中国語の義務化

ケニアにはたくさんの中国人が暮らしていますが、政府間のやりとりもかなり多く、アジア人を見るとすぐに「ニーハオ」と挨拶されるのはケニアに訪れた人なら誰もが経験していると思います。
先日、学校の授業に中国語が追加されるとニュースになっていました。これで子供たちは中国語を習うようになり、得意げに中国語で話かけてくるようになるのかと思うと、中国の影響力に驚くばかりです。
by 菊地佑介

2018.8.13発 ナイジェリア オショボの祭りとヨルバランド訪問 8日間

4年ぶりにナイジェリアの添乗に行かせて頂きました。4年前は、陸路で隣国のベナンから入国し、ナイジェリアのラゴスで半日観光して、翌日にはラゴスから帰国の途につくだけでした。しかしそれでも入国時、道中、そして出国時の空港の至る所で、賄賂を要求する役人たちと交渉することに疲れ果てた記憶があり、今回も相当の覚悟をしてナイジェリアに行きました。
ところが、4年前とは雲泥の差。車での移動途中一度も警官に止められることなく、空港も2年前に改修されてチェックイン、出国審査、セキュリティチェックも整然とスムーズに進み、賄賂を要求されることもなく終えることができました。また、ナイジェリアの地元の方々も、車窓から目が合うと笑顔で手を振ってくれ、フェスティバルやマーケットでも「写真を一緒に撮ろう!」「これ食べませんか?」と超フレンドリーで、更に他アフリカ諸国と比べて、「物をくれ」とか「中国人」とか言われることも少なく、ナイジェリアに対しての私の評価は大きく変わりました。役人、地元の人々を見ていると、ナイジェリアも良き方向に動いているのだと実感しました。

アフリカ最大の人口を誇る超多民族国家ナイジェリア・・・そして3大民族の一つであるヨルバの人々が聖なる森として崇めユネスコ世界遺産にも登録されている「オショボの森」で、世界中からヨルバの神々を信仰する人々が集まる年に一度8月に行われる一大フェスティバルに是非お越し下さい。

ラゴスも移動途中も、街を通る度に交通渋滞
ラゴスも移動途中も、街を通る度に交通渋滞

ラゴスで1泊した翌日は、ヨルバ語で「岩の下」を意味するアベオクタの街へ。まずは巨大な岩「オルモ岩」に登り、アベオクタの町並みを見ます。巨岩の周囲には3つの神殿があり、ブードゥ教のオリシャ神の像が祀られており、国内他地域に暮らすヨルバの人々も多く訪れる観光地です。

下から見たオルモ岩の全景。エレベーターもありますが歩いても約15分。途中に神社もあります。
下から見たオルモ岩の全景。エレベーターもありますが歩いても約15分。途中に神社もあります。
オルモ岩からのアベオクタの町並み
オルモ岩からのアベオクタの町並み

アベオクタは、伝統的藍染(アディレ)が有名な街です。地元庶民向けのイトク・マーケットで、藍染の布を購入し、続いて呪術のコーナへ。

カメレオンや各種動物の頭や全身を燻製にしたもの、草木を販売するお店が立ち並びます。
カメレオンや各種動物の頭や全身を燻製にしたもの、草木を販売するお店が立ち並びます。

アベオクタの街で1泊した翌日は、旅のハイライト、オショボに移動します。移動途中の風景も楽しみの一つです。

ヤム芋
ヤム芋
洋服屋
洋服屋


ツアー5日目は、終日「オショボの森」で開催されるオシュン・フェスティバルに参加します。「オショボの森」は、2005年に文化遺産としてユネスコの世界遺産にも登録されています。森の奥には社があり、最奥部には聖なる河が流れ、その河辺には豊穣の女神「オシュン」の石像が両手を広げて佇んでいます。毎年8月には、この聖なる河の水を汲みに世界中からヨルバの神々を信仰する大勢の人たちが集まります。

オショボ祭りの会場の様子
オショボ祭りの会場の様子



王族や神官達の前で踊りを披露する人たち
王族や神官達の前で踊りを披露する人たち


各地から集まる王族や神官たち、そして訪れたヨルバの人たちの出で立ちも興味深々です。


警察官、セキュリティの人たちも仕事しながらも楽しそうですね。

すごい防備服と装具ですね。
すごい防備服と装具ですね。

そして王様の入退場は会場が緊張と歓迎に包まれます。

王様登場
王様登場


会場の隣を流れる聖なる河の河辺には豊穣の女神「オシュン」の石像が両手を広げて佇んでいます。そして白装束の巫女たちが奉納しています。

巫女に聖なる河の水をかけてもらう人
巫女に聖なる河の水をかけてもらう人


森の奥にある社
森の奥にある社

また「オショボの森」には、2009年に93歳で亡くなったオーストリー人の女性彫刻家スーザンさんの作品がいくつも置かれています。ヨルバの文化に心を奪われ、やがて巫女として儀式にも参加し、ヨルバ人の芸術家と一緒にヨルバの信仰・儀式などを再活性化し、たくさんの神々を象徴する彫刻や社を創り出した女性です。



最後に今回食べました地元料理の一部紹介です。

チキン入りオクラソース
チキン入りオクラソース
ジョロフ・ライスとチキントマトソース

今年も8月に同ツアーが予定されています。地元の方々、そして日本とは全く違った文化との触れ合いを体験されたい方には、是非お勧めします。またナイジェリアというと赤道直下で暑いというイメージだと思いますが、8月は平均気温が最高28度位と日本の8月と比較するとずっと過ごしやすい気候です。是非、お越し下さい!お待ちしています。
◆ナイジェリア オショボの祭りとヨルバランド訪問 8日間
写真提供:山内 理香子 様
藤井 千江美

2018.12.29発 【年末スペシャル】レソト・ホース・トレッキング 9日間

18年の年末から南部アフリカのレソトに、馬に乗りに行くツアーに同行させていただきました。
レソトは周囲を南アフリカに囲まれ、国土のほとんどがドラケンスバーグ山脈に含まれているため、標高2000m前後の高地帯になります。そのため、都心を一歩離れると、360度ダイナミックな景観が広がっています。
レソトの正式な国名は、「レソト王国」。レソトは、「ソト語を話す人々」という意味があります。19世紀初頭に初代国王が基礎を作り、その後、英国の植民地化を経て、1966年に英国からの独立以降、多少の混乱はありながらも、国としては現在まで安定しており、人々は穏やかでのんびりとした空気が流れています。
観光としては、特に抜群の山岳景観を生かしたハイキングなどを目的に多くの方が訪れます。今回のツアーでは、馬に乗ってこの景観を楽しむホーストレッキングを楽しみました。
首都のマセルから南へ100kmほど移動したセモンコンという場所から、ホーストレッキングはスタートします。今回は年末年始の特別版として、2泊3日の工程。村の民家に泊まりながら、乗馬を楽しみました。

2泊3日のトレッキングに必要な荷物などを荷馬にパッキング
2泊3日のトレッキングに必要な荷物などを荷馬にパッキング
出発前に鐙などの調整をします
出発前に鐙などの調整をします
準備が整ったら出発します
準備が整ったら出発します
一列縦隊で進んで行きます
一列縦隊で進んで行きます
出発後は360度ダイナミックな景色が続きます
出発後は360度ダイナミックな景色が続きます
まさに道草を食べる馬
まさに道草を食べる馬
のんびりと牧歌的な風景の中を進みます
のんびりと牧歌的な風景の中を進みます
牧畜が盛んなので、至るところで放牧がおこなわれています
牧畜が盛んなので、至るところで放牧がおこなわれています
いくつもの村を通過していきます
いくつもの村を通過していきます
どこに行っても手を振ってくれる子どもたち
どこに行っても手を振ってくれる子どもたち
ソトの人達ともよくすれ違います
ソトの人達ともよくすれ違います
時には急な斜面も進んで行きます
時には急な斜面も進んで行きます
穏やかで扱いやすいレソトの馬
穏やかで扱いやすいレソトの馬
村では民家の一室を借りて宿泊。伝統的なバソトハット
村では民家の一室を借りて宿泊。伝統的なバソトハット
村での触れ合いも楽しみの一つ
村での触れ合いも楽しみの一つ
高原地帯の朝は清々しく気持ちの良い時間
高原地帯の朝は清々しく気持ちの良い時間
村近くの滝まで徒歩でショートハイキング
村近くの滝まで徒歩でショートハイキング
現地スタッフが用意してくれた手作りノバナナブレッド
現地スタッフが用意してくれた手作りノバナナブレッド
牧歌的な村の風景
牧歌的な村の風景
セモンコン郊外にある高低差192mのマレツニャネ滝
セモンコン郊外にある高低差192mのマレツニャネ滝

お問合せの方からよく、参加に際して乗馬経験の有無をよくご質問いただきますが、基本的に乗馬経験をお持ちのお客様の方が少なく、実際に過去にご参加いただいたお客様についても、経験者3割、未経験者7割というところです。レソトのツアーで使用する馬は、おとなしくまた良く調教されており、初めての方でも安心して乗っていただけます。日本国内や他国で乗馬経験をお持ちのお客様からも、とても扱いやすいと意見を頂戴することもあります。
ただ、経験者の方でも大よそ初めてになるのが、起伏に富んだトレッキングコースです。抜群の自然景観の中を進んで行きますが、時には、一瞬足がすくみそうになる下りや、歩いて登るには困難を極める(体力的に)であろう斜面なども進んでいきます。恐らく経験者の方でも始めは少し怖い思いをされるのではないかと思いますが、馬に身を任せて頂ければ歩を進めてくれますし、同行してくれる現地スタッフがしっかりとフォローしてくれるので、ご安心ください。
馬はそれぞれに個性があります。自分の乗る馬の癖や性格も、長時間乗っていると段々分かり始め、愛着が出てきます。馬は賢い生き物なので、こちらの感情もきちんと伝わるため、スタート時よりも素直にこちらの指示を素直に聞いてくれた時は、少し信頼関係が築けたのかな?と嬉しくなります。
恐らく世界中を探しても、これだけ充実したホーストレッキングに気軽に参加出来る場所は他にないのではないかと思います。乗馬経験者も未経験者も等しく楽しんで頂ける内容になっていますので、興味のある方は是非ご参加ください。
19年GWは、今回のツアーで滞在したエリアではありませんが、同じレソトでホーストレッキングと岩絵トレッキングを楽しんでいただくツアーを企画しております。
今年のGWは10連休のため、お問合せ、お申込みがかなり増えております。こちらのツアーもお受け出来る人数に限りがございますので、お早目にご検討ください。
◆【GWスペシャル】レソト ホース&岩絵トレッキング 9日間

2018.12.28発 2つのコンゴ 熱帯の街の紳士たち

年末に、アフリカ中央部の国『コンゴ共和国』へ行ってきました。
ツアータイトルに『2つのコンゴ』とあるように、元々は隣り合う2つの国『コンゴ共和国(ブラザヴィル)』と、『コンゴ民主共和国(キンシャサ)』の2つの国を訪問し、それぞれの国に居る『サプール』と呼ばれる人々に会いに行くことを目的としたツアーでした。
ですが、年末に行われた『コンゴ民主共和国(キンシャサ)』の大統領選挙により入国が出来なくなってしまい、急遽『コンゴ共和国(ブラザヴィル)』1ケ国だけの訪問に内容を変更し、実施することになりました。

『コンゴ共和国』の首都ブラザヴィル。アフリカ第二の大河コンゴ川のほとりにある街です。20世紀初頭の植民地時代には『フランス領赤道アフリカ』が成立し、その総督府がおかれた街でした。現在は人口140慢人ほど。対岸の『コンゴ民主共和国』の首都キンシャサと併せて大都市圏を形成しています。『コンゴ』という言葉は元々バントゥー語で『山』という意味があります。
『コンゴ共和国』の首都ブラザヴィル。アフリカ第二の大河コンゴ川のほとりにある街です。20世紀初頭の植民地時代には『フランス領赤道アフリカ』が成立し、その総督府がおかれた街でした。現在は人口140慢人ほど。対岸の『コンゴ民主共和国』の首都キンシャサと併せて大都市圏を形成しています。『コンゴ』という言葉は元々バントゥー語で『山』という意味があります。
ブラザヴィルを色々と市内観光。まずは、この国でNO.1シェアを誇る『LES DEPECHES de Brazaville』という新聞社へ。
ブラザヴィルを色々と市内観光。まずは、この国でNO.1シェアを誇る『LES DEPECHES de Brazaville』という新聞社へ。
新聞社の中に、地誌学上『コンゴ盆地』に属する国々の伝統文化・現代アートを展示した博物館があります。『コンゴ盆地』とは、『コンゴ共和国』、『コンゴ民主共和国』、『中央アフリカ共和国』、『ガボン』、『チャド』、『カメルーン』、『赤道ギニア』、『アンゴラ』、『サントメ・プリンシペ』、『ウガンダ』、『ルワンダ』、『ブルンディ』の全12ケ国を含むアフリカ大陸の中央部のことを指します。
新聞社の中に、地誌学上『コンゴ盆地』に属する国々の伝統文化・現代アートを展示した博物館があります。『コンゴ盆地』とは、『コンゴ共和国』、『コンゴ民主共和国』、『中央アフリカ共和国』、『ガボン』、『チャド』、『カメルーン』、『赤道ギニア』、『アンゴラ』、『サントメ・プリンシペ』、『ウガンダ』、『ルワンダ』、『ブルンディ』の全12ケ国を含むアフリカ大陸の中央部のことを指します。
革ジャン姿の学芸員のお兄さんが解説してくれました。
革ジャン姿の学芸員のお兄さんが解説してくれました。
中央部アフリカから、西アフリカのギニア湾岸諸国にも見られるフェティッシュ(呪術)アート。
中央部アフリカから、西アフリカのギニア湾岸諸国にも見られるフェティッシュ(呪術)アート。
割礼の様子を現したもの。これは、中央から東のアフリカに跨るバントゥー語群系民族のやり方です、以前、同じやり方の儀式をタンザニア南部で見たことがあったので、アフリカ大陸内の民族文化の広がりが垣間見れてとても興味深かったです。
割礼の様子を現したもの。これは、中央から東のアフリカに跨るバントゥー語群系民族のやり方です、以前、同じやり方の儀式をタンザニア南部で見たことがあったので、アフリカ大陸内の民族文化の広がりが垣間見れてとても興味深かったです。
フランス領となる以前に、この土地はバントゥ系のテケ民族の土地でした。テケ民族の王様マココ王の証である首飾りや私物のパイプです。
フランス領となる以前に、この土地はバントゥ系のテケ民族の土地でした。テケ民族の王様マココ王の証である首飾りや私物のパイプです。
テケ民族の王様マココ王
テケ民族の王様マココ王
ラフィアから編んだクバ布がどっさり。アフリカン雑貨の中ではかなり高価な逸品です。
ラフィアから編んだクバ布がどっさり。アフリカン雑貨の中ではかなり高価な逸品です。
次に訪問したのは、「探検家ピエール・サヴォルニアン・ブラザ」の廟。19世紀末にコンゴ川流域を探検し、フランスの中央部アフリカ植民地化に重要な役割を担いました。ブラザヴィルの名前は彼の名にちなんでいます。
次に訪問したのは、「探検家ピエール・サヴォルニアン・ブラザ」の廟。19世紀末にコンゴ川流域を探検し、フランスの中央部アフリカ植民地化に重要な役割を担いました。ブラザヴィルの名前は彼の名にちなんでいます。
探検家ブラザとその従者のセネガル人、マラミン・カマラ。ブラザは人道的植民地主義者だったと言われ、本国の奴隷政策に反対し続け、最終的には総督の座を解任されてしまいます。「ブラザヴィル」という街の名前や、彼が今でもこの地に眠っていることからも、地元の人々との友好的な関係を築いていたことが伺えます。
探検家ブラザとその従者のセネガル人、マラミン・カマラ。ブラザは人道的植民地主義者だったと言われ、本国の奴隷政策に反対し続け、最終的には総督の座を解任されてしまいます。「ブラザヴィル」という街の名前や、彼が今でもこの地に眠っていることからも、地元の人々との友好的な関係を築いていたことが伺えます。
聖アン・バジリック教会。コンゴ共和国は古くからカトリック・キリストが伝わってきた歴史があります。
聖アン・バジリック教会。コンゴ共和国は古くからカトリック・キリストが伝わってきた歴史があります。
ちょうど日曜日だったこともあって、中では厳粛なミサが行われていました。写真撮影は禁止。
ちょうど日曜日だったこともあって、中では厳粛なミサが行われていました。写真撮影は禁止。
コンゴ川の急流ポイント。荒波の中をナマズ漁に出ている人がいます。
コンゴ川の急流ポイント。荒波の中をナマズ漁に出ている人がいます。
ブラザヴィル市内の中心部から離れてポト=ポト地区へ。かつて植民地時代に中心部は白人居住区、このポト=ポト地区はアフリカ人居住区と分けられていました。
ブラザヴィル市内の中心部から離れてポト=ポト地区へ。かつて植民地時代に中心部は白人居住区、このポト=ポト地区はアフリカ人居住区と分けられていました。
ポト=ポト地区の住宅街の一角で伝統ダンス!これは、前述したテケ民族の人達の伝統衣装です。まさに地元!
ポト=ポト地区の住宅街の一角で伝統ダンス!これは、前述したテケ民族の人達の伝統衣装です。まさに地元!
ルンバ・コンゴリーズのリズムに乗せて激しいダンス!
ルンバ・コンゴリーズのリズムに乗せて激しいダンス!
跳ねるような激しい動きが大迫力でした。
跳ねるような激しい動きが大迫力でした。
親分登場!『バ・テケ(テケの子供たち)』という名前の地元のグループでした。
親分登場!『バ・テケ(テケの子供たち)』という名前の地元のグループでした。
いつの間にか、音を聞きつけてギャラリー大集合。
いつの間にか、音を聞きつけてギャラリー大集合。
ボーイも特等席で凝視しています。
ボーイも特等席で凝視しています。
鳴りやまない喝采に、バンドもヒートアップ!
鳴りやまない喝采に、バンドもヒートアップ!
ポト=ポト地区のローカル市場も訪れました。
ポト=ポト地区のローカル市場も訪れました。
鉈さばきが鋭いチキン売りのおばちゃん
鉈さばきが鋭いチキン売りのおばちゃん
魚の燻製。見た目はぎょっとしますが味は◎
魚の燻製。見た目はぎょっとしますが味は◎
ガールズの髪型へのこだわりは並々ならぬものがあります。
ガールズの髪型へのこだわりは並々ならぬものがあります。
サロンはどこも大繁盛。美意識が高いです。
サロンはどこも大繁盛。美意識が高いです。
髪を結ってあげるのは女性、化粧をしてあげるのは男性、と役割分担がはっきりしているのが面白い。
髪を結ってあげるのは女性、化粧をしてあげるのは男性、と役割分担がはっきりしているのが面白い。
服を仕立てるのも男性の仕事。
服を仕立てるのも男性の仕事。
仕立て屋は西アフリカのセネガル人やベナン人多し。
仕立て屋は西アフリカのセネガル人やベナン人多し。
これは妊娠中の女性がボリボリ食べる石です。鉄分&カルシウム補給。
これは妊娠中の女性がボリボリ食べる石です。鉄分&カルシウム補給。
コンゴと言えばピリピリ!唐辛子好きにはたまらない珠玉の逸品です。
コンゴと言えばピリピリ!唐辛子好きにはたまらない珠玉の逸品です。
コンゴのローカル料理もたっぷり食しました。
コンゴのローカル料理もたっぷり食しました。
コンゴ・プレート。キャッサバから作ったフフ、ナマズの煮込み、ヤマアラシ肉のソテー、プランテンにサカサカなど。ローカルフード好きにはたまりません。
コンゴ・プレート。キャッサバから作ったフフ、ナマズの煮込み、ヤマアラシ肉のソテー、プランテンにサカサカなど。ローカルフード好きにはたまりません。

ブラザヴィル市内をローカル目線であちこち訪問しながらも、実は現地のガイドさんは常に方々に電話をかけ続け、ある情報収集をしていました。今回の旅の1番の目的『サプール』の人々に会うためです。2つのコンゴに居ると言われる熱帯のお洒落集団『サプール』。いったいどんな人たちなのか。。。そして、ようやくある『サプール』のグループが集まるという情報を入手!急いでその場所へと向かいます。

いました!ようやく出会えました。熱帯のお洒落集団『サプール』の人達です。
いました!ようやく出会えました。熱帯のお洒落集団『サプール』の人達です。
爪先から視線まで、キメキメです。
爪先から視線まで、キメキメです。
ブランド物のタグを見せるのも重要なキメポーズ。
ブランド物のタグを見せるのも重要なキメポーズ。
『サプールの王』と言われた故パパ・ウェンバの曲がかかると、皆ノリノリでステップを刻みます。
『サプールの王』と言われた故パパ・ウェンバの曲がかかると、皆ノリノリでステップを刻みます。
日が沈み、『サプール』が集まるとのうわさがある別のBARへと向かいます。
日が沈み、『サプール』が集まるとのうわさがある別のBARへと向かいます。
出た!ここにも1人2人と集まってきました。
出た!ここにも1人2人と集まってきました。
日本にも来たことがある超有名『サプール』のセヴリンさん
日本にも来たことがある超有名『サプール』のセヴリンさん

『サプール』とは『サップ(SAPE)を体現する人』のことです。サップ(SAPE)というのは、フランス語で<Société des ambianceurs et des personnes élégantes>の頭文字をとって『サップ』と呼びます。これを日本語に訳すと「エレガントにお洒落を楽しみ、優雅に遊び歩くことの好きな人々の集まり」とでもなるでしょうか。一年中、気温が30度を越す赤道直下のアフリカ中央部の街で、高級ブランドのスーツに身を包み、帽子と葉巻やパイプ、ステッキなどの小道具とともに街を練り歩く。サプールの理念は、「平和でなければお洒落はできない」ということから、暴力反対を唱え、今ではコンゴ共和国の平和の象徴として、人々にとっても憧れの存在となっています。赤道直下の熱帯の街で、なけなしのカネを叩いたり、どこからかカネをかき集めてきたりしてブランドものの洋服を買い、それを着て優雅に街を闊歩する。そこには、『合理的』とは全く言えない、”人の生き様”のようなものを感じます。そんな人々に会いに行こう!というのが今回の旅の目的でした。今回渡航が出来なかった『コンゴ民主共和国(キンシャサ)』には、また違ったスタイルの『サプール』が居ると言われています。次回こそは!

コンゴ川の対岸に聳える大都市キンシャサ。まだ見ぬキンシャサの『サプール』にも心躍ります。
コンゴ川の対岸に聳える大都市キンシャサ。まだ見ぬキンシャサの『サプール』にも心躍ります。
ブラザヴィルを後にし、大西洋に向かって走ります。今回、キンシャサに入れなくなってしまったために、急遽予定を変更して、大西洋岸にあるコロニアルの街「ポワント・ノアール」と、「コンクアティ国立公園」を訪問することにしました。
ブラザヴィルを後にし、大西洋に向かって走ります。今回、キンシャサに入れなくなってしまったために、急遽予定を変更して、大西洋岸にあるコロニアルの街「ポワント・ノアール」と、「コンクアティ国立公園」を訪問することにしました。
探検家ブラザの名前が刻まれたバオバブ。
探検家ブラザの名前が刻まれたバオバブ。
いろんな人が自身の名前を刻んでいます。現大統領ドニ・サスヌゲソの名前も。
いろんな人が自身の名前を刻んでいます。現大統領ドニ・サスヌゲソの名前も。
熱帯雨林の木材を運ぶ巨大トラック。
熱帯雨林の木材を運ぶ巨大トラック。
荷物積み込み過ぎてます。
荷物積み込み過ぎてます。
「ポワント・ノアール」から北上してコンクアティの森へと向かいます。
「ポワント・ノアール」から北上してコンクアティの森へと向かいます。
途中の村々を抜けて。だんだん、森が深くなってきます。
途中の村々を抜けて。だんだん、森が深くなってきます。
国立公園の入り口、かつて「ヤシ酒」を飲んで酔っ払うチンパンジーが生息していると学会で発表され、有名になった場所でもあります。会えるでしょうか?
国立公園の入り口、かつて「ヤシ酒」を飲んで酔っ払うチンパンジーが生息していると学会で発表され、有名になった場所でもあります。会えるでしょうか?
森の中まで入っていくと川が横たわっており、渡し船の出番。
森の中まで入っていくと川が横たわっており、渡し船の出番。
車ごと積んで向こう岸へ。
車ごと積んで向こう岸へ。
ますます森の奥深くへ。
ますます森の奥深くへ。
大西洋まで抜けました!時期によれば、ウミガメの観察や、イルカ、クジラなど海洋系哺乳類の観察もできます。
大西洋まで抜けました!時期によれば、ウミガメの観察や、イルカ、クジラなど海洋系哺乳類の観察もできます。
森の合間の平原部を野生動物を探してドライブ。なかなか簡単に野生動物には会えません。
森の合間の平原部を野生動物を探してドライブ。なかなか簡単に野生動物には会えません。
森深くに入ってみますが、やはりそう簡単にチンパンジーには出会えず。
森深くに入ってみますが、やはりそう簡単にチンパンジーには出会えず。
車で探すのは諦めて、マングローブが連なる川の中へとボートを出してみます。
車で探すのは諦めて、マングローブが連なる川の中へとボートを出してみます。
森の管理長自らボートを操舵してくれました。
森の管理長自らボートを操舵してくれました。
川の中では地元の人もすれ違います。あれ?国立公園のはずでは…汗。
川の中では地元の人もすれ違います。あれ?国立公園のはずでは…汗。
ん?これは何でしょう?マングローブに縛り付けられている妙なものが。。
ん?これは何でしょう?マングローブに縛り付けられている妙なものが。。
川エビの漁をしている地元の少年たちでした。あれ?国立公園のはずでは…汗。
川エビの漁をしている地元の少年たちでした。あれ?国立公園のはずでは…汗。
そこへガサガサと物音が…。あ!あれは。
そこへガサガサと物音が…。あ!あれは。
ようやく見つけました。チンパンジーです!こっちを観察しています。
ようやく見つけました。チンパンジーです!こっちを観察しています。
ずいぶん体格のいいマッチョ・チンパンジーです。ゴリラかと思いました。
ずいぶん体格のいいマッチョ・チンパンジーです。ゴリラかと思いました。
さてさて。何とか目的を果たし、再び「ポワント・ノアール」の街へ。大西洋岸の街ですので、旅の終わりはシーフードを頂きます。
さてさて。何とか目的を果たし、再び「ポワント・ノアール」の街へ。大西洋岸の街ですので、旅の終わりはシーフードを頂きます。
ロブスターも美味しかった!
ロブスターも美味しかった!
コンゴ・ピリピリ
コンゴ・ピリピリ

これにて「コンゴ共和国」の旅も終了。出発直前に渡航禁止を食らうなど、初っ端からガツンとお見舞いされ、道中もなかなか一筋縄では行かない旅でしたが、目的としていた『サプール』の人々は想像以上の伊達男集団でしたし、なかなか旅行先として行くことのない「コンゴ共和国」をじっくりと訪問できたことは収穫でした。まるでこのピリピリのように、一口かじれば激辛で目ん玉が飛び出そうになりますが、その後には爽やかな清涼感が口の中に広がる。痛い目にも遭うがやめられない魅力がある。そんな印象の国でした。今後も中央部アフリカの魅力を少しずつ開拓していきたいと思っています。
そして、大統領選挙も落ち着いた『コンゴ民主共和国(キンシャサ)』。次こそは、キンシャサのサプールの人々にも会えるはずです。今年もやります。乞うご期待!
◆2つの『コンゴ』 熱帯の街の紳士たち 8日間
生野

2018.12.29発 年末スペシャル カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 9日間

私にとっては3度目の訪問です。今回は何といっても暑かったです。手元の温度計では最高42.2度までいきました。そのためにお客様用の水が足りなくなって脱水症状の心配がありました。平均して乾燥していて、毎日がいい天気でした。2年前に比べるとウォーターホールに水が少なく、動物にとっても大変そうでした。今回のロッジは手前のルイプッツと向こう側のポレンツァの両方を宿泊しました。向こう側は平均して動物が少なめと言われてますが、意外にも収穫がありました。

ロッジに向かう途中でダチョウの親子が見られました。子供はジャッカルか小型のネコ、ワシタカに狙われます。お母さんは休まる時がありません。
ロッジに向かう途中でダチョウの親子が見られました。子供はジャッカルか小型のネコ、ワシタカに狙われます。お母さんは休まる時がありません。
ロッジに着いた時は1号室の軒下でオスライオンが休んでいました。ロッジのスタッフに聞いたら「あれはペットだよ、犬みたいなもんだ。今までお客さんを襲った事がないから心配ないよ。」との事でした。当たり前ですがエサを与える事はしません。普通に野生動物として生きています。
ロッジに着いた時は1号室の軒下でオスライオンが休んでいました。ロッジのスタッフに聞いたら「あれはペットだよ、犬みたいなもんだ。今までお客さんを襲った事がないから心配ないよ。」との事でした。当たり前ですがエサを与える事はしません。普通に野生動物として生きています。
午後のサファリでは大耳ギツネが休んでいるのを見ました。
午後のサファリでは大耳ギツネが休んでいるのを見ました。
さすがに警戒されてしまい、去って行きました。この後、何と3回も見ました。1回の旅行で大耳ギツネを4回も見るなんて信じられません。
さすがに警戒されてしまい、去って行きました。この後、何と3回も見ました。1回の旅行で大耳ギツネを4回も見るなんて信じられません。
初日の出です。ボツワナではほとんど毎日が晴れなのでわざわざ日の出を見るという感覚がありません。私達にとってはさすがに初日の出を外せません。
初日の出です。ボツワナではほとんど毎日が晴れなのでわざわざ日の出を見るという感覚がありません。私達にとってはさすがに初日の出を外せません。
元旦のハイライトはメスライオン2頭の水飲みで始まりました。ウォーターホールでゆっくりと飲みます。
元旦のハイライトはメスライオン2頭の水飲みで始まりました。ウォーターホールでゆっくりと飲みます。
ライオンが水を飲み終わった後はすかさずジャッカルがやってきて大急ぎで飲みました。その間はライオンは30mほど離れたところでのんびりしてました。
ライオンが水を飲み終わった後はすかさずジャッカルがやってきて大急ぎで飲みました。その間はライオンは30mほど離れたところでのんびりしてました。
そこへハイエナがやってきました。ジャッカルを無視して、宿敵とも言えるライオンに警戒します。
そこへハイエナがやってきました。ジャッカルを無視して、宿敵とも言えるライオンに警戒します。
ハイエナ2匹でメスライオンに吠えます。そうするとメスライオン1頭が吠えてハイエナの方に向かうとハイエナ2匹は一緒に後ずさりします。もう1頭のメスライオンは座って成り行きをのんびり眺めています。その駆け引きが皆様に大うけでした。
ハイエナ2匹でメスライオンに吠えます。そうするとメスライオン1頭が吠えてハイエナの方に向かうとハイエナ2匹は一緒に後ずさりします。もう1頭のメスライオンは座って成り行きをのんびり眺めています。その駆け引きが皆様に大うけでした。
その後ワイルドキャットを発見、木の上でのんびり過ごしています。10m位の距離で逃げません。
その後ワイルドキャットを発見、木の上でのんびり過ごしています。10m位の距離で逃げません。
元旦のランチはブライ(BBQ)です。ボークとソーセージはおいしかったです。余った食料は近くの人におすそ分けしてました。他にケープコブラも見られました。何とも充実した元旦でした。
元旦のランチはブライ(BBQ)です。ボークとソーセージはおいしかったです。余った食料は近くの人におすそ分けしてました。他にケープコブラも見られました。何とも充実した元旦でした。
カタグロトビはいつ見てもきれいです。
カタグロトビはいつ見てもきれいです。
アフリカワシミミズクです。今回の旅行でフクロウは全部で4種類、19羽見られました。さすがです。
アフリカワシミミズクです。今回の旅行でフクロウは全部で4種類、19羽見られました。さすがです。
向こう側のロッジ、ポレンツァからの眺めです。お客様の反応も上々です。これだけ広大な風景をほぼ自然のままで眺められるのはなかなかありません。
向こう側のロッジ、ポレンツァからの眺めです。お客様の反応も上々です。これだけ広大な風景をほぼ自然のままで眺められるのはなかなかありません。
部屋はテント式でベッド、シャワー、水洗トイレ、洗面がついています。
部屋はテント式でベッド、シャワー、水洗トイレ、洗面がついています。
9部屋のうち2部屋はシャワーがこんな感じでした。要するに正面は広大な風景です。こんな贅沢なシャワーはなかなかありませんね。
9部屋のうち2部屋はシャワーがこんな感じでした。要するに正面は広大な風景です。こんな贅沢なシャワーはなかなかありませんね。
1月2日の日の出前の風景です。中途半端なデジカメよりもスマホの方がきれいな写真が撮れるようです。
1月2日の日の出前の風景です。中途半端なデジカメよりもスマホの方がきれいな写真が撮れるようです。
朝のサファリで見かけたカラカル。今まで20回とか30回行かれたお客様でも初めて見られたというほどの希少なネコです。獲物(小鳥)を狙っていました。
朝のサファリで見かけたカラカル。今まで20回とか30回行かれたお客様でも初めて見られたというほどの希少なネコです。獲物(小鳥)を狙っていました。
フィンチの群れもいました。主にオオイッコウチョウですが、ミカドスズメも見られました。
フィンチの群れもいました。主にオオイッコウチョウですが、ミカドスズメも見られました。
ウォーターホールに集まるオリックスとジャッカルです。セグロジャッカルですが、東アフリカに比べると模様が微妙に違います。
ウォーターホールに集まるオリックスとジャッカルです。セグロジャッカルですが、東アフリカに比べると模様が微妙に違います。
朝日に靄がかかり逆光のヌーがいい感じだと思われませんか?カラハリならではの風景かもしれません。
朝日に靄がかかり逆光のヌーがいい感じだと思われませんか?カラハリならではの風景かもしれません。
赤い砂丘の上からライオンのプライドがのんびりしています。トイレ休憩の場所から300mほどの距離でした。
赤い砂丘の上からライオンのプライドがのんびりしています。トイレ休憩の場所から300mほどの距離でした。
お母さんチータがスプリングボックをハンティングしましたが失敗してしまいました。この時は車が20台ほど集まってました。
お母さんチータがスプリングボックをハンティングしましたが失敗してしまいました。この時は車が20台ほど集まってました。
その子供3匹がお母さんを探してキョロキョロしてました。
その子供3匹がお母さんを探してキョロキョロしてました。
有終の美は若いオスライオン2頭です。日陰でのんびりあくびです。この時は私達だけの車で見物でした。
有終の美は若いオスライオン2頭です。日陰でのんびりあくびです。この時は私達だけの車で見物でした。

今回は10名様のうち、このコースに3回目が1名様、2回目が4名様いらっしゃいました。何名様かはまた行きたいとおっしゃってます。それに応えられるほどの場所だと思います。私も3回目でしたが、今度は8月に行ってみたい気がしております。
◆カラハリ・トランスフロンティア公園でサファリ 8日間
藤井