2025.02.21発 ベスト・シーズンのタンザニア 10日間

ケニアとタンザニアで大移動を繰り広げるヌーの大群が、出産の為にセレンゲティの一部エリアに滞留する時期。いわゆるタンザニアのサファリのベストシーズンとも言える時期にツアーを催行しました。一体どんな景色や動物たちと出会えるのでしょうか?

サファリ拠点のアルーシャへ

タンザニア北部の玄関口、キリマンジャロ空港からタンザニアに入国です。着陸前、窓からは美しいキリマンジャロの姿が。幸先の良いスタートで、たくさん動物が見られそうな予感もしてきます。この日は時間があったので、希望者の方とお土産物屋街やスーパーマーケット、そしてローカル市場を巡りました。普段のサファリ旅行では寄ることも少ない場所なので、お楽しみいただけたかと思います。また、ホテルにはベルベット・モンキーとアフリカ・マイマイの姿も。

窓から見えたキリマンジャロ
窓から見えたキリマンジャロ
スーパーマーケットでお買い物
スーパーマーケットでお買い物
今回はローカルマーケットにも立ち寄りました
今回はローカルマーケットにも立ち寄りました

サファリへ出発

別名スクランブル・エッグとも呼ばれるカッシアの花が綺麗に咲く中、ンドゥトゥに向かいます。途中では、道路を横断するカメレオンを発見。よく枝に止まっている姿を見ますが、道路を歩いているのは珍しいかもしれません。ヘンテコな歩き方を観察できました。通過するムトワンブの町では、赤バナナを購入。おいしそうです。その後、バオバブの木やンゴロンゴロ・クレーターを写真に収めつつ、希望者の方々はマサイ村を訪問しました。そして、オルドバイ峡谷を経由し、ついにンドゥトゥへ。

咲き乱れるカッシアの花
咲き乱れるカッシアの花
いつ見ても壮大なクレーターの景色
いつ見ても壮大なクレーターの景色
歓迎のダンスでおもてなししてくれたマサイの方々
歓迎のダンスでおもてなししてくれたマサイの方々

ンドゥトゥ地区

ンドゥトゥでは、初日からチーターの親子を目と鼻の先で観察することができました。以降も連日の様に、昼寝を楽しむチーターや獲物を探すように歩き回るチーターを見ることができました。ライオンは沢山の子供達を抱えるプライドと遭遇。メスだけではなく、オスや子供達を至近距離から撮影しました。そして、今回のメインのターゲットであるヌー。水を求めて池にやって来た数百頭の群れが、一気に目の前を駆け抜けていきました。ヒョウもンドゥトゥで見ることができました。ネコ科の大型獣は制覇したので、次はビッグファイブの制覇に期待です。

初日から出会えたチーターの子ども
初日から出会えたチーターの子ども
ライオンの親子。全体として、子供が多く見られた気がします
ライオンの親子。全体として、子供が多く見られた気がします
ヌーの群れにも子供の姿がちらほら
ヌーの群れにも子供の姿がちらほら

セレンゲティ

セレンゲティでは、保護区南東部や中部東側をメインにサファリをしました。ここでも、ライオンやチーターとの遭遇が何回もありました。また、ゾウのファミリーを間近で撮影することができましたし、100頭以上になろうかというバッファローの集団もしっかり観察しました。ビッグファイブという意味では、残すところサイだけです。その他、ジャッカルやハイエナ等も見つける事ができました。

ゾウのファミリー。奥では木陰で休むゾウ達の姿も
ゾウのファミリー。奥では木陰で休むゾウ達の姿も
道を横断する大きなバッファロー。何十頭と通過していきました
道を横断する大きなバッファロー。何十頭と通過していきました
果てしなく続くセレンゲティとジャッカル
果てしなく続くセレンゲティとジャッカル

ンゴロンゴロ

クレーターでは、マガディ湖でフラミンゴを見ることができました。フラミンゴと言えばピンクですが、まだ色づき始めていない、若いフラミンゴの個体の姿もちらほら観察されました。また、道沿いで休むライオンのオスとも遭遇。かなり至近距離から観察できました。そして、午前中にずっと探していましたが、見つからなかったサイ。しかし、午後ついに発見することができました。かなり遠かったですが、ツノも確認でき、最後の最後でビッグファイブ達成です。さらに、帰りがけには、こちらもかなり遠かったのですが、木の上で休むヒョウも観察できました。これで今回のサファリは終わりを迎えますが、総じて、ベストシーズンのタンザニアの名に恥じないくらい、ネコ科の大型肉食獣を中心に、沢山の動物を見ることができました。

フラミンゴっぽくない、若干グレイなフラミンゴ
フラミンゴっぽくない、若干グレイなフラミンゴ
車が近づいても、動じることなく休んでいます
車が近づいても、動じることなく休んでいます
エランドとヌーに挟まれているのがクロサイ。まるで石の塊
エランドとヌーに挟まれているのがクロサイ。まるで石の塊

サファリ・ロッジ/テント・キャンプ

保護区滞在中、サファリ・ロッジから見える景色や動物たちも楽しみの一つです。セレンゲティもンゴロンゴロも、共に保護区が一望でき、素晴らしい景観を持つコテージ型ロッジでの宿泊です。さらに、セレンゲティでは可愛らしいディクディクの訪問が、ンゴロンゴロではブッシュバックの訪問がありました。一方、ンドゥトゥでは、ヌーの移動に合わせロケーションを変える、移動式テント型ロッジでの宿泊です。大自然の中で、よりワイルドな滞在が楽しめました。さらに、帰路、保護区からアルーシャへ向かう途中、国道沿いに大きなゾウの姿が。思いがけないところで野生動物との遭遇があるのも、アフリカ旅行の魅力の一つです。

ヌーの群れを追って移動する、移動式テントロッジ
ヌーの群れを追って移動する、移動式テントロッジ
この日のロッジのゲスト、ディクディク
この日のロッジのゲスト、ディクディク
国道沿いにもゾウの姿。さすが野生の王国
国道沿いにもゾウの姿。さすが野生の王国

■ベスト・シーズンのタンザニア 10日間

2024.04.26発 ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

そろそろ1年近くが経ってしまいましたが、2025年版の同ツアーへの出発を間近に控え、ツアーの細部の確認作業を行っており、昨年の同ツアーについても再検討していましたので、遅ればせながら改めてレポート的なものを書かせていただきました。
ツアーの進行・詳細については、ありがたいことに6名様のご参加者のうち3名様と一組の方々がレポートを書いてくださったため、そちらをご参考いただくとして、今回は企画担当者兼添乗員の目線でこのツアーの内容をご案内するとともに振り返ってみたいと思います。

朝イチでライオンの兄弟に遭遇、幸先の良いスタート
朝イチでライオンの兄弟に遭遇、幸先の良いスタート
じゃれ合うジャッカルの兄弟
じゃれ合うジャッカルの兄弟
夜通し活動していたのかお疲れの様子のハイエナ
夜通し活動していたのかお疲れの様子のハイエナ
夜は安全な中州で草をはみつつ過ごし、朝を迎えて岸に戻るバッファローの群れ
夜は安全な中州で草をはみつつ過ごし、朝を迎えて岸に戻るバッファローの群れ
何やら小さな獲物を捕らえた様子のシママングース
何やら小さな獲物を捕らえた様子のシママングース

現在の弊社のボツワナキャンプツアーシリーズは、①ゴールデンウィークのチョベ国立公園のみを(といっても広大な公園ですので、異なる3つのエリアでサファリを行います)訪問するもの、②夏の定番としてオカバンゴ・デルタ東部のモレミ野生動物保護区クワイ地区からチョベ国立公園を南北に縦断するように北上しつつ3か所に滞在してサファリをするもの、③北東端のカサネを起点に、ントウェトウェ・パン、クブ・アイランド、ナイ・パン国立公園、セントラル・カラハリ野生動物保護区、モレミ野生動物保護区クワイ地区、チョベ国立公園南部のサブティ地区、そしてチョベ川に面したリバーフロント地区と、時計回りの円を描くように周遊するサファリ+αの内容で長期のもの、④9月のモレミ野生動物保護区のみに滞在(同じくモレミ内で3カ所の異なるエリアを訪問&サファリ)するもの、そして⑤年末年始のボツワナ南西部カラハリ・トランスフロンティア公園を横断し、南アフリカに抜けるルートをたどりながらサファリをするもの、の計5種類を年間計画として企画・実施していますが、やっとこの形に整ったのは今年2025年でして、2024年に企画・催行したこのツアーはまだ実験段階に近い(といっても質の高いサファリが可能なのはわかっていましたが)ものでした。

朝日を浴びてリラックスの様子のチャクマヒヒ
朝日を浴びてリラックスの様子のチャクマヒヒ
サファリのメインエリアから遠く離れた水場で遭遇したライオンのプライド
サファリのメインエリアから遠く離れた水場で遭遇したライオンのプライド
朝はハゲワシたちものんびりしたご様子
朝はハゲワシたちものんびりしたご様子
群れの中まで連れ立って給水中のゾウたち
群れの中まで連れ立って給水中のゾウたち
夕日がホコリでかすむ中移動するバッファロー、チョベの川沿いらしい光景です
夕日がホコリでかすむ中移動するバッファロー、チョベの川沿いらしい光景です

オカバンゴやチョベの南部は、ロッジの宿泊費が全般的に高価なうえ、主要空港とロッジ間、及びロッジ間の移動は、基本的にはコストがかさみがちなセミチャーターのようなセスナ機を使っての空路が主となるため、ここを訪問先としたサファリツアーをロッジ泊の内容で企画しますとかなり高価なものとなり、添乗員同行であれば添乗員の宿泊費等の経費も相当なものとなります。加えて各ロッジの部屋数がどこも少なく、団体のツアーを行うには事前に部屋をツアー用に押さえておく必要がありますが、予約の段階で必要となる予約金は多くの場合、キャンセルしても返金されませんので、旅行会社としてはリスクが大きく、今では完全に個人手配向きとなってしまっています。変わらずグループでのツアーという形を維持しつつ、コストを抑えるため、というだけの理由ではありませんが(もちろん、ボツワナの手つかずの自然の中でのキャンプ自体がかなり素晴らしい体験だという面もあります)、弊社の場合ボツワナでキャンプツアーを企画する際は、移動式のテント泊(いわゆるモバイル・キャンプ)スタイルのものを昔から企画・販売してきました。

体を横たえて水浴び中だったゾウ
体を横たえて水浴び中だったゾウ
サブティに移動すると、チョベの川沿いではあまり見かけない種との遭遇も増えてきます
サブティに移動すると、チョベの川沿いではあまり見かけない種との遭遇も増えてきます
サブティエリアの王のうちの1頭、迫力があります
サブティエリアの王のうちの1頭、迫力があります
周囲ににらみを利かせつつ給水中
周囲ににらみを利かせつつ給水中
あちこち走り回ってやっと見つけたチーター
あちこち走り回ってやっと見つけたチーター
体を横たえていた樹上から降り、堂々とゆったりと歩いてゆくヒョウ
体を横たえていた樹上から降り、堂々とゆったりと歩いてゆくヒョウ
捕食者の気配を感じないのか、リラックスモードのシマウマの群れ
捕食者の気配を感じないのか、リラックスモードのシマウマの群れ
アフリカに生息する猛禽中最大級の大きさを誇るゴマバラワシ
アフリカに生息する猛禽中最大級の大きさを誇るゴマバラワシ
クドゥの良く動く大きな耳からは警戒心の強さがうかがえます
クドゥの良く動く大きな耳からは警戒心の強さがうかがえます
親子を中心とした群れで移動中のキリン
親子を中心とした群れで移動中のキリン

ロッジ泊、テント泊、それぞれに短所・長所はありますが、テント泊は全体的に不便だということは間違いありません。サファリ中に誇りを浴びたからといってお湯をジャバジャバ出して1日に2回も3回もシャワーを浴びることはできませんし、衣類も汚れやすいうえに水が貴重なためそうそう洗濯もできません。トイレやシャワーの設備もありませんので、自ら持ち込んで設置する必要があります。もちろんプライベートではなく共同です。プライベート空間はロッジの広い部屋内とは比較にならない狭いテント内ですし、寝床はふかふかのベッドではなく、簡易ベッド(コット)に寝袋を広げただけのシンプルなものです。お荷物もキャンプサイトは土の地面ですので、転がしにくいキャスター付きのバッグは不便ですし、移動の際は荷物をサファリカーの屋根上に収納しますので、ハードケースは破損しやすくご遠慮いただいているほか、荷物が大きいと積み下ろしやテントまでの運搬も大変ですので、できるだけコンパクトにまとめていただくようお願いしています。料理もコックさん一人で調理していますので、品数は多くなく、盛り付けや彩にこだわる余裕はありません。こう挙げますと、やはりキャンプでテント泊は不便です。
ですが、キャンプサイトは野生動物たちが暮らすフィールドのど真ん中、いつでも、どこでも野生動物や野鳥に遭遇するチャンスがあり、24時間常にサファリをしている状態といっても過言ではありません。「五感すべてでボツワナの自然を体感できる」とでも言いましょうか。夕食時にダイニングテーブルの上に枝を伸ばす木の上にフクロウがやってくることもありますし、皆さんがテントに入って寝静まった夜間には、昼間は滅多に見る音ができない夜行性の動物たちも頻繁にキャンプにやってきます。音の情報量が減る真夜中には、響き渡るオスライオンの咆哮、オスヒョウの咆え声や足音もよく聞きますし(ガイドはこの声が聞こえてくる方向・エリアを覚えておいて、残された足跡の情報と合わせて動きを読み、朝一のサファリはそちら方面から探しはじめます)、リカオンの群れが獲物を追いかけるバタバタという足音を聞くこともあるでしょう。加えて、毎回焚火の炎を巧みに使って調理するコックさんの料理は、安定しにくい焚火を使っているとは思えないほど手際よく、味もよく、そして常に温かい料理が食べられます。また、調理場がどこから見ても丸見えのため、屋外ですが実は衛生管理がしやすいということもあります。
今回のツアーも今まで同様に、未明のキャンプサイトで近くに聞こえたバタバタという狩りをイメージさせる足音を聞き、それを追跡してリカオンの群れにも出会えましたし、キャンプの夜には珍しくヤマアラシもサイトを訪れました。

こちらも探しまくってやっと見つけたリカオンのパック(群れ)
こちらも探しまくってやっと見つけたリカオンのパック(群れ)
未明にとらえた獲物で食事中でした
未明にとらえた獲物で食事中でした
21時頃サブティのキャンプに訪れたヤマアラシ
21時頃サブティのキャンプに訪れたヤマアラシ
ノガツァへの移動中、遭遇する動物は多くありませんが水場には多くのゾウが
ノガツァへの移動中、遭遇する動物は多くありませんが水場には多くのゾウが
夜の焚火はキャンプの必須アイテムです
夜の焚火はキャンプの必須アイテムです
サファリの最後を締めくくるチョベ川でのボートサファリ。水に目が癒されます。
サファリの最後を締めくくるチョベ川でのボートサファリ。水に目が癒されます。
小魚を捕らえて食事中のアフリカヘビウ
小魚を捕らえて食事中のアフリカヘビウ
モノトーンの渋い色合いですが、冠羽が美しいヒメヤマセミ
モノトーンの渋い色合いですが、冠羽が美しいヒメヤマセミ
陸上で草をはむカバには、おこぼれにあずかろうと常に数種の鳥がついて回ります
陸上で草をはむカバには、おこぼれにあずかろうと常に数種の鳥がついて回ります
母親が先導して渡渉中のゾウ
母親が先導して渡渉中のゾウ
今日もいつもと変わらず、チョベ川の向こうに夕日が沈んでいきます
今日もいつもと変わらず、チョベ川の向こうに夕日が沈んでいきます

キャンプに全く抵抗のない方、キャンプはどうしても嫌だという方、などなど感覚やお考え・お好みは人それぞれだと思いますが、「やったことないけど挑戦してみたい」というお気持ちがある方で、「意外と神経は太い方」、「自然や野生動物が大好き」という方は、こちらのゴールデンウィークのツアーだけ留まらず、ボツワナのキャンプツアーへのご参加を是非思い切ってチャレンジしてみていただきたいと思います。

■ボツワナ・キャンプ チョベ国立公園徹底 11日間

2025.03.03発 山形豪さんと行く タンザニア・ンドゥトゥ 写真撮影ツアー 12日間

タンザニア・ンドゥトゥ写真撮影ツアー12日間、今年は3月初旬の開催となった。まずンゴロンゴロで2泊、その後ンドゥトゥへ移動し5連泊、最後にタランギレ国立公園で一泊という充実した内容のサファリだった。

ンゴロンゴロ・クレーターは言わずと知れたタンザニアサファリの目玉であり世界自然遺産にも登録されている野生動物の宝庫。いつの時期に行ってもライオンやバッファロー、ゾウなどの大型動物たちで溢れかえっている。エキサイティングなサファリをスタートするには最高の場所だ。

雨季にあたるこの時期にセレンゲティ南端部のンドゥトゥ地区にわざわざ行くのは、大移動中のヌーたちが一斉に出産する場所とタイミングだからだ。従ってンドゥトゥとその周辺地域は辺り一面ヌーで溢れかえる・・・はずなのだが、近年地球温暖化の影響によって気候パターンの規則性がどんどん崩れており、雨を追いかけて暮らすヌーたちの行動もどんどん読みづらくなっている。で、今年はどうだったかというと、ンドゥトゥ近辺の雨の到来が遅かったためか、実はヌーがほとんどいなかった。小さな群れはいくつか来ていたのだが、大移動の本隊はまだまだ北の方にいたらしい。

その代わりと言ってはなんだが、肉食獣たちとの遭遇率が非常に高かったのが今回のツアーの特徴だった。連日ライオンやチーター、ブチハイエナ、キンイロオオカミなどに次々と出会い、ヒョウも一頭撮影できたほか、木に登るサーバルキャットまで撮ることができた。通常草むらの中で過ごすサーバルが木に登るというのは非常に稀で、個人的にはこれが今回一番のヒットとなった。

最後に訪れたタランギレはンゴロンゴロやンドゥトゥよりもずっと標高が低く、植生も藪が濃いため動物探しには苦労するが、ゾウの数は非常に多いのと、バオバブの巨木が至る所にそびえており独特の魅力を持った場所だ。また、今回は首尾よくシマウマを食べるライオンを目の前で見ることもできた。

メインターゲットだったはずのヌーの大移動は逃したが、雨季は動物たちの活性が非常に高く、毎日被写体に事欠くことはなかった。

展望台から見下ろすンゴロンゴロ・クレーター
展望台から見下ろすンゴロンゴロ・クレーター
クレーターはバッファローなど、野生動物で溢れている
クレーターはバッファローなど、野生動物で溢れている
ンゴロンゴロのオスライオンは立派なたてがみを持つことで知られている
ンゴロンゴロのオスライオンは立派なたてがみを持つことで知られている
美しい飾り羽を持つホオジロカンムリヅルのペア
美しい飾り羽を持つホオジロカンムリヅルのペア
おしゃれで快適なンゴロンゴロ・セレナロッジの部屋
おしゃれで快適なンゴロンゴロ・セレナロッジの部屋
部屋のベランダからは朝日とクレーターが見える
部屋のベランダからは朝日とクレーターが見える
ンドゥトゥ地区にヌーの大群はいなかったがシマウマはたくさんいた
ンドゥトゥ地区にヌーの大群はいなかったがシマウマはたくさんいた
雨の到来が遅く、ンドゥトゥ湖の水位もまだ低かった
雨の到来が遅く、ンドゥトゥ湖の水位もまだ低かった
シンプルだが居心地のいいンドゥトゥ・サファリロッジの部屋
シンプルだが居心地のいいンドゥトゥ・サファリロッジの部屋
ンドゥトゥ・サファリロッジの名物:オオブチジェネットの家族(スマホで撮影)
ンドゥトゥ・サファリロッジの名物:オオブチジェネットの家族(スマホで撮影)
ンドゥトゥ周辺では数多くのライオンたちに出会った
ンドゥトゥ周辺では数多くのライオンたちに出会った
雨上がりの朝、草むらでくつろぐライオン一家
雨上がりの朝、草むらでくつろぐライオン一家
7頭の子を抱えるプライド(群れ)は食い扶持も多いのでいつも獲物を探していた
7頭の子を抱えるプライド(群れ)は食い扶持も多いのでいつも獲物を探していた
幸せそうに眠るライオン兄弟
幸せそうに眠るライオン兄弟
早朝、ンドゥトゥ湖畔で仲間を探すメスライオン
早朝、ンドゥトゥ湖畔で仲間を探すメスライオン
小さな子を連れたチーター
小さな子を連れたチーター
ンドゥトゥ周辺の草原地帯はチーターの多いエリア
ンドゥトゥ周辺の草原地帯はチーターの多いエリア
木の枝でくつろぐヒョウ
木の枝でくつろぐヒョウ
サーバルキャットが木に登るのは珍しい
サーバルキャットが木に登るのは珍しい
シマウマの死骸を巡ってハゲワシと争うキンイロオオカミ
シマウマの死骸を巡ってハゲワシと争うキンイロオオカミ
ンドゥトゥは塩湖なので水がある雨季にはフラミンゴもやってくる
ンドゥトゥは塩湖なので水がある雨季にはフラミンゴもやってくる
キリンの背中でエサを探すキハシウシツツキ
キリンの背中でエサを探すキハシウシツツキ
湖畔の森の中で出会ったクロワシミミズクの若鳥
湖畔の森の中で出会ったクロワシミミズクの若鳥
満開の花を咲かせるアカシアの木にカメレオンがいた
満開の花を咲かせるアカシアの木にカメレオンがいた
ンドゥトゥは樹木も多く、ゾウたちにとってはいい環境だ
ンドゥトゥは樹木も多く、ゾウたちにとってはいい環境だ
サバンナの中での記念撮影
サバンナの中での記念撮影
川を渡るゾウの群れ。タランギレ国立公園
川を渡るゾウの群れ。タランギレ国立公園
藪の中でシマウマを貪るメスライオン。タランギレ国立公園
藪の中でシマウマを貪るメスライオン。タランギレ国立公園
タランギレ・サファリロッジの敷地内を寝ぐらにするアフリカコノハズク
タランギレ・サファリロッジの敷地内を寝ぐらにするアフリカコノハズク
雨季のサバンナをゆくマサイキリン。タランギレ国立公園
雨季のサバンナをゆくマサイキリン。タランギレ国立公園

■自然写真家 山形 豪さんと行く 自然写真撮影ツアー

2024.08.23発 ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ 10日間

150万頭とも200万頭とも言われるヌーの大群は、ケニアのマサイ・マラとタンザニアのセレンゲティの間を1年かけて1周、草を求めて大移動を行います。そして8月頃、ヌーがマサイ・マラに移動してくるこの時期に行われるのが、有名なヌーの川渡りです。道祖神では、今年もこの時期にマサイ・マラでサファリに特化したツアーを実施しました。果たしてツアー催行中、ヌーの大群はどこにいるのでしょうか?川渡りは見られるのでしょうか?肉食獣やビッグ5達は姿を見せてくれるのでしょうか?

ナイロビ~マサイ・マラ国立保護区

あいにくの曇り空のなか、サファリ旅行はスタート。それでも、大地溝帯に差し掛かると、少し明るくなり、綺麗な景色を見ることができました。足元には、イワハイラックスの姿も。マサイ・マラに到着すると、早速午後からサファリを開始。ゾウのファミリーと遭遇し、至近距離で写真を撮る事ができました。

大地溝帯の景色。
大地溝帯の景色。
早速出会った、ゾウのファミリー
早速出会った、ゾウのファミリー
かなり近い所から撮ることができました。
かなり近い所から撮ることができました。

この日は、鳥類を多く見かけました。アフリカハゲコウの集団に始まり、カエルか何かをハンティング中の(そしてどこか悲しそうな)アカガオジサイチョウ、ダチョウ、どこにいても絵になるライラックニシブッポウソウ等です。そして、さらにサファリの終了間際に、ライオンのファミリーを見つけることもできました。体の斑点からして、まだ小さな子供もいる様です。残念ながら熟睡中で、起き上がることはありませんでしたが、明日以降に期待です。

いつ見ても不気味な、アフリカハゲコウ
いつ見ても不気味な、アフリカハゲコウ
悲しそうですが、そうではないはず。ハンティング中のアカガオジサイチョウ。
悲しそうですが、そうではないはず。ハンティング中のアカガオジサイチョウ。
いつ見ても美しい、ライラックニシブッポウソウ。
いつ見ても美しい、ライラックニシブッポウソウ。
ぐっすりお休み中のライオン達。
ぐっすりお休み中のライオン達。

まずは、マラ川へ

サファリ2日目。今日は早朝からサファリを行います。何もないサバンナから、朝日がひっそりと浮かんできました。この日はヌーの川渡りで有名な、マラ川を中心にサファリを行います。キリンやシマウマ等の草食動物を横目にサバンナを進むと、昨晩狩ったというヌーを食すオス3頭と、メス複数頭のライオンのグループに遭遇しました。運よく、顔を上げるオスや歩き回るメスの写真を撮影することができました。

サバンナに浮かぶ、まん丸の朝日。
サバンナに浮かぶ、まん丸の朝日。
貫禄のあるライオンのオスとメス。
貫禄のあるライオンのオスとメス。

一方、川に到着するも、ヌーの影はなく、カバや野鳥がいるのみでした。ちょっと前に同じくマサイ・マラでサファリをしたというサファリ・ガイドは、その時は川渡りをしっかり見られたという事なので、ヌーのいくつかのグループが川を渡って行った直後だったのかもしれません。従って、この日はヌーを諦め、その他の動物を探します。すると、まだ小さい子供のキリンや、子連れのトピのファミリーを見ることができました。

マラ川でみつけたカバ。
マラ川でみつけたカバ。
まだまだ小さい、キリンの子供。
まだまだ小さい、キリンの子供。
薄暗くなって、移動中のトピのファミリー。
薄暗くなって、移動中のトピのファミリー。

ヌーを追いかけ、セレンゲティ国立公園(タンザニア)ボーダーへ

マラ川周辺にヌーの姿はなく、マサイ・マラを南下し、タンザニアのセレンゲティ国立公園とのボーダーに向かいます。キリンやアフリカクロトキ等を横目に進むと、ガイドから木の上を見る様にとの合図。視線を上に送ると、樹上にはインパラのメスか、比較的直近にハンティングされたと思しきアンテロープの死骸が残されていました。ハンターはヒョウであることは間違いないので、ヒョウを探して広大なサバンナでのサファリを始めます。そして、セレンゲティ国立公園とのボーダー付近に到着すると、ヒョウではありませんが、遂に見つけました。今回の主役であるヌーの群れです。恐らく、マラ川での川渡りを終え、セレンゲティに向かおうとする群れの一部でしょう。どこにいるのかと思っていましたが、ようやく、その一部を捉えることができました。ただ、近くに川はないので、残念ながら川渡りは期待できず、その場を後にします。

そして、その後も、ヒョウをメインのターゲットに据え、サファリを続けます。すると、やはり諦めないと良いことがあるものです。一念岩をも通すと言わんばかりに、木の上で休むヒョウを見ることができました。我々が見た獲物をハンティングした個体ではないかもしれませんが、ターゲットの動物を間近で見ることができました。

朝日を待ちわびていたかのように佇むキリンたち。
朝日を待ちわびていたかのように佇むキリンたち。
ごくごく最近ヒョウにハンティングされてしまった様です。
ごくごく最近ヒョウにハンティングされてしまった様です。
ようやく追いついたヌーの群れ。
ようやく追いついたヌーの群れ。
すやすや眠るヒョウ。気持ちよさそうです。
すやすや眠るヒョウ。気持ちよさそうです。

マラ西部からマラ東部へ

これまで、マサイ・マラ西部のロッジに宿泊していましたが、この日、マサイ・マラ東部のマラ川沿いに位置するテント型ロッジに移動します。高台の美しい景色ともお別れをし、一転、川沿いのロッジに宿泊します。

ロッジからの景色。双眼鏡で平原にいるライオンも見られたそう。
ロッジからの景色。双眼鏡で平原にいるライオンも見られたそう。
ロッジからマラ川を望む。
ロッジからマラ川を望む。
川にはカバの姿も。
川にはカバの姿も。

サファリを開始すると、早速ライオンのファミリーを発見。オスはいませんでしたが、小さな子供を連れています。うまく車を先回りさせることができたので、目の前をライオンのファミリーが歩いていきました。そして、サファリを続けると、やはり小さな子供を連れたゾウのファミリーにも遭遇しました。やはり、子供は可愛いですね。そして、泥水に浸かりつつスヤスヤ眠るハイエナにも遭遇。

子ライオン。メスのライオン達の後を追っていきます。
子ライオン。メスのライオン達の後を追っていきます。
子ゾウ。こちらもメスのゾウ達の後をしっかり追っていきます。
子ゾウ。こちらもメスのゾウ達の後をしっかり追っていきます。
ハイエナも、こういう姿は可愛いです。
ハイエナも、こういう姿は可愛いです。

午後のサファリでも、しっかり動物を見ることができました。木陰で休むヒョウ。水を飲むキリン。そして、夕方頃には、木の下で仲良さそうに眠るライオンのオス2頭と遭遇しました。兄弟でしょうか。

日陰で休むヒョウ。近くの木には仕留めた獲物が置かれていました。
日陰で休むヒョウ。近くの木には仕留めた獲物が置かれていました。
キリンの水飲み。かなり周囲を警戒しながら、恐る恐る水を飲んでいました。
キリンの水飲み。かなり周囲を警戒しながら、恐る恐る水を飲んでいました。
オス・ライオンの昼寝。豪快な寝相です。
オス・ライオンの昼寝。豪快な寝相です。
もう日は傾いていますが、動き出す気配はありません。
もう日は傾いていますが、動き出す気配はありません。

狙いをチーターへ

サファリを開始し、まずは木に留まるアオサギや川でハンティング中のアフリカトキコウを発見。暫く進むと、トピの親子とも遭遇しました。昨日に引き続き、子供をしっかりと見ることができました。そして、その先を行くと、サバンナで遠くを見つめている一頭のメス・ライオンと遭遇。付近に他のライオンや草食動物などはいませんでしたが、どこか一点を見つめているようでした。

木の上で堂々と構えるアオサギ。
木の上で堂々と構えるアオサギ。
顔いっぱい水に浸かりそうなアフリカトキコウ。
顔いっぱい水に浸かりそうなアフリカトキコウ。
仲睦まじいトピの親子。
仲睦まじいトピの親子。
キリっとした表情のメス・ライオン。ハエにたかられています…。
キリっとした表情のメス・ライオン。ハエにたかられています…。

ただ、今回のサファリでまだしっかり見られていない動物がいました。それがチーターです。その為、午後はチーターを探してサバンナを疾走します。すると、午後遅めに、ようやくチーターの元へ辿り着きました。それも、5頭のグループです。さらに、道沿いで休んでいた為、かなりの至近距離から観察することができました。実は、このあと動き出すかな、という期待もあり暫く粘っていたのですが、結局夕方になってもこの場を離れることはありませんでした。チーターをたっぷり観察し、今日のサファリは終了。ロッジに到着すると、サバンナの向こうに、燃えるような夕日が落ちていきました。

ようやく出会えたチーター達。
ようやく出会えたチーター達。
暑いのか車の陰に入ります。
暑いのか車の陰に入ります。
陸上最速なだけあり、かなり締まった体をしています。
陸上最速なだけあり、かなり締まった体をしています。
キョロキョロと周りを伺うチーター。
キョロキョロと周りを伺うチーター。
日が暮れる前に、サファリは終了となります。
日が暮れる前に、サファリは終了となります。

再びマラ川とその支流へ

早朝からサファリをスタート。すると、まずは珍しいことに、陸上を歩くカバを発見。早朝のサファリだからこそ見られるもので、早起きした甲斐がありました。その後も、ゾウのファミリーやライオンを見つつ、マラ川に向かいます。川に到着しますが、やはり、ヌーの姿はありませんでした。後から聞いた話ですが、この2週前まで、そしてこの翌週、マラ川でヌーの川渡りが見られたということでした。従って、今年のツアーは運悪く、ヌーのグループが川を渡りセレンゲティ側に移動し、また別のグループが川を越えにやってくる間の時期と重なってしまったのかもしれません。残念ですが、それが自然や野生動物というものなのかと思います。

早朝のカバ。川に戻る途中でしょう。
早朝のカバ。川に戻る途中でしょう。
子ゾウ。一生懸命、草を食みます。
子ゾウ。一生懸命、草を食みます。
こちらを見るメス・ライオン。昨日と違い、ハエはおらずきれい。
こちらを見るメス・ライオン。昨日と違い、ハエはおらずきれい。
マラ川。カバやクロコダイルが見られました。
マラ川。カバやクロコダイルが見られました。

気を取り直し、サファリを続けます。昼食はサバンナでのピクニック・ランチ。ここまでは普段通りと言って良いでしょう。しかし、この日はまさにお弁当を食べ始めたところ、1台のサファリカーがやって来て、「ライオンがこっちに来るぞ」と教えてくれました。すると僅か数十秒後、メスのライオンが1頭100mくらい先を歩いているではありませんか。最初は通り過ぎるのを待とうと思っていましたが、間髪を入れず、ライオンが2頭、3頭、4頭とどんどん集まってきました。さらにオス・ライオンも登場した為、昼食どころではありません。全員サファリカーに戻り、ライオン達が通り過ぎるのを待ちました。ライオンは暫くすると、また歩き出し、サバンナの向こうへ消えていきました。

サバンナでのピクニック。最高に贅沢な時間です。
サバンナでのピクニック。最高に贅沢な時間です。
この後、向こうにライオンが…。
この後、向こうにライオンが…。
通り過ぎたライオンを少し車で追いかけました。
通り過ぎたライオンを少し車で追いかけました。
オス・ライオン。近くで見るとやはり迫力があります。
オス・ライオン。近くで見るとやはり迫力があります。

午後、マラ川の支流に向かい、ヌーを探しますが、やはりこの辺りにも来ていませんでした。前述の様に、今年のツアーは、移動するヌーの群れの間にあたってしまった様で、ヌーの川渡りを目撃するチャンスはありませんでした。しかし、ライオンは毎日の様に見られましたし、ヒョウも近い距離から、何の障害物もない状態で写真を撮影することができました。さらにチーターに至っては、数メートルの距離から、1時間以上に渡って、のんびりと観察することができました。そういう意味では、良いサファリだったと言えるのかもしれません。

最後に、マラ川の支流で最後のサファリをしました。そこで、私たちへの餞別か、キリンのファミリーが一直線になって、我々の目の前で、テクテクと川を渡って行くではありませんが。キリンの川渡りとでも言えるでしょうか、珍しい光景です。

本当に、サファリでは予想のできないことが沢山起こります。時として、残念なことや、期待外れのこともありますが、それらを含めて、あるがままの自然や野生動物の姿を楽しむのが、サファリなのかと思います。またいつか、是非戻ってきたいと思う旅でした。

珍しい、キリンの川渡り。
珍しい、キリンの川渡り。

■ヌー大移動の季節 マサイ・マラで徹底サファリ 10日間

2025.02.01発 山形豪さんと行く 緑の季節のマシャトゥ 自然写真撮影ツアー 9日間

毎年恒例となっている2月のボツワナ、緑の季節のマシャトゥ動物保護区自然写真撮影ツアー、今年は1日〜9日の日程での開催となった。去年のボツワナは大旱魃で大きな被害が出ていたが、今年の雨季は一転、かつてないほどの大雨が降り続いたおかげでマシャトゥ全域は緑で溢れ、普段は枯れている川も水で一杯だった。

雨季は単に雨が降るだけではなく、水が突然増えることによる環境の激変が起きる時期だ。最初の大雨直後であればハマビシの黄色い花が辺り一面咲き乱れていたはずなのだが、今回はタイミングが2週間ほど遅かった。その代わりバッタなどの昆虫が大発生したタイミングだったため、それらを狙って数多くの鳥たちがやってきていた。特にシュバシコウ、アオハシコウ、アフリカハゲコウといったコウノトリ類が物凄い数いたし、アシナガワシのような比較的珍しい猛禽も撮ることができた。いずれも渡り鳥なので、乾季にマシャトゥで彼らを見ることはない。

緑が多いということは草食獣たちにとっては子育てをするのに絶好の条件なわけで、インパラやヌーの多くが生まれて間もない赤子を連れていた。そして肉食獣にとっては捕らえやすい獲物が突然増えることを意味する。普段ライオンやチーターのおこぼれを狙うか、小鳥や爬虫類などを捕らえているセグロジャッカルまでもがインパラの子を追いかけていた。彼らがあのように本気で走る姿を見たのは初めてだった。

マシャトゥは大型肉食獣の数が多いことでも知られており、今回もライオン、ヒョウ、チーター、ブチハイエナは問題なく撮ることができた。特にヒョウに関しては、誰がどこに縄張りを作っているかまで常時把握されているので、毎回複数の個体に出会うことができる(今回は4頭だった)。マシャトゥに通い始めて今年で15年目になるが、ヒョウに出会えなかったことは一度もない。一方チーターはテリトリーではなくホームレンジと呼ばれる広大なエリア内を放浪しながら暮らすのでいつも出会えるわけではないが、首尾良く4頭の子を含むチーター家族に、それも美しい光の中で遭遇した。

マシャトゥはいつ行っても実に楽しい場所だが、特に雨季は動物たちのコンディションが良く、活性の高さも際立っているので撮影条件は非常によいと常々感じている。

雨が良く降り緑豊かなマシャトゥの川辺
雨が良く降り緑豊かなマシャトゥの川辺
マシャトゥはアフリカゾウの数がとても多いことでも有名
マシャトゥはアフリカゾウの数がとても多いことでも有名
はるばるヨーロッパから渡ってきたシュバシコウ
はるばるヨーロッパから渡ってきたシュバシコウ
生まれて間もないインパラの子供がたくさんいた
生まれて間もないインパラの子供がたくさんいた
インパラの子を全力で追うセグロジャッカル
インパラの子を全力で追うセグロジャッカル
夕暮れ後に出会ったライオン親子
夕暮れ後に出会ったライオン親子
巨大なマシャトゥの木でくつろぐ若いオスのヒョウ
巨大なマシャトゥの木でくつろぐ若いオスのヒョウ
遠くにいる草食獣が気になるヒョウ
遠くにいる草食獣が気になるヒョウ
早朝、寝ぐらに戻る前のブチハイエナ
早朝、寝ぐらに戻る前のブチハイエナ
日没直前、インパラを貪るチーター親子
日没直前、インパラを貪るチーター親子
大サバンナを見下ろしながら酒を飲むのもマシャトゥの楽しみ方の一つ
大サバンナを見下ろしながら酒を飲むのもマシャトゥの楽しみ方の一つ
バオバブの木の前での集合写真
バオバブの木の前での集合写真

■自然写真家 山形 豪さんと行く 自然写真撮影ツアー