アフリカ・ビールの王様『PRIMUS』

アフリカ好きの間でビールの話をすると避けて通れない名前が「PRIMUS」です。
ケニアの「TUSKER」、ナミビアの「WINDHOEK」、セネガルの「GAZELLE」、ナイジェリアの「STAR」、タンザニアの「KILIMANJARO」、エチオピアの「St.GEORGE」、ガンビアの「JUL BREW」、他にも定番銘柄で言えば「CASTEL」「FLAG」「33」など。
まだまだ他にも紹介しきれない各国の銘酒は多くありますが、個人的にはこの「PRIMUS」こそがアフリカン・ビールの王様ではないかと思っています。
旧宗主国ベルギーの血が入った、僅かにフルーティーな味わいと、それでいてガツンと来る喉越し。
乾燥した乾季の昼下がり、湿っぽい雨季の夜長、どんなシチュエーションでも一杯飲めば幸せな気持ちにさせてくれます。

「PRIMUS」は、コンゴ民主共和国(DRC)の一種アイコンとして知られている感もあるのですが、実は大本の発祥は東アフリカの小国ブルンジとルワンダです。
隣り合ったこの小さな2カ国は、民族模様も文化もとてもよく似ていますが、順調に経済発展を遂げているルワンダと、今も混乱が絶えないブルンジ。2国の状況は対照的です。
個人的に会ったことのあるブルンジの人々は、皆礼儀正しくて控えめで思慮深く、でもひとたび音楽が鳴れば陽気に踊りだす…。本当に愉快な人たちばかりだったのが印象に残っています。
1日でも早く、また首都ブジュンブラの安酒場で、現地の人々と一緒に王様ビールの「PRIMUS」を酌み交わして語らう日が来ることを願っています。
by 生野