走ることは生きること~五輪金メダリスト ジェシー・オーエンスの物語

「DODO WORLD NEWS」9月号で紹介された映画「栄光のランナー」はご覧になりましたか?
主役である実在の人物、ジェシー・オーエンスは1936年に開催されたベルリン・オリンピックの金メダリスト。しかもこのとき4つの金メダルを獲得した前人未踏のアスリートです。
今年7月に出版されたジェシー・オーエンスの伝記「走ることは生きること」を読みました。
本の帯に「それは、まるでジェットコースターのような人生だった」と書いてある通りオーエンの人生は波乱万丈だったようです。
オリンピックのヒーローであるにも関わらず、「黒人」であるがゆえに自国でも差別をされ、生活もままならないような暮らし、と現在では考えられない状況にあ然としました。
と同時に彼が守り通した信念には、体だけではなく精神の強さを感じます。
そして本を読み進めていき、目に留まったのが、ベルリン・オリンピックについてのストーリーの中で紹介されているレニ・リーフェンシュタール。
ドイツの映画監督・写真家で、ベルリンオリンピックの記録映画で一躍有名になりましたが、ヒトラー率いるナチ党の記録映画を撮ったことからナチスの協力者として国際社会からきびしい批判を受けた女性です。
このレニもまたオーウエン同様、ジェットコースターのような人生を送った人でした。
たまたまスーダンのヌバのレスリングの写真を見て一目惚れしたレニは以後、スーダンのヌバの人たちのもとに通うようになり、写真集「ヌバ」で再び世界の脚光を浴びることになります。
98歳の時に26年ぶりにヌバを再訪し、その帰りにヘリコプターが墜落。骨を折る大けがを負ったにも関わらず、ケガが治るとすぐに趣味のダイビングに復活したという超人的な女性でした。
この本を通して以外な繋がりを見つけ、オーエンスとレニという情熱を持った2人の生き方、また彼らが生きた時代の激しさを感じました。
by KQ