8.11発に続いて、年末年始にも同行させていただきました。例年ですと乾季に入って天候が落ち着く頃なのですが、今年はどうも雨が残ってしまっているようです。それでも季節は夏!昼間は青空も覗き、かなり気温が上がり暑いです。
アンボセリでは夜に激しい雷雨に見舞われましたが、翌日の朝はキリマンジャロが綺麗に雪を被っていました。なかなか雪のキリマンジャロは見ることができませんが、今日が登山のアタック日の人は大変だろうなぁと…汗。
さて、サファリの状況としましてはBIG5は達成し、雨が多かったからか虹が見ることができたりとなかなか充実したサファリになりました。
サファリ最終日の雨のマサイマラでは、ヒョウのカップルが出て来てくれました。その後目の前で交尾を始めましたが写真は撮れませんでした…
サファリは同じ場所に何度訪れても同じ動物が見られるとは限りません。ですが、その時その時間その天候など色々な条件が重なって、本当に飽きさせません。
弊社鉄板の「ケニア・サファリ・ハイライト10日間」は毎週金曜日2名様より催行です。皆さまのご参加をお待ちしております。
久世
■ケニア・サファリ・ハイライト 10日間
ブレーズ・ジャーニュ空港開港!!
12月7日に、セネガルの表玄関が変わりました。それまで、ダカールの中心部に近かったレオポルド・セダール・サンゴール空港から、ダカールから南東に約50キロにブレーズ・ジャーニュ空港が開港しました。
ブレーズ・ジャーニュとは、セネガル出身でアフリカ人として初めて1914年から20年間に渡りフランスの国会議員と大臣になったブレーズ・ジャーニュ氏を記念して新空港の名前になりました。
開港当日は、マッキ・サル大統領やガボン、ギニアビサウ、ガンビアなどの国家元首や首相の臨席の下、開港式典が挙行されました。12月7日のセネガル国営テレビの20時のニュースは、放送時間の半分を開校式典の様子を放送していました。
ブレーズ・ジャーニュ空港は、ダカール南東にあるティエス地域圏ジャスにあります。ダカール市中心部から遠くなったもののビーチリゾートのあるサリーなどには近くなりました。ダカール中心部へは、路線バス、タクシーなどのアクセスがあるようです。
レオポルド・セダール・サンゴール空港に発着していた国際線と国内線は、全便ブレーズ・ジャーニュ空港へ移転済みですので、ご注意ください。
ブレーズ・ジャーニュ空港:http://www.dakaraeroport.com/
画像は、レオポルド・セダール・サンゴール空港のターミナルビル、管制塔、ブレーズ・ジャーニュ氏
by 虎
ハネムーン・レポート『レソト・ホース・トレッキング 9日間』
2017年11月18日出発の手配旅行でレソトに行かれた、鈴木様ご夫妻からのレポートです。
まずレソトという国は山と渓谷に囲まれた高原の国です。サバンナやサファリといったものがなく、日本で考えるアフリカのイメージとは違った世界が広がっています。
首都マセルこそ賑やかですが、首都から離れれば伝統のブランケットと帽子を身に纏い、農業と牧畜を営む牧歌的な風景の広がる世界です。どこか時間の流れが違うかのような感じになりました。
【セモンコンからホース・トレッキング】
観光の拠点となるセモンコンからホース・トレッキングをスタート。日帰りのプランもありますが、自分たちがやったのは、山をいくつも越えて村の家に泊まって帰ってくるというオーバーナイト・トレッキング。馬に食べ物と燃料を載せて出発です。
馬はとても大人しく、操作も「右・左・ストップ・スタート」この4つだけ覚えれば道中は大丈夫(実は乗馬経験者です)。セモンコンの街を離れるとそこからはもう電線も車道もなく、レソト伝統の石積みの丸い住居が点在し、人と馬の踏み歩いた道が草原に伸び、遥か先の山の稜線で底抜けに青い空と繋がっていました。
ロバに荷物を載せた人が通り過ぎて行く。『ルメーラ!!』と挨拶をすると向こうも気さくに返事してくれるところに、レソトという国の人柄を感じました。
レソトは岩山も多いようで随所に険しい岩肌が露出した斜面や崖っぷちの道に出くわしますが、馬はそんなものをいとも簡単にグイグイ登る・歩く。改めて馬の凄さというものを感じました。
村ではレソト伝統の丸い家で宿泊。隣の家は地元の家族が住んでいましたので、夕方には放牧から帰ってきたヤギとヒツジの群れがドドド!と家の周りに殺到するという光景を目にすることができました。朝はヤギとヒツジの鳴き声とベルの音で起床。出発の準備の間に隣の家族と仲良くなって一緒に写真を撮ったりしました。
【伝統のブランケットと帽子】
レソトの衣装といえばマントみたいに着こなしているブランケットとトンガリ帽子。これに興味があったので、オプショナルのブランケット説明のツアーにも参加。セモンコンの街でブランケットの柄にこめられた意味や男女の着方などを教えてもらいました。その時に「ブランケットを買うにはどこで買えますか?」と聞いたら、街のマーケット(観光向けではなく庶民の)に案内してもらったので、そこでお気に入りの色とデザインのものを購入。宿に帰って着たらみんなに大ウケだったので、そのまま街まで買い物に行ったりもしました。トンガリ帽子(バソトハット)は帰りにマセルの観光案内所で購入。思ったよりも丈夫なので日本まで被って帰りました。やはり現地の文化に触れることはその国の人々の近づくキッカケになりますね。
【日本じゃできない飲み歩きツアー】
最後にどうしてもやってみたいオプショナルツアーがあったのでロッジのレセプションで申し込みました。それは「ドンキー・パブ・ツアー」。ドンキーとはロバのこと。つまりロバに乗って街の飲み屋で酒を飲むというツアー。しかもはしご酒(飲み代は自腹)。
ブランケットを身に纏いロバに乗って街に行けば、みなさん気さくに接してくれました。飲み屋では教師をやっているというおじさんと飲みながらお話をしたり、ビリヤードをやったり、一緒に写真を撮ったり、ブランケットの着こなしを教えてもらったりとありまして、レソトの人々に一番近づいたツアーだったのかもしれません。
レソトという聞きなれない国でしたのでどんなところなのか不安もありましたが、行ってみると素朴な生活で空と大地の大きさを感じることができる良い国でした。
また再び訪れてみたい国です。
◆アフリカでハネムーン&ウェディング特集ページ
2017.12.27発 カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 8日間
17年の年末年始、南アフリカとボツワナに跨り管理されているカラハリ・トランスフロンティア公園を訪問するツアーに添乗員として同行させていただきました。
アフリカで初めての国境をまたいだ保護区域として指定されたカラハリ・トランスフロンティア公園。
総面積は38,000㎢で、ボツワナ側の面積が28,400㎢、南アフリカ側の面積が9,600㎢です。人間の手がほとんど及ばないカラハリ砂漠南部に位置し、過酷な自然環境が広がりますが、極度の乾燥地帯に適応した動物達が力強く息づいています。
2つの国に跨っているため、南アフリカ、ボツワナどちらの国からもアクセスすることができ、また園内は、国境を越えてサファリを行う事が出来ます(正確には、出入国手続きが必要な場所もあります)。
キャンプしながら滞在することも可能ですが、こちらのツアーでは、快適なロッジに連泊しながら動物観察を行います。
まずは、ヨハネスブルグから国内線でアピントンへ。

そこから陸路移動して、カラハリトランスフロンティア公園に到着です。
園内は、砂丘とアカシアやキャメルソーンなどの低灌木が広がります。

この辺りの年間降水量は、150mm前後と少なく、雨季(11~4月)の時期も雨が降る事はあまりありませんが、雷と強い風を伴った激しい雨が降ることもあります。
この公園には、いわゆるBIG5のうち、十分な水や餌が必要なゾウ、サイ、バッファローは生息していません。
また、キリンやシマウマも生息はしていますが、生息しているエリアが限られており、今回は残念ながら出会うことが出来ませんでした。
代わりに、昆虫などを主食とするミーアキャットやマングース、オオミミギツネやワイルドキャットなどの小型の食肉目の生き物にとっては生息しやすく、また、それを狙う猛禽類が数多く生息しています。







そして、特筆すべきは何といっても、カラハリ砂漠のみに生息するカラハリライオンです。
今回は、世界一美しいライオンと言われる彼らをじっくりと観察する事が出来ました。
他のエリアのライオンと比べると平均して体付きが大きく、体毛はグレー、そして雄はタテガミが黒いのが特徴です。




このツアーでは、ロッジに泊まりながら動物を観察します。
自然に配慮された造りで、必要なものは十分に揃っており、快適に過ごすことができます。もちろん公園内に立地しているため、動物が敷地内にもやってきます。高床式になっている部屋の下には、夜になると、動物が寝ていることもあり、大迫力の咆哮が聞こえることも!?







アフリカでサファリを行う際は、東部・南部アフリカ地域を問わず基本的に、早朝、夕方の2回サファリを行います。
今回のサファリはロッジ専属のドライバーと車を利用して行いましたが、非常に充実したものでした。
朝は、起床してから、ティー&コーヒー、クッキーなどで簡単に済ませてから、日の出前にロッジを出発。11時前頃に戻ってきてブランチ。夕方は、ハイティーを楽しんで、涼しくなる時間から日の入り(20時頃)までサファリ。
日照時間が長いシーズンということもありましたが、毎日9~10時間程度のサファリをたっぷりと行いました。
また、ある日は、早朝からフルデイサファリを行いましたが、途中ランチ休憩やティーブレイクなどを挟んで15時間!の超ロングサファリで、おかげで色々なシーンを観察する事が出来ました。










8日間と短いツアーながらも、毎回濃密なサファリになるため、充実度は、滞在期間以上のものになりました。
ほ乳類が19種、鳥類は30種以上(猛禽類が15種)確認することができました。
カラハリトランスフロンティア公園は、ケニアやタンザニアなどでサファリを経験したことのある方には、動物相や自然景観の違いをより感じていただけるため、サファリリピーターの方にお勧めしたい場所です。
ただ、サファリが初めての方でも、ゾウやキリンやシマウマに会えなくても大丈夫、とにかく美しいライオンに会いたい!という方であれば、きっとご満足いただけるかと思います。

こちらのツアーは、通年ツアーを設定(2名様催行、添乗員無し)しておりますが、次回の9月15日(土)発については、添乗員同行で実施致しますので、ご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。
荒木
■カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 8日間
井の頭自然文化園のフェネック
風が冷たい冬のある日、井の頭自然文化園ではフェネックが丸くなっていました。砂の下に敷かれたヒーターで温まっているようです。
by 斎藤