大ニジェール河の舟旅とサバンナの民族 15日間 その3

幻想の都ティンブクトゥ
かつて探検家達が目指した伝説の黄金都市ティンブクトゥ…。現在は、かなり過疎化が進んでいて、泥土で出来た家々が並ぶ、少し大きな村といった程度の規模ですが、街並みの随所に刻まれたかつての栄華の記憶やサハラ交易の足跡には、アフリカ大陸の歴史に深く関係を持たない我々日本人も旅情を揺さぶられたのではないでしょうか。
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夕方からは、街の郊外(サハラ砂漠です)に出かけてラクダに乗って、トゥアレグのキャンプを訪ねます。ラクダは、揺れが激しいので乗るには慣れが必要ですが、皆さん悪戦苦闘されていました。翌日ぐらいまでお尻が痛かった人も多かったのでは…。
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ドゴンの人々を訪ねる
ティンブクトゥの街を出発し、隣国ブルキナファソの方向へと、荒れた大地をひた走ります。切り立った岩山や、塩を運ぶキャラバン隊とすれ違いながら、目指すは、バンディアガラの台地。未だ昔ながらの生活を送り続けるドゴンの人々に会いに行きます。
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ドゴンの入口、クンドゥーの村で1泊し、翌日は崖をトレッキングして、村々を訪ね歩きます。幅150kmにも及ぶ崖にへばり付くようにして約700の村があり、およそ25万人が暮らしているといわれています。何度も休憩しながら、台地の頂上まで登り切った時の感動と絶景は、格別でした。
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村を訪ね歩くトレッキングを終え、ホッと一息休憩した後は本日の訪問地ティレリの村へと向かいます。ここで、今回の最後のハイライト!ドゴン・ダンスを見せてもらいました。仮面を被った屈強な男達が、次々に現れては飛び跳ね、踊る!息を飲むほどの素晴らしさでした。ツアー終盤を締めくくるに相応しい、まさに圧巻の一時でした。
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ドゴンの地に別れを告げた後は国境を超えてブルキナファソへ。2日間しか滞在できませんでしたが、マリでの怒涛の日々の後に、ゆっくりと滞在することが出来ました。15日間という短い日程では、とても味わい尽くせない魅力を持った土地ですが、お客様も西アフリカの土地が持つ空気や風土、人々に触れて何かしら感じ取って頂けたのではないかと思います。
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※一部、写真を福島 毅様より提供していただきました。ありがとうございました。
生野