山の日、ケニア共和国の由来になった霊峰ケニア山の話

山の日、ケニア共和国の由来になった霊峰ケニア山の話

今日8月11日は、新しい祝日「山の日」だそうですね。
おそらく今日も暑い一日を過ごされている皆様に、涼しげなケニアの山の写真を提供致します。
あまり訪れる方は多くありませんが、実はケニアにも素晴らしい山があります。
その名も「ケニア山(Mount Kenya)」
ケニア共和国のほぼ中央にそびえる山で、標高は5,199 mあり、アフリカ大陸でも第2位の高さを誇ります。
実は、この「ケニア山」はケニア共和国の国名の由来でもあります。
かつて、この山は地元のマサイやキクユの人々に「キリニャガ(Kirinyaga)」と呼ばれていました。
その言葉には「神の住む地」いう意味があり、神聖な山として崇められていたのです。
その後、ヨーロッパ人によってこの土地が征服され、地元の言葉である「キリニャガ」を上手く発音出来なかった彼らは、シンプルに「ケニア」と呼び、山の名前も「マウンテン・ケニア」といたってシンプルな呼び方にしてしまいました。
そして、1963年にイギリスからの独立を果たし、正式にケニア共和国が樹立された際にこの「ケニア山」から国名を頂いたというわけです。
まさに『霊峰・ケニア山』と呼ぶにふさわしい威容を持った素晴らしい山です。
是非多くの方に訪れて頂きたいな、と願ってやみません。
By ナイロビ駐在所・生野