける、地球上でもっとも巨大な移動といわれるヌーの大移動。3月から6月にかけてタンザニアを北上してきた群れは、7月~9月、マサイ・マラを南北に流れるマラ川へ辿り着きます。
7月~9月といっても、大自然にはカレンダーはありません。その年の天候によって移動時期や場所は大きく異なり、昨年は、7月、8月にタンザニア側で降った雨により、群れの多くが引き返し、8月は、例年よりも川渡りが少なく、10月に川渡りがあったとの情報もありました。毎年、自然、ヌー達との真剣勝負なのです。
弊社では、できるだけヌーの川渡りに遭遇できるチャンスを増やすため、マサイ・マラに6連泊。さらに、宿泊いただくロッジも徹底的に選び抜いています。
マサイ・マラの中心部、マラ川を望む高台に建つ「マラ・セレナ・ロッジ」。川渡りポイントが眼下に広がる好立地で、毎年、川渡りの時期は1年以上も前から予約が入る世界的にも人気のロッジに3連泊。
さらに、ヌーが集まる時期は肉食獣もアクティブに動くことから、ハンティングなどのドラマチックなシーンを狙い、個体数、種類が多いといわれる東側エリアのテント型ロッジにも3連泊いただきます。
8月25日、マサイ・マラ到着日。ゲート近くのロッジで昼食を取り、マラ川を目指します。マラ川に掛かる橋を越え、マサイ・マラ西部に位置する「マラ・トライアングル」へ。東側エリアではまばらだったヌーの群れも、西側エリアは草原を埋め尽くさんばかりの数。
ヌーの川渡りといっても一度きりではなく、いくつものグループに分かれ、それぞれが新鮮な草を求め、マラ川を西へ東へと交互に渡りながら北上するといわれています。ここ数日間、川渡りの情報が無かったという事もあり、地平線遠くまで続く群れの様子から「明日、明後日」が勝負と判断。翌日は、朝、昼とお弁当を持って、サファリに挑むことに。ドライバーガイドたちからも、私たち以上に“川渡り”への意気込みが感じられました。
何百万頭ものヌーが川岸に集まっていても、渡るかどうかは確約できないのが、この川渡りの難しいところ。時には2時間も、3時間も、彼らが渡り出す瞬間を待つ必要があります。右に左に、ベストな場所を探し、いよいよ川に足を踏み入れてみても、そのルートが困難と判断すると引き返してしまう。川の深さ、崖の傾斜、さらにはカバやワニがいればなおさら、慎重に、慎重にルートを決めながらスタートします。
シマウマがスタートを切るのか、それともヌーが行くのか。約1時間コースを見定め、いよいよ1頭が崖を降り始めました。次に続けと続々と崖を降りていく大群。
午後は、ホテル近くのクロッシングポイントへ。
役者は揃った。スタートを切るのは誰か。車の中から、勝負の時を待ちます。ヌー達は、右に左に何度も行ったり来たりしながら、川の様子を調べては、ベストな場所を探しているよう。徐々に日差しも強くなり、ヌーと人間との根競べ。岩場が多く、飛び込んでみるものも足を滑らせ戻ってしまい、なかなか渡らない。結局、1時間半ほど待ってみるも、残念ながら日没前までに渡りを見ることはできませんでした。
2日目。朝早く朝食を取り、見学場所をロッジ近くのクロッシングポイントに絞り、勝負をすることに。
2時間以上待つも動きが無く、諦めかけた時。別の場所で待機していた、もう1台から連絡が。
あっという間に10分間の渡りは終了。最終的には、2日間で約4回もの川渡りを観察することができ、命をかけた野性の営みをまざまざと見せつけてくれました。
ツアーの一番の目的であった川渡りを見事にクリアし、翌日は、マサイ・マラ東側へ。クロサイ、ヒョウ、チーターなどの肉食獣・草食獣を狙います。
マラ川にかかる橋を渡り、東側へ。西側では、地平線遠くまで、見渡す限り広がっていたヌーの群れは、東側では疎ら。
ヌーの群れが集まるこの時期は、肉食獣たちもアクティブです。
マサイ・マラ滞在後半、出会いたいと探していたのが、マサイ・マラで有名なチーター5兄弟とヒョウ。
マサイ・マラ滞在最終日。ハイライトとして期待したいのは、前日に出会ったチーター兄弟のハンティング。昨日は獲物を捕らえることが出来なかった彼らがお腹を空かせていることは確実でした。
しばらく兄弟の動きを追いかけるも、雨が降り出し、いったん引き返すことに。午後、昼食を取りサバンナに戻ると、なんと、兄弟の姿が。
残念ながら、ハンティングシーンは逃してしまいましたが、前日からお腹を空かせていた5兄弟が無事に、食事にありつくことができ、私たちも一安心。また、次も元気な彼らの姿に出会えることを祈って。
結果的に、ツアーの一番の目的であった、ヌーの川渡り、そしてヒョウ、クロサイというビック5も達成。実に、中身のぎっしり詰まったサファリ旅となりました。「待つ」「耐える」時間が非常に多かったのですが、決定的な瞬間に出会うためには、このレポートでは伝えきれないほどの多くの時間を動物たちと共有する必要があり、それこそがサファリの面白さだと感じました。
6日間のマサイ・マラ滞在と聞くと長く感じるかもしれませんが、広大なサバンナに暮らす野生動物の一瞬を捉えるには、決して長くはありません。
川で命を落としたヌーの骨は、時間を得て、やがて川の栄養となり、自然に還元されるそうです。ヌーの川渡りという生と死のドラマを通して、過酷なサバンナで生きる野生動物の強さと自然の摂理、やさしさを体験することができました。
川渡りが見られるかどうかは神のみぞ知るですが、この時期の迫力ある命の営みを間近で味わう体験は、訪れる価値ありです。
早速、来年のツアーも発表しております。
■【特別企画】ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ 9日間
ぜひ、ご参加ください!
2019.9.14発 ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 9日間
シルバーウィークのナミビアキャンプツアーに同行させていただきました。初めてのキャンプツアー添乗、初めてのナミビアにドキドキ緊張、ナミビアについた初日からハプニングも多少ありましたが、無事ツアーを終えることができました。
ずっと憧れていたナミビアの大自然は想像以上に壮大で、魅力的で知れば知るほど深く、ナミビアがもっと好きになりました。個人的には、死ぬまでに1度は行ってほしい!と心からおススメできる場所です。
今回のツアーはキャンプツアーになるので、基本的にはテントで宿泊、ガイドがその場で作ってくれる食事を、朝は朝日とともに。そして夜は星空の下でとり、大自然を常に感じながら過ごします。
ツアーの最初は、このツアーのメインディッシュと言っていい、ナミブ砂漠の訪問です。砂丘が続く、近くのキャンプサイトにテントをたたて宿泊し、翌日に日が昇る前に砂丘へ出発します。
まずはナミブ砂漠の中でも最大の砂丘、ビッグダディに登りました。砂丘をすべて上るには2時間ほどかかってしまうので、途中まで登って朝日を鑑賞。太陽にたくさんエネルギーをもらいました。
そして、そのままビッグダディを下り、デッドフレイへ。「死の沼地」と言われるデッドフレイ。500年前に枯れて死んでしまった立木たちが悲しげにたたずんでいました。
砂漠を訪問後はガイドが準備してくれていたブランチをみんなでとります。外で食べる食事ってなんでこんなにおいしく感じるのでしょうか?
ブランチ後、キャンプサイトに戻る途中で、ナミブ砂漠で一番有名なDUNE45も訪問しました!
夕方にはセスリエムキャニオンにも訪問しました!
セスリエムに滞在後は、スワコプムントに向けて出発します。スワコプムントに着く前にも幻想的な風景が続きます。
砂漠独自の植物、ウェルウィッチャも見に行きました。空気中の霧の水分だけで2000年生き続けるのはそう簡単なことではない!と思うとなんだか愛おしく思えてきます。
スワコプムントを滞在後、さらに海沿いを北上に進み、ケープオットセイが多く生息しているケープクロスへ!!数え切れないほどのオットセイがいました。
ケープクロスからは内陸に向かって進んでいきトゥエイフルフォンテーンに向かいます。ここにはかつて南部アフリカに暮らしていたサンの人たちが描いた岩絵が残されています。ゾウやライオン、キリン、オットセイやベンギンなども描かれています。
その後はナミビアの代表的な放牧民のヒンバの人達のも会いに行きました。
ヒンバの女性たちは生まれてから死ぬまで水を使ってお風呂に入ることはありません。体を洗う代わりに赤い石を削り、バターや牛の油などを混ぜて作る、オーカというものを全身に塗り、匂いのついている特殊な植物を燃やして煙を浴びます。これは体の匂いを消したり、虫よけの効果があったり、肌の保湿効果もあると言われています。
ヒンバ村を訪問後、さらに北上を続け、最後はエトーシャ国立公園を訪問します。「エトーシャ」とは現地語で「白い大地」という意味を持ちます。いわゆるスタンダードなサファリとはちょっと違う一面真っ白で草木が少ない風景が特徴的な国立公園です。
エトーシャ国立公園でサファリを楽しんだ後は、ナミビアの首都ウィントフックに戻ります。
ナミビアではダイナミックな大自然を堪能して最後はサファリでしめる。最初から最後までナミビアの魅力がぎっしり詰まっているツアーです。
キャンプツアーと聞くと少し身構えてしまう方もいらっしゃるかと思いますが、途中のスワコプムントと最後のウィントフックではホテルの宿泊が入っていたり、テントの設営もガイドがほとんどやってくれたりなど、初心者の方でも楽しく過ごせる内容になっています。
添乗員同行ツアーも設定がございますので、是非皆さまご参加お待ちしています!
今回ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!!
■ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 9日間
2019 ゴールデンウイーク!ケニア・サファリ 9日間 <ナイバシャ湖、ナクル湖、サンブル保護区>
2019年4月27日発の手配旅行でケニアに行かれた、福川様ご夫妻からのレポートです。
ゴールデンウイークを利用して久しぶりにケニアの旅に出かけた。主な目的はサンブル保護区の固有の動物である。途中、シロサイやフラミンゴとの再会を願い、ナクル湖を再訪。
ナイバシャ湖では早くもサンショクウミワシを始めオオヤマセミが現れた。
最近ナクル湖ではフラミンゴが少なく、この季節は雨期のため数が少ないとのこと。なかなか湖畔に近づけずアップで見ることが出来なかった。その代わり、シロサイはバッチリ。黒白コロブスも何とか見ることが出来た。
ナイバシャ、ナクルで各一泊していよいよサンブル入り。公園の入り口を入るや否や、グレービーシマウマ、オリックス、ゲレヌクがお出迎え。サンブルではロッジは貸し切り状態。ロッジの窓からゾウやアミメキリンの姿が・・・。次の日からいよいよサンブルのサファリ、一日目は近間のバファロースプリング保護区。昨日に続きゲレヌク、オリックスがお出まし。この種はここでは普通種。意外に少ないのがグレービーシマウマ、ソマリダチョウ。バファローという割にはバファローは少なかった。
二日目はサンブル保護区に入り、猛獣を探す。雨期ということもあり、なかなか発見できなかったが、チーターの家族を見つけたが藪に姿を隠した。その後、エレファントゾーンに入り、ゾウの水浴び、砂浴び、渡河と余さず観察することが出来た。ロッジではゾウ、キリンが観察でき、サバンナモンキーを始めジリスなどが庭先までやってきた。また、ロッジのレストランでは待望のジャネットが姿を見せ、ワニまで現れた。朝の食事時にはたくさんの鳥たちがパンくずを目当てにやってきた。
三日目はサンブル最後のサファリ。目当てのネコ科を探すことが出来なかったが、サンブル固有動物を数多く見ることが出来た。サンブルからナイロビに戻り、一泊。
ケニアサファリの最終日はナイロビ国立公園。早朝サファリで入場するや否やライオン出現に出くわしたが、これも藪の中に。予想はしていたものの雨期ということもあり、ネコ科との遭遇のチャンスは少なかった。それでもコンゴニを始め、毛色の薄いヌーを始め、ケニアで見られるレイヨウ類を見ることが出来、ケニアの旅の締めくくりとなった。
今回ガイドをつとめてくれたピーターさんは以前小倉先生のドライバー・ガイドをしていた人で、動物、とくに鳥にも詳しく、すべて和名にて教えていただいた。厚く御礼申し上げます。
タンザニア・サファリ・ハイライト 10日間
2019年9月13日出発の「タンザニア・サファリ・ハイライト10日間」に参加された今枝良隆様からのレポートです。
「行ける時がベスト・シーズン」ということで、また、働き方改革関連法のおかげで休暇が取り易くなったので、シルバーウィークを利用して、マニャラ湖、ンゴロンゴロ、セレンゲティー及びタランギレの4つの国立公園でサファリを楽しんできました。「タンザニアはネコ科動物の生息密度が高い」、「ドライバーの腕が良い」、「運が良かった」のか分かりませんが、期待以上に大型ネコ科動物と出会い、大満足のツアーでした。
1日目、2日目
成田を出発して、ドーハ経由で、キリマンジャロ空港に到着。サファリカーにてアルーシャに移動し、ホテル泊。夕食はコース料理で、家内はビーフ、私は魚をチョイス。魚はテラピアやナイルパーチではなく、鰆だったので少々驚きでした。
3日目
朝食後、マニャラ湖国立公園へ向かいました。道路は極めて良好で、日曜日であった(クリスチャンの人が多く教会に行っている)ので、渋滞は全くありませんでした。2時間程でマニャラ湖に到着し、サバンナヒヒの出迎えを受けました。哺乳類はカバ、ゾウ、キリン、シマウマ程度でしたが、鳥類は数・種類共に多く、チェックリストに記載の水鳥に加え、ミナミジサイチョウ、サンコウチョウ、シュモクドリ等が撮影できました。すごい数のフラミンゴがいたのですが、いかんせん非常に遠く、写真に撮ると、ピンクのモヤモヤでした。公園内のロッジで少々遅めの昼食(ビュッフェスタイル)をとった後、ンゴロンゴロに向かいました。ロッジに向かう途中、展望台に寄り、クレーターの様子を見ました。長いレンズを持った外国人が、サイがいるというので、写真を撮りました。拡大してみると、サイと思って見ればサイですが、単なる黒い塊とも言えます。ンゴロンゴロのロッジは野生動物の生息域の中にあり、敷地内にゾウのフンが落ちています。また、部屋のテラスの前の手が届きそうなところにウォーターバックがやってきました。スタッフはフレンドリーで、ハード・ソフト共に最高でした。想像以上に寒く、ロッジにはスチーム・ヒーターがありました。ビュッフェの夕食の後、ロッジが用意してくれた湯たんぽを入れて寝ました。
4日目
ンゴロンゴロのクレーターの底に下りて直ぐに、2頭のメスライオン(ドライバーによればシマウマを狙っている)に会いました。次いで、プライド(群れ)を持たない2頭の若オスと、1頭のオス(ボス)に率いられたプライドに遭遇しました。若オスを見つけたボスが早速威嚇に現れました。ボスライオンのタテガミは若オスと違って色が濃く立派です。人馴れしているのか、サファリカーには全然動じません。若オスは群れを乗っ取る気が無く寝ているのを確認したボスはプライドに戻りました。草食動物については、ここでは珍しいとされるエランドを観察できました。鳥類は、ハタオリドリ(ミナミメンガタハタオリドリだと思います)やツキノワテリムクの常連さんに加え、ヤツガシラとシュモクドリの写真を撮影できました。
観光客の弁当を狙うトンビが飛び回るトイレ完備の休憩所で昼食をとりました。トイレは、他の国立公園も同様ですが、水洗で、トイレットペーパー完備でした。昼食後、同じ場所に戻ったところ、満腹のためか、ライオンは寝たままでした。ロッジに戻って休息後、コース料理の夕食(サラダはビュッフェ式)を食べ、湯たんぽを入れて就寝。
5日目
オルドバイ渓谷(現地では、マサイ語で野生のサイザル植物を指すオルドパイ(Oldupai)が間違って発音されるようになったとの説明を受けた)にてアウストラロピテクスの復元骨格標本他を見た後、セレンゲティーに向かいました。セレンゲティーの入口にて入園手続き(我々はNaabi Hillにて周辺を見渡した)後、午後のサファリを開始しました。入園後、「ハーテビースト」、「トピ」に次いで、木の下で寝ているメスライオン(至近だが草が邪魔)、小山の上にいる2頭のメスライオン(遠い)、小山の上にいる3頭のメスライオン(やや遠い)に次いで、木の下で寝ているオスライオン(レンズからフレームアウトするくらい近い)に出会いました。その後、本ツアーでは初めてヒョウに遭遇しました。本日のハイライトです。ヒョウが、狩に成功して獲物(ガゼル?)を草むらで引きずっています。なぜか獲物を放してしまったのですが、口の周りの血が生々しいです。木の上に獲物を上げる筈なので待っていましたが、草むらに隠れたままで、根負けして退散しました。ヒョウの次に、生まれて始めて、野生のサーバルキャットに出会いました。ドライバーが見つけたので、どこ(Where)と聞いたら、あそこ(Over there)と答えたのにはまいりましたが、カメラに収めることができました(草に隠れ背中だけです)。「次はチーターを見たい」とドライバーに話しました。どうなることでしょうか。本日から同じロッジに3連泊です。ロッジにはレインボウアガマがたくさんいました。このトカゲのオスの配色がスパイダーマンそっくりで、出会った外国人観光客が一様に「スパイダーマン」と言っていました。ビュッフェ式の夕食をとった後、就寝。
6日目
朝食後、8時にロッジを出発。1時間半位走った後、少々距離がありましたが、2頭のオスに率いられた、数頭の仔ライオンを含む、10頭程度のプライドがゆっくりと移動していく様子をじっくりと観察できました。次に、兄弟と思われる2頭のチーターに出会いました。あまり動かなかったですが、1頭が木にマーキングをしていました。初めてチーターのマーキングを見ました。次に、幸運があり、前日と異なり、サーバルキャットを至近距離で撮影できました(顔が写っていないのは残念至極ですが)。幸運は更に続き、今度は、至近距離でヒョウを見ました。1枚目は我々の前にいる2台のサファリカーの前を横切ったヒョウで、2枚目は同じヒョウが獲物を狙っているシーンです。ヒョウの狩を見るために待機しているサファリカーもたくさんありましたが、我々は別の出会いを求めて移動しました。すると、感動のシーン(チーターの狩)を見る機会に恵まれました。狩は失敗で、ガゼルがターンして逃げたシーンは他のサファリカーの陰になって見えませんでしたが、すごいシーンにめぐり会いました。贅沢な話しですが、息を殺して待つのに疲れました。チーターの狩の手順は以下のとおりです。写真をご覧下さい(一番下の写真に、表紙の写真が続きます)。
- 小山の上に登って獲物を探す。
- ある程度の距離まで接近する(サファリカーや人間は全く無視)
- 窪地や草陰に身を潜める。
- 「歩く」、「屈む」を繰り返しながら、達磨さんが転んだ方式で獲物に接近する。
- 射程距離に入ったら全速力で獲物に突進する。
ここでランチタイムです。昼食時に、ハイラックスに出会いました。このハイラックス、逃げる気配が全くありませんでした。午後、ライオンに2回会いました。2回目に会ったライオンには調査用の発信機が付いていました。ロッジにてコース料理を食べて就寝。
7日目
弁当を持って6時にロッジを出発。日の出と同時頃の時刻に、ガゼルを見つめるチーター(写真)に出会いましたが、やはり待ちきれず、出発。約4時間、他を回って、ライオンを2回見て戻ってくると、チーターが狩に成功して、ガゼルを貪り食っていました。この間、約4時間。狩りをする方も、見る方も忍耐が必要です。
この日も、幸運が続き、以上に続いて、岩の上で休むライオン、岩陰で休むライオン、及び食べ終わったバッファローの横で寝ているライオンと確認・撮影できました。
2時にホテルに戻って遅い昼食。野鳥に興味のない方には申し訳ないのですが、本日は、アボセット(セイタカソリハシシギ)が撮影できました。ある意味一番嬉しかった1枚です。夕食(ビュッフェ式)を食べて、就寝。
8日目
セレンゲティーを出発して、タランギレに向かいました。タランギレに到着後、ドライバーから、チェックインするか、サファリに行くか聞かれ、サファリと即答。次いで、何時までサファリをするかと聞かれたので、長時間の運転で疲れているであろうドライバーには申し訳なかったのですが、「日暮れまで」と答えました。最初は、哺乳類はヌー、バッファロー、ゾウ、シマウマ、キリン等の草食動物のみ、鳥類はハゲワシのみでしたが、ライオンもチーターもシッカリと見ることができました。バオバブの木は沢山ありましたが、ボツワナの「ベインズのバオバブ」に相当する様なものは無い様です。
タランギレ宿はシャワーとトイレを備えたテント・ロッジ(ドライバーの言うLuxury Tent)でした。夜間は電気が供給され、また、太陽光電池と蓄電池を備えたライトが常時使用可能でした。ロッジは高台にあり、ワインやウイスキーを飲みながらタランギレの景色と動物を眺められるようになっており、ワインを飲みながら眺めたタランギレの景色は最高でした。ビュッフェスタイルの夕食を取り就寝。一晩中、動物の動く音と、鳴き声が聞こえていました。
9日目、10日目
予定表にありませんでしたが、好きなものをボックスに入れる方式のランチボックスを持ってロッジを出発。ロッジからゲートまで、残念ながら、猛獣との出会いはありませんでした。土産物店でマサラティーを買い、ザンジバルコーヒー(ジンジャー・コーヒー)を飲んでからキリマンジャロ空港に向かいました。ダルエスサラーム(機内で1時間待機)、ドーハ(乗り継ぎ時間2時間)を経由して、成田に予定通り到着しました。
最後に
幸運に恵まれ、非常に楽しい10日間でした。帰国後確認したら、ピンボケもありますが、2,500枚以上写真を撮っていました。次回はタンザニア南部に行こうかとも考えていますが、今回のような幸運は無いのかも・・・・。
拙い文章と写真ですが、私達の感動が伝われば、幸甚です。
最後になりましたが、道祖神のご担当の皆様、現地のドライバーさん、有難うございました。
■タンザニア・サファリ・ハイライト 10日間
2019.8.16発 ケニア・サファリ・ハイライト 10日間
先日8月16日発のケニア・サファリ・ハイライトの添乗員として同行させていただきました。こちらはケニアの3つの人気国立公園・保護区、アンボセリ・ナクル湖・マサイ・マラを巡る道祖神一押しの王道サファリツアーです。私にとってGWから数えて3回目となるケニア・サファリの添乗ですが、同じ場所に行ってもいつも違う雰囲気・動物が見られるサファリツアーの魅力を毎回ひしひしと感じます。
さて、最初の目的地はアンボセリ、ゾウが有名な国立公園です。ここではやはり沢山のゾウの群れを見ました。
横たわる赤ちゃんゾウの周りでまったく動かないお母さんゾウ、、死んじゃった!?と心配していたら、寝ているだけだったみたい。「ゾウは人間のように子供をゆすって起こしたりしないから、起きるまで大人はその場でずっと待ってる」とドライバーが教えてくれました。
今回はキリマンジャロ山の姿が見れず…うーん残念!やはり自然が相手となると、なかなか思い通りにはいかないものですね。次回ケニアに来る口実に、キリマンジャロは取っておいていただきました。
お次はサイで有名なナクル湖へ。今回もばっちりシロサイを見ることが出来ました。そしてここではなかなか難しいライオンも!いつもサバンナで見るライオンよりも緑に囲まれている様子はなんだか艶やかに見えました。アンボセリはこの時期乾燥がすごいのですが、ナクル湖の森と湖の爽やかな雰囲気にはいつもとても癒されます。
そしてツアーのメインとなるマサイ・マラ。沢山のビッグキャットに遭遇できるのもここの魅力の一つです。
オスメス2頭で仲良く寄り添って佇むハネムーンライオンのカップル。オスがメスを追いかける→メイクラブ→メスがゴローン、という一連の流れが30分に1回くらいでやってくるので、ライオンカップルを見つけたら焦らずシャッターチャンスを待ちましょう!
発情期になると色がより濃くなるんだとか!真っピンクでメスを追いかけている姿を見ると、なんだか興奮している様子が伝わってきてこちらが恥ずかしくなっちゃう、なんてお客様も笑っていました。
とっても小さい赤ちゃんキリン。よく見るとお母さんからはまだ胎盤が垂れたままで、ドライバー曰く生まれて数時間とのこと。よたよたしながらも母を一生懸命追いかける姿に心の中で「がんばれ」とエールを送りました。
そして最終日にゲートに向かう際、クロサイを発見!生息数が少ないのもありますが、通常は森の中にいることが多いので、なかなか見つけるのが難しいレアキャラです。以前1週間目撃情報がないと言われたこともありました。
ビッグ5も達成して、大満足のサファリになりました。そして今回はお子様のご参加もあり、サファリだけでなくロッジのサルを追いかけて元気一杯に遊ばれていました。子連れでの海外旅行は、全員で楽しめる場所探しが難しいとお客様もおっしゃっていましたが、今回は皆さんばっちりなようでした。家族の思い出作りにケニアサファリ、とってもお勧めです!
■ケニア・サファリ・ハイライト 10日間