マダガスカル・キャンプ・ツアー

2006年8月18日出発、毎年恒例のマダガスカル・キャンプ・ツアーにご参加された和田 恵美 様から頂いたレポートです。
成田~アンチラベ
成田から約15時間のフライトの後、早朝、マダガスカルに到着。早朝のアンタナナリボはひんやりとしていて寒かったです。空港で両替を済ませれば、いよいよ旅の始まり!初めて見る通貨、マダガスカル・アリアリ(1US$=約2030MDAでした。)には全員不慣れ。 両替を終えると、「えっと、10,000アリアリってドルにすると何ドルだっけ?」なんて確認しあう声があっちこっちで、聞こえてきました。初めてのマダガスカル、ウキウキな気分でバスに乗り込みました。バスはアンチラベに向かい出発。(ホテル・ハシナ泊)途中、バスの中からは、川で洗濯する人々や、かごを頭にのせて器用に歩く村人達、私にとっては初めて見る光景で、とても新鮮でした。
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アンチラベにはお昼過ぎに到着したのですが、朝から比べると気温はかなり暑くなっていました。寒暖の差が大きいので、夏服~冬服まで必要と言う意味がわかりましたね。町に到着した後は、大聖堂に立ち寄ったり、買い物をしたりしてマダガスカルの一日目は過ぎました。
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船旅の始まり
ミアンドリバゾを出発、車で移動してマシアカンピに到着。船着場まではかなり悪路が続いていたので、お尻から腰のあたりにかけて少し痛かった~。ようやく悪路を抜けて川が見えたら、これから乗るであろう船が待っているではありませんか!3泊4日のツリビヒナ川の船旅のスタート。キャンプ初体験と言うこともあり、ちょっと緊張ぎみで乗船。
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船旅では、新たに8人のスタッフの方々がついてくれました。のんびりと進む船。途中、船からブラウンキツネザルが見られました!夕刻頃キャンプ予定地に到着。皆で薪を拾ってキャンプファイヤーの準備をしながら夕食待ち。キャンプは二人用のものを使用しましたが、思っていたよりも広くて快適でした。キャンプファイヤーでは、船に積んであった太鼓が登場!マダガスカルリズムをスタッフが叩き出すとそれに合わせて歌を歌ったり、輪になって踊ったりと、とにかく楽しい!
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この日はまだ恥ずかしさもあり、踊りに参加しなかったので、明日は絶対参加しよう!と決意しました。
コックさんは料理がとても上手な方で船での夕食はとってもおいしかったです!料理の素材にネギや生姜が使われる事が多く、日本人の口にはとてもあうと思います。美味しい料理の後の夜景も最高です。満点の星空を間近に感じることが出来ます。南十字星を見る事が出来て大満足!
船旅は続く
次の日は滝があるところで上陸。滝の上流の方まで登ったのですが、足元が滑りやすいので注意!です。
登りきったところでは、きれいな水溜りがあって泳いでも大丈夫。暑かったので、水につかってほっと一息ですね。
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船に戻って船旅を続けていると、途中アカビタイブラウンキツネザルが川岸に水を飲みに来ていて、観察することが出来ました。その後出会った動物は、シファカ・ワニ・カメ・コウモリが見られました!途中、ペキドゥ村を訪問。村の子供達はとても人懐っこくてずっと手をつないだままの状態で村を案内してもらいました。
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船上に戻ると夜の宴に備えて、マダガスカルリズムをスタッフの方々に教わって練習。準備万端です。船上で太鼓をたたいていると、一人二人とどこからともなく村人達が集まってきました。夕食前に、踊りが始まったのですが、気づけば二つの村のグループが踊りの輪の中に参加していました。子供から大人までものすごい人数です。ギターの上手い村人も演奏に参加して宴は最高潮に!昨日は躊躇して参加出来なかった踊りの輪の中にいざ入っててみると、たのしぃ~!はまります!砂の上を登山靴で踊っていたので靴の重みで少々疲れました。でも楽しかった分心地よい疲れでした。踊りや音楽を通して現地スタッフの皆さんとはちょっとずつ打ちとけてきた気がします。
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朝食後出発。船旅を続けて今日はベレーヴ村を訪問。カポックと言う緑の実をつける木やマダガスカル最大の蝶々(Atrophaneuraanterior)が見られました。この日のランチにアジア風のパスタが出たのですが、これホントに美味しかったです!レムールが生息している森に途中降りて散策。シファカ、ブラウンレムールが木々を移動する姿をみてまた感動!船に戻って船上では、キャッサバの皮むき体験をさせてもらいました。夕飯前にゆでたてのキャッサバを頂いた。ちょっとかたいさつまいもから甘みを取った感じの味で◎でした。
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夜はまた村人が訪ねてきて、キャンプファイヤー!私達もビールびん等を叩いて参加。夜の宴はくせになりますよ!
ベロ・スール・ツリビヒナ~ベマラハ・ツィンギー~キリンディ森林保護区
船旅は最終日。お昼頃ベロ・スール・ツリビヒナで下船。船での食事がとても美味しかったので、シェフとはここでお別れなんて・・・残念。また、ここからは悪路を車で4時間の移動。世界遺産のベマラハ・ハツィンギーへ!キャンプクロコに宿泊。久しぶりのシャワーでさっぱり。明日はツィンギー登山と言う事で早めに就寝。朝、ツィンギー登山に出発する前に、サプライズ!カヌーに乗れるとの事!マナンボロ川をカヌーにのって移動、洞窟探検が出来ました。
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その後、車で一時間程かけて大ツィンギーの登山口へ。ランチ後登山開始。岩山に入る前には、シファカがかなり目の前までやってきて、ジャンプしながら木から木へ飛び回る様子が見られました!ラッキー!その他には、三つ目トカゲ・イタチキツネザルもみられました。
登山は想像していたよりも面白く、飽きずに登れました。途中カラビナをつけて登るところもあります。頂上からみるツィンギーは絶景!そして爽快!さすがは世界遺産。自然って素晴らしいと思わせる瞬間でした。でも、体感してみないと伝わらない・・・体力があれば、是非挑戦して欲しいです。オススメします!
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キリンディ森林保護区へは夜到着した。今回の夜の散策ではあまり動物達には出会えなかったのですが、懐中電灯を照らしながらの散策は探検気分を味わうことが出来ました。
夜はあまり動物に会えなかったので、リベンジ(?)次の日の早朝の散策が決定。朝の散策では、挽回とばかりに動物がみられました!マダガスカル最大のカメレオン!!!パーソンカメレオンが木になりきっていました。しっぽがくるくるっとしていてかわいいです!
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散策中、丁度保護されたネズミキツネザルをレンジャーの方から見せてもらうことが出来ました。朝食後、車で飛行場へ。車を降りてバオバブ並木を歩きました。
水辺ではカルカヤインコ達が列を作って水を飲む姿がみられました。野生のインコを見るのは初体験!今回私たちが見たバオバブの種類は、フニ、ザー、レナーリャでした。大きなレナーリャは推定年齢400~500年だそうです!
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モロンダバ~アンタナナリボ
モロンダバからアンタナナリボまでは飛行機で移動。着後はショッピング!値切り交渉はどんどんしたほうが良いですね!交渉のおかげあって、かなりお得に買い物が出来ました!私が買った中で一番のお気に入りは、大きなカゴです。カラフルで可愛いです!夕刻ホテルに戻ると、夕日に染まったアンタナナリボの町がとてもきれいでした。マダガスカル滞在最後の夜。
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今回のツアーでは、想像していた以上にとても充実した素敵な旅を過ごすことが出来ました!添乗員さんをはじめ、現地スタッフの方々、旅の仲間はみんな強くて優しくて頼もしい方々ばかりで旅の楽しさが倍増しました!本当にありがとうございました。また、お会いしましょう!MISAOTRA!今回は行かれなかったマダガスカルにもいつか必ずいくぞ!と心に決めて、日本へ。
マダガスカルのツアー・旅行一覧はこちら。
キャンプツアー・旅行一覧はこちら。

南部タンザニア周遊ツアー

2005年12月24日出発、南部タンザニア周遊 12日間にご参加された日比野 倉氏 様から頂いたレポートです。リカオンとの出会いを願ってツアーに参加されました日比野様ですが、南部タンザニアで遭遇することはできたでしょうか? 日比野倉氏様のHPはこちらです。
関空からタンザニアへ
タンザニアへは、関西空港よりエミレーツ航空でドバイへ、そこからナイロビ経由ダルエスサラームまで。ナイロビ空港で1時間程機内待機がありますが、その時間に機内持ち込み荷物の確認があります。基本的に一人1個。ダルエスサラーム国際空港到着後、ビーチ沿いの宿泊先へ移動し一泊。
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次の日の午前、国内線空港へ移動しチェックイン。
14人乗りの小型飛行機で、セルー野生動物保護区経由ルアハ国立公園まで待機時間を含めて3時間半程かかります。小型飛行機の場合、荷物は15キロまでとされています。使用する機材によって貨物室が小さいと ハードケースは、収納しにくくなりますので、ソフトケースをお勧めします。機内に持込む手荷物は、あまり大きいと貨物室に入れられてしまいます。
写真を撮られる方で、撮影機材を沢山持ち込まれる方は適度な大きさ、重量を考慮された方がよいでしょう。
使用する通貨ですが、大きなレストラン、ロッジ(テントキャンプ)旅行者対象のお店(ティンガティンガ等のおみやげ物)では、USドルの使用も可能ですが、買い物等には、タンザニアシリングが便利です。USドルから換金の際、古いドル紙幣は、断られますが、トラベラーズチェックよりは、USドル現金(できるなら新札)を持っていかれることをお勧めします。偽札が横行していることが、原因かと思われます。
ルアハ国立公園へ
小型飛行機の飛行場に、テントキャンプの車が、迎えにきてくれます。今回利用のテントキャンプは、ムドニャ・オールドリバー・キャンプ。宿泊施設については、写真をご覧下さい。イタリア系なのか食事もイタリアン風です。
キャンプ敷地内は、夜間色々な動物が入ってくるため、糞だらけ。夜間のテントからの一人外出は、禁止されていて、施設の人が案内してくれます。確かにハイエナがいたりバッファローがいたり、テント近くにライオン、ヒョウもやってくる所です。足元には動物の糞だけでなく、サソリ、爬虫類、昆虫と沢山の生き物に囲まれて、自然の中にいることを実感できます。
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キャンプ付近は、アカシアの木が多くキリンが多く生息しています。ネコ科動物に関しては、ライオンはサファリをしていて一日に数度、遭遇しました。季節柄、カップルがほとんどです。本来、小雨季に入っている時期ですが、雨が遅れていて川の水も少なく大地の緑も少ない状況でした。
南部タンザニアへ行った目的は、なんといってもリカオンに遭遇できたらという願いをこめてのツアーでしたが、ルアハ国立公園を去る朝、荷物をまとめて朝食をするテントに行くと、「リカオンが出たからカメラを持って車のところに集合」とキャンプのマネージャーから言われ、慌ててカメラを用意し車に乗り込みました。直接マネージャーが、ハンドルを握り、リカオンのいる場所に直行しました。
群れで走っていました。初めて見るリカオンに感動です。群れは、走っていたり座り込んでいたりを繰り返していました。黒、茶、白の模様が奇麗で、三毛犬といったとこでしょうか。ルアハ国立公園に4泊し、最後の朝に遭遇できるとは、幸運でした。
午前中に、小型飛行機でセルー野生動物保護区へ移動(約1時間半程)
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セルー野生動物保護区へ
お昼過ぎに、セルー野生動物保護区の飛行場に到着、迎えにテントキャンプの車が、来ていました。宿泊は、セルーインパラキャンプ。施設は、こちらも写真をご覧下さい。川のそばでロケーションもよく、晴れていれば夕陽が奇麗です。
ここも敷地内に動物が入ってきます。川のそばですが、特にゾウが夜から朝にかけて木の枝を折る音や枝をゆするような音が、ずっと聴こえますしテントのそばまで来ます。朝、テントの外へ出られない程近くまで来ます。親子の象がテントの周りの木を食べて、すぐそばで授乳をしてました。テントからそっと出て、カメラを向けましたが母親ゾウに耳を広げて威嚇されてしまいました。距離は、5メートルもありませんでした。親子のゾウには、気をつけましょう。
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昼間は、水の中ですから陸に上がっているカバを見たいのなら、早朝のサファリがチャンスです。ここのキャンプも、暗くなってからテントからの外出はマサイ族の護衛付きです。
ここでのサファリは、タンザニアで唯一、川でのボートサファリもあります。カバ、ワニ、鳥類がほとんどですが、川から陸の動物を見るのも視点が変っておもしろいと思います。やはり、セルー野生動物保護区も雨が少ないせいで川の水も少なく、大地も乾いてました。ここに到着した午後のサファリで、ルアハ国立公園に続きリカオンに遭遇しました。ルアハ国立公園で見たリカオンより成犬といった感じで、頭数の少ない群れでした。一日で、朝はルアハ国立公園、午後はセルー野生動物保護区でリカオンに遭遇できたことは、本当に幸運でした。
セルー野生動物保護区でもライオンのカップルを見ましたが、シマウマを食べている最中で肉食獣らしい姿を観察できました。その後、生殖行動をしていましたが、ライオンのハネムーン中は、数日間食事もしないでがんばるという話を聞いてましたので、「あっ食べてからしている!」やっぱり、スタミナがいるんですね。ヒョウも見たかったのですが、残念ながら遭遇しませんでした。
夜、カバの声は、聞こえますが姿は見えませんでした。
セルー野生動物保護区では、2泊し午後ザンジバル島へ移動。
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ザンジバル島へ
ザンジバル島へダルエスサラームからは、20分程の飛行時間です。ザンジバル島の空港から、宿泊先(ムトニ・マリーンセンター)まで移動中よく見かけたのは、小型バイク、自転車の二人乗りです。まだ、この島では、乗合バスと共に貴重な移動手段なのでしょう。あと、島で走っている車は、中古の日本車が多いことです。商用車、公用車ばかりで大型バスにまで日本の文字が書かれたままです。それを見ていても結構楽しめます。
イスラム教徒が、多いことは服装でわかりますが、色々な文化が融合した島ですから、特にストーンタウンは、アラブ系、インド系、黒人系と今までにない雰囲気でした。港、海にダウ船を探しましたが、近代的なフェリーやらクルザーばかりで写真で見るような雰囲気と少し違う海の風景だったのが、残念。
個人的に裏通り、庶民的な生活の臭いのする場所、市場などに興味がありますので宿泊先から、歩いてストーンタウンまで行きましたが、そこまで歩いている旅行者は、見かけることはなく島の雰囲気に浸れたような気がしました。ロバの荷車も走っていますが、放し飼いにされた牛が、歩道を歩いてます。牛は避けてはくれませんので歩く時は、牛注意。
ストーンタウンには、街猫が沢山暮らしています。猫好きな方は、遊んでやってください。猫は、警戒心もなくゆったりしています。係わっている人間の接し方が性格に影響しますからザンジバル島の人は、優しい人たちということですね。
こんな光景も見かけました。魚を売ってる露店のお兄さんが、せがむ小猫に売り物のブルーフィシュを一匹与えて、小猫が食べ終えてまたおねだりすると、もう一匹与えてました。お魚咥えたザンジバル島の小猫でした。
島でよく聞くスパイスツアーというのは、香辛料を栽培しているプランテーションに行って実際にその香辛料の木、実などを触ったり試嗅したりして見学します。スパイスばかりでなく、果物も豊富にあって試食もあり、ヤシの実もその場で木に登り、実を落としてジュースを飲ませてくれます。この島でしか見ることができない赤コロブスモンキーは、ストーンタウンから車で1時間程のところにある自然公園に行きます。人間に馴れるようにしているため、かなり近くまで接近が可能です。垂れ下がるシッポの毛に触ってきました。
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このツアーのまとめ
南部タンザニアのサファリは、景観的には、この地特有のヤシの木があってサバンナとは違う背景に動物を見ることができます。宿泊施設もテントキャンプで身近に動物を感じることができ、ワイルドな体験ができるでしょう。リカオンに遭遇できるかは、行ってみないとわかりません。
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