風まかせ旅まかせ Vol.7 「旅行は人を元気にする!」を信じて――。

3月11日、ビルの9階にある弊社でも立っていられないほどのひどい揺れに襲われました。テレビやパソコンが床に落ち、棚の書類が辺り一面に散らばり、社内も騒然としました。5分ほどして揺れが収まったころ、遠くに見えるお台場のビルから黒く巨大な煙が立ち上り、しばらくすると上空にはヘリコプターが何台も飛びまわり、屋上に出ると近くに見える東京タワーのアンテナが曲がっていました。
床に落ちたテレビを戻して電源を入れると、「震源地は宮城県沖…マグニチュード…」。揺れの激しさから、震源は関東地方と勝手に思い込んでいたので驚きました。その後も激しく余震が続き、落ち着く間もなく大津波が東北の沿岸部を襲いました。
3月26日に1年間通った塾の卒塾式がありました。旅行産業の経営を様々な角度から学び、また各界の講師を招いて勉強しようという塾でした。震災や原発の問題もあり、華やかな式にはなりませんでしたが、ひとついい話がありました。4月23-24日に予定していた1泊2日の卒塾旅行を「風評被害で宿泊者が激減している地域の宿で行おう」という提案です。同じ旅行産業に関わるものとして、少しでも応援できればという気持ちで、塾生全員が賛成しました。その話を弊社のバイクツアースタッフに伝えると、5月28-29日に予定していたスタッフツーリングを急遽、福島ツーリングに変更し実施することになりました。毎年30人近くのお客様ライダーが参加してくださる1泊ツーリングなので、いわれのない風評被害で経営が苦しい宿に、少しでも喜んでもらえればと思っています。
旅行会社である我々が今できることは何か…。震災以降考えてきたことですが、「旅行は人を元気にする!」を信じて、これからも元気になる旅を企画していきます。節電でエアコンも使わず、薄暗い社内ですが、元気のでる旅の相談承ります!! ぜひ、お立ち寄りください。社員一同、元気にお待ちしております。
写真 : 福島県のシンボルの一つ磐梯山