極上のフランスパンを使ったレユニオン式サンドイッチ 「アメリカン・ブッション・グラティネ」

正確にはアフリカではありませんがアフリカに限りなく近い、インド洋に浮かぶフランス海外県の島レユニオンは、「アフリカ+フランス+アジア」が混ざった、独特のクレオール文化で知られています。言葉や建築などとともに、そのレユニオン・クレオール文化を代表するのが料理。
サンドイッチのような簡単なものからコース料理まで、ありそうでない味や見た目のものが揃います。フレンチをベースにしているため、味はどれも日本人の口に合って美味しいのですが、「高いお金を出して正統派のクレオール料理を食べるほどでもない」と思わせてくれる一品が、このレユニオンスタイルのサンドイッチ、「アメリカン・ブッション・グラティネ(Américain Bouchon Gratiné)」です。

日本ではまず手に入らないであろう極上レベルのフランスパンを開いた間に、醤油をかけたシューマイ(売店によって皮付き、皮なしの違いあり)を挟み、上にオニオンスライスとフライドポテトを載せて、チーズをかけてオーブンでちょこっと焼いたもの(なのでグラティネgratiné=グラタン)。
シューマイを使うところに中国文化の影響を感じますね。お代は平均5ユーロですが、日本のサンドイッチ3つ分くらいのボリュームなので、コストパフォーマンスも高く、一本でお腹いっぱい、味は最高、しかもほぼ島のどこでも売っています。こういうところに、島の文化レベルの高さって出るのかもしれませんね。
ビール好きな方であればこのブッション1本に、絶滅した飛べない鳥「ドード―」の絵が描かれたラベルのブルボン・ビール(レユニオンでは、「ビエール・ドード―」と呼んだ方が通じやすい)が一本あれば、非常に充実したランチになること間違いなしです。でも、これを食べて、その都度ビール飲んでたら太るでしょうねぇ・・・。
レユニオンに足を運ばれる際は、是非お試しください。
by 羽鳥

レユニオン・フランス海外県

レユニオン…なんだか良い響きな感じがしますが、この島は何度も
名前が変わった歴史があります。詳しくはウィキペディアに譲りますが、
隣のモーリシャス島、ロドリゲス島を合わせてマスカリン諸島と呼ばれます。

私が初めてこのレユニオン島に訪れた時はまだユーロではなく、
フランスフランの時代でしたので結構昔ですね。
お隣のモーリシャスは珊瑚が発達した裾礁の島ですが、このレユニオンは
活火山が活動しており、一部の海岸以外は火山特有の黒い海岸になっています。
そんなレユニオンですが、急峻な山あり谷あり滝ありで自然が豊富なところで、その地形を利用したアクティビティが人気なのをご存知でしょうか。
日本でも最近人気のキャニオニングもこのレユニオンではスケールがとんでもなく恐ろしい落差を滑り降りますので、簡単にチャレンジし難いかも知れません(笑)。
ん?このままだとなんだか普通の案内ですね…
で、私的にはやっぱりレユニオンに来たらトレッキングがお勧めです!
それも活火山のル・ボルカノ山を登ります。
外輪山から火口原を望む展望台に立つと、まるでキリマンジャロのザ・サドルのような風景が広がります。
また、山小屋がとても良い雰囲気なので1泊しながらのトレッキングですと
より楽しく過ごせるのではないでしょうか。
あ、忘れていましたが食事も美味しいですよ!!
http://jp.rendezvousenfrance.com/ja/discover/30530
インド洋の火の島を歩く! レユニオン・ボルケーノ・トレッキング 10日間