日本にやってきた最初のアフリカ人、モザンビーク出身の黒人青年「弥助」

日本の歴史上、使節団が訪米する際にアフリカ大陸にも寄っていますので、何人もの武士(やその子弟)がアフリカに足跡を残していますが、逆にアフリカから日本にやってきたという話はあまり多くありません。記録上、日本に最初にやってきたアフリカ人って誰かご存知ですか?
記録に残されなかった交流によって、かなり以前から日本人がアフリカ出身の人と接してきた可能性はあるのですが、記録に残っている最初の人物は、日本名で『弥助』と呼ばれる、モザンビーク出身とされる黒人青年(年齢は20歳台後半だったと言われています)でした。
彼が日本に上陸した時代は、安土桃山時代。そう、日本史上のヒーローの一人であるあの織田信長が生きていた時代です。
新しもの好きの信長のことですから、もちろんこのアフリカ人に会っていますし、彼を連れてきたイタリア人の宣教師(伴天連)アレッサンドロ・ヴァリニャーノに申し付けて(この「弥助」は奴隷の身分だったこともあり)、自分の近習として召抱えたそうです。
本能寺の変で捕らえられたものの、処刑を免れ南蛮寺(当時のキリスト教会ですね)に送られた後は行方知れず。

400年以上も前の話ですが、ミステリアスでロマンある話です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BC%A5%E5%8A%A9