アフリカの火山

9月27日に長野・岐阜県境にある御嶽山(3,067m)が噴火しました。
今まで2回登ったことのある山でしたので大変驚きましたが、その日に登山をしていた方の捜索活動のニュース等を目にすると辛いものがあります。
日本にある火山で、有史以来活動の記録が無い火山を「死火山」、噴火する可能性がある・活動している・噴火しているものは「活火山」となります。私が理科で習ったころは、噴火する可能性がある火山を「休火山」でしたが、休火山は現在、活火山に分類されています。
※「死火山」も数万年タームの火山活動に有史以来なんたらを組み込んだとしても分からないので、今後活動しない火山に対して「死火山」と呼ぶようになってきました。
アフリカで活火山といいますと、現在も活発な活動を続けるコンゴ民主共和国のニイラゴンゴ山、カメルーンのカメルーン山、タンザニアのオルドイニョ・レンガイ山、レユニオンのラ・フルネーズ山が有名です。
特にニイラゴンゴ山の溶岩はハワイ島キラウエア山や伊豆大島の三原山と同じような玄武岩質が多いサラサラな溶岩なので、かなり遠いところまで溶岩が山麓を下る場合が多く、過去にも村人が沢山犠牲になった噴火もありました。
登山対象の山ではタンザニアのキリマンジャロ山やケニアのケニア山でしょうか。このキリマンジャロのキボ峰(最高峰)は死火山ではありませんが、噴火は36万年前に終息し、200年前に大規模崩落した場所から少し水蒸気を噴出したのが最後となっています。
※写真はキボ峰の北氷河
By 久世