インド洋産のラム酒

インド洋産のラム酒

ラム酒はサトウキビを原料とした蒸留酒で、キューバ、ジャマイカ、バルバドスなどのカリブ海諸国が国際的にも評価が高く、産地として有名ですが、サトウキビが栽培でき、蒸留技術があればどこでも作れるということから、南極を除くすべての大陸で作られ、世界中で4万を超える銘柄があると言われています。気候的にサトウキビ栽培に適した場所が多いアフリカ諸国も例外ではなく、各国で様々な銘柄のラム酒が造られていますが、味に関して言えばまだまだ国際的な評価を得るには至っていません。
その中で、国際的にも高い評価を得ているのがモーリシャス、レユニオン、マダガスカル等のインド洋諸国で作られているラム酒です。9月に酒造りと食文化を切り口に、クレオール文化を訪ね・学ぶツアーを、モーリシャス&レユニオン島を舞台に企画・催行しましたが、両国で素晴らしい味のラム酒とクレオール料理の数々に出会いました。
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ラム酒の飲み方にも、ストレート、オンザロック、ラムベースのカクテルと色々とありますが、インド洋ならではのカクテル、『カルー(Kalou)』のレシピを紹介します。
材料:ホワイトラム(サトウキビジュースが原料の“アグリコール・ラム”が好ましい)、レモン(エグ味の少ないもの)、砂糖(もしくはシロップ)、氷
上記の材料のうち、まずレモンを刻んだものをロックグラスに入れ、スティック等で軽く潰し、果汁を出します。氷と砂糖(できれば同じ産地のブラウンシュガーまたはシュガーシロップが好ましい)を入れてかき混ぜ、最後にラムを入れて出来上がりです。
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それなりに強いアルコール、レモンの爽やかな香り、砂糖の甘み、ホワイトラムからほのかに香るサトウキビの青臭さが混ざり合い、シンプルですが、非常に美味しいカクテルが出来上がります。
南国のお酒だけあって暑い日にはぴったりの飲み物です。レユニオンの県都サン=ドニの裏通りには、フランスらしさとインド洋らしさが混ざった路上の飲み屋もあり、様々なラム酒を味わうことができます。日本ではまだまだ手に入りにくい、アフリカインド洋諸国のラム酒ですが、もし手に入ったら是非上記のカクテル、『カルー』をお試しください。
by 羽鳥