アフリカの飛び地・アンゴラ共和国カビンダ州

アフリカ大陸にも「飛び地」というところが幾つか存在します。
有名なところでは、モロッコ内にあるスペイン領の「セウタ」「メリリャ」でしょうか。

どちらも最近は内戦や政治不安定化などの影響で不法入域者が増えて、ニュースになったりしていますね。
そして今回ご紹介するのは南部アフリカで一番大きな国である、アンゴラ共和国の飛び地の「カビンダ州」です。
なぜここに飛び地が残ったのか。それは植民地時代のポルトガル、フランス、ベルギー等の争奪戦に巻き込まれてしまったからなのですが、飛行機や鉄道が無い当時は船、そう、水運が欠かせない運搬形態でしたのでアフリカ南西部で一番大きな川であるコンゴ川の河口を押さえることが最重要ポイントにしたことなのでしょう。
カビンダ州はアンゴラの北、コンゴ民主共和国(旧ザイール)と、コンゴ共和国に挟まれていますが、状況から考えて両コンゴに組み込まれてしまいそうな位置関係です。
(似たような国境線でセネガルに囲まれたガンビア共和国があります)
このカビンダ州、実は沖合いには非常に埋蔵量の多い海上油田があり、リビア、ナイジェリア、アルジェリアと続くアフリカ4位の埋蔵量となりますので、アンゴラにとっては絶対に手放せない重要な飛び地となりました。
カビンダ州に訪れる機会はそう無いとは思いますが、アンゴラという国はまだまだ太古から残る景色や自然がたくさんあります。オイルマネーだけではなく、是非とも観光産業にも日の目を当てて欲しいと思います。
カビンダ州
カビンダ州
by 久世