ジブチ共和国

アフリカで高い場所といったらご存知キリマンジャロ山。
そして近くのメルー山やお隣の国のケニア山やルウェンゾリ山が有名ですね。

でも…逆に海より低いところはいったいどんなところがあるのでしょうか。
ちょっと地理好きな方ならイスラエル・ヨルダン国境の死海やアメリカのデスバレー、中国のトルファン盆地やロシア・カザフスタンのカスピ海辺りは思い浮かぶかもしれません。
しかし、アフリカとなると。。。結構難しいですね。
地図を見ますと、海面下の土地は赤道より北側に偏っています。
西からアルジェリアのメルリル低地(海面下-24m)、チュニジアのガルサ湖(同-17m)、エジプトのカッタラ低地(同-133m)、エチオピアのアサレ湖(同-116m)に続きます。
そしてアフリカ最低地(悪い意味ではないのですが…笑)は、ジプチのアッサル湖で標高は海面下なんと-153mもあります。
この湖は死海よりも塩分濃度の高い水(34.8%)で、地球上で最も塩濃度が高い湖でもあります。また、断層湖ではなく火口湖というのも面白いですね。(海より低い陸地の火山はそうありません)
エリトリア、エチオピア、ソマリアに囲まれ、紅海が一番狭くなるマンデブ海峡に面した国であるジブチ。是非一度ご自身で地図を広げながら見てもらえますとうれしいです。
by 久世