ナミビアに生息するレイヨウ類、砂漠のオリックス(ゲムズボックス)

ナミビアのオリックス。南部アフリカではゲムズボックスとも呼ぶ、オスメス共に真っ直ぐに伸びた非常に美しい角を持つ大型のレイヨウです。半砂漠、草原、サバンナに生息し、オスを中心とした10~50匹からなる群れを形成して生活していますが、時たま単独行動をしている大型の個体を見かけるのは、老齢化したオスが群れを離れ単独で生活することが多いためです。
このオリックス、ナミブ砂漠等の非常に乾燥し、日中の気温がかなり上がる場所では、日差しと高温を避けるためにアカシアの木などの木陰に入り、人がかなりの近さまで近寄っても警戒するだけで逃げない場合があります。実際のところ、3mくらいの近さまで近づけるでしょう。こういった状況で更に近づくのは、実は非常に危険。体力の消耗を防ぐために餌を漁る行為もストップし、止むに止まれず木陰に待機している状況ですので、人間が近づくことで更に彼らを精神的に追い詰め、最終ラインを超えてしまった人間に対して彼らが何をするかと言ったら、”防衛のための攻撃”しか選択肢がありません。その攻撃も生死をかけたものですので、当然ですが最初から手加減なしです。
時にはライオンさえも貫く、その鋭く尖った角を用いてアタックされたら人間はひとたまりもありません。

アフリカの生態系の中では捕食される、どちらかというと”弱い”部類に入るレイヨウ類ですが、厳しい野生の生存競争の中で生きているということに変わりありません。どんな動物であれ、厳しさの中で生き抜く『強さ』を持っているのは、考えてみれば当然のことなんですね。
オリックスも見られるナミビアのツアー一覧はこちら。

私にとって、アフリカらしいもの by 東京本社 平山

『ウェルウィッチャ・ミラビラス』
アフリカらしいかどうかはわかりませんが、何百年、何千年後の未来にも、同じ場所に同じような状態で存在するのではないかと思います。

アンゴラ~ナミビアの砂漠にのみ生育する植物で、生涯2枚だけの葉を伸ばし続けます。朝、大西洋から立ち昇る僅かな霧とほんの少しの雨だけで1年に1~2mmずつ成長すると言われます。一番大きなものは2,000年以上生きているそうです。人間社会で戦争や暴動が起きようと、動じることなく静かに少しずつ成長を続ける姿に感動を覚えます。
世界遺産が破壊され、動物が絶滅の危機に瀕し、また人々の生活や価値観が大きく変わる中、この植物だけは、2,000年後にそこを訪れても変わらぬ姿で在り続けてくれるのではないでしょうか。
和名は『砂漠万年青(オモト)』ですが、園芸名は『奇想天外』。潔い4文字熟語の名前をつけて下さった石田兼六氏に感謝。

砂漠で飲むビールは極上!南部アフリカ、ナミビアビール

5月も末に差し掛かっていますが、日ごと暖かくなってきました。管理人の地元の駅ビルでは昨日21日に屋上ビアガーデンがオープンしました!お酒を飲む方にとってはビールがおいしい時期(好きな方は1年中ビールばかりなのかもしれませんが・・・)になってきましたね。
アフリカ諸国でも、厳格なイスラム教国を除いて各国でご当地ビールが何銘柄も作られ、かつ消費されています。
弊社スタッフの中でも「ビール党」を自認しているスタッフの間では、やはり旧宗主国がドイツだったナミビアのビールが特に人気があります。”ナミビアと言えば砂丘!”、というより”ナミビアと言えばビールでしょ!!”というスタッフの方が多いかもしれません。

いくつも銘柄のあるナミビアビールの中でも、人気を二分する銘柄は、「TAFEL」と「WINDHOEK」。特に軽い口当たりでさっぱりした味わいの「TAFEL」は、乾燥したナミビアの気候によく合い、非常においしいです。
実は弊社のナミビアツアーはキャンプツアー、ロッジ泊ツアーにかかわらず、お酒(ワインとビール)が飲み放題。ツアー代金に丸々含まれています(経費としてツアー代金に上乗せしているわけではありません、ビールとワインが極めて安いからなんです)。
砂漠やサバンナで飲むお酒はまた格別です!ビール好き、ワイン好きの皆さん、ぜひナミビアへ一度足を運んでみてください!
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