タンザニア、セレンゲティ国立公園のある夜の出来事

タンザニア、セレンゲティ国立公園のある夜の出来事

今年、セレンゲティのセロネラ・ワイルド・ロッジに泊ったときのことです。

このロッジ、名前の通り、セレンゲティの中心でもあるセロネラに位置する‘ワイルド’なロッジで、敷地内もセレンゲティのイメージであるコピエのような大きな岩がゴロゴロ。その岩の間をハイラックスが行ったりきたりしています。
ロッジの駐車場でアカシアの葉を食べるゾウがいたり(そう、ロッジにはフェンスがありません)、ランチタイムのレストランにバブーンが乱入し、ビュッフェから堂々と食べ物を略奪するというやりたい放題のことも(いつもじゃないと思いますが)。

そんなある日の夜、深い眠りについていたのですが、突然、屋根の上で、動物が駆け回るドドドドー、ドドドドーという激しい音が。何度も繰り返されるこの音は、動物が何かに追いかけられて逃げ回る様子。
しばらく続いたのですが、最後に「ギャー」という悲鳴が聞こえて、そのあとはシーンと静まり返りました。
音だけ聞こえたので、想像力が掻き立てられましたが、早速、翌朝、ロッジのスタッフたちに、話しをしてアンケート(?)を取ったところ、彼らの4人がバブーンVSヒョウ、1人がハイラックスVSヒョウという回答。
どちらにしても襲ったのはヒョウのようで、よく敷地内にもやって来るそうです。

私としては、日中ロッジでやりたい放題のバブーンが、夜の王者・ヒョウにやられてしまった、と勝手な想像をしていますが、実際のところは、もちろん不明のままです。
BY KQ
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