東アフリカの森林地帯

東アフリカの森林地帯

東アフリカ(ケニアやタンザニア)と聞いて思い浮かべるイメージはどのようなところでですか?

「乾燥したサバンナの風景に動物が歩いている」が一番多いかと思います。
実際に熱帯サバナ~半乾燥気候の面積が一番大きいですし、サファリツアーで滞在する場所も同じところですのでイメージ通りでしょうか。
でも今回はサバンナの風景の中にある「森林地帯」についてちょっとお話。
日本付近ではほぼ通年、西よりの風が吹く偏西風の影響地ですが、ケニア・タンザニアは赤道付近に吹く貿易風の影響を受けます。貿易風はインド洋からの湿った風を運んで来て、大地溝帯の山々にぶつかり雨を多く降らします。
特にンゴロンゴロクレーターでは、入園ゲート付近からカルデラの縁辺りまでの東斜面の森林地帯は昼間でも暗い程の降雨林を形成しています。
カルデラの西半分まで行くと森がなくなり草原に変わるので、気候がこの辺りで一気に変わるところが確認できます。
ケニア山やキリマンジャロ山も同じく東側が発達しています。
そんな降雨林の中ですが、コケやサルオガセ(猿尾枷)が樹木の幹を多い、これぞ熱帯雨林!的なビジュアルです。
東アフリカの森林地帯
東アフリカの森林地帯

写真のうち1枚は、キリマンジャロ・マラングルート初日の急登区間ですが、
サルオガセが立派な森です。でも辛くて上を見るのが難しい・・・
by久世