アフリカの動物撮影にお勧めなカメラ SONY RX10M4

10月6日、ソニーからRX10M4というカメラが発売されました。このカメラがアフリカで動物写真を撮りたい人に良さそうだったのでご紹介します。
本気で動物の撮影をしようと思えば、一眼レフに超望遠レンズというのが定番ですが、どうしても大きく重くなります。アフリカでの撮影ともなれば、飛行機の機内持込手荷物にどう収めるか苦労したりします。
一方、小さくても動物をアップで撮れる高倍率コンパクトデジカメという選択もありますが、画質が微妙だったり、オートフォーカスが遅くてシャッターチャンスを逃しやすいという欠点がありました。
SONY RX10M4は、カテゴリーとしては高倍率コンパクトデジカメに含まれますが(ネオ一眼という呼び方もありますね)、1インチの大型イメージセンサー搭載なのでかなり高画質(一眼レフには劣りますが)。しかも高速オートフォーカスや高速連写もでき、シャッターチャンスを逃しにくいカメラになっています。また、高画質4K動画やスーパースローモーション撮影など、動画撮影も得意です。
コンパクトデジカメとしては大型ですが、一眼レフ+超望遠レンズと比べると遥かにコンパクトで、旅行のお供としてとても魅力的なカメラだと思います。
気軽に買える価格ではありませんが、本格的に動物写真や動画を撮りたいけれど機動力も重視したいという人にはお勧めです。

■良い所
・広角~超望遠まで1台でカバーする24mm~600mm相当の画角
・高倍率コンパクトデジカメとしては非常に画質が良い
・高速オートフォーカス、高速連写でシャッターチャンスを逃しにくい
・動画撮影機能も優秀
・旅行中の負担にならないコンパクトさ
■悪い所
・価格が高い
■公式サイト
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-RX10M4/
※写真は発売前に銀座のソニーショールームで触ってきた時のものです。
by 斎藤

2017.8.18発 コンゴ レイン・フォレスト・サファリ 10日間

8月後半、コンゴ共和国のオザラ・コクア国立公園に滞在するツアーへ同行させていただきました。コンゴの名前がつくのは2カ国ありますが、オザラがあるのは小さいほうのコンゴ共和国。同じコンゴでも国土の大きさ、歴史などが異なりますが、面白いのは2つの国の首都がコンゴ川を隔てて対岸にあること。首都が隣り合っているのは世界でもここだけだそうです。もちろんエリアにもよりますが、ブラザビルの街は夜も歩いて問題ないくらい治安がよく、ホテルからコンゴ川までぶらぶら歩き、夕陽を眺めながら川沿いの散策を楽しみました。

コンゴ川の急流ポイント。対岸は隣国・コンゴ民主共和国の首都キンシャサです。
コンゴ川の急流ポイント。対岸は隣国・コンゴ民主共和国の首都キンシャサです。
コンゴ川でザブザブお洗濯をする女性。
コンゴ川でザブザブお洗濯をする女性。
ブラザビルのローカルマーケットにて。仕立て屋さんは男性です。
ブラザビルのローカルマーケットにて。仕立て屋さんは男性です。

いよいよツアーの目的地であるオザラ・コクア国立公園へ。当初の予定ではフライトで1時間と車で数時間の予定でしたが、ツアー直前にフライトが飛ばないことに。もちろんコンゴでは珍しいことではありません。そこでブラザビルからオザラまで陸路14時間を1日で移動することになりました。ここでも意外だったのは道路がいいことです。公園に入る手前の数十キロのダートロードを除けば、きれいなアスファルトが続きます。

公園までの移動途中に赤道を通過します。
公園までの移動途中に赤道を通過します。
公園に入る手前はしばし悪路が続きます。時々、動物が横切ることも。
公園に入る手前はしばし悪路が続きます。時々、動物が横切ることも。

オザラでのハイライトはローランドゴリラのトレッキング。ローランドゴリラはアフリカ中央部・西部にかけて生息していて、全体で10万頭くらいといわれていますが、そのうちなんとオザラ周辺には22000頭くらいが生息しているそうです。マルミミゾウも9000頭以上といわれ、非常に豊かな自然が残っているという証拠です。実際、滞在中も熱帯雨林、サバンナ、河川、バイ(森の中の開けた湿地帯)と、同じ公園内で様々な顔を見せてくれました。
ゴリラは、ロッジ周辺で人付けされている2つのグループをトレッキングしました。前日にはガイドから2つのグループの説明があり、ますます期待が高まります。私自身、マウンテンゴリラは何度も見たことがありましたが、ローランドゴリラは初めて。マウンテンと違い、体が少し小さい分、動きが早く、木の上を動き回る様子はチンパンジーを見ているようでした。マウンテンゴリラより小さいとはいえメスでも体重60キロ以上にはなります。さすがに木の枝を飛び移るまではいきませんが、それでもマウンテンゴリラのゆったりとした動きとは違います。2グループとも子どもが多く、好奇心旺盛にこちらを眺めたり、私たちを遊びに誘うように木からぶるさがったり、手足をぶらぶらさせたりしてみせる子供ゴリラもいました。

ゴリラトレッキングの拠点となるランゴ・ロッジ。
ゴリラトレッキングの拠点となるランゴ・ロッジ。
ゴリラ・トレッキング。ガイドについてひたすら歩きます。
ゴリラ・トレッキング。ガイドについてひたすら歩きます。
はじめにあったのはゴリラの子ども。興味津々でこちらを観察してます。
はじめにあったのはゴリラの子ども。興味津々でこちらを観察してます。
まだ小さい子どもを連れた母ゴリラ。
まだ小さい子どもを連れた母ゴリラ。
こちらは結構大きくなった子どもと一緒の母ゴリラ。
こちらは結構大きくなった子どもと一緒の母ゴリラ。

ゴリラ・トレッキングのほかにオザラらしいのが、バイのウォーキング。バイはゾウたちが作り出した湿地帯で、開けた場所なので動物観察にはぴったりです。バイが見渡せるテラスに到着したときにもゾウ、バッファロー、シタトゥンガが見えました。そして私たちもバイに入り、膝までつかって水の中を歩き始めました。水は澄んでいます。バッファローの群れは私たちを見て一度離れましたが私たちが歩き始めるとまたバイへ戻ってきました。膝まで水につかってのウォーキングは慣れると気持ちのいいもので、動物や鳥を探しながらたっぷり2時間半歩きました。

日帰りで行くランゴ・キャンプのバイ。いるだけでも動物観察。
日帰りで行くランゴ・キャンプのバイ。いるだけでも動物観察。
バイを歩いてネイチャー・ウォーク。
バイを歩いてネイチャー・ウォーク。
フォレスト・バッファローの群れ。
フォレスト・バッファローの群れ。
ウォーキング中、近づいた私たちに警戒するバッファロー。
ウォーキング中、近づいた私たちに警戒するバッファロー。

ボートサファリでは、川の中を歩くゾウ達も見ることができました。マルミミゾウはサバンナのゾウより少しシャイで、川の中でもあまり近づくと嫌がり逃げてしまいます。ボートを停めて静かに観察させてもらいました。ゾウ3頭が、川辺の草を食べたり、鼻を上げたり、しばらくのんびりした後、ゆっくり川を渡っていきました。もちろんマルミミゾウの特徴である丸い耳、少し赤みがかった象牙も観察できました。

ボート・サファリ。
ボート・サファリ。
マルミミゾウが姿を現してくれました。
マルミミゾウが姿を現してくれました。
少しシャイなマルミミゾウですがゆっくり観察できました。
少しシャイなマルミミゾウですがゆっくり観察できました。
ロッジのすぐ近くで見つけた1頭のオスゾウ。
ロッジのすぐ近くで見つけた1頭のオスゾウ。
サバンナと森の境界線にあるンボコ・キャンプ。
サバンナと森の境界線にあるンボコ・キャンプ。
ンボコ・キャンプのバー。オープンエリアが気持ちのいい空間です。
ンボコ・キャンプのバー。オープンエリアが気持ちのいい空間です。
ロッジの目の前に広がるサバンナ。ゾウやバッファローがやってきます。
ロッジの目の前に広がるサバンナ。ゾウやバッファローがやってきます。
毎日、森の中とは思えない洗練された美味しい料理を食べました。
毎日、森の中とは思えない洗練された美味しい料理を食べました。

今回のツアーに参加された方の一番の目的はやはりゴリラのトレッキングでした。とはいっても野生のローランドゴリラ。確実に会えるのかどうか心配でしたが、2グループを観察することができました。マウンテンゴリラと比べると森も深く、高い木の上のゴリラを観察するのは少し疲れますが、ローランドゴリラの棲む環境を歩き、マウンテンゴリラとのたくさんの違いを見つけることができたのは大きな収穫でした。ローランドゴリラが安心して棲むには広大な熱帯雨林が必要です。オザラにもゴリラの棲む森に接するように、数千人が住むという村がありました。人間と野生動物が隣り合って棲むというのは簡単ではないと思いますが、この貴重な森がいつまでもゴリラやゾウが安心してくらせる場所であってほしいと願っています。
ブラザビルに帰る日、オザラの森を出る手前で、車の前を大きなオスのゴリラが道を横切っていきました。突然のことで写真も撮る間がありませんでしたが、大きなシルバーバッグの背中が今でも目に焼き付いています。
紙田

2017.9.16発 ボツワナ・カラハリ・トランスフロンティア公園でキャンプ 9日間

ボツワナのカラハリ・トランスフロンティア公園のキャンプツアーに同行させていただきました。ボツワナは、言わずとしれた、オカバンゴやチョベ国立公園を抱えた、動物大国です。今回訪問したカラハリ・トランスフロンティアは、ボツワナと南アフリカが管理している、アフリカ初の越境保護区として、2000年に開園しました(それ以前、南アフリカ側は、1931年にゲムズボック国立公園として設立)。保護区は、カラハリ砂漠の南部に位置しているため、極度に乾燥したエリアで、水が潤沢なオカバンゴやチョベ川周辺とは、全く環境が異なります。

カラハリ・トランスフロンティア公園(マブアシュベエリア)
カラハリ・トランスフロンティア公園(マブアシュベエリア)
公園内のトラックは深い砂地になっています
公園内のトラックは深い砂地になっています

そのため、ここに生息する動植物は、乾燥に適応したもののみ。ゾウやカバ、キリンなどは生息していません(厳密に言うと、キリンについては、今回訪問したエリアには生息していません)。代わりに、ミーアキャット、オオミミギツネ、ケープギツネ、ワイルドキャット、ラーテルやヤマアラシなどの小型の食肉類が多く生息しています。

草から顔を出すかわいらしいオオミミギツネ
草から顔を出すかわいらしいオオミミギツネ
立ち姿がかわいいミーアキャット
立ち姿がかわいいミーアキャット
餌を一所懸命に探すジリス
餌を一所懸命に探すジリス
猛禽類も多く生息しています
猛禽類も多く生息しています

なかなか写真に収めるのは難しいですが、今回は多くの種類に出会う事が出来ました。また、その小型のほ乳類を狙う猛禽類も多く生息しています。
特筆すべき動物として、この地域にしか生息していないカラハリライオンがいます。通常のライオンと比べて平均的に個体が大きく、またオスのライオンは黒いタテガミを持ちます。今回のツアーの目的の一つでしたが、何とか達成する事が出来ました(少し距離がありましたが)。

遠目にも大きさが良く分かるカラハリライオンのオス
遠目にも大きさが良く分かるカラハリライオンのオス

また、キャンプサイトの軒下で、将来立派なオスになるであろう2~3歳の兄弟ライオンや、メスのプライドを間近でじっくりと観察する事が出来ました。

人のいないキャンプサイトで休んでいたカラハリライオンの兄弟1
人のいないキャンプサイトで休んでいたカラハリライオンの兄弟1
人のいないキャンプサイトで休んでいたカラハリライオンの兄弟2
人のいないキャンプサイトで休んでいたカラハリライオンの兄弟2
大きくても仕草はネコそのもの1
大きくても仕草はネコそのもの1
大きくても仕草はネコそのもの2
大きくても仕草はネコそのもの2
大きくても仕草はネコそのもの3
大きくても仕草はネコそのもの3
キャンプサイトの水場で乾きを潤す子ども達1
キャンプサイトの水場で乾きを潤す子ども達1
キャンプサイトの水場で乾きを潤す子ども達2
キャンプサイトの水場で乾きを潤す子ども達2
木陰で休むカラハリライオンのプライド
木陰で休むカラハリライオンのプライド

決して動物の数は多くはないものの、金色の草原に立つ動物達は、格別の美しさを持っていました。

金色の草原に立つオリックス
金色の草原に立つオリックス
毛並みが美しいクドゥ
毛並みが美しいクドゥ
日中の強い日差しを避けて木陰で休むスプリンボックの群れ1
日中の強い日差しを避けて木陰で休むスプリンボックの群れ1
日中の強い日差しを避けて木陰で休むスプリンボックの群れ2
日中の強い日差しを避けて木陰で休むスプリンボックの群れ2
飛翔すると大迫力のアフリカオオノガン
飛翔すると大迫力のアフリカオオノガン
こちらの様子を伺うセグロジャッカル
こちらの様子を伺うセグロジャッカル
食事の後で顔が血に染まっているチーター
食事の後で顔が血に染まっているチーター
夕暮れ時は動物がさらに美しく輝きます
夕暮れ時は動物がさらに美しく輝きます

ボツワナは、実は、スイカの起源になりますが、公園内には、野生のスイカ(現地では、TSAMMA MELONと呼ばれています)が自生していました。
紀元前からこの地に暮らす、サン(ブッシュマン)の人達は、古くから、貴重な水がめとして利用してきましたが、これは、この地に暮らす動物達にとっても同じで、オリックスなどの草食動物や、鳥達も喉を潤していました(ライオンは食べないそうです)。

一帯に自生する野生スイカ
一帯に自生する野生スイカ
食べるとニガウリのような苦みがあります
食べるとニガウリのような苦みがあります

今回はキャンプツアーでしたので、公園内のキャンプサイトにテントを張って滞在しました。
ボツワナは動物との距離が近い事も特徴の一つですが、夜には、我々の食事の匂いにつられて、ブラウンハイエナがサイトにやってきました。ブラウンハイエナは南部のカラハリ砂漠周辺のみに生息する希少種です。
また、別の日には、メスライオンが私のテント横5mの所で寝ていたようです(私は気が付きませんでしたが、明け方ガイドが教えてくれました)。

日除けの矢倉以外何もないワイルドなキャンプサイト1
日除けの矢倉以外何もないワイルドなキャンプサイト1
日除けの矢倉以外何もないワイルドなキャンプサイト2
日除けの矢倉以外何もないワイルドなキャンプサイト2
穴掘り式ですが、快適に使用出来るように工夫されたトイレ
穴掘り式ですが、快適に使用出来るように工夫されたトイレ1
穴掘り式ですが、快適に使用出来るように工夫されたトイレ2
穴掘り式ですが、快適に使用出来るように工夫されたトイレ2
シャワーブースも設置してもらいました
シャワーブースも設置してもらいました
キャンプ中の食事も大きな楽しみの一つです
キャンプ中の食事も大きな楽しみの一つです
キャンプサイトでおこぼれを狙うイエローマングース
キャンプサイトでおこぼれを狙うイエローマングース
同じくおこぼれに目を光らすキバシコサイチョウ
同じくおこぼれに目を光らすキバシコサイチョウ

よくそんなに近い距離で危険はないのですが?というご質問をいただきますが、動物の生態を知り尽くしたガイドが説明してくれる基本的なルールを守っていただければ、過度に心配いただく必要はありません。
多くの動物事故は、人間が彼らの領域に踏み込みすぎたり、基本的なルールを守れない人達によって、引き起こされています。
もちろん、野生動物を相手に絶対はありませんが、彼らのフィールドにお邪魔して、少し観察をさせて貰うという謙虚な気持ちを持っていただければ、きっとより充実したサファリを満喫していただけるものと思います。
より身近に大自然を感じられたい方には、キャンプツアーはお勧めです!
荒木
■ボツワナのツアー一覧はこちら

バッタを倒しにアフリカへ

前野ウルド浩太郎/著
光文社新書/2017年5月17日発行

弊社の季刊誌(DO DO WORLD NEWS)5月号でもご紹介させて頂いた1冊です。
すでに9万部以上発行されていて、なかなか強烈なインパクトがある表紙のため、書店で見かけられた方も多いのではないでしょうか。
著者は新進気鋭の若手昆虫学者の前野氏。
内容としては、バッタをこよなく愛する(ただし、極度のバッタアレルギー)研究者の前野氏が、ポスドクとして研究を続けている自身の将来の先行きに不安を覚えて、誰も研究をしていない、サバクトビバッタで大きな成果を挙げて一発逆転を狙うため、そして子どもの頃から長年抱き続けてきた「バッタに食べられる」という夢を叶えるためにアフリカのモーリタニアに旅立ち、現地での研究や生活、そして自身の置かれた状況がありのままに書かれた一冊です。
恐らく研究書にカテゴリーされるこちらの本ですが、
語り口は非常に軽快で読みやすく、ただ、今なおアフリカで大きな問題になっている蝗害(こうがい)の実態も知る事が出来る一冊になっています。
若い研究者の懸命ながらも、現地で度々起こる失敗劇や奮闘劇の有様もとても面白く、同じ様にアフリカでフィールドワークなどで滞在をされた方は共感を覚える方も多いのではないかと思いますし、モーリタニア?サバクトビバッタ?という方でも、楽しく読んで頂けると思います。
by 荒木

父娘でエジプト周遊 手配旅行11日間レポート

2017年9月1日出発の手配旅行でエジプトに行かれた、高橋様からのレポートです。

あれはまだ私が中学生の頃、父と一緒に行こうと計画していたエジプト旅行。その時は事情により旅行中止にせざるを得なく、「いつか絶対に行こうね」と言い続け長年の夢がようやく叶いました!!父娘が20年前からずっと思い描いていたエジプト旅行。準備の段階からわくわく、そわそわしていたのは言うまでもありません。
アフリカの治安が不安定のため、エジプト旅行も危ないのかと不安になっていましたが、メジャーな観光箇所であれば問題ないですよと背中を押していただいたので、今行くしかない!と思い、たっぷりと時間を使って贅沢な旅をしてきました。
ピラミッド、アブシンベル、ルクソール、ナイル川クルーズのほか、担当の羽鳥さんのお勧め観光地なども組み込み、ゆったりとした11日間の旅行となりました。
エティハド航空利用のため、アブダビ経由でカイロへ。
乗り継ぎ時間もたっぷりあったので、スムーズに乗り換えができました。
カイロ着後は空港アシスタントや日本語ガイド、専用車などの手配をお願いしていたので、ビザの取得から何もかもサポートしていただき、至れり尽くせり・・・・。
エジプトでまず出迎えてくれたのは壮大なギザの3大ピラミッド。やはりこの目で見ると、そのスケールの大きさに圧倒され鳥肌がたちました。
また、宿泊したメナハウスはピラミッドのすぐそばにあるため、朝起きてすぐにピラミッドを望むことができ、得をした気分です!

ピラミッドを望む、メナハウスの朝食
ピラミッドを望む、メナハウスの朝食

スフィンクスとカフラー王のピラミッド
スフィンクスとカフラー王のピラミッド

ピラミッドと地元の子供たち
ピラミッドと地元の子供たち

ステラビール
ステラビール

エジプト考古学博物館は展示物が沢山あるので、時間がいくらあっても足りません!
オープンと同時に行って、たっぷり見るのがお勧めです。
カイロではその他、イスラム地区やオールドカイロ地区なども散策しました。
都会の雰囲気とは違う、ゆったりとした時間が流れており、観光客もそこまで多くないので、散策しやすい地区だと思いました。
ツタンカーメンの椅子
ツタンカーメンの椅子

イスラム地区のモハメッド・アリー・モスク
イスラム地区のモハメッド・アリー・モスク

アブシンベルまでは飛行機が飛んでいなかったため、カイロからアスワンまで飛行機で飛び、アスワンから陸路でアブシンベルへ。(ドライバーはヌビア人のイケメンなお兄ちゃんでした。)
アブシンベル大神殿も見学したかった遺跡の1つです。
神殿内は写真が撮れないのは残念ですが、ポストカードで我慢・・・。
アブシンベル大神殿
アブシンベル大神殿

アブシンベル小神殿
アブシンベル小神殿

アスワンからルクソールまではナイル川クルーズです。部屋のバルコニーからナイル川沿いにある農村や沈む夕日を眺めながら、ボーっとしてビールを飲むのは至福の時間でした。
クルーズ船のサンデッキ
クルーズ船のサンデッキ

クルーズ船のバルコニーより
クルーズ船のバルコニーより

私たちが乗船した船は、4泊5日というスケジュールのもので、ナイル川を下りつつ、途中の街で停泊しコムオンボやエドフなど遺跡観光も含まれています。まだ観光シーズンではなかったので、乗船客も多くは無かったのですが、毎日顔を合わせていると徐々に仲良くなり、「元気?」「今日の1日はどうだった?」など、世間話にも花が咲きました。他の国の方と話すのも、旅の醍醐味ですね。
フィラエのイシス神殿
フィラエのイシス神殿

クルーズ船の英語チーム担当ガイドさんとコムオンボにて
クルーズ船の英語チーム担当ガイドさんとコムオンボにて

コムオンボ神殿の列柱
コムオンボ神殿の列柱

エドフのホルス神殿
エドフのホルス神殿

エドフのホルス神殿の巨大な塔門
エドフのホルス神殿の巨大な塔門

クルーズ船では色々なイベントがあり、ヌビア人のダンスショー、ベリーダンスショー、ガラベーヤパーティなど、毎日何かしらのイベントで楽しませてくれます。移動・ホテル・観光を兼ね備えているナイル川クルーズはお勧めです!
ベリーダンスショー
ベリーダンスショー

ガラベーヤパーティ
ガラベーヤパーティ

ルクソールでは、ルクソール神殿、カルナック神殿、王家の谷、王妃の谷を時間をかけて観光しました。なんとこのタイミングで、王妃の谷の「ネフェルタリのお墓」が公開されていました。お墓に入るのは1日限定150名で滞在10分まで。さらに入場料がビックリの1000ポンド(約6,000円)です!「入らないと絶対後悔しますよ!他の墓の壁画よりすごいですから!!!」と言われていましたので、せっかくエジプトまで来たのだから入ろうと思い、ネフェルタリのお墓に入場しました。
カルナック神殿
カルナック神殿

カルナック神殿
カルナック神殿

スフィンクスが回廊を守る、ルクソール神殿
スフィンクスが回廊を守る、ルクソール神殿

ルクソール神殿
ルクソール神殿

鮮やかな色が残るラメセス3世葬祭殿
鮮やかな色が残るラメセス3世葬祭殿

ラメセス2世葬祭殿
ラメセス2世葬祭殿

ラメセス2世葬祭殿
ラメセス2世葬祭殿

ルクソール博物館、セベク神とファラオの像
ルクソール博物館、セベク神とファラオの像

ルクソール博物館、アメンホテプ4世像
ルクソール博物館、アメンホテプ4世像

ルクソール博物館、アトム神の前に跪くファラオ
ルクソール博物館、アトム神の前に跪くファラオ

王妃の谷とネフェルタリ墳墓入場券
王妃の谷とネフェルタリ墳墓入場券

そして、言葉が出ないほど感動しました。他の墓内の壁画とは比べ物にならないくらい、色鮮やかで素晴らし壁画が残っており、数千年前のものとは到底思えないほど、王妃ネフェルタリが美しく鮮やかに描かれていました。写真が撮れないのは残念ですが、目と心に焼き付けてきました。
11日間の旅行はあっという間に過ぎてしまい、もう帰国です。
治安も悪くなかったので、安心して観光ができました。
(もちろん、夜の出歩きなどは控えましたが)
内陸でも意外に美味しいシーフード
内陸でも意外に美味しいシーフード

おいしい料理、コフタと野菜の炭火焼
おいしい料理、コフタと野菜の炭火焼

お土産の定番、美しい香水瓶
お土産の定番、美しい香水瓶

遺跡、食べ物、人柄、お土産、エジプトはとても素晴らしい国でした。
本当に夢のような旅行で、満足度は120%です。
次はどの国に行こうか考え中です!
■オーダーメイド旅行をお考えの方はこちらをご覧ください