アフリカからコンニチハ!VOL.13 FROM ケニア

サファリの行先で根強い人気のケニア。初アフリカでも、2回目3回目でも楽しめる国・ケニアのガイド、ジェームスさんにお聞きしました。
●自己紹介
こんにちは!ケニア出身のジェームス・ンジョロゲです。ジェームスと呼ばれています。日本語ガイドをして13年です。ケニアやタンザニアでのサファリガイドをしています。

●インタビュー
Q.あなたの国で最高な場所はどこですか?
A.マサイマラです。間違いなく素晴らしいサファリができると思います。ですが、サンブル国立保護区もお薦めです。景観も良く、貴重な固有の野生動物を見られるチャンスがあります。
Q.あなたの国で最も興味深いお祭り・儀式は何ですか?
A.キクユの人々の伝統的な結婚式や、婚資を渡す式です。運良く観光客の方々が見られたこともあったんですよ!また、マサイの人々の生活様式や儀礼なども興味深いですね。
Q.ケニアの家庭料理で好きなものは何ですか?
A.ウガリと揚げ野菜、そして魚か肉の組み合わせです。キクユの昔ながらの「イリオ」も好きです。(ジャガイモやグリーンピースをマッシュポテトのようにしたもの。シチューなどの付け合わせにぴったりです。)
Q.あなたの好きなことわざは何ですか?
A.『MWENDA POLE HAJIKWAI』
意訳:のんびり、ゆっくり、いきましょう。
Q.日本で行ってみたい場所は?
A.東京です。それと京都の古い街並みや大阪の繁華街も見てみたいです。
Q.日本人に対する印象は?
A.他国の方々と比べると、とても謙虚で控えめな方々だと思います。そして動物・植物・鳥類など自然を愛しているように感じます。
ベテランガイドで日本語もできるジェームスさん。熱心にお答えいただきました。どうもありがとうございました。
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作って食べるアフリカ そら豆のスープ 「ビッサァラ」

新緑がまぶしい季節、今はそら豆が旬!ということで、今回はモロッコのビッサァラという、そら豆のスープを作ってみましょう!

材料(2~3人分):
そら豆:3カップ(下準備済のものを)
オリーブオイル:1/3カップ
水:6カップ
潰したニンニク:1~4片(お好みで!)、
スパイス類:チリパウダー・クミン・塩・黒胡椒・パプリカ・パセリ      各少々
1:熱したオリーブオイル大さじ2(分量外)でニンニクがキツネ色になるまで炒める。
2:水とオリーブオイル、そら豆とスパイス等を全て加え50分程弱火にかける。
3:なめらかになる様にそら豆を潰し、適宜水を加えます。
4:味を調整して完成。アツアツをいただきまーす!
速〇も〇みち流に、さらにオリーブオイルをかけるのもアリかもしれません!
By 大阪営業所 歌津

作って食べるアフリカ ケニアのマッシュポテト 「イリオ」

新じゃがの季節!ということで、今回はケニアのマッシュポテト「イリオ」をご紹介します。ケニア国民の多数派であるキクユの人々の”ソウルフード”と呼べるくらい、彼らがよく食べるもので、お肉料理の付け合わせに最適です。

材料(2~3人分):
じゃがいも2~3個(半月切)
マーガリン75g
グリーンピース・とうもろこし各1/4カップ
ココナッツミルク1/2カップ
塩・水適量
1:じゃがいもを水から火にかけ、柔らかくなるまで茹でます。
2:1のお湯きりをして、つぶす。
3:グリーンピース・とうもろこしは沸騰した状態で投入し、じゃがいもと一緒にします。
4:熱いうちに、塩とマーガリンをじゃがいもに混ぜ、さらにココナッツミルクを少しづつ加え、さらに混ぜます。
味付けの濃いおかずと一緒に、優しい味のイリオをどうぞ!写真の左下、薄緑色がイリオです。
By 大阪営業所 歌津
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エジプトのファラオ、ラムセス2世の妃ネフェルタリ

ネフェルタリという人をご存知ですか?
古代エジプトで最も有名なファラオ、ラムセス2世の8人いたと言われているお妃の一人で、ラムセス2世最愛の妃、絶世の美女、とも言われているエジプト新王国第19王朝時代を生きた人です。
同じく絶世の美女と謳われる、アメンホテップ4世(アクエンアテン)妃ネフェルティティと混同されがちですが、ベルリン国立博物館所蔵の超有名な胸像は、こちら第18王朝時代のネフェルティティのものです。

この、偉大なファラオが最も愛した妃の墳墓が、ルクソール西岸の「王妃の谷」にあることはあまり知られていません。というのも、1904年にエルネスト・スキャパレッリによって発掘された、美しい装飾が施され、損傷や劣化の非常に少ない墓は、現在見学が禁止されているからです。
海外の有力放送局制作のドキュメンタリーなどでは、この中に入って撮影が行われることもあるそうですが、一般の観光客に開放されることはまずありません。そして入場には、かなりの金額を支払って初めて得られる許可が、必要になるそうです。
アフリカ専門の旅行会社でエジプトを担当してるものとしては、いつか許可を取ってこの墳墓の中にお客様をご案内したい、そう思っています。
東京本社 羽鳥
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モロッコではおなじみの 「レモンソルト」

「食べるラー油」、一時期流行りましたよね。
最近ではブームも落ち着き、人気も定着してきた感があります。
「食べるラー油」に続き、というわけではないと思いますが、今「塩レモン」が密かなブームのようです。先日、何かの情報番組で見かけました。
「塩レモン」とは、レモンを丸ごと塩漬けにして発酵させたもの。北アフリカのモロッコでは調味料としてあまりにも一般的で、タジン鍋の煮込み料理などにも使われています。

漬けたては酸味も塩気も尖っていますが、時間が経つうちにまろやかに。そこまで待てば、果皮は刻んで香りのいい塩として、漬け汁は塩気のあるまろやかな酢として、野菜料理にはもちろん、肉や魚料理にも幅広く利用できます。ほのかな苦味が料理の味わいをグッと引き締めますし、酸味も穏やかなので酸っぱいのが苦手な人でもおいしく食べられます。
絶妙な分量は、塩分濃度10%。適度なしょっぱさで、塩味の見当もつけやすく、使いやすい。また冷暗所で保存も可能。レモン丸ごとで漬け込むのがモロッコスタイルですが、くし形に切って漬けると1か月ほどで塩も早くなじみ、少量でも作りやすいです。
モロッコでは、「AISHA」という非常に有名な食材メーカーによる瓶詰が売られていますので、ご旅行の際に購入されるもの良いかもしれません。
皆さんも、是非トライしてみてください。
≪レモンソルト(citrons confits)レシピ≫
●材料
レモン(国産)・・・3~4コ
粗塩・・・カップ1~1と2分の1
●作り方
1.レモンは洗い、水けをふき取る。お好みで、1個丸ごと、または4~5等分の乱切りなど。
2.清潔な密封瓶に、塩・レモン・塩の順に重ねて入れ、一番上に塩がくるようにして詰める。
冷蔵庫で保存し、時々瓶をふって上下を返す。
※1週間後から使えます。エキスが出てくる(美味しくなる)のは、1か月後。長く漬ければ漬けるほど(さすがに限度はありますが・・・)、味がまろやかになり、深みが出てきます。