2024.12.22発 ボツワナ・キャンプ 南部カラハリ横断サファリ 15日間

2024年12月22日出発「ボツワナ・キャンプ 南部カラハリ横断サファリ 15日間」にご参加された、T様からのレポートです。

12月22日から1月5日までボツワナ南部カラハリへ行ってきました。出発の日ハボローネは雨模様で最初の宿泊地のキャメルパークへ着くまでには雨は止みました。翌日、カラハリ・トランスフロンティア公園のボツワナ側マブアシューベ地区へ。昼間は暑く天気も良いのですが、夕方になると遠雷の光が遠くの雲に輝いていました。他のキャンパーからはヒョウを見たという情報が。しかし残念ながら今回は見えませんでした。来る前に雨が降ったために草丈も高く、動物が散ってしまい、まだ車慣れをしていないので距離を置かれたりして動物を見つけるのが大変でした。一見動物が少ないように感じるのですが、本当は多くの動物が我々をブッシュの中や遠くから密かに窺っているのでしょう。

マブアシューベの公園ゲート
マブアシューベの公園ゲート
テントを設営してゲームドライブへ
テントを設営してゲームドライブへ
コシジロウタオオタカ
コシジロウタオオタカ
よく見かけたハジロクロエリショウノガン
よく見かけたハジロクロエリショウノガン
かわいいスティンボックが顔を出してくれました
かわいいスティンボックが顔を出してくれました
水場に動物は見当たらず、鳥の群れ(アフリカジュズカケバト)だけでした
水場に動物は見当たらず、鳥の群れ(アフリカジュズカケバト)だけでした
雨が降ったので花がきれいに咲いていました
雨が降ったので花がきれいに咲いていました
動物たちはパンの真ん中に レッドハーティービースト
動物たちはパンの真ん中に レッドハーティービースト
夕方になると雨雲が広がってきます
夕方になると雨雲が広がってきます
コックのティモシーの楽しみの料理が今日から始まります
コックのティモシーの楽しみの料理が今日から始まります

27日の朝に移動。テント撤収の時にクワガタが、そしていつものサソリがテントの下にいました。雨がいつ降るかわからない状況でモトピへ出発。途中雨雲に追いつかれましたが、モトピに行くまでには天気も回復し、1泊してノッソブを経てポレンツァへ。途中の坂道で何回かトライをしたのですが、トレーラーを引っ張っていたため、重さで登り切れず。荷物を降ろして辛うじて越えました。降ろした荷物を車に運び上げるのが大変でしたが、その後は順調でした。

テント撤収時に見つけたクワガタ
テント撤収時に見つけたクワガタ
いつものサソリ テントの脇に溝を掘って隠れていました 気を付けて!
いつものサソリ テントの脇に溝を掘って隠れていました 気を付けて!
ゲムズボック 本当は遠くにいます
ゲムズボック 本当は遠くにいます
スプリングボック こちらを窺って離れていきました
スプリングボック こちらを窺って離れていきました
ヤツガシラ
ヤツガシラ
いつ見ても仕草がかわいいジリス
いつ見ても仕草がかわいいジリス
炎天下、走るティモシーなぜ?
炎天下、走るティモシーなぜ?
坂に挑戦 しかし・・・
坂に挑戦 しかし・・・

ノッソブ川がボツワナと南アフリカの国境線になっています。そこを越えて北上し、ボツワナ側のポレンツァのキャンプ場へ。前にパンがあり、開けた見晴らしのいいキャンプ場です

設営を終えてゲームドライブに行くとソウゲンワシがいました
設営を終えてゲームドライブに行くとソウゲンワシがいました
パンの水場に行くとここでも喉を潤すためにジュズカケバトが来ていました
パンの水場に行くとここでも喉を潤すためにジュズカケバトが来ていました
休憩所のブッシュの中にヨスジクサマウス
休憩所のブッシュの中にヨスジクサマウス
この辺りを縄張りにしているオスのライオンです
この辺りを縄張りにしているオスのライオンです
メスライオンが夕日を浴びながらブッシュの中に去っていきました
メスライオンが夕日を浴びながらブッシュの中に去っていきました
午後のゲームドライブで砂嵐の後、シャワーが来ました 止むと虹が出ました
午後のゲームドライブで砂嵐の後、シャワーが来ました 止むと虹が出ました
帰ってみると先ほどのシャワーで私と添乗員さんのテントだけ水浸しになっていました
帰ってみると先ほどのシャワーで私と添乗員さんのテントだけ水浸しになっていました
きれいな夕日が見られました
きれいな夕日が見られました
以前使われていた水場の風車 今はソーラーバッテリーでモーターを動かしています
以前使われていた水場の風車 今はソーラーバッテリーでモーターを動かしています
水場に群がるヌーの群れ
水場に群がるヌーの群れ
水場で狩りの練習をするラナーハヤブサ
水場で狩りの練習をするラナーハヤブサ
ラナーハヤブサ
ラナーハヤブサ
ポレンツァの水場で昼寝中のライオン
ポレンツァの水場で昼寝中のライオン
暑いのでのども乾きます
暑いのでのども乾きます
ハイエナも水場で涼をとっていました
ハイエナも水場で涼をとっていました

31日ノッソブ川を南下してルーイポッツのキャンプ場へ。道路は素晴らしく管理されているので走りやすいし途中に休憩所もあり快適です。キャンプ場も水が出るのでシャワー設備も整っています。ただ近くにライオンがいるので夜中に遠吠えがします。どういう訳かトイレへ行くときは遠吠えが聞こえないのですが、帰る時に遠吠えがするのでどうしてもテントへは小走りになります。

花畑のヌー
花畑のヌー
ノッソブには公園事務所やスパーマーケットがありアイスクリームも買えます
ノッソブには公園事務所やスパーマーケットがありアイスクリームも買えます
オオミミギツネ
オオミミギツネ
ハジロアカハラヤブモズ
ハジロアカハラヤブモズ
チーターに出会いました。すぐに丘の向こうに去っていきました
チーターに出会いました。すぐに丘の向こうに去っていきました
きっと毎夜吠えているライオン?
きっと毎夜吠えているライオン?
花の中に去っていきました
花の中に去っていきました
ケープフォックスの子供たち
ケープフォックスの子供たち
元気に駆け回っていました
元気に駆け回っていました
やっと会えたミーヤキャット
やっと会えたミーヤキャット
水を飲むヘビクイワシ
水を飲むヘビクイワシ
ダチョウの親子
ダチョウの親子
ヒョウモンリクガメに興味津々なセグロジャッカル
ヒョウモンリクガメに興味津々なセグロジャッカル
トゥイー・リヴィーレンの国境管理事務所 ここまで来たら旅は終わりです
トゥイー・リヴィーレンの国境管理事務所 ここまで来たら旅は終わりです

カラハリと聞くと砂漠を想像してしまうのですが、カラハリフロンティアは豊かな環境を持ち色々な顔を見せてくれるところです。毎日新しい出会いがあり、次はという期待がわいてくるサファリになりました。

■ボツワナ・キャンプ 南部カラハリ横断サファリ 15日間

2025.05.24発 緑の季節のタンザニア 8日間

タンザニアは3月半ばから5月一杯まで、大雨季と呼ばれる季節を迎えます。サファリには不向きと思われがちですが、実は緑豊かな美しい時期でもあります。一方、大移動するヌーの大群も、セレンゲティを移動している頃。そんな時期を狙って、サファリを企画しました。セレンゲティはどんな表情を見せてくれるのでしょうか?狙い通りヌーの大群を見ることはできるのでしょうか?

サファリ初日、セレンゲティへ

早朝、頑張って早起きをして、アルーシャを出発します。やはり天気は少し心配でしたが、遠くに雲は見えるものの、アルーシャは晴れで、メルー山が見られました。そういえば、昨日キリマンジャロ空港からアルーシャに向かう途中も、日中にも関わらず、珍しくキリマンジャロが顔を出しており、幸運にもアフリカ最高峰を拝むことができました。今回のサファリ、まず天気は期待できそうです。

窓からメルー山を望みます
窓からメルー山を望みます
かなりうっすらですが、中央にキリマンジャロの姿が…
かなりうっすらですが、中央にキリマンジャロの姿が…

ンゴロンゴロではクレーターの絶景を楽しみ、その後オルドバイ渓谷へ。人類発祥の地と呼ばれるこの場所で、人類の進化を学びます。そして昼食を終え、セレンゲティへと歩みを進めると、少しずつ動物たちが見え始めます。まずはトムソンガゼル。かなりの数を見ることができました。

いつ来ても美しい、ンゴロンゴロクレーター
いつ来ても美しい、ンゴロンゴロクレーター
オルドバイ渓谷の景色
オルドバイ渓谷の景色

セレンゲティに入ると、ずっと動物相が豊かになります。ゾウやグラントガゼルを横目に走ります。暫くすると、ヌーの群れと遭遇。数千頭はいるでしょうか、大きなヌーの群れです。ケニアに向かって移動中の様で、付近には、旅の友であるシマウマも見ることができました。

今回のサファリのメインターゲットの一つ、ヌーの群れ
今回のサファリのメインターゲットの一つ、ヌーの群れ
ヌーの大移動の相棒であるシマウマ。旅を通して、たくさん見ることができました
ヌーの大移動の相棒であるシマウマ。旅を通して、たくさん見ることができました

そして、夕方ロッジに向かって走っていると、なんと早速ヒョウと遭遇することができました。仕留めたヌーを木に上げ、食事をしているヒョウの親子でした。少し距離があり、また辺りはすでに薄暗くなっていたので、残念ながら写真には上手に収められませんでした。しかし、初日から良いサファリをすることができました。そして、セレンゲティの大地にまん丸の夕日が沈んでいきます。

初日からヒョウと遭遇。かなり距離はありますが、幸先の良いスタートです
初日からヒョウと遭遇。かなり距離はありますが、幸先の良いスタートです
本当に真ん丸の夕日が沈んでいきます
本当に真ん丸の夕日が沈んでいきます

セレンゲティでのゲームドライブ 2日目

翌朝、セレンゲティには綺麗な朝日が昇ります。ロッジで朝食後、サファリに出発します。まずは昨日観察したヒョウの所へ。やはり子供の姿はなく、母親が食事を続けていました。残念ながら、今度は逆光でやはり写真撮影に苦戦します。これがサファリの難しい所です。

美しい朝日が、彼方より浮かび上がります
美しい朝日が、彼方より浮かび上がります
ヒョウと獲物。簡単には写真に収まってはくれません
ヒョウと獲物。簡単には写真に収まってはくれません

この日もまた、ヌーとシマウマの大群を見ることができました。まさに、どこまでも続くヌーの群れです。たくましいインパラのオスを見つつ、大物を探してサファリを続けます。すると、サバンナの草陰にサーバルを発見。なんと、ジャンプするサーバルをお客様が見つけてくれました。ガイドも驚く大手柄です。ただ、こちらも距離があり、写真には綺麗に収まりませんでした。

ヌーとシマウマの群れ。この旅を通して、何度も大群と遭遇しました
ヌーとシマウマの群れ。この旅を通して、何度も大群と遭遇しました
インパラのアッカンベー
インパラのアッカンベー

サファリを続けると、ようやくライオンのグループと遭遇。メス数頭と子供を見た後、ハンサムなオスも見ることができました。そして、足を進めると、今度は水浴び中のハイエナや岩場で休むハイエナの群れを発見。さらには、草陰で隠れる様に休む1頭のチーターまで。

ようやく見つけたライオン。待ってました!
ようやく見つけたライオン。待ってました!
綺麗な顔とたてがみをしたオスライオン
綺麗な顔とたてがみをしたオスライオン
この岩山で何十頭ものハイエナを観察
この岩山で何十頭ものハイエナを観察
チーターも観察。隠れる様に草むらで休んでいました
チーターも観察。隠れる様に草むらで休んでいました

そして、この日の夕方、セレンゲティの過酷な現実を目の当たりにすることとなりました。ロッジに帰る途中、木の上で休むヒョウと遭遇しました。しかし、傍らには無残にもヒョウに殺されてしまったチーターの子供の姿。そして、その50m程先には、もう1つチーターの子供の死骸があり、その隣には、我が子2頭を同時に失ってしまったであろうメスのチーターの姿がありました。残酷なサバンナでの生活を垣間見た瞬間です。

木の上に1頭のヒョウ。鋭い目つきです
木の上に1頭のヒョウ。鋭い目つきです
チーターの子供の亡骸。ヒョウの傍らに置かれていました
チーターの子供の亡骸。ヒョウの傍らに置かれていました
わが子を失くしたチーター。厳しく悲しい現実です
わが子を失くしたチーター。厳しく悲しい現実です

セレンゲティでのゲームドライブ 3日目

この日はまだ暗い内に朝食のお弁当を持ってサファリに出発します。動物たちが活発に活動する時間を狙ってのサファリです。キリンやインパラを見ながら進み、サバンナでの日の出を眺めます。そして、辺りが完全に明るくなった頃、なんと行く手には1頭のメスライオンと6頭の子供のライオンの姿がありました。本当に早起きした甲斐があったというものです。

日の出前に出発です
日の出前に出発です
まだ薄暗い中、シマウマを横目にゲームドライブ
まだ薄暗い中、シマウマを横目にゲームドライブ
サバンナが明るくなる頃、バルーンが浮かび上がります
サバンナが明るくなる頃、バルーンが浮かび上がります
早朝に出会ったメスライオンと子供達
早朝に出会ったメスライオンと子供達

その後も、数千頭にもなろうかというヌーとシマウマの大群を掻き分けながらサファリを続けます。カバやゾウのファミリーを至近距離で撮影することもでき、良いモーニングサファリとなりました。そして、近くのピクニックエリアに向かいます。セレンゲティの果てしないサバンナを前に朝食です。

カバ。なかなか顔を上げてくれません
カバ。なかなか顔を上げてくれません
子ゾウの砂かけ
子ゾウの砂かけ
朝食はサバンナのピクニックエリアで
朝食はサバンナのピクニックエリアで

朝食後もサファリを続けます。残念ながらヒョウ探しは不発でした。しかし、1列になって走るヌーに向かって狩りを仕掛ける1頭のメスライオンを目撃しました。さらに、轍に沿って歩く2頭のメスライオンも発見。暫く並走して一緒に進み、その後ロッジに帰還しました。

1列になって走るヌー。中央辺りにライオンが隠れています
1列になって走るヌー。中央辺りにライオンが隠れています
参加者の方々の乗るサファリカーに向かっていく2頭のメスライオン
参加者の方々の乗るサファリカーに向かっていく2頭のメスライオン

この日の午後は、サファリロッジで少し休憩。お部屋で休むのも自由、見晴らしのいい展望スペースから、外を行く野生動物を眺めるのも自由。リラックスした贅沢な時間を過ごすことができました。

ロッジの周りにはシマウマやヌーが集まっていました
ロッジの周りにはシマウマやヌーが集まっていました

夕方は、気温が下がり、動物たちの活気が再び上がってくるタイミングでサファリに出発します。ロッジから北上すると、まもなくチーター親子の姿が。子供は1頭だけで、こちらを気にしているのか、足早に走り去ってしまいました。昨日、チーターの悲しい姿を見たので、少しだけ気分が晴れた気がします。元気に育ってほしいものです。

母親チーター。周りを気にしている様子でした
母親チーター。周りを気にしている様子でした
子供のチーター。元気に育ってね!
子供のチーター。元気に育ってね!

セレンゲティからンゴロンゴロへ

早朝、セレンゲティを出発します。天蓋は閉め、サファリではなく、基本的にはンゴロンゴロへの移動となります。セレンゲティのサファリも終わってしまったなぁ、等と考えていると向こうからオスのライオン2頭が歩いてくるではありませんか。こちらが停車すると車の真横を通っていきました。まさに迫力満点の一瞬です。ライオン達が「また来いよ」とお見送りしてくれているかの様でした。

正面から向かってくるオスライオン達。かなり迫力があります
正面から向かってくるオスライオン達。かなり迫力があります

ンゴロンゴロでの主役は何と言ってもサイ。クレーターでのゲームドライブ中、なんと合計9頭のサイを見ることができました。いずれも距離は遠かったのですが、人慣れしておらず、保護区の管理がしっかりできていることの証と言えるのかもしれません。その他、バッファローを近くで見ることができましたし、セレンゲティでは一切出会えなかったフラミンゴも観察することができました。ビッグ5を達成し、ヌーの大移動も間近に観察することができ、大成功のサファリだったのではないでしょうか。タンザニアの動物保護区は奥が深いので、今後もサファリの時期や場所を吟味した上で、テーマのあるツアーを企画していきたいと考えています。

遠くを歩くサイ。これでビック5達成です
遠くを歩くサイ。これでビック5達成です
美しいフラミンゴ達。オオフラミンゴとコフラミンゴがいます
美しいフラミンゴ達。オオフラミンゴとコフラミンゴがいます

■緑の季節のタンザニア 8日間

2025.04.26発 ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 10日間

ゴールデンウィークはアフリカを代表する観光大国ナミビアへ同行させていただきました!各地での観光がたっぷりのキャンプツアーです。ナミブ砂漠に南大西洋沿岸の海の街、そしてエトーシャ国立公園や道中での動物たちとの出会いなどなど、魅力たっぷりのナミビアを縦横無尽にめぐる旅の様子をお届けします。

日本からアフリカ大陸のナミビアへは長い空の旅となります。羽田空港から香港へ行き、南アフリカのヨハネスブルグまで13時間のフライト。そして最後は小さい飛行機に乗ってナミビアのウィントフック到着です。窓から望む荒涼とした大地に、アフリカに来たのだと実感させられます。何も無いように見える荒野でも目を凝らすと、ポツンと小屋が建っていたり、どこまで続くのかわからない細い道路が続いていたりと非常に興味深いです。

軽飛行機に乗り込みます
軽飛行機に乗り込みます
窓の外はまさに別世界
窓の外はまさに別世界
ウィントフック到着!
ウィントフック到着!

ウィントフックからセスリエムへ

ウィントフック空港到着後は現地ガイドと合流し、街中観光。建物はドイツ植民地時代のおもかげを残すものが多く、ルーテル教会はその美しさからも代表的です。その目の前に建つ、独立記念博物館も印象的です。そしてこの日は長い空の旅でお疲れなのもありますので、ウィントフック市街地にあるゲストハウスに宿泊です。

荘厳なルーテル教会
荘厳なルーテル教会
その立ち姿からコーヒーマシンの別名も
その立ち姿からコーヒーマシンの別名も
ゲストハウスではナミビアの猫と初遭遇
ゲストハウスではナミビアの猫と初遭遇

セスリエムでのキャンプ

朝から街のショッピングモールでBBQの食材を調達し、キャンプ地のセスリエムへ。道中では早速動物たちとの出会いも!オアシスであるソリテイルのアップルパイも頂いたり、道中も楽しみがいっぱいです。

夕方にセスリエムに到着すると、皆さんで協力しながらテント設営と夕食のBBQ。そうしていると、辺りは夕日に赤く燃え、マジックアワーの美しいナミビアの空を眺めながらの初キャンプとなりました。ナミビアで有名なウィントフックドラフトビールで乾杯!

キャンプ旅の相棒となるランドクルーザー
キャンプ旅の相棒となるランドクルーザー
ナミビアではまずはこの一本!
ナミビアではまずはこの一本!
ゆっくりと夜の帳が下りていきます
ゆっくりと夜の帳が下りていきます

世界最古の砂漠

早朝から、今回の旅のハイライトの一つであるナミブ砂漠へ。昨夜用意したサンドイッチを持ってDUNE45を登っていると、ちょうど頂上に着いたタイミングでの朝焼け…。言葉にできない程の絶景でした。帰りは靴を脱いで裸足で下山。ヒンヤリした砂が気持ちがいいです。その後は有名なデッドフライなどを散策し、全身で世界最古の砂漠を体験する一日となりました。

広大な大地と砂丘が一瞬のうちに赤く染まります
広大な大地と砂丘が一瞬のうちに赤く染まります
白と赤、そして真っ青な空のコントラストが美しい
白と赤、そして真っ青な空のコントラストが美しい
足元には可愛い花々も
足元には可愛い花々も

南大西洋へ

5日目は2泊キャンプしたセスリエムを出発し、海の街スワコプムント方面へ向かいます。大西洋と海岸にそびえる巨大な砂丘を4WDで跳んで跳ねてのアクティビティを全身で楽しみました。内陸部の砂丘と違い、海側の砂丘は水分を多く含んでいるため車でも急斜面を駆け上がれるのです。ビーチで乾杯したあとは海岸線を北上し、スワコプムントにて久々のホテル泊。名産である生ガキをいただきます!このあたりでは年間を通して寒流の通り道のため、いつでも生ガキが楽しめます。

海と砂丘にハイラックスが似合う!
海と砂丘にハイラックスが似合う!
ふらっと現れた2頭のジャッカル
ふらっと現れた2頭のジャッカル
ナミビアは海産物もおすすめ
ナミビアは海産物もおすすめ

再び内陸部へ

6日目はケープクロスにてミナミアフリカオットセイのコロニーを訪問。途中の海岸線では座礁船の姿も。その後はウイスにあるヒンバの村を訪問し、ひと時の異文化交流となりました。ヒンバの女性が肌に塗る成分は、土とバターを練り合わせて作られるそう。日焼け防止や防虫など様々な効能があると言われています。それにしても、どこの国でも子供は可愛いですね!夜は野生動物の訪問もあるという自然豊かなキャンプ場で宿泊でした。一日中動いた後のBBQは最高です!

獣臭もすごいんです
獣臭もすごいんです
お土産も渡しました
お土産も渡しました
今日も一日お疲れ様でした
今日も一日お疲れ様でした

ナミビアの〆はサファリで

ナミビア最後のお楽しみは、待ちに待ったサファリ!7日目と8日目はエトーシャ国立公園にてサファリを楽しみました。これまで道中でも動物の姿は見かけていましたが、その圧倒的な数と種類に一同感動の連続でした。特に、ナミビア最後の日の8日目の朝にキリンを目の前でじっくり観察できたのは幸運でした。皆さんシャッターが止まらなかったですね。他にもアフリカゾウやジャッカル、インパラ、シマウマなどなど、たくさんの動物たちと出会うことができ、最高のラストを飾ることができたかと思います。最後はウィントフックに戻り、現地ガイドとお別れし帰路へ。

このようにたくさんの魅力が詰まったナミビア。初めてのアフリカ大陸旅行としてもおすすめです!

悠然と横切るキリン
悠然と横切るキリン
仲良さそうに寄り添うインパラ
仲良さそうに寄り添うインパラ
のんびり過ごすゾウの家族
のんびり過ごすゾウの家族
また来るよ!ナミビア!
また来るよ!ナミビア!

■ナミブ砂漠訪問 ナミビア・キャンプ 10日間

2025.04.26発 ケニア マサイ・マラ・ダイジェスト 8日間

4月、マサイ・マラの大地に恵みの雨が降り注ぎます。一般に雨季と呼ばれる時期で、サファリ旅行者には敬遠されがちですが、1日中降り続くことは少なく、基本的にサファリも十二分に楽しめます。むしろ、緑豊かな美しい時期と言えるでしょう。今回は、そんな4月にマサイ・マラでの4連泊。どんな光景が待っているのでしょうか?

ナイロビ滞在とマサイ・マラへの空の旅

今回の旅では、ナイロビ滞在中、ナイロビ国立公園に面したホテルに宿泊します。客室から双眼鏡を使ってキリンも見えたそうで、とてもラッキーな滑り出しです。また、ナイロビからマサイ・マラへの移動も、今回はサファリカーではなく、軽飛行機を使って行います。果てしなく広がるサバンナを眼下に移動し、さらに経由する飛行場ではシマウマやヌーを見ることができ、参加者の皆さんの期待は高まるばかりです。

目の前にはナイロビ国立公園
目の前にはナイロビ国立公園
いざ、軽飛行機に乗り込みます
いざ、軽飛行機に乗り込みます
そして、マサイマラへ
そして、マサイ・マラへ

マサイ・マラへ到着

マサイ・マラの飛行場に到着すると、サファリカーがお出迎え。サファリロッジに向かうまで、ゲームドライブをしながらの移動です。昨日ライオンがいたというエリアを通りますが、何も見つからず。さすがにそう簡単には行かないよな、と思っていた矢先、なんとチーターを発見。しかも食事中で、イボイノシシの頭にかぶりついていました。暫く目と鼻の先でチーターを観察し、その場を離れます。

原っぱの様な飛行場
原っぱの様な飛行場
飛行場のすぐそばには、シマウマの姿も
飛行場のすぐそばには、シマウマの姿も
隠れる様に食事中のチーター。顔はあまり見られず。次に期待です
隠れる様に食事中のチーター。顔はあまり見られず。次に期待です

初日の午後のサファリ

午後のサファリを始めて間もなく、シママングースやコビトマングースを発見。その後、インパラ等の草食動物が続き、シャッターチャンスに事欠きません。すると、なんと今度は先程とは別の3頭のチーターと遭遇。ブッシュの中に一度は消えて行ってしまいましたが、方角を読んで先回りすることで待ち伏せに成功し、至近距離で撮影ができました。さらに、極めつけはライオンです。10頭以上のライオンの群れを、近くから見ることができました。終盤にはオスライオンも登場し、初日から大成功です。

待ち伏せに成功し、正面から捉えたチーター
待ち伏せに成功し、正面から捉えたチーター
移動中のライオンのファミリー
移動中のライオンのファミリー
まさに百獣の王の風格。オスのライオン
まさに百獣の王の風格。オスのライオン

サファリロッジ

サファリの楽しみの一つがサファリロッジです。ロッジのタイプ、立地、環境等で、滞在中の景色や体験は随分変わったものになります。今回は、川に面したテント型ロッジでの宿泊です。フェンスで囲まれている訳ではないので、野生動物の訪問もあります。大自然の中でリラックスしつつ、ワクワクするようなロッジ滞在となりました。

ロッジの訪問客、エランド。危険なので近づいてはダメ
ロッジの訪問客、エランド。危険なので近づいてはダメ
椅子に座って、川に集まる動物を待つのも楽しみの一つ
椅子に座って、川に集まる動物を待つのも楽しみの一つ
綺麗でとても快適なお部屋でした
綺麗でとても快適なお部屋でした

壮絶な命のドラマ

この日は早朝から、現地オプションのバルーンサファリと通常のゲームドライブに分かれてサファリに出発。どちらも、朝日と共にサファリに出発です。そして、この日は朝から、サバンナで起こっている過酷な現実を目の当たりにすることになります。待ち受けていたのは、傷付き動けなくなってしまったバッファローと、そのバッファローを巡って争う1頭のオスのライオンとハイエナの集団でした。先にバッファローを襲ったのはハイエナの様ですが、オスのライオンがそれを奪う形で、食事を始めました。すると、そこにメスライオンを中心とした、数十頭からなるライオンの群れがやってきました。まず、メス数頭でハイエナを蹴散らします。ハイエナが退散した所で、今度はオスのライオンに襲いかかります。大きなオスでも、複数のメスが相手では太刀打ちできないのか、オスは反撃をしながらも退散しました。そして、最終的に、メスライオンのグループがバッファローを手にしました。

バッファローに襲い掛かるオスのライオン
バッファローに襲い掛かるオスのライオン
ハイエナを蹴散らすメスライオン達
ハイエナを蹴散らすメスライオン達
メスライオンの追撃を受け、囲まれるオス
メスライオンの追撃を受け、囲まれるオス

マラ川への遠征

サファリ3日目はサファリカーに昼食を積み込んでのロングサファリ。動物を求めて遠くのエリアを目指します。道中、そそくさとサバンナを駆けていくオオミミギツネを発見。さらにとても見るのが難しいサーバルと遭遇。ネズミのハンティングに夢中だったのか、こちらを気にする様子もなく、目と鼻の先で観察することができました。その他、キリンの子供もすぐ近くから観察。また、途中で立ち寄ったマラ川橋では、カバやクロコダイルを徒歩で見学。サファリカーでのゲームドライブとは一味違った体験を楽しみました。残念ながら、お目当てのヒョウやサイとの遭遇は叶いませんでしたが、まだまだ、明日に期待です。

ネズミ(?)狩りに夢中なサーバル
ネズミ(?)狩りに夢中なサーバル
有名なマラ川での一コマ
有名なマラ川での一コマ
マサイの村も訪問しました
マサイの村も訪問しました

最終日、午前

今日はサファリ最終日。朝食用にお弁当を持って、早朝からサファリに出発です。狙いは何と言ってもヒョウとサイ。他のサファリカーと協力しながら、サバンナを四方八方探して回ります。途中、サイの足跡を発見して追跡しますが、サファリカーでは入り込めないブッシュの奥深くに消えてしまい、あえなく終了。小腹も空いてきたところで、サバンナでのブッシュ朝食です。周囲ではトピが走り回っていました。朝食後は、サバンナを歩くチーターと遭遇。獲物を探して歩き回っている様子でしたが、アプローチできる個体がおらず、諦めてしまいました。

ブッシュでの朝食。サバンナでの食事も楽しみの一つ
ブッシュでの朝食。サバンナでの食事も楽しみの一つ
獲物を探して歩くチーター
獲物を探して歩くチーター

そしてクライマックスへ

今回のサファリでまだ見られていない動物、サイとヒョウ。あと1回のサファリで2つは難しくても、何とか1つは見せてあげたい。そう思って、サファリまでの時間にガイド達は情報収集に努めます。結果、午前中の目撃情報を元に、ターゲットをヒョウに絞ることにしました。ロッジを出発し、ゲームドライブをしながら目的のエリアに到着します。しかし、ブッシュの中に消えてしまった様で、もうヒョウの姿はありません。ブッシュも広く、どこか遠くに行ってしまった可能性もあります。しかし、そう簡単には諦めません。他のサファリカーと協力し、1頭のヒョウを探します。そして、探索を始めて暫く時間が経ち、もう帰ろうかとサファリカーを進めたその瞬間、一緒に探していた1台から、ヒョウが出たとの無線が入りました。大至急向かうと、本当にヒョウがブッシュを出て歩いているではありませんか。幸運なことに、車の轍に沿う様に歩いていたので、暫く並走しながら、至近距離で観察することができました。実は半ば諦めていたところもあり、本当に驚きでした。ヒョウとの遭遇を満喫した後は、美しい夕日を前に、飲み物を片手にサンダウナーでお祝いです。オレンジ色の太陽が、サバンナに静かに沈んでいきます。今回も本当に素晴らしい体験をすることができました。ありがとう、マサイ・マラ。

ヒョウを探すサファリカー
ヒョウを探すサファリカー
ついに現れた、待ち望んだヒョウ
ついに現れた、待ち望んだヒョウ
サンダウナーでお祝い。楽しいひと時でした
サンダウナーでお祝い。楽しいひと時でした
美しい夕日。最高の瞬間です
美しい夕日。最高の瞬間です

■ケニア マサイ・マラ・ダイジェスト 8日間

2025.04.25発 ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

昨年から現在の日程に固定され、ゴールデンウィーク時期に企画された、国立公園としては1か所のみの訪問ですが、広大な領域の3カ所に数泊ずつ分けて訪問する、チョベ国立公園のみのボツワナ・キャンプ・ツアーに今年も同行させていただきました。行程は昨年と全く変わりませんが、大きく異なっていたのは2024年後半から2025年初めの雨季が長引き、雨量が多かったことによる影響です。ここ数年は南部アフリカ全体が雨季の降雨量が少なく、オカバンゴ・デルタが干上がったり、ザンベジ川の水が落ちるビクトリアの滝の水量が異常に少なかったりし、農業や牧畜業に加え、野生動物の生息エリアや数にも大きな影響が出ておりましたが、今期の雨季は数年ぶりに各地で大雨となり、季節的にできる河川が氾濫したりしたこともあり、雨季の例年より長く続いたため、一面がグリーンで天然の水場もまだあちこちに残っているという環境下での野生動物探索となりました。1回だけですが滞在中に降雨を経験することもあり、草丈が高くて野生動物がなかなか見つけにくい中でのサファリではありましたが、期待を大きく裏切ることはなく、それなりのクオリティーをキープして多くの野生動物たちとの出会いを楽しんできました。

到着早々出会ったまだ若いオスライオン、日差しを避けて休憩中
到着早々出会ったまだ若いオスライオン、日差しを避けて休憩中
幼獣を連れて移動中のメスライオン、獲物を探している雰囲気あり
幼獣を連れて移動中のメスライオン、獲物を探している雰囲気あり
母親と思しきメスは別の場所にいて、おそらく叔母さんか年の離れた姉が面倒を見ている様子でした
母親と思しきメスは別の場所にいて、おそらく叔母さんか年の離れた姉が面倒を見ている様子でした
今回出会うことが少なかったゾウの群れ
今回出会うことが少なかったゾウの群れ
同じく数えるほどの個体としか出会えなかったバッファロー
同じく数えるほどの個体としか出会えなかったバッファロー
和風っぽい色味が渋いフタオビサケイ
和風っぽい色味が渋いフタオビサケイ
緑が多く、食べ物が多いのか、路上でゆったりくつろぐチャクマヒヒ
緑が多く、食べ物が多いのか、路上でゆったりくつろぐチャクマヒヒ
お互いあまり干渉せずのチャクマヒヒとシママングースの群れ
お互いあまり干渉せずのチャクマヒヒとシママングースの群れ
おあおらく獲物となるものが多いのでしょう、精力的に徘徊するミズオオトカゲ
おあおらく獲物となるものが多いのでしょう、精力的に徘徊するミズオオトカゲ
もうちょっと保護色を利かせてもいいのに、という感じの目立ちすぎのディレピスカメレオン
もうちょっと保護色を利かせてもいいのに、という感じの目立ちすぎのディレピスカメレオン
渡りが終わる時期であまり出会いを期待していなかったミナミベニハチクイ
渡りが終わる時期であまり出会いを期待していなかったミナミベニハチクイ
樹上に吊るされたオスのインパラの死体。まだ食べかけで持ち主は近くにいるようでした
樹上に吊るされたオスのインパラの死体。まだ食べかけで持ち主は近くにいるようでした
夕刻、子供たちの面倒見はそろそろ終わり、狩りの時間が始まります
夕刻、子供たちの面倒見はそろそろ終わり、狩りの時間が始まります

空路ジンバブエのビクトリアフォールズに到着した後、国境を越えてチョベ国立公園への玄関口カサネに移動します。その後、ゲートでサファリカーに乗り換え、チョベ国立公園のメインエリア、“リバーフロント地区”へ。まずはここの高台のチークの森の中にあるキャンプサイトに2連泊し、川沿いをメインにサファリをします。昨年の同時期とも比較にならないほど水量は多く、川幅は広がり、水深がありすぎるからか、通常であればリバーフロント地区で頻繁に見ることができるゾウの群れ、バッファローの群れ、水中のカバの群れ、中州で草を食むリーチュエ、ウォーターバックなどは見られず、わずかに小規模なゾウの群れとカバ、群れから離れた老齢のオスのバッファロー達が見られた程度と、7~9月とは大きくかけ離れた光景と出会えました。加えてどこもかしこも緑一色で草の丈も高く、地面近くを移動する生きもの、背の低い野生動物はなかなか目視するのが難しい。ただ、川沿いをテリトリーとして陣取るライオンたちと出会うことはできましたし、ヒョウがちゃんと生息しているという痕跡もあり(ここでは遭遇はできず)、そのあたりは変化がないようでした。珍しい出会いでは道を横切るカメレオンや通常であればもう渡ってしまって見られないミナミベニハチクイなど。

水量が増え、水面も広くなり、見ごたえのあるサンセット
水量が増え、水面も広くなり、見ごたえのあるサンセット
水平に見通すとシマウマの首から上しか見えないほど草丈はまだ高い
水平に見通すとシマウマの首から上しか見えないほど草丈はまだ高い
草丈が高く、地面近くを移動する小さな生き物は見つけるのが難しい状況でした
草丈が高く、地面近くを移動する小さな生き物は見つけるのが難しい状況でした
サブティでも見かけた、同じく幼獣を連れたライオンのプライド
サブティでも見かけた、同じく幼獣を連れたライオンのプライド
昨年6月にはまだ小さかった個体もかなり成長していました
昨年6月にはまだ小さかった個体もかなり成長していました
まだ体も軽く、樹上にも難なく登れる若い個体
まだ体も軽く、樹上にも難なく登れる若い個体
メス、子供たちとともに過ごすプライドのボス
メス、子供たちとともに過ごすプライドのボス
8~9月であれば水場で楽に見られるローン・アンテロープも少し探すのに苦労しました
8~9月であれば水場で楽に見られるローン・アンテロープも少し探すのに苦労しました
こちらもチビッ子連れのシママングース
こちらもチビッ子連れのシママングース
水気が多いからか、今回の夜のキャンプへの訪問者はアフリカウシガエルでした
水気が多いからか、今回の夜のキャンプへの訪問者はアフリカウシガエルでした
雛鳥を連れたサザナミシャコ
雛鳥を連れたサザナミシャコ
日没近く、防衛のために樹上に登るクロアシアカノドシャコの亜成鳥
日没近く、防衛のために樹上に登るクロアシアカノドシャコの亜成鳥
モモジロクマタカ
モモジロクマタカ
ソウゲンワシ(TAWNY EAGLE)
ソウゲンワシ(TAWNY EAGLE)
こちらもあまり見かけないチュウヒダカ
こちらもあまり見かけないチュウヒダカ
ダルマワシのカップル
ダルマワシのカップル
小型でも精悍な顔つきのアフリカツミ
小型でも精悍な顔つきのアフリカツミ
精悍な顔をこちらに向けたゴマバラワシ
精悍な顔をこちらに向けたゴマバラワシ
延べでおそらく10羽近くの個体と出会ったクロワシミミズク
延べでおそらく10羽近くの個体と出会ったクロワシミミズク
優雅に草原を歩いて獲物を探していたヘビクイワシ
優雅に草原を歩いて獲物を探していたヘビクイワシ
おそらく狙っている獲物は猛禽と共通でしょう、ノドジロオオトカゲ
おそらく狙っている獲物は猛禽と共通でしょう、ノドジロオオトカゲ
長い尾が目を引くシロクロオナガモズ
長い尾が目を引くシロクロオナガモズ
サブティでは久々に遭遇したミカドスズメ
サブティでは久々に遭遇したミカドスズメ
まだ幼い個体ですが、7回のゲームドライブを通じて探しまくったヒョウにやっと出会えました
まだ幼い個体ですが、7回のゲームドライブを通じて探しまくったヒョウにやっと出会えました
1日の終わりの日没間際に出会ったオスのヒョウ
1日の終わりの日没間際に出会ったオスのヒョウ
緑が深く見通しが聞かないために岩絵のある場所への訪問は断念し、代わりにバオバブギャラリーを訪問
緑が深く見通しが聞かないために岩絵のある場所への訪問は断念し、代わりにバオバブギャラリーを訪問

リバーフロント地区に2泊した後は、内陸を目指して南下、チョベ国立公園で最もネコ科の野生動物との遭遇が期待できる“サブティ地区”へ移動。ここに4連泊と、じっくり腰を据えてサファリを行います。サブティで長期のサファリをするため、結果的にこのスケジュールとなったといってもいいエリアですので、期待は大きかったのですが・・・。まず、ライオンはかなり多かったです。4泊と丸3日間の滞在でおそらく延べ40頭を超える数のライオンに出会いました。昼はあっちこっちで寝転がり、子ライオンたちと戯れるメスのグループとそれに随行する三兄弟の成獣オス、それと距離を置くように2頭だけで行動するこちらも成獣のオスが、昼はダラダラ、夜は私たちのキャンプサイト近くを通過して毎晩パトロールする咆え声が聞けました。強力でかつ構成する個体数の多いプライドが昼夜問わず徘徊しているからか、いつもであればそう難しくないヒョウとは一向に出会えず、チーターやリカオンに至っては足跡も見ませんでした。ハイエナも足跡はあるものの、日中の行動を自粛しているようで、かろうじて夜間にうっすらと声が聞こえるのみという状況で、添乗員もガイドもかなりプレッシャーを感じつつ毎日のサファリをこなしていましたが、明日にはサブティから移動、これがサブティでの最後のサファリというタイミングでやっと別々の2頭のヒョウ(若いメスと比較的若めのオス)に遭遇できました。逆に、おそらくシャコやホロホロチョウ、サケイなどの地面を主な行動エリアとする野鳥たちが一様に雛鳥を引き連れているから、猛禽類だけはやたらと多く、普段はあまり見かけない種にも出会えました。どちらかといいますと、以前からうすうす感じてはいましたが、この時期は野鳥との方に面白い出会いが多い気がします。

手焼きパン、サラダ、チキンにコールドかぼちゃスープのランチ
手焼きパン、サラダ、チキンにコールドかぼちゃスープのランチ
ランチ一例
ランチ一例
この日のランチはビーフ煮込みとコールスローサラダに手焼きパン
この日のランチはビーフ煮込みとコールスローサラダに手焼きパン
野外用オーブンはピザも焼ける優れもの
野外用オーブンはピザも焼ける優れもの

今回はいつもの現地スタッフメンバーに若干入れ替わりがあり、まだ若いものの経験豊富なガイドの案内と、こちらも経験は豊富なものの最近現地手配会社に加入したニューカマーのコック&アシスタントチームに同行してもらい、それを現地手配会社の名物社長がスーパーバイズする、というスタッフ構成でしたが、特に新加入のコックのMR.ボンゴはローカルメイドの野外用オーブンを持参し、毎食毎食美味しい手焼きのパンを用意してくれました。スーパーで購入したパンをビニール袋に入れたまま食材ボックスで運ぶと、外気温と袋の中の空気の温度差で結露ができてしまい、どうしても長期保存がきかなかったり、黒カビが発生して廃棄せざるをえなかったりするのですが、今回はランチやディナー用に毎回フレッシュなパンを焼き、残ったら朝トーストとして提供するというスタイルで、全く無駄にするところがありませんでした。長年付き合いのある現地手配会社ですが、今でも少しずつベターチェンジをし、進化していることに驚きです。

砂の地面に残された、ラーテルの足跡
砂の地面に残された、ラーテルの足跡
川沿いでは野鳥を狙っていたため、今回のボートサファリは屋根なしで臨みます
川沿いでは野鳥を狙っていたため、今回のボートサファリは屋根なしで臨みます
ミナミキンランチョウ、この時期のチョベ川沿いならではの出会い
ミナミキンランチョウ、この時期のチョベ川沿いならではの出会い
美しいサンセットを眺めて全てのサファリは終了
美しいサンセットを眺めて全てのサファリは終了

チーターやリカオンとは出会えなかったものの、かなり至近でヒョウを見ることができたためか、ご参加者の皆様にはある程度満足していただき、最後のキャンプ地の“ノガツァ地区”へ移動。道が水没している箇所もあり、なかなかの悪路移動でしたが、動物目当てというよりはより人の手が加わっていない自然と、頭上が開けたキャンプ地ならではの星空を堪能するための1泊のトランジット的な宿泊です。そのつもりでいたのですが、夜間ライオンがキャンプからブッシュを一つ隔てた近さまでやってくるというスリリングな最後のキャンプを楽しみました。その後は再びカサネに戻り、最後の仕上げとしてチョベ川でのボートサファリを行い終了です。今回は水位が高く、中州も島も水没していて多くの哺乳類は期待できないため、キャプテンに頼んでとにかく野鳥探しメインでいつもとちょっと違うボートサファリを楽しみました。狙いはオニヤマセミだったのですが、今回も残念ながら遭遇できず、最後のサファリを終えカサネのゲストハウスに宿泊、汗を流してベッドでゆっくり休み、翌日のフライトでビクトリアフォールズ空港からアフリカを後にしました。

雨季の期間の長短や降雨量の多寡は年によって推移しますので、その影響をダイレクトに受けて、毎年同じ時期に企画したとしても大きな違いが味わえるのがゴールデンウィーク時期のこのボツワナ・キャンプかと思います。来年も引き続き企画しますし、例年早めに満席となってしまうツアーですので、ご興味がおありの方は是非お早めにご参加お申込みください!

■ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間