2019.11.15発 緑の季節のケニア 10日間

緑の季節のケニア10日間に同行させていただきました。小雨期にもかかわらず、かなりの雨量となっており、各国立公園は大きな水たまりやぬかるみが目立ち、途中スタックして立ち往生…など旅にはつきもののハプニングもありましたが!そんなことも忘れさせてくれる緑のあふれる広大な景色と色のあるサバンナ、そして多くの動物に出会うことができました。

まずはアンボセリ国立公園から訪問です。

早速、オスの象がお出迎え。いつ見てもド迫力です。
早速、オスの象がお出迎え。いつ見てもド迫力です。

雨期といっても基本的に日中は晴れることが多く、ゲームドライブ中は気持ちのいい晴れです!

大自然の中を車で駆け巡るのは本当に爽快です。
大自然の中を車で駆け巡るのは本当に爽快です。
象の家族もお出迎え。
象の家族もお出迎え。
初日の夕暮れ時、アンボセリでチーターを見ることもできました!ラッキー!
初日の夕暮れ時、アンボセリでチーターを見ることもできました!ラッキー!
サンショクウミワシのカップルも発見。鳥類は近づくとすぐに飛んで行ってしまうのでちょっと遠い…
サンショクウミワシのカップルも発見。鳥類は近づくとすぐに飛んで行ってしまうのでちょっと遠い…

しっかりキリマンジャロも拝めました!

キリンとキリマンジャロ
キリンとキリマンジャロ

アンボセリではマサイ村も訪問しました。マサイダンスや歌、マサイの伝統的な暮らしや文化について教えてもらいます。

まずはマサイダンスでお出迎え
まずはマサイダンスでお出迎え
子供たちも元気に歌を歌ってくれました!
子供たちも元気に歌を歌ってくれました!

アンボセリの次はさらなる動物を求め、ナクル湖へ移動をします。この日はツアーの中で一番長い移動日です。途中、ナイロビで昼食用のお弁当を受け取ります。このお弁当がまたおいしい!!日本食が恋しくなるベストタイミングで食べれるのが幸せです。

ナイロビにある日本食レストランの陣屋さんのお弁当。
ナイロビにある日本食レストランの陣屋さんのお弁当。
大地溝帯を眺めながらみんなでお弁当をいただきます。
大地溝帯を眺めながらみんなでお弁当をいただきます。

ナクル湖に到着し、早速姿を現してくれました!クロシロコロブス!!私自身も見るのが初めてだったので、大興奮でした!

白く長い毛が美しいクロシロコロブス
白く長い毛が美しいクロシロコロブス
白いハイソックスを履いているような足が特徴的なロスチャイルドキリン
白いハイソックスを履いているような足が特徴的なロスチャイルドキリン

ナクル湖ではシロサイとクロサイ両方見ることもできました

いつもは茂みに隠れて見つけるのが難しいクロサイ
いつもは茂みに隠れて見つけるのが難しいクロサイ

ナクル湖を後にして、次はナイバシャ湖でのボートサファリです。近くでカバが見れたり、湖には鳥類もたくさんいるので、バードウォッチャーには人気です。

ボートサファリに出発!
ボートサファリに出発!
早速、カバを発見!
早速、カバを発見!
水を飲んでいる姿を水辺から見れるのもボートサファリならではです。
水を飲んでいる姿を水辺から見れるのもボートサファリならではです。
モモイロペリカン
モモイロペリカン

ナイバシャ湖のボートサファリを終えて、向かうはケニア一番人気のマサイマラ国立保護区!サファリのおおとりを飾るのにふさわしい国立保護区です。

雨期のサバンナは美しい青い空と広大な緑の大地で彩られます。
雨期のサバンナは美しい青い空と広大な緑の大地で彩られます。

マサイマラではウォーキングサファリも。マサイの村人たちに植物のことや動物の足跡、フンについて教えてもらえます。今回のウィーキングサファリではうれしいハプニングも!

マサイの村人たちは放牧中、木の皮をはぎ取りそこから水分を取ります。
マサイの村人たちは放牧中、木の皮をはぎ取りそこから水分を取ります。
マサイの村人たちと一緒に進んでいきます。
マサイの村人たちと一緒に進んでいきます。

ウォーキングサファリ中、ゾウの群れが急接近。近くで見れるのはうれしいですが、近すぎると大変危険です。帰りは歩いて帰れず、車で迎えに来てもらうこととなりました。人間の弱さを垣間見る瞬間でした…

ウォーキングサファリで大接近したゾウ
ウォーキングサファリで大接近したゾウ

マサイマラでは3連泊し、サファリづくし!!今回も無事ビックファイブを達成することができました。

木陰で休む若い雄ライオン
木陰で休む若い雄ライオン
バッファロー
バッファロー
ヒョウが見えますか?お尻だけだったのが残念…
ヒョウが見えますか?お尻だけだったのが残念…
道端を歩くハイエナ
道端を歩くハイエナ
タンザニアとケニアの国境。タンザニア側でTポーズ!
タンザニアとケニアの国境。タンザニア側でTポーズ!
左は雨、右は晴れ。こんな景色を見れるのも雨期ならではです。
左は雨、右は晴れ。こんな景色を見れるのも雨期ならではです。

毎晩のように雨が降り続き、地面がぬかるんでドライブもドキドキハラハラ気の抜けない場面もたくさんありましたが、雨期でしか見れない大自然、そして動物たち。いつも感動を与えてくれ、どんどんその魅力にはまっていってしまいます。

今回、ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました!

佐藤亜耶

■緑の季節のケニア 10日間

2019.8.12発 ナイジェリア オショボの祭りとヨルバランド訪問 8日間

西アフリカの大国、ナイジェリアにお祭りを見に行ってきました。年に1度の大祭「オシュン・オショボ・フェスティバル」です。ナイジェリアは人口1億9000万人以上が暮らす超大国!!500を超える民族から成る人々が暮らし、そのうち3大民族と呼ばれるのが「ヨルバ人」「ハウサ人」「イボ人」です。今回はそのうちの1つ「ヨルバ人」の人々が暮らす地域「ヨルバランド」を訪問しました。

空港からハイウェイを通って街の中心地へ。首都ラゴス。人口1,500万とも2,000万ともいわれる世界でも有数のメガシティです。
空港からハイウェイを通って街の中心地へ。首都ラゴス。人口1,500万とも2,000万ともいわれる世界でも有数のメガシティです。
翌日、向かったのはオルモ・ロックと呼ばれる巨大な岩のあるアベオクタの街。巨岩の周囲には3つの神殿があり、ヨルバの人々にとっての神々(=オリシャ)の像が祀られていて、他の地域に暮らすヨルバの人々も多く訪れる聖地の1つです。
翌日、向かったのはオルモ・ロックと呼ばれる巨大な岩のあるアベオクタの街。巨岩の周囲には3つの神殿があり、ヨルバの人々にとっての神々(=オリシャ)の像が祀られていて、他の地域に暮らすヨルバの人々も多く訪れる聖地の1つです。
数十mはある巨大な岩が重なるように絶妙なバランスで積み上がっていて、その隙間の奥に小さな祠(=神殿)があります。
数十mはある巨大な岩が重なるように絶妙なバランスで積み上がっていて、その隙間の奥に小さな祠(=神殿)があります。
たくさんのヨルバの人達もお参りに来ています。みんなお祈りに来たとは思えないテンションでフレンドリー。
たくさんのヨルバの人達もお参りに来ています。みんなお祈りに来たとは思えないテンションでフレンドリー。
オルモ岩の上まで登って眺めるアベオクタの街並みと、その辺にいた少年。
オルモ岩の上まで登って眺めるアベオクタの街並みと、その辺にいた少年。

ヨルバの人々の多くは「ヨルバ信仰」と呼ばれる独特の伝統的宗教・自然崇拝を信仰している人が多いのが特徴です。といっても、おどろおどろしいものではなく、日本でいう「神道」と同じようなものを考えて頂ければ分かり易いでしょうか。キリスト教やイスラム教のように絶対的な一つの存在を神とするのではなく、草木や水、風、火、あらゆる自然の万象にそれぞれ神様が宿っているという考え方です。まさしく八百万の神々です。たくさんいる神様の事を『オリシャ』と言いますが、それぞれの神様には名前もあり、外見のイメージや各自が持つ神話などもあります。中には短気な神様や、浮気性のある神様、おっちょこちょいの神様など、とても人間味を感じます。そんなヨルバのオリシャ(=神々)の中でも1、2を争う人気を誇るのが、水の神様『オシュン』です。水、川、愛、官能、ヒーリング、美をつかさどる神様で女性の神様、女神様です。今回のツアーの最大の目的は、年に一度行われる、この『オシュン』を称えるお祭りに参加する事でした。

道中で立ち寄った「オヨ」の街。突然けたたましいドラムの音が鳴り響きました。
道中で立ち寄った「オヨ」の街。突然けたたましいドラムの音が鳴り響きました。
ドラムの音で出迎えられたのは地元の有力者たち。仕立てた布地を着こなしています。
ドラムの音で出迎えられたのは地元の有力者たち。仕立てた布地を着こなしています。
音の鳴る方へ足を向けると、現れたのはドラム部隊!少年もいます。
音の鳴る方へ足を向けると、現れたのはドラム部隊!少年もいます。
この日に遭遇したのは、オリシャ(=神々)のひとつ。「オグン」を讃える祭礼でした。太鼓の音に合わせて参列者の熱も上がります。
この日に遭遇したのは、オリシャ(=神々)のひとつ。「オグン」を讃える祭礼でした。太鼓の音に合わせて参列者の熱も上がります。
集まっているお偉いさんも喜んでいます。「オグン」は、火に宿る神様。他にも、鉄、政治、戦争などを司っている武神です。
集まっているお偉いさんも喜んでいます。「オグン」は、火に宿る神様。他にも、鉄、政治、戦争などを司っている武神です。
この大きな樹の根元に祭壇が作られ、供物が捧げられます。この後、ちょっとショッキングな生贄シーンがあったのですが、写真はご勘弁を。
この大きな樹の根元に祭壇が作られ、供物が捧げられます。この後、ちょっとショッキングな生贄シーンがあったのですが、写真はご勘弁を。
祭礼の間中、太鼓を叩き続けてやり遂げたドラム隊。満足げな表情をしています。
祭礼の間中、太鼓を叩き続けてやり遂げたドラム隊。満足げな表情をしています。

そして、いよいよ向かうのは、ナイジェリアの南西部。オシュン州と呼ばれる、水を司る女神様の名前が冠された地域です。オシュン州一帯はヨルバの人々が古代から文化を築いた地域で、かつてはオルバやオラングンと呼ばれる王たちが治める都市国家が繁栄していました。今でも、州内にあるイレ=イフェ、オケ=イラ、イラ、エデ、イレサといった地方都市は、古代の都市国家が由来となり、そのまま今に至ります。この「ヨルバランド」と呼ばれる地域一帯は、現代のナイジェリアの首都機能を持ったラゴスなどの大都市に比べて街の規模は小さいですが、歴史と文化が続いてきた古都が多いのが特徴です。日本でいうと、京都みたいなものですね。

オシュン州の州都オショボはアートの街でもあります。伝統的な藍染め(=アディレ)の工房なども多くあります。
オシュン州の州都オショボはアートの街でもあります。伝統的な藍染め(=アディレ)の工房なども多くあります。
幾何学模様のように見えて、実はきちんと意味のある伝統的な紋様です。
幾何学模様のように見えて、実はきちんと意味のある伝統的な紋様です。
現代アートも見応えあり。
現代アートも見応えあり。

さて、ヨルバランドの中心地オシュン州。その州都「オショボ」という小さな町の郊外に緑の深い森があります。その森の奥、流れる川がオシュン神そのものと考えられていて、このお祭りの時期は多くの人々がこの森に集まり、川の水を浴び、女神オシュンを称える為の儀礼を行います。日本も各地に土地の神様をたたえる祭りは多くありますが、特に古代から水の祀りは治水や灌漑の土木技術とも深く結びついてきたともいわれています。水の神様を称え、また鎮める事がその土地を守る事に繋がっていたのでしょう。祭りのハイライトは、その聖なる川への巫女の祈祷。そして人々が我先にと川へ飛び込み、聖なる川の水を浴びる瞬間です。

森の入口にはヨルバのオリシャ(=神々)を祀った彫刻が並びます。数年年前に亡くなったオーストリア人の女性彫刻家、スーザン・ウェガーさんの作品。ヨルバの進行に惚れ込んだ人の作品だけあって、不思議と森の景観に溶け込んでいます。
森の入口にはヨルバのオリシャ(=神々)を祀った彫刻が並びます。数年年前に亡くなったオーストリア人の女性彫刻家、スーザン・ウェガーさんの作品。ヨルバの進行に惚れ込んだ人の作品だけあって、不思議と森の景観に溶け込んでいます。
祭りに集まって来る、地元の人々も思わずポーズ。微笑ましいです。
祭りに集まって来る、地元の人々も思わずポーズ。微笑ましいです。
森の最深部にあるのが聖なるオシュンの川。両手を広げているのが水の女神オシュンを現しています。
森の最深部にあるのが聖なるオシュンの川。両手を広げているのが水の女神オシュンを現しています。
少しずつ、川べりに人が集まってきました。
少しずつ、川べりに人が集まってきました。
ばっちりと正装で決めている神官のおじさま達
ばっちりと正装で決めている神官のおじさま達
巫女をお手伝いする女性陣はみな一様に強烈な髪形をしています。
巫女をお手伝いする女性陣はみな一様に強烈な髪形をしています。
この人も同じ髪型。
この人も同じ髪型。
真ん中の人は髪型だけでなくて、目力も強烈です。
真ん中の人は髪型だけでなくて、目力も強烈です。
そうこうしている間に人々がどんどん川へと集まってきました。
そうこうしている間に人々がどんどん川へと集まってきました。
森の奥からも次から次へと人がやってきます。
森の奥からも次から次へと人がやってきます。
あちこちで打ち鳴らされるドラムの音。
あちこちで打ち鳴らされるドラムの音。
空に向かってバンバンと銃が打たれます。
空に向かってバンバンと銃が打たれます。
人の波が途切れません。あたりはすっかりカオス状態。。
人の波が途切れません。あたりはすっかりカオス状態。。
川のまわりも人でぎっしり。人々のエネルギーがどんどんハイテンションになっていくのを実感します。
川のまわりも人でぎっしり。人々のエネルギーがどんどんハイテンションになっていくのを実感します。
巫女の合図をきっかけに、みんなが川へ向かって突然ダッシュ。川の水を一心にその身に浴びます。
巫女の合図をきっかけに、みんなが川へ向かって突然ダッシュ。川の水を一心にその身に浴びます。
川から戻ってくるや、突然に巫女さんが痙攣して倒れました。そして、みんなが取り囲むように集まります。祭りのボルテージが最高潮を迎えた瞬間。
川から戻ってくるや、突然に巫女さんが痙攣して倒れました。そして、みんなが取り囲むように集まります。祭りのボルテージが最高潮を迎えた瞬間。

日本の祭りもヨルバの祭りも、必ず神様が中心にあり、その場所にあるのが神様が降りてくるための社、すなわち神社です。このオショボの森にも神社があり、すぐ目の前には女神オシュンの川が流れます。やっぱり祭りは土地の人々にとっての『ハレの日』、私は個人的にアフリカの人々にとっての『ハレの日』が大好きです。太鼓が打ち鳴らされ、着飾った人々が集まり、厳かな神事が取り行われる傍ら、集まった人々や子供たちは楽しそうに踊り、語らい、年に一度の神様への感謝を捧げます。そこには、日本各地のお祭りと同じように、とにかく『幸』のエネルギーが満ちている、その時だけの特別な空間です。

祭りの神聖さもさることながら、着飾ってお洒落をして集まった人々のファッションチェックも楽しみです。
祭りの神聖さもさることながら、着飾ってお洒落をして集まった人々のファッションチェックも楽しみです。
子供たちもめかし込んで集まってきます。
子供たちもめかし込んで集まってきます。
みんなが腕に首元に頭にと身に着けている赤い数珠のようなアクセサリ。サンゴを模しているそうです。
みんなが腕に首元に頭にと身に着けている赤い数珠のようなアクセサリ。サンゴを模しているそうです。
コラの実を売るおばちゃん。カフェイン成分があり、かじるとちょっと覚醒するそうな。
コラの実を売るおばちゃん。カフェイン成分があり、かじるとちょっと覚醒するそうな。
太鼓部隊の少年たちもばっちきりキメてきています。
太鼓部隊の少年たちもばっちきりキメてきています。
お洒落してきているので、ついつい自撮りが止まらない。
お洒落してきているので、ついつい自撮りが止まらない。
プリント布使いが素晴らしい真ん中のオジサン
プリント布使いが素晴らしい真ん中のオジサン
静かに祭りを楽しんでいたご夫婦。
静かに祭りを楽しんでいたご夫婦。
集まった人々のお洒落スナップを撮りまくっていたフォトグラファーのお姉さん
集まった人々のお洒落スナップを撮りまくっていたフォトグラファーのお姉さん

また2020年もお祭りの日が決まり次第、ツアーを企画する予定です。是非、年に1度のお祭り、ヨルバの人々にとっての特別なひと時に、私達も参加してみませんか。

さて、最後にちょっと話が脇道にそれますが、ナイジェリアの旅行で楽しみのひとつなのが、道中での食事。ナイジェリアの現地ローカル料理は、とても手の込んだ、「これぞアフリカ料理!」というものが多いです。ナイジェリアは500以上もの多くの民族の人々が集まる国なので、料理も民族の数だけ本当に多様です。ただ、大別すると主要な3民族の人々に分けられるので、料理もそれに倣います。北部に住むイスラム商人の「ハウサの人々」はトウモロコシやクスクスなどの穀物、豆類が中心。同じく北部の遊牧民「フラニの人々」は、家畜と共に移動する遊牧生活の為、トウビンジエのような保存穀物にミルクや家畜のお肉が主食。ナイジェリア南東部の「イボの人々」の主食はヤムイモ。また有名なのがエグシと呼ばれる瓜の種のソース、これは絶品です。そして今回の訪問先、南西部に暮らす「ヨルバの人々」の料理も同じようなヤムイモ、キャッサバ芋、野菜バナナ(プランテン)などの主食にどろりとしたソースを合わせて食べるスタイルが一般的です。注意してほしいのは、ナイジェリア料理は基本何を食べてもピリ辛です。辛い料理が苦手な人はちょっとツライかもしれませんが、是非一度は魅惑のナイジェリア料理を味わって欲しいと思います。

まずは西アフリカ全般で広く食べられている主食の「フフ」。言ってしまえばお餅ですが、蒸したヤムイモやキャッサバ、プランテンバナナをこねてパウンドしたものです。付け合わせは「オクラスープ」これも西アフリカ全般的に広く食べられている「オクラ」のねばねばスープですね。「オクラ」はアフリカの言葉なんです。あとはピリ辛牛肉ソース。
まずは西アフリカ全般で広く食べられている主食の「フフ」。言ってしまえばお餅ですが、蒸したヤムイモやキャッサバ、プランテンバナナをこねてパウンドしたものです。付け合わせは「オクラスープ」これも西アフリカ全般的に広く食べられている「オクラ」のねばねばスープですね。「オクラ」はアフリカの言葉なんです。あとはピリ辛牛肉ソース。
次は国民食「ジョロフライス」ピリ辛チャーハンです。これは日本人の口にもよく合います。セネガルのジョロフ王国の料理「チェブジェン」がルーツと言われています。一緒に食べているおかずは、ちょっと分かりにくいですがカタツムリ。エスカルゴ(大)です。
次は国民食「ジョロフライス」ピリ辛チャーハンです。これは日本人の口にもよく合います。セネガルのジョロフ王国の料理「チェブジェン」がルーツと言われています。一緒に食べているおかずは、ちょっと分かりにくいですがカタツムリ。エスカルゴ(大)です。
これぞナイジェリア料理。黒っぽいのは「アマラ」です。見た目は「フフ」に似ていますが、乾燥したキャッサバ芋から造るのが特徴。ちょっと発行しているので酸味があります。クセになる味。付け合わせの野菜は「エフォリロ」。ヨルバの人々の伝統料理で、ほうれん草のようなEfinrinという葉とEfo sokoという葉を、スパイスで炒めます。おかずは牛の腸壁。モツ焼きですね。
これぞナイジェリア料理。黒っぽいのは「アマラ」です。見た目は「フフ」に似ていますが、乾燥したキャッサバ芋から造るのが特徴。ちょっと発行しているので酸味があります。クセになる味。付け合わせの野菜は「エフォリロ」。ヨルバの人々の伝統料理で、ほうれん草のようなEfinrinという葉とEfo sokoという葉を、スパイスで炒めます。おかずは牛の腸壁。モツ焼きですね。
ビールも美味しいです。たくさん種類がありますが、ナイジェリアと言えば、まずは「STAR☆ビール」
ビールも美味しいです。たくさん種類がありますが、ナイジェリアと言えば、まずは「STAR☆ビール」

生野

■ナイジェリア・ヨルバランドのお祭りと文化とアートにふれる旅 9日間

ハネムーン・レポート『緑の季節のケニア 10日間』

2019年11月15日発の『緑の季節のケニア 10日間』に同行されたハネムーナーの兵動様ご夫妻からのレポートです。

1日目 -ナイロビ市内-

初日はナイロビ市内のホテルに宿泊。ホテル入り口には金属探知機やガードマンがいて、セキュリティバッチリのため安心して過ごせました。ベッドもふかふか、お風呂も綺麗で文句なしのホテルです。

宿泊先のホテルはとても綺麗で、アフリカに来ていることを忘れてしまうほど。
宿泊先のホテルはとても綺麗で、アフリカに来ていることを忘れてしまうほど。
部屋に入るとハネムーンサプライズが!素敵!
部屋に入るとハネムーンサプライズが!素敵!

2~3日目 -アンボセリ国立公園-

ナイロビから一つ目の目的地である『アンボセリ国立公園』に移動。運転手は日本語堪能でプロ案内人のジョンさんと、日本語喋れないけどお喋り大好きレナードさん。ツアー初のゲームドライブ。身近に見える動物にさっそく感動!

ゲートをくぐると、すぐに大きな象に。
ゲートをくぐると、すぐに大きな象に。
キリマンジャロとキリン
キリマンジャロとキリン

アンボセリではロッジに宿泊。蚊が多いのか蚊帳が用意されてました。アフリカっぽい感じを楽しめました。
アンボセリではロッジに宿泊。蚊が多いのか蚊帳が用意されてました。アフリカっぽい感じを楽しめました。
途中でマサイ村を訪問。一緒に飛び跳ねました。
途中でマサイ村を訪問。一緒に飛び跳ねました。

4~6日目 -ナクル国立公園・ナイバシャ湖-

アンボセリ国立公園に別れを告げ、大きな湖のある『ナクル国立公園』に移動。ここでは、クロサイ・シロサイを見ることが出来ました。また一部区域で車から降りられるスポットがあり、間近でフラミンゴ等を見ることが出来ました。

泊まったロッジもとてもお洒落で雰囲気があり、1泊では勿体なかったです。

ナイバシャ湖では、約1時間のボートサファリを体験しました。時たま水の中から顔を出したり引っ込めたりするカバに圧倒。その他沢山の鳥達や現地の方が釣りをしている姿が見られました。

7~8日目 -マサイ・マラ国立保護区-

最後に一番人気の国立公園へ。ゲートをくぐると広大な敷地に圧巻されました。動物たちは肉食動物・草食動物関係なくのんびり過ごしているように見受けられましたが、この国立公園内では常に弱肉強食が繰り広げられていると思うと感慨深かったです。ヒョウはお尻だけだったけれど、無事ビッグ5を見ることが出来ました。

マサイ・マラに宿泊中、マサイ族の方達とウォーキングサファリもしました。野生の動物が暮らす場所を歩けてとても感動しました。歩きながらマサイ族の方達の木を使った歯磨きや木を薄く切ったチューイングガムを噛んだりを体験しました。

ウォーキングサファリ中子連れの象の群れと出会い、警戒されて危険ということで途中で車に乗り込むことに。最後まで歩くことが出来なかったのは初めての事だったみたいです。

今回の旅ではのんびりしている動物達を沢山見ることが出来ました。行く先々の宿でハネムーンサプライズもあり、本当に感動しました。

同じツアーに参加した方達、添乗員さん、バスガイドさん、行く先々で出会った方達もとての優しくて心に残る良い旅になりました。ありがとうございました。

添乗員のアヤさん、ドライバーのジョンさん、レナードさん、皆様のおかげで良い旅行になりました。本当に有難う御座います。

■緑の季節のケニア 10日間

早川さんと巡る年越しケニア マサイの村ホームステイ/サバンナサファリ/キベラスラムスタディーツアー 8日間

2019年12月28日出発の手配旅行でケニアに行かれた、天川様からのレポートです。

今回、ケニアに住む人々の生活を知りたい体験したいと思い、3年前から計画していた念願のアフリカ ケニアへ行ってきました。今回の旅ではキベラスラムでマゴソスクールを運営する早川さんにガイドを依頼させて頂き、マサイのおうちに泊まろう企画・サバンナサファリ・キベラスラムスタディーツアーなど様々な刺激的な体験をするが出来ました。

ケニアの人々・食事・気候・大自然すべてがこれまで行ったどの国よりも最高で忘れられない旅となりました!

エミレーツ航空で20時間かけてようやくケニア到着
エミレーツ航空で20時間かけてようやくケニア到着
早川さんと合流し1泊目のホテルでごはん。
早川さんと合流し1泊目のホテルでごはん。
食料自給率が100%のケニアはごはんが最高においしいです。
食料自給率が100%のケニアはごはんが最高においしいです。
翌日、マサイの村に向けて出発。途中でキリンや像と遭遇し自然を感じながら向かいます。
翌日、マサイの村に向けて出発。途中でキリンや像と遭遇し自然を感じながら向かいます。
途中でレンジャーの方と。皆さん非常に陽気で盛り上がります。
途中でレンジャーの方と。皆さん非常に陽気で盛り上がります。
トラブル発生。途中でパンク。運転手のカリユキさんがささっと直してくれています。安心。
トラブル発生。途中でパンク。運転手のカリユキさんがささっと直してくれています。安心。
マサイの村に到着。この日は牛糞と土や藁でできた家に宿泊します。
マサイの村に到着。この日は牛糞と土や藁でできた家に宿泊します。
早速、ヤギの肉を振舞って頂けるとの事。
早速、ヤギの肉を振舞って頂けるとの事。
あっという間に準備が整います。日本では見られないかなり衝撃的な映像ですが、命の大切さを改めて感じます。
あっという間に準備が整います。日本では見られないかなり衝撃的な映像ですが、命の大切さを改めて感じます。
ヤギのBBQ開始です。血も肉も内蔵もどこも無駄にする事なく頂きます。
ヤギのBBQ開始です。血も肉も内蔵もどこも無駄にする事なく頂きます。
村の周りをウォーキング。アップダウンが激しい道のりを2~3時間ほど歩きへとへとです。
村の周りをウォーキング。アップダウンが激しい道のりを2~3時間ほど歩きへとへとです。
今日のベッドです。村の婦人会の方たちがきれいに葉っぱを敷き詰めその上に牛の革をひいてくれており、家の中は想像以上に快適です。
今日のベッドです。村の婦人会の方たちがきれいに葉っぱを敷き詰めその上に牛の革をひいてくれており、家の中は想像以上に快適です。
翌朝の朝食は焚火出パンを焼いてマサイの皆さんと食べます。マサイのごはんは、非常においしく何杯もお替りしてしまいました。。。夜は、村の周りにハイエナが何頭も来ていましたが、レンジャーさんや犬がしっかり守ってくれました。
翌朝の朝食は焚火出パンを焼いてマサイの皆さんと食べます。マサイのごはんは、非常においしく何杯もお替りしてしまいました。。。夜は、村の周りにハイエナが何頭も来ていましたが、レンジャーさんや犬がしっかり守ってくれました。
マサイのお母さん達と。歌やブレスレットをプレゼントしてくれました。
マサイのお母さん達と。歌やブレスレットをプレゼントしてくれました。
個人的に日本で陸上短距離をやっている事もあり、今回、マサイの若い人達とどうしてもやりたかった50m勝負が実現!村の俊足自慢達が集まってくれました。
個人的に日本で陸上短距離をやっている事もあり、今回、マサイの若い人達とどうしてもやりたかった50m勝負が実現!村の俊足自慢達が集まってくれました。
みんな全力で走ります。
みんな全力で走ります。

スワヒリ語は分からないので言葉は通じませんが、勝負を終えてみんなとの距離が縮まります。やはり『スポーツは世界を一つにする。』
スワヒリ語は分からないので言葉は通じませんが、勝負を終えてみんなとの距離が縮まります。やはり『スポーツは世界を一つにする。』
最後は村全員が集まってくれて記念撮影。最高のおもてなしで非常に快適に過ごすことができました。 ありがとう!マサイの戦士たち!
最後は村全員が集まってくれて記念撮影。最高のおもてなしで非常に快適に過ごすことができました。
ありがとう!マサイの戦士たち!
ここからマサイマラに出てサファリ開始です。少し行くだけで様々な動物を見る事ができます。 ここの動物はどの動物達も気持ち良さそうにご飯を食べているように見えます。
ここからマサイマラに出てサファリ開始です。少し行くだけで様々な動物を見る事ができます。
ここの動物はどの動物達も気持ち良さそうにご飯を食べているように見えます。

5頭のオスチーターと遭遇。何百メートルも先の獲物を狙っているようです。
5頭のオスチーターと遭遇。何百メートルも先の獲物を狙っているようです。

ゾウの群れも至近距離で見ることができます。
ゾウの群れも至近距離で見ることができます。
そしてついにサバンナで迎える2020年!!!!
そしてついにサバンナで迎える2020年!!!!
タンザニアとケニアの国境まできました。飛行機でナイロビに戻ります。
タンザニアとケニアの国境まできました。飛行機でナイロビに戻ります。
地元の飲み屋に行きたいと早川さんにわがままを言って、ナイロビのクラブハウスに連れて来てもらいました。道祖神の根本さんと4人で新年会です!
地元の飲み屋に行きたいと早川さんにわがままを言って、ナイロビのクラブハウスに連れて来てもらいました。道祖神の根本さんと4人で新年会です!
ケニアのダワ(ウォッカとライム)というお酒で、かなり酔っぱらっています。この日はレゲェDAY。現地の人達と踊ったりとナイロビの夜を満喫できました。
ケニアのダワ(ウォッカとライム)というお酒で、かなり酔っぱらっています。この日はレゲェDAY。現地の人達と踊ったりとナイロビの夜を満喫できました。

最終日、アフリカ最大級のスラムと言われるキベラスラムを歩きます。推定人口は100万~200万人とも言われているようで、ナイロビの過半数を占めるそう。人々はどんな思いを持ちながらそこで生活しているのか、実際に話を聞きたくて足を運ぶ事にしました。

揚げパンを販売しているおじさん。キベラの中でもかなりの商売人との事。その秘訣を聞いてみると、、、売上の一割は周囲に還元する事だそう。周囲の人を思いやる気持ちは素晴らしいです。
揚げパンを販売しているおじさん。キベラの中でもかなりの商売人との事。その秘訣を聞いてみると、、、売上の一割は周囲に還元する事だそう。周囲の人を思いやる気持ちは素晴らしいです。
ケニアにいるとどこでも見かける『M-PESA』(モバイル回線を使用した電子マネー送金や決済ができるサービス)ケニアの貧困層は、銀行の金融サービスを受けられない。その為、田舎から出稼ぎに来た人達が故郷に送金できない状態をこのMPESAが解決してくれる。もちろん貧困層だけでなくほとんどのケニア人はこのシステムを利用しているとの事。日本よりもフィンテックが発達しており、ITは貧困を救う事ができると実感しました。
ケニアにいるとどこでも見かける『M-PESA』(モバイル回線を使用した電子マネー送金や決済ができるサービス)ケニアの貧困層は、銀行の金融サービスを受けられない。その為、田舎から出稼ぎに来た人達が故郷に送金できない状態をこのMPESAが解決してくれる。もちろん貧困層だけでなくほとんどのケニア人はこのシステムを利用しているとの事。日本よりもフィンテックが発達しており、ITは貧困を救う事ができると実感しました。
整備されていない道を歩いていきます。やはりゴミが気になりますね。
整備されていない道を歩いていきます。やはりゴミが気になりますね。
キベラではなんでも売り物になっています。こんなものまで?!と思うようなモノの売られています。写真は空き瓶や使い古された靴も売っています。
キベラではなんでも売り物になっています。こんなものまで?!と思うようなモノの売られています。写真は空き瓶や使い古された靴も売っています。
ゴミの山とその奥は国道の建設が進んでいます。スラムは国の土地に勝手に住んでいるという扱いで、開発のために家が強制撤去されることがよくあるとの事。
ゴミの山とその奥は国道の建設が進んでいます。スラムは国の土地に勝手に住んでいるという扱いで、開発のために家が強制撤去されることがよくあるとの事。
人々が生活するすぐそばに鉄道も通っています。線路を歩きながら進んでいきます。
人々が生活するすぐそばに鉄道も通っています。線路を歩きながら進んでいきます。
キベラの拓けた写真スポット。マゴソスクールのオギラ先生と道祖神 根本さんと。後ろに見えるバラックですが、最近は人が増えすぎて平屋ではなく2階建てのバラックが増えてきているとの事。
キベラの拓けた写真スポット。マゴソスクールのオギラ先生と道祖神 根本さんと。後ろに見えるバラックですが、最近は人が増えすぎて平屋ではなく2階建てのバラックが増えてきているとの事。
突然サッカー場が!そこで子供たちにサッカーを教えているコーチ達。みんなすごい楽しそうにサッカーをしていました。パス回しに混ぜてもらいましたがここでもスポーツの役割の重要性を再認識しました。
突然サッカー場が!そこで子供たちにサッカーを教えているコーチ達。みんなすごい楽しそうにサッカーをしていました。パス回しに混ぜてもらいましたがここでもスポーツの役割の重要性を再認識しました。
キベラには子供が非常に多いです。すれ違う子供達はみんな笑顔で挨拶してくれます。思った以上にみんな明るいんですね。
キベラには子供が非常に多いです。すれ違う子供達はみんな笑顔で挨拶してくれます。思った以上にみんな明るいんですね。
オギラ先生宅に訪問。お子様が病気なのに、薬が不足していてなかなか治療が受けられないとの事でした。そんな中でも家族全員がみんなで支えあって暮らしている事を教えてくれました。
オギラ先生宅に訪問。お子様が病気なのに、薬が不足していてなかなか治療が受けられないとの事でした。そんな中でも家族全員がみんなで支えあって暮らしている事を教えてくれました。
ツアーでなければ踏み入れないであろう道もどんどん進んでいきます。ここにも子供達が多く暮らしています。
ツアーでなければ踏み入れないであろう道もどんどん進んでいきます。ここにも子供達が多く暮らしています。
マゴソスクールに到着!みんなで出迎えてくれました!
マゴソスクールに到着!みんなで出迎えてくれました!
校舎は壁にいろんな絵が描かれておりカラフルで楽しそうな雰囲気。
校舎は壁にいろんな絵が描かれておりカラフルで楽しそうな雰囲気。

マゴソスクールには、両親がいない子供達や虐待を受けた子供達、育児放棄、病気など様々な複雑なバックボーンを持つ子供達や大人が暮らしています。そんな子供達がマゴソでは非常に楽しそうにはしゃぎ、笑顔で遊んでいました。マゴソスクール内では、過酷な環境で生きる悲愴感はなく、むしろ生きる希望やエネルギーを多く感じました。常に過酷な生活や死と隣に合わせにある生活だからこそ生きる事の大切さを知っているという事も伺う事ができました。

ここには『必死に生きようとする人々の強さ』が詰まっています。

マゴソの子供達が歌やダンスでもてなしてくれます。みんな少しシャイだけど人懐っこくてかわいいです。
マゴソの子供達が歌やダンスでもてなしてくれます。みんな少しシャイだけど人懐っこくてかわいいです。
仲良く給食を食べている風景。毎日OB・OGの方やお母さん達が全員分を作ってくれています。みんなで支えあって暮らしていますね。
仲良く給食を食べている風景。毎日OB・OGの方やお母さん達が全員分を作ってくれています。みんなで支えあって暮らしていますね。
マゴソスクールの創設者 リリアンさん
マゴソスクールの創設者 リリアンさん

彼女もスラムで育ちご両親がいない中で幼い弟妹を育てながら必死で生き抜いてきたとの事。生きる希望を子供達に与え続けている姿は本当に強く逞しく、リリアンさんが子供達に伝えている事・これまで多くの壁を乗り越えてきた話、一つ一つの言葉やお話に重みを感じました。

最後にみんなで写真撮影。マゴソは生きる希望・子供達の笑顔で溢れています!!!
最後にみんなで写真撮影。マゴソは生きる希望・子供達の笑顔で溢れています!!!
返りに立ち寄った薬草屋さん。なんと、、、惚れ薬を調合してもらいました。笑
返りに立ち寄った薬草屋さん。なんと、、、惚れ薬を調合してもらいました。笑

キベラツアー終了!オギラ先生ありがとうございました!キベラには想像以上の活気があり、行く前の『スラムは悲しく残念な場所』という固定概念がひっくり返りました。人々は生きる希望を求めキベラに集まり、みんなで支えあいながら前を向いて生活しているのだと学ぶ事ができました。

この旅最後。ガイドの早川さん、運転手のカリユキさん。最高の旅をありがとうございました!絶対にまた来ます!!
この旅最後。ガイドの早川さん、運転手のカリユキさん。最高の旅をありがとうございました!絶対にまた来ます!!

2019.12.28発 年末スペシャル カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 9日間

ここ数年毎年企画・催行されている、南アフリカとボツワナの国境地帯にまたがって設置されているカラハリ・トランスフロンティア・パークのツアーに同行させていただきました。2018-2019年の南部アフリカは記録的な旱魃に見舞われ、特にナミビアでは100年に一度もといわれる大旱魃を経験した年となりましたが、二十数年ぶりに再訪したカラハリは、滞在中少々季節外れの遅めの雨に降られることもあり、砂地に灌木が点在する原野は緑に変わり、花々に彩られて瑞々しさを見せていました。日中は雨雲と空のコントラストや雲が多い空ならではの夕日の照り返しなどの美しい風景も堪能、遠くに煌めく夜の稲光を眺め、遠雷の音を聞く、カラハリらしい夜を過ごすことができました。反面、水が多いということはそれだけ野生動物が散ってしまうこともあり、例年に比較して野生動物の数が少なめで、少し寂しいサファリとなったのは否めません(乾いていれば水場近くに多く集まって見やすくなる)。雨のおかげで通常よりは少し涼しかったですが、それでもサファリ中は暑かったです。

カラハリの空~快晴の青空
カラハリの空~快晴の青空
カラハリの空~夕立ち前の曇天
カラハリの空~夕立ち前の曇天
カラハリの空~黄金のサンセット
カラハリの空~黄金のサンセット
夕立ちの名残の水たまり
夕立ちの名残の水たまり
根に毒があるネリネリリー
根に毒があるネリネリリー

毎日気温が高くなり、熱せられた地面は上昇気流を生んで、午後には空のあちこちに積乱雲ができ、園内のそこかしこで雷雨が降るという毎日でしたが、滞在中半分ずつで宿泊予定だった園内の南北に離れて位置する2カ所のロッジのうち、北側のポレンツァの部屋が強風を伴った雷雨で破壊されてしまい、何とか部屋を用意してもらって1泊はできましたが、その他の滞在は全て南部のルーイポッツへの宿泊に変更となり、どちらかというと南部中心のゲームドライブとなりました。印象としては猛禽類が異常に多く、そのせいかジリスやミーアキャット、マングースなどの小型の哺乳動物をほとんど見かけることはありませんでした。ここでは頻繁に見られるはずのオオミミギツネが少なかったのも、それが理由かもしれません。それでも、立派な体躯とオスの黒いタテガミが有名なカラハリライオンや、チーター、リビアヤマネコ、ブチ&チャイロハイエナ、珍しいところでは夜行性のアードウルフも見ることができ、総合的にみればまずまずのサファリだったのではないかと思います。

アフリカオオコノハズク
アフリカオオコノハズク
クロワシミミズク
クロワシミミズク
アフリカワシミミズク
アフリカワシミミズク
メンフクロウ、フクロウ&ミミズクの類はあちこちで見かけました
メンフクロウ、フクロウ&ミミズクの類はあちこちで見かけました
そしてワシタカ類、他の地域ではちょっと珍しい種も、ここではどこにでもいる感覚です。これはゴマバラワシの幼鳥
そしてワシタカ類、他の地域ではちょっと珍しい種も、ここではどこにでもいる感覚です。これはゴマバラワシの幼鳥
ゴマバラワシの成鳥
ゴマバラワシの成鳥
ソウゲンワシ
ソウゲンワシ
ダルマワシのカップル
ダルマワシのカップル
チャイロチュウヒワシ
チャイロチュウヒワシ
ラナーハヤブサ
ラナーハヤブサ
もちろん一般の鳥も。これはナマクア・ダヴ、和名シッポウバト
もちろん一般の鳥も。これはナマクア・ダヴ、和名シッポウバト
ハジロアカハラヤブモズ
ハジロアカハラヤブモズ
アフリカオオノガン
アフリカオオノガン
木陰で休み、口を開けて体温調節するメスのダチョウたち
木陰で休み、口を開けて体温調節するメスのダチョウたち
そして哺乳類、凛々しく佇むオリックス
そして哺乳類、凛々しく佇むオリックス
カラハリではキリンはあまり見かけません
カラハリではキリンはあまり見かけません
ヌーの群れ
ヌーの群れ
南部アフリカに生息するレイヨウ類の中で、トップクラスのスピードを誇るレッド・ハーテビースト
南部アフリカに生息するレイヨウ類の中で、トップクラスのスピードを誇るレッド・ハーテビースト
荒野を一人歩むチーター
荒野を一人歩むチーター
暑い日中は木陰で一休み
暑い日中は木陰で一休み
チャイロハイエナが比較的見やすい公園です
チャイロハイエナが比較的見やすい公園です
顔をアップで見るとなかなか凛々しいセグロジャッカル
顔をアップで見るとなかなか凛々しいセグロジャッカル
ライオンの姉妹?従妹?
ライオンの姉妹?従妹?
立派な体躯に黒いタテガミで知られるカラハリのオスライオン
立派な体躯に黒いタテガミで知られるカラハリのオスライオン
同じくここでは比較的見やすいリビアヤマネコ
同じくここでは比較的見やすいリビアヤマネコ
全身を見ると、明らかにイエネコとは異なることがわかります。深い草の中で活動するため足も胴も長く、しなやかそうな身体
全身を見ると、明らかにイエネコとは異なることがわかります。深い草の中で活動するため足も胴も長く、しなやかそうな身体
巣穴があるため、極めて珍しく日中に見られたアードウルフ。ハイエナの近縁種です。
巣穴があるため、極めて珍しく日中に見られたアードウルフ。ハイエナの近縁種です。
夕日の照り返しで美しく染まるスプリングボックの群れ
夕日の照り返しで美しく染まるスプリングボックの群れ
夕日をバックに絵になるシルエットを浮かび上がらせるスプリングボック
夕日をバックに絵になるシルエットを浮かび上がらせるスプリングボック
最後に爬虫類、金運が上がりそうな黄金色のケープコブラ(のしっぽ、頭を入れて全身を撮るのは難しいです)
最後に爬虫類、金運が上がりそうな黄金色のケープコブラ(のしっぽ、頭を入れて全身を撮るのは難しいです)
乾燥地に好んで生息するクサリヘビの一種、パファダー
乾燥地に好んで生息するクサリヘビの一種、パファダー
ヒョウモンリクガメのオスメス(大きい方がメスです)、一緒にいるのはカップルだからなのか?オスがさかってメスに惹きつけられているだけなのか?よくわからない2匹でした。
ヒョウモンリクガメのオスメス(大きい方がメスです)、一緒にいるのはカップルだからなのか?オスがさかってメスに惹きつけられているだけなのか?よくわからない2匹でした。

カラハリは東アフリカのサバンナのように見渡せばあちらこちらに動物が眺められる、というような場所ではありません。何時間も何も見かけない砂の道を走り続けることもあります。そのため野生動物に、特にお目当ての野生動物に出会えた時の感動は大きく、動物の方も厳しい環境の中で「研ぎ澄まされた生」を生きているからか、どれもこれも美しく見えます。彼らが纏う張り詰めた緊張感のようなものがそう感じさせるのかもしれません。確かに他の地域では見られないような少しユニークな野生動物に出会える場所で、そういった目的で訪問する方が多い公園ではありますが、日々を生き延びることが楽ではない環境に暮らす、野生動物の持つ美しさや輝きのようなものを見るというのも、ここに足を運ぶ大きな理由になるのではないかと思います。今回ご参加いただいた7名様のうち、4回目がお一人、3回目がお一人、2回目が4名様いらっしゃいました。皆さんサファリ目的でアフリカに何度も足を運ばれている方々ですが、そういった方々を惹きつける魅力は、やはりそういった部分なのかもしれません。

■カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 9日間

羽鳥