登山初心者が約3年間かけてキリマンジャロを目指す登山講習会の山塾第二期ですが、9月16日から25日にかけて本番を終え無事に帰国しました。
第二期のメンバーは主に西日本にお住まいの方が多く、弊社の大阪スタッフが中心となりスタートしました。机上勉強会に実際に山に登る実地講習を重ねました。その第二期のほぼ山登りの経験の無い参加者が最初に目指した山は、京都の愛宕 山(924m)。まずは山そのものを楽しんでもらおうと、山頂では特製豚汁を楽しんでいただき
ました。
そして次の山行は滋賀県の伊吹山(1,377m)。1,000m超えの山に挑戦することと、初の山小屋一泊体験ですが、まだまだ暑い8月でしたのでかなり体力消耗が激しい山行となってしまいました。つづく奈良県の弥山(八経ヶ岳1,915m)は歩行距離も長く広大な山域ですが、何とか歩き切る体力も付いてきて、自信に繋がったのではないでしょうか。
2015年の7月には南アルプスの最高峰で日本で2番目に高い北岳(3,193m)登頂。
9月は初の海外遠征としてモロッコのツブカル山(4,167m)も全員登頂!メンバーも貫禄が出てきました(笑)
そして本番の2016年。6月の北八ヶ岳縦走と9月初旬の富士山で高度順応に備え、いざキリマンジャロに出発!キリマンジャロ空港到着時には残念ながら山容は雲に隠れて見ることはできませんでしたが、マラングゲート近くのカプリコンホテルに着く頃には少し緊張感を感じます。これからほぼ毎日標高を1,000m登り続けるので、日本ではこのスケールを感じることは確かに難しいことなのかも知れません。
さぁ、出発です!
標高も3,000mを超えるとついに山頂が見えてくるのでテンションもUP。富士山とほぼ同じ高さのホロンボハット(山小屋)では高度順応日で2泊滞在し、その間にゼブラロック(4,020m)を往復。山塾の良いところは長い期間を一緒に山行に出掛けることで、メンバー間の仲間意識が高まることでしょうか。
このキリマンジャロが最終目的ではなく、これからは自分で山の登り方を考え、登山に付きものであるリスク等を判断して下山するという行動をより考えて山を目指してもらえたらと。私も同行して素晴らしい経験を共有させていただき、大変嬉しく思います。ありがとうございました。
久世