ハネムーンレポート『ケニア・3大公園のサファリ 10日間』

2017年6月23日出発のハネムーン手配旅行でケニアに行かれた、多胡様ご夫妻からのレポートです。

6月23日から7月3日まで充実のサファリライフ!
見たい動物が見られ、想像を超える体験ができた10日間!!
出発する前の話からすると…
道祖神さんのアフリカ説明会に参加し、動物のことはもちろん、不安だった現地での食事や過ごし方、治安のことなども丁寧な説明を受けて、安心して、いやむしろやっぱりアフリカに行きたい!という思いが強くなりました!
また、旅行の出発日を待つ間にも道祖神(紙田さん)から、日程表や現地で気を付けることをまとめた情報、欲しいタイミングでほしい情報を頂けました。その他にメールや電話でもフォローして頂き、安心感をもって出発日を迎えることができました!

もうすぐナイロビ空港!待ちに待ったアフリカの大地は大自然!赤い!!という印象でした!!

サファリへ出発!ゾウの家族が道を横断中にパシャリ。ここでは動物たちのテリトリーの中に、人間がお邪魔しているということを肌で感じます。一生懸命追いかけている子ゾウが可愛い!そしてゾウの大きさ、堂々としている様、つぶらな瞳に見とれ、感動しました。

ヌーの川渡りを見ることができました!私たちが行ったのは6月下旬~7月頭だったので、例年より早いのですが砂煙を上げながら一生懸命に走っている様子を目の前で見て、迫力に圧倒されました。

百獣の王ライオン(オス・メス)、遠くを警戒している様子。発情期の夫婦だったようで貴重な光景も見ることができました。

チーターが目の前でまったりしている様子。これ、ズームしておらずほんとにこの距離感で見られました!出会う前は怖いのかな?と思っていたのですが、お腹も見せてまっすぐな瞳でこちらを見られ、可愛い!と感じました。

後半お世話になったガイド兼ドライバーさん、若いのに優秀!英語のみのコミュニケーションでしたが動物のこと、マサイのことを詳しく教えてくれました。

ここだけでは語りつくせない、見せきれない人生でも忘れられない濃厚な10日間でした。道中もガイドの方や道祖神の現地駐在員の方がずっとサポートしてくださり終始安心して、健康・安全で過ごせたこともなによりでした。
◆アフリカでハネムーン&ウェディング特集ページ

2017.8.11発 カメルーン民俗探訪トレッキング 13日間

東部&南部アフリカへのサファリツアーがメインの夏のツアーの中で、唯一毛色の異なる中央部アフリカ、カメルーンへ人々の文化と暮らしを訪ねるツアーに同行させていただきました。3年前にモニターツアーとして企画、一度催行されたものの、その後ボコ・ハラムの活動によって訪問地の一部が危険地帯となってしまったためしばらくお蔵入りしていたこのツアーですが、治安も回復したため再びツアーラインナップに加え、久々に企画&催行となり、古くから変わらぬ暮らしを続ける人々をカメルーンに訪ねることができました。
訪問したのはカメルーン中西部、ナイジェリアとの国境に跨るアランティカ山地で独自の信仰と暮らしを守っている農耕牧畜民コマの人々と、南東部の熱帯雨林の奥深くで狩猟採集に依存した暮らしを続けるバカの人々です。雨季でも主に朝晩雨が降るだけの東アフリカと異なり、カメルーンが位置する中央部アフリカの雨季は凄まじい量の雨が朝から晩まで断続的に降り続くため、雨季にツアーを企画するのは本来御法度なのですが、カメルーンの中でも中央部から北部は雨の量も少なく、かつ緑が非常美しい時期となり、もう一方の訪問地である南東部は短い乾季に当たっているため問題ないと判断し、あえて雨が多少降るこの時期にツアーを設定しました。
それぞれ3年前に訪問したのが、いずれも日本人の団体ツアーとしては初めての村々だったわけですが、それぞれの村の人々が前回のツアーでも添乗員として同行した私のことをよく覚えていてくれ、いずれも大歓迎を受けました。
山中のコマの人々の村では、私が最も会いたかった人物、村の最年長のお婆ちゃんが、3年前に訪問した時より少しだけ老けていましたが、まだご存命で、私たちを出迎えてくれました。

雲がかかった山を目指し、緑の中を歩きます
雲がかかった山を目指し、緑の中を歩きます
天然素材だけで建てられたコマ人々の家
天然素材だけで建てられたコマ人々の家
珍しい外国人に、子供たちも興味しんしんです
珍しい外国人に、子供たちも興味しんしんです
山奥にある集落ほど、より伝統的な形態を残しています
山奥にある集落ほど、より伝統的な形態を残しています
独特なスタイルのコマの女性たち
独特なスタイルのコマの女性たち
子供たちにもしっかりと伝統が受け継がれています
子供たちにもしっかりと伝統が受け継がれています
外国人に踊りを披露するため、男性陣は楽器の準備中
外国人に踊りを披露するため、男性陣は楽器の準備中
陶器作りは彼らの宗教にも関わる重要な作業です
陶器作りは彼らの宗教にも関わる重要な作業です
村で最年長のお婆ちゃん、パイプタバコが様になります
村で最年長のお婆ちゃん、パイプタバコが様になります

コマの人々が暮らす山地を歩いた後は、南東部の森を目指して一気に走ります。ボロロやフラニの人々の村に立ち寄りつつ、カメルーンを北から南東部へと縦横断。以前より道も整備され、長距離の陸路移動でしたが随分快適になりました。

道路も舗装化され随分快適になりました
道路も舗装化され随分快適になりました
途中立ち寄ったフラニの村の女の子たち
途中立ち寄ったフラニの村の女の子たち
南部に入ると増えてくる木材を運ぶローリー
南部に入ると増えてくる木材を運ぶローリー

バカの人々の集落がある森の中へも、車道は通っていませんので歩いて訪れます。幹線道路から森の中を約40分歩いて到着。今回も集落が近づいてくると、歓迎の歌声がかすかに聞こえてきて、懐かしい場所に帰ってきたような感慨に浸れました。ここでも顔見知りの人々と再会することができましたが、さすがに狩猟採集をしつつ森の中を移動する人たちだけあって、全員に再開することはかないませんでした。相変わらず、夜は素晴らしい歌と踊りで楽しませてもらいましたが、今回の滞在ではバカの人々の祖霊にして守護神、森の精霊「ジェンギ」の踊りを初めて見ることができました。村に到着したら、馴染みの村の若い衆が「今、ジェンギが来ているから、今晩は踊りが見られるよ」と。観光客の方々向けの仕込みでも何でもない、古くから続いてきた本物の精霊の踊り。あまりの幸運にご参加者皆さん大喜びでした。

赤土の幹線道路から森の中へ
赤土の幹線道路から森の中へ
意外に歩きやすい森の道をたどってバカの村へ
意外に歩きやすい森の道をたどってバカの村へ
バカの人々は森を歩くときに全く足音をたてません
バカの人々は森を歩くときに全く足音をたてません
特徴的な森の蟻塚
特徴的な森の蟻塚
森に抱かれるようにある集落
森に抱かれるようにある集落
身なりは着の身着のままですが、元気な子供たち
身なりは着の身着のままですが、元気な子供たち
小さい頃から火やナイフに近い暮らしをしています
小さい頃から火やナイフに近い暮らしをしています
今日の獲物はダイカーとセンザンコウ
今日の獲物はダイカーとセンザンコウ
森の精霊、ジェンギの踊り。近づけるのは男性だけ
森の精霊、ジェンギの踊り。近づけるのは男性だけ
蜂蜜採取のため、木にスルスルと登っていきます
蜂蜜採取のため、木にスルスルと登っていきます
木の上で作業する仲間を見守る
木の上で作業する仲間を見守る
下ではハチの巣を入れる即席のバスケットを制作中
下ではハチの巣を入れる即席のバスケットを制作中
わずかながらハチミツとハチの子がとれました
わずかながらハチミツとハチの子がとれました
ハチミツを携帯する袋もあっという間に製作
ハチミツを携帯する袋もあっという間に製作
高い梢に登るときは斧で足場を作りつつ
高い梢に登るときは斧で足場を作りつつ
女性たちによる掻堀漁。いいサイズの魚とカメを捕獲
女性たちによる掻堀漁。いいサイズの魚とカメを捕獲

前回訪問した際は、見慣れない外国人相手だからか表情が硬かった村の人々や子供たちも、今回は慣れがあってか随分打ち解けて、笑顔を見せてくれました。恒例のハチミツ採集や女性たちによる掻堀漁や家造りを見学させてもらいましたが、前回5月に訪問した時より収穫は多かったようです。小乾季に訪問したのが幸いしてか、森での獲物も川で獲れる魚もたっぷりあり、満足に食べることができている集落の人たちは随分リラックスして暮らしていたような印象を受けました。
カメルーンは熱帯の国らしく、この時期気温も湿度も高く、方や山地を、方や森の中を歩かないとたどり着けない村の訪問、かつ宿泊はテントでしたので、なかなか体力的にもハードな旅になりましたが、ご参加者の皆様にはその苦労の価値あるものをご覧いただき、人々との交流を得てお帰りいただけたのではないかと思います。年とともに徐々に少なくなっていく、非常に古くからの暮らしを守る人々、皆さんも訪ねてみてはいかがですか?
羽鳥
◆ツアー詳細 : カメルーン民俗探訪トレッキング 13日間

ご家族手配旅行 ケニアでキャンプ・サファリ!そして、ザンジバル島でホームステイ!

2017年7月30日出発のご家族手配旅行でケニアのマサイ・マラ国立保護区とタンザニアのザンジバル島に行かれた、小林様ご一家からのレポートです。

1、『いつかアフリカに行きたい!』

「いつかアフリカに行きたい!」それは私の夢でした。「行くなら家族4人で行きたい!」と、とりあえず道祖神さんのオフィスを訪ねました。後日出てきたプランを見てビックリ!それは鳥肌が立つほどワクワクする楽しそうなプランでした。接客してくださった生野さんが雑談の中からも私の思いを汲みとってくださり、料金も思っていたよりリーズナブルで「これなら行ける!」「これなら行きたい!」と、家族全員で即決しました。しかし、当時息子は就活中、キャンセル覚悟で申し込みました。


2、贅沢なキャンプ

ケニヤではマサイマラのキャンプ場でテントにシュラフで宿泊。久しぶりのシュラフで少し心配でしたが、むしろぐっすり眠れて快適でした。夜になると近くで動物の鳴き声がしたり、降るような星空が地平線まで続いてて、自然を間近に感じることができました。トイレも水洗でシャワーもお湯がちゃんと出て、とてもきれいで気持ちよかったです。

ドライバーのジェイムスさんとコックのサミさんは、私達家族専属でずっと一緒に同行してくれました。ゲームドライブに行く時のお弁当も、帰って来た時のおやつも作ってくれました。いつも出来たてのお料理をタイミングを見計らって出してくれる細やかな心遣いを感じ、とても贅沢な気分でした。その上本当に美味しくて、バランスもいいので家族全員ずっとお腹の調子も良かったです。炭火のオーブンで焼くパンは絶品でした。一緒にクッキングも体験させてもらい、すごく楽しかったです。






マサイマラ最終日、夫は腰痛のためドライブには行かずテントで1人お留守番をしていました。その時、なんと!夫の目の前を大きなマントヒヒが横切ったのです。夫は恐怖のあまり瞬きもできなかったそうです(なんてエキサイティングな素敵な体験!笑)

3、マサイ族

マサイの村に行ったり、マサイのおじさんたちと一緒にウォーキングサファリもしました。夜中はずっと私達を猛獣から守るため、テントのそばで焚き火をして起きててくれました。




4、マサイマラ・サファリ

勿論、サファリは動物天国!








5、観光地もいいけれど・・・

ザンジバルではムゼーさん宅にホームスティさせていただきました。ご家族皆親切で温かく、故郷の親戚の家に泊まりに来てるような居心地の良さ、朝は村中の鶏の鳴き声とコーランで目覚め、一緒にお料理したり、おばあちゃんの家でパン作りを手伝ったりしました。





ストーンタウンの散策も楽しかったけれど、家の周りのお散歩はもっと楽しかったです。村のいたるところに子どもがいて私達についてきたり、握手を求めてくる子もいました。ジャンボ~と声をかけると皆んなカリブ~と笑顔で返してくれます。ホームステイでは普通のツアーでは味わう事の出来ない、そこに住む人たちの生活を垣間見ることができて、貴重な体験になりました。




6、そこはまさにパラダイス!

パジェのビーチではパラダイス・ビーチ・バンガローに2泊しました。ここは日本人女性がオーナーで料理が評判のロッジでした。採りたてのマグロでお寿司を食べさせてくれたり、目の前のビーチでお客さんが採ってきた貝でお味噌汁を作ってくれたりしました。潮が引くと水平線まで続く真っ白の砂浜。月光が反射する満潮の静かな海。誰もいないビーチで独り占めしたサンライズ。それは、私のこれまでの人生の中で、一度も出逢った事のない海の景色でした。











家族でこんな素敵な旅行ができるなんて・・・本当に夢のような12日間でした。道祖神の生野さん、ナイロビの菊地さんはじめ皆様、ドライバーのジェイムスさん、コックのサミさん、ムゼーさんとご家族の皆様、パラダイス・ビーチ・バンガローの沙織さんと皆様、ありがとうございました。

でも心残りが2つ。
次に行くときは、マサイマラで気球に乗る。
パラダイス・ビーチ・バンガローにあとせめて2~3泊する。デス。

◆手配旅行のお問い合わせはこちらからどうぞ!

ハネムーン・レポート『ケニア・マサイマラとザンジバル島 手配旅行』

2017年7月15日出発のハネムーン手配旅行でケニアのマサイ・マラ国立保護区とタンザニアのザンジバル島に行かれた、辻様ご夫妻からのレポートです。

結婚してからしばらく時間がたってしまったけれど、新婚旅行と銘打った旅行には行けていなかった。レビューを見ていると多くのご夫婦がそうだったように、我々も妻側、つまりは私からの提案でケニア・タンザニアへ行こうという事に。(実は幼いころからずっと行きたかったので内心ガッツポーズ!)でもアフリカ大陸は初めて、無知の目的地にどのように行ったら良いのか、ネットでたどり着いたのが道祖神さんでした。“アフリカ”その響きに、夫は初め尻込み気味であったが、美しいサバンナやビーチの写真を幾度と見せ、だんだんその気になってきたところで、五反田の道祖神さんを訪問し、何度かメールでの連絡を通し旅行計画を進めていった。
夫の仕事の都合で数年前から2人で中国・上海に在住のため、上海浦東空港からの出発。ナイロビの到着ターミナルは非常にこじんまりしていて、入国手続きをする人、ビザ申請をする人などでごった返している。いよいよ未知の異国で訪問者の立場となり、胸が高鳴った。空港でドルからケニアシリングへ少しだけ両替を済ませた。ナイロビ空港の両替レートとホテルロッヂの両替レートはほぼ同じで、あとで振り返ると少額だけれどここで両替しておいてとても良かった。飲み物などのホテルのチェックはカードで済ませましたが、小さなお土産物や軽い食事など、シリングからドルの計算も不要だし、チップも場所によってドルとシリングを使い分けた。現地の人はどちらでもらった方がうれしいのかな。
両替後、ニコニコ顔の道祖神・菊地さんと合流。空港から車で15分ほどのオレセレニホテルへ到着。このホテルはナイロビナショナルパークに面したレストランが素晴らしく、明日からのマサイマラでのサファリへの期待をより一層高めてくれるものであった。
まずはケニアビールで乾杯!

オレセレニのレストラン、その名も「BIG5」
オレセレニのレストラン、その名も「BIG5」

翌日、いよいよこの旅のハイライトであるマサイマラへ。エアケニアにてチェックイン。ニコニコ菊地さん再び登場、そこで発覚したプチトラブル!「おはようございます~、チケットもらいましたよね」「え?ないです」「え?棒みたいなプラスティックチケットもらってないですか?」「ないです!!」どうやらチェックインの時にカウンターのスタッフの方々とのおしゃべりにお互いに集中しすぎて、渡し忘れ、貰い忘れたらしい。カウンターを見たらたぶんさっきと同じ人っぽい!(うろ覚え)「ハロー、ジャンボジャンボ!チケットもらってないのよ~」というと「あれ?そう?ホント?渡さなかった?渡したでしょ~?ま、いっか、もし出てきたら返してね~」となんてことなくチケット確保。ケニアの方々は基本的には日本人に対して非常に友好的で、日本人と分かると自分の知っている簡単な日本語やJリーグサッカーチームの名前などを連発して披露してくれる。こちらも嬉しくなって「ジャンボ」「アサンテ」など知り得る限りの超初心者級のスワヒリ語を披露する。そうするとこの様な事が起きますので、皆様どうぞお気を付けください。

ケニアコーヒーとチャイで一服
ケニアコーヒーとチャイで一服

飛行機に乗り込む前から同じ飛行機に乗る人たちの胸がワクワクで溢れているのが伝わってきた。みんな子供の様にはしゃいでいて、まもなく到着となると、眼下にシマウマ、ワイルドビーストの群れが!私も同じ飛行機に乗り合わせたインドからいらしたご夫人と一緒に「キャー!いまの見た見た?」「シマウマだ!」「ヌーだ!」と大興奮!
幾つかのエアストップに立ち寄った後OLKIOMBOエアストップに到着、ホテルに向かう道のりもプチサファリだ。キリンの家族や、シマウマ、ヌーなど、先ほど小さくしか見えなかった動物たちが目の前にいる。歓喜と興奮で胸いっぱいのまま、1時間ほどでアシュニールマラロッヂに到着。我々のロッヂはフロントスペースから歩いて6、7分ほどの場所だった。最初はちょっと遠いかなとも思ったけれど、その分とても静かでロッヂの周りに動物が来たりもした。結果、自然を満喫しに来た2人には最適の場所であった。

お部屋は快適そのもの
お部屋は快適そのもの
バルコニーのそばにも動物が
バルコニーのそばにも動物が
アシュニ-ルマラのレストラン
アシュニ-ルマラのレストラン
アシュニ-ルマラのプール
アシュニ-ルマラのプール

マサイマラでの滞在は移動日を入れて3日間、1日中サファリに出かける訳ではなく、基本的には朝晩1日2回のサファリ。食事は朝昼夜ともにロッヂのレストランで頂き、早朝サファリ出発前にはホテルのラウンジでクッキーと紅茶のサービスもある。声を大にしてお伝えしたいのは、マサイマラの朝は非常に肌寒いこと。我々も早朝サファリには温かいお湯をポットに入れ、クッキー、ミネラルウォーターと合わせて持っていった。そうそう、このホテルのクッキーが本当に美味しかった。なんというか、素朴なミルクとバターのマンマの味的な感じで、アシュニ-ルに宿泊の方はぜひお試しください。9時ごろに早朝サファリからホテルに戻りゆっくり朝食を頂いたら、マラ川に接したスペースでコーヒーなど頂きのんびり。ここではマサイ族のガイドさんがとても親切に色々と説明してくれた。すぐそこのマラ川にカバのグループや象の親子がいて、カバがよく「ヴォォーヴォォー」と鳴き声をあげている。威嚇?ケンカ?とばかり思っていたら、このマサイのガイドさん曰くこれはカバ同士でコミュニケーションをとっている、つまりはお話しをしているのだそう。群れに近づく際に「こんにちは、私はこういうものカバ」「よろしい、近づきたまえカバ」と。そうしてこうやってお互いにルールとマナーを守っているカバたち、少しずつ距離を近づけ、挨拶を重ね、群れに合流していった。自然の中にこんなに緻密でデリケートなルールがあることに驚いたし、一方でズカズカと人の領地に立ち入る我々現代の人間のマナーのなさが何だかとても恥ずかしくなった。人間は進化したのか退化したのか今やどちらか分からないのかもしれない。
我々が滞在したアシュニ-ルは朝5時から7時、午後3時から9時の時間帯のみ、お湯が利用可能だった。(時間帯はうろ覚えです)最初は不便に感じるかなとも思ったけれど、全くそうではなく、むしろこの大自然の中に共存する上で、必要なことは非常にシンプルだったので不便だと感じることは一度もなかった。電気は確か24時~翌朝5時までは停電だったけれど、毎朝早起きで夜もディナーの後10時ごろには自分自身が自動消灯してしまうので全く問題なし。

ロッヂに面したマラ川のカバたち
ロッヂに面したマラ川のカバたち
とても親切なホテルスタッフ
とても親切なホテルスタッフ

サファリのことを少し紹介すると、アシュニ-ルでは朝6時からと午後3時から1日2回のサファリがあり、私は朝のサファリが断然好きだった。動物たちが昼間に比べ非常に躍動的で、生き生きと活動をしている姿を見ることができたからだ。空に星が見えるくらいの、まだ薄暗いうちにロッヂを出発し、5分も走らないうちに、シマウマそして狩りを終えたばかりのライオンが姿を現す。360度見渡す限りサバンナが広がる、地平線上の遠くに気球が次々と上がりはじめ、少しずつ太陽が顔を出し始める。日常生活で太陽の光がこんなにもありがたいと感じたのはいつ振りだろうかと、冷えた身体に温かな太陽の光がしみわたる。サファリとは単に動物を観察することではなく、身体全体で大自然を感じることなのだと、思わず胸が熱くなったのを覚えている。

チーター
チーター
シマウマ
シマウマ
雄より迫力を感じた雌ライオン
雄より迫力を感じた雌ライオン
サバンナに昇る朝日とハゲワシ
サバンナに昇る朝日とハゲワシ
きれいな鳥
きれいな鳥
ヌーの群れ
ヌーの群れ

マサイマラでの最終日、ガイドさんが朝日の見える、とっておきの場所に連れてきてくれた。おそらく前日我々が夕日の写真をすごい勢いで撮りまくっていたのを見てくれていたのでしょう。朝日を浴びて躍動する動物たち、1メートル先にいるシマウマと目が合う。透き通った、その瞳の美しさは今でも忘れられない。今回マサイマラでの最も感動的な瞬間のひとつだ。
出発前に道祖神の生野さんにおすすめ頂いた書籍の中の一文で「瞼の裏側に動物が焼き付き、目を瞑るとその動物が浮かんでくる」と書いてあったけれど、まさにその通りで、大自然の摂理の中でそれぞれの役割とルールを守って“生きている”マサイマラの動物たちの姿はしばらく瞼の裏と心から離れそうにない。

朝日を浴びて、美しさを増すシマウマたち
朝日を浴びて、美しさを増すシマウマたち

名残惜しさを感じつつ、マサイマラを後にしてザンジバルへ向かった。ジョモケニヤッタ空港でニコニコ菊地さんともお別れ。最後まで手を振って見送ってくれましたね。このニコニコ菊地さんが、我々の旅行をより素晴らしいものにしてくれた事はいうまでもありません。日本でこの旅行のプランニングを担当くださった生野さんも、ちょうどこの時期に出張でケニアにいらっしゃっていたそうですが、あいにくターミナル違い(出発アンド到着ターミナル)でお会いできず、また日本かアフリカ大陸でお会いしましょうね!

(注)写真は菊地さんではありません。サファリガイドのエドワード氏。
(注)写真は菊地さんではありません。サファリガイドのエドワード氏。

ザンジバルで迎える1日目の朝はハイスハイビスカスティーで始まった。いままで口にしたそれとはまったく異なりまるでフレッシュで、ジューシーで、一気に目が覚めた。ストーンタウンでは、まずダラジャニマーケットへ。築地市場を彷彿とさせる魚のセリを見学、その隣は精肉の小売コーナー「魚は一匹単位、お肉はグラム単位で会計になるんだよ」「これはツナ」「これは日本語でなんだっけ?イカ?タコ?」軽快なガイドに誘われるままどんどん奥に入っていくと、果物、香辛料と隙間なくお店が続く。そのまま迷路に迷い込んだような気持ちで旧市街を散策、イスラム教、ヒンドゥ教、キリスト教、3つの文化が混じりあう光景はストーンタウンならでは。そう言えば今朝5時ごろに大音量のコーランで目が覚めたのを思い出した。ミチャンビへ向かう道のり、ストーンタウンから離れ東に向かうにつれ景色もどんどん変わっていった。

活気あふれるマーケット
活気あふれるマーケット
ストーンタウンの街並み
ストーンタウンの街並み
日本の中古車が大活躍!
日本の中古車が大活躍!

途中2回ほど検問があり、小心者の私はカメラを隠す!(怪しまれないよう)ラス・ミチャンビは広い敷地の中にいくつかのコテージがあり、基本的にはホテル滞在者と従業員しかいない究極のプライベート空間。2、3日もすると、みんな顔見知りである。我々のコテージは海の真正面、絶好の位置で長旅の疲れを癒すにはもってこいの場所であった。「さすが道祖神さん!」と心の中で叫んだ。この日はすでに引き潮で、海にはウニがいっぱいいた。

誰もいない!プライベートビーチ
誰もいない!プライベートビーチ

ここではなにもしないをすると行く前から決めていた。朝、レストランに向かう途中ホロホロ鳥の家族やおさるさんにご挨拶。2人いろいろな話をしながら、ゆっくりと朝ごはんを頂く。海を眺めながらゆっくりといただく食事はどんな星付きレストランよりも贅沢で価値のあるひとときに感じた。満ち潮の間に海で遊ぼうという事になり、ロッヂ前の階段を降りてすぐの海へ。誰もいないので、中国生活でたるんだボディも恥ずかしくない!ひとしきり遊んだあと、そのままダイレクトでプールに向かい、シャワーを浴びてからプールでぷかぷか。ロッヂに戻り、シャワー、昼寝、読書、また昼寝といった感じで過ごした。ロッヂにはwi-fiが届かないのでデジタルデトックスにはもってこい。ケニアもそうだったけれどこちらはワインのボトル価格が本当に良心的。ワインとディナーを楽しんだら、星を眺めながらロッヂに戻り、あっという間に就寝。ラス・ミチャンビは、日常からしばし離れた時間の流れの中で、思い思いの1日を過ごせる素晴らしいリゾート。まさに地上の楽園であり、俗世から離脱した桃源郷だった。あれこれしたいという方はもう少し賑やかな場所が良いのかもしれないけれど、一竿風月、悠々自適にのんびり過ごしたい我々にはまさに楽園に感じられる場所であり、この旅、最高の締めくくりにふさわしい場所であった。

さんかく屋根のかわいいロッヂ
さんかく屋根のかわいいロッヂ
インフィニティプール
インフィニティプール
ロッヂからの朝日
ロッヂからの朝日
ラス・ミチャンビのレストラン
ラス・ミチャンビのレストラン
美しい景色とビール、最高のマリアージュ       
美しい景色とビール、最高のマリアージュ

ケニア、タンザニア、この2か国を訪問してそれぞれの異なる国柄やアフリカ大陸特有の文化、雰囲気を感じ、ますますこの地を好きになってしまった。行ってみて初めて、どうしてこんなにも人の心を惹きつけるのかがなんとなく分かった気がする。人間が介入する以前、本来の地球の姿を垣間見ることのできる、地球上でも数少ない場所であり、それと同時に心と身体を癒すことのできる究極のリゾートと言えるでしょう。ハネムーンという人生節目の旅行を道祖神さんにお願いして本当に良かった!私たちの質問攻撃にも親身になって対応くださり、最高の旅をプロデュース頂いた生野さん、ありがとうございました。まだまだアフリカ大陸初心者の我々を、今後ともよろしくお願いしますね。

<持って行って良かったもの>。

・ウインドブレーカーなどの上着
早朝サファリがない方は不要です。
・三又コンセント
発電時間が限られるロッヂでは重宝します
・カメラ用ビニール袋とカメラクリーニングセット
カメラ初心者でもある私たちが参加したサファリに大げさなカメラバッグは不要でした。タオルでくるんだカメラをビニールバッグに入れ、念のためそれを布のトートバッグに入れてサファリに参加しました。こちらの方がカメラの出し入れもスムーズで、乾季のマサイマラでもカメラにそれほどほこりや砂が入ることはありませんでした。念のため、カメラクリーニングはまめに行いました。
・ホッカイロ
マサイマラでは朝と夜が寒かったです、特に女性は日にち分ホッカイロがあると安心かと思います。でも日が昇り始めるととてつもなく暑いので、朝のサファリが終わったら速やかに取り外しましょう。
・蚊取り線香
蚊はほとんどいませんでしたので、不要かもしれませんが、ひとつ焚いておくだけでホッとしました。
◆アフリカでハネムーン&ウェディング特集ページ

上野動物園のケープペンギンを撮ってみた

ナミビアと南アフリカの沿岸部に生息するケープペンギン。体長65cm程度の中型で、アフリカ大陸に生息する唯一のペンギンです。そんなケープペンギンを、上野動物園で撮影してみました。

上野動物園のケープペンギン舎があるのは、西園の不忍池テラス付近。周りが流れるプールになっているので、ペンギンが泳ぐところや、泳ぎながらエサの魚をくわえるところも見られます。


ペンギンの動きは基本的にゆっくりですし、周囲は細いネットで囲われているだけなので、写真は撮りやすい環境です。かなり魚臭いのが気になるくらいでしょうか。望遠レンズがあると、背景を整理しやすいと思います。


by 斎藤