動物界のスピードキングとスタミナキング

世界最速の動物といえば!
ハヤブサですね。最高速度は300km/hを超えるとも言われています。
先日はやぶさ2の打ち上げが成功しましたね。6年後が楽しみです。
話が逸れてしまいましたが・・・

陸上動物での最速は、皆さんご存知の通りチーターです。それでは2位はご存知でしょうか?
実はチーターに捕食されてしまうトムソンガゼルなんです。
速度はなんと約80km/h陸上動物界2位の速さで走ることが出来るトムソンガゼルも捕食されてしまう自然界は厳しいですね・・・
ちなみにライオンの走る速度は60km/hと言われています。
チーターやライオン、いわゆるネコ科と呼ばれる動物は長距離を走ることが出来ないので、そーっと忍びより、獲物との距離をつめてから走りだし、気づかれる前にいかにスピードを出せるかがカギになる狩りのスタイルです。
一瞬に勝負を賭ける彼らの狩りは迫力満点ですが、成功率は高くありません。
それでは卓越したスタミナを持つ動物はどうなのか。
サバンナで言えばリカオンやハイエナです。
トップスピードはチーターやトムソンガゼルに劣りますが、ずば抜けたスタミナの持ち主達。獲物の体力がなくなるまで追いかけ回す、彼らの狩りスタイルはチーターやライオンよりも高い成功率を誇ります。
最高速度60km/hで何時間も追いかけるそうです。
何時間も走って失敗したら・・・私なら心が折れるでしょう。
野生動物のため、速度を計測するのが難しく、文献や資料により速度が違いますので参考程度にお考えください。
東京本社 菊地 佑介
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行はこちら。

サバンナの嫌われ者!? 「ハイエナ」

ハイエナと聞くと、「サバンナの掃除屋」の異名を取り、あまり人気の無い動物の一つかもしれません。

ただ、個人的には、サファリで見かける好きな動物のTOP3に入ります。理由は、実はよく見ると、案外にかわいい顔をしているからです(笑)
ハイエナは、別名タテガミイヌとも呼ばれ、一見、どちらかというとイヌに近い風貌をしていますが、生物分類上、ネコ目、ネコ亜目のハイエナ科に属し、同じネコ亜目のジャコウネコ科が最も近縁となっています。
現在確認されている限りでは、ハイエナは4種(ブチハイエナ、カッショクハイエナ、シマハイエナ、アードウルフ)で、アフリカ大陸のみならず、中東、インド、ロシアに広く分布する種もいます。
写真のハイエナ(タンザニアのンゴロンゴロ自然保護区で撮影)は、サハラ砂漠以南のアフリカに分布する、ブチハイエナです。死肉を漁るイメージの強い彼等ですが、実は、ブチハイエナは体が大きく(特にメスの方が大きい)、無尽蔵のスタミナで積極的に狩りも行い、成功率は、ライオンより上だと言われています。
また、掃除屋と呼ばれる所以は、強靭なアゴを持っているため、他の肉食獣が食べる事のできない皮や、大きな骨もかみ砕いて平らげてしまうためです。そのため、彼らの排泄物は白く、一目で識別できます。
人間界では、高級食材とされる事もある骨髄まで余す事なく食べるとは、何ともグルメな動物ではないでしょうか。掃除屋ではなく、「サバンナの美食家」とでも呼んで貰えると、またイメージも変わるかもしれませんね。
サファリに出掛けて、ハイエナに出会う機会があれば、是非、双眼鏡でも使って、じっくりと顔を観察してみて下さい。きっと好きになるはずです。
大阪事務所 荒木
サファリ・動物がテーマのツアー・旅行はこちら。