ナイロビダイアリー no.23 雨季のナイロビ

本誌が発行される5月中旬のケニアは、雨季の真っただ中。サファリでは、まさに恵みの雨だが、ナイロビの街では…。今回は雨季のケニアについて書きたいと思う。

雨季のサファリ

ケニアの雨季は、4月から6月とされている。ここ数年は異常気象の影響か、雨があまり降らなかったり、雨季がずれ込んだりすることも多々あるが、雨季のサファリは大地が一面緑に染まる。茶色のサバンナもいいが、個人的な好みとしては、緑の大地のほうが美しく感じられる。サファリに来ていても、ケニアの紅茶を飲みながらゆっくり景色を堪能するのが楽しみになったりする。
乾季に比べて砂埃が少なく、パソコンやカメラなど精密機器の心配も減る。晴れ間があれば、乾季に比べて遠くまでくっきり見渡すことができ、キリマンジャロも雨季のほうが美しく見える。

こんな場所でのんびりと緑の大地を眺めるのも悪くない
こんな場所でのんびりと緑の大地を眺めるのも悪くない

道は多少ぬかるむが、雨季の雨は早朝と夜に降ることがほとんどなので、サファリの時間帯に雨に降られることは少ない。なにより、サファリカーが集中しないのが嬉しい。乾季のハイシーズン中のサファリでは、ライオンやヒョウを見るために渋滞することもあるが、雨季にはそれほど車が集まることはまずない。
せっかくケニアに行くんだから、いい時期を狙いたいというのも十二分に理解できるが、雨季には雨季のサファリの魅力がある。ローシーズンだから悪いということはない。
ナイロビ国立公園も緑に染まってきている
ナイロビ国立公園も緑に染まってきている

雨季のナイロビ

ナイロビで雨が降るとどうなるのか。まずは交通渋滞がとんでもないことになる。強い雨が集中的に降ることが多いため、長時間の雨にはならないが、道路は冠水し、川のようになってしまう。道路にある大きい穴や凹みが見えないため、車はスピードを出すことができなくなってしまう。オフィスから自宅までは10~15分ほどの距離だが、雨季の渋滞時の最長記録は驚きの3時間!歩いたほうがはるかに早い。
また、雨が降ると停電も多いように思う。どこかでショートしているのだろう。

ナイロビでは雨が降るとあっという間に冠水してしまう
ナイロビでは雨が降るとあっという間に冠水してしまう

では雨季に雨が降らないとどうなるかというと、水道が止まる。私の自宅は慢性的に水が止まるために地下水をくみ上げている会社から水を買うことになるのだが、水道局とグルになって、あそこのエリアの水を止めたから地下水を売りに行け…なんて商売をしているとの噂まである。
ケニアでは、消費電力の大半を水力発電に頼っているため、ダムの水が少なくなると電力不足にも陥る。地熱発電にも力を入れているが、こちらは日本企業が頑張ってくれている。先日、地熱発電所の修繕・改修工事を日本企業が行うとニュースになっていた。
雨が降れば大渋滞、雨が降らなければ水不足に電力不足と、天候に左右されることが多いナイロビだが、ダムをもう一つ造って排水路をきちんと整備すればいいのに、と素人が考えても現実的に難しいことが多いのだろう。
個人的に最近悩んでいるのは、砂埃を含んだ雨が降ることによって、雨が降る度に車が汚れることだ。せっかく洗車をしても毎晩のように雨が降るので、朝には汚くなってしまう。試しに日本のワックスも使ってみたが、あまり効果はないようだった。毎朝洗車するか、開き直って汚いままにするか、悩ましい問題だ。

風まかせ旅まかせ vol.32 アフリカ、そして旅への想い

3月のこと、1通のメールが届いた。件名には『入社を希望します』と記されている。日本に住む台湾人の男性からだった。「御社の業務に大変関心があるので、ぜひ一度会社を訪れたい」。
それから2週間ほどして、長身の若い台湾人男性が訪ねてきた。A君28歳。彼は、流ちょうな日本語で話し始めた。「大学時代、中国語に訳された沢木耕太郎さんの『深夜特急』に出会い、大いに感化され、世界一周の旅に出ようと誓いました。学生時代には何度か東アフリカでボランティアを経験し、アフリカの魅力にはまり、その勢いで卒業後、台湾から沢木さんが旅した国々をなぞるように世界一周の旅に出ました」。その旅の途中、アフリカ縦断のバス旅で知り合った日本人女性と結婚し、現在は都内のレストランでアルバイトをしているという。
「社長は沢木耕太郎さんを知っていますか? 台湾の若者には沢木ファンがたくさんいます。若者はあのように自由な旅をしなくてはいけません。今まで台湾にはそのような旅行文化がありませんでした」。台湾にはヨーロッパやアメリカ専門の旅行会社はたくさんあるが、アフリカ専門はないという。「自分は道祖神でアフリカ旅行の勉強をして、いずれ台湾に戻り、道祖神のようなアフリカ専門の旅行会社をつくりたい。そして台湾の若者に、もっとアフリカの事を知ってもらいたい」。そんな思いを熱く語ってくれた。
今号は創立40周年記念号、沢木耕太郎氏に改めて寄稿していただいた。やはり嬉しい。私も沢木ファンの一人なのだ。『深夜特急』が93年にJTB紀行文学大賞を受賞し、帝国ホテルでの受賞式に知人の縁で出席させていただいた。その際、自分も同じような時代に、同じような行程でユーラシア大陸を旅したことなど、沢木さんと親しく話すことができた。年下の自分の話を、短い時間ながら丁寧に聞いてくださった。学生時代から読み耽ってきたルポルタージュやドキュメンタリーなどから感じ取れる、まじめで誠実な人柄がそのまま伝わってきて、思い出に残る楽しい会話となった。
冒頭の熊沢との対談にある通り、道祖神は、自分たちが好きなアフリカを自分たちで旅したい。そんな思いで熊澤が40年前に立ち上げた会社だ。だから、「アフリカの旅を作りたい」といった若者が弊社の扉を叩いてくれるのは、大変嬉しい。さて、A君、どうしようか?!

タンザニアの芋ケンピ

日本人なら1度は食べたことがある!?芋ケンピ。
なんと、タンザニアでも売られています。
先日、タンザニアからのお土産でいただきました。
日本企業の協力の元、タンザニアの首都ドドマの工場で作られています。
※経済の中心になっているのはダルエスサラームですが、法律上の首都はドドマ。
サイズもいくつかあって、小さなサイズだと、150円位で購入できるそう。
お土産にも良いですね。
新米ならぬ、新サツマイモはもっと美味しいそうです!!
by 伊藤

ケニアの陶器アクセサリー

ケニアのシングルマザーの方々がつくるKAZURIビーズ。
ケニア山の土を使用したフォルムと、一つ一つがカラフルなキャンバスのように鮮やかな色合いに、一瞬にして虜になりました。

KAZURIとはスワヒリ語でsmall and beautiful。
一見、アフリカらしくなり言葉のように感じますが、広大なアフリカの中で、家族を大切にして、小さな幸せや楽しみを大きな幸せに変えて楽しむアフリカの人たちにはピッタリな言葉だと感じます。
8年前にバスを乗り継いで向かった工房で購入したアクセサリーは今でも光沢感もあり、愛用中です。
日本では、chuuiという、日本オリジナルブランドにて購入できます♫
キリンやシマウマの柄など、アフリカらしいデザインも魅力的ですよ〜
http://www.chuui-jp.com/about-chuui
【chuui 販売会の予定】
5/17~23 宮城・仙台「藤崎百貨店(本館1F)」
6/7~13 東京・渋谷「東急百貨店(渋谷本店6F)」



写真
長年愛用しているネックレス、chuuiさんのオリジナルデザインネックレス(キリン柄、ゼブラ柄、鳥モチーフ)
by 根本

ウガンダの旅 手配旅行 12日間

2015年8月6日発の手配旅行でウガンダに行かれた、神奈川県のK夫妻からのレポートです。

ケニア、タンザニアと日本人がイメージするアフリカでサファリを楽しみました。勢いでオコバンゴデルタにも足を延ばしました。ライオン、ヒョウ、チータ、象、サイ、バッファローなどをたっぷり見ることができた後、どこへ行こう、何を見ようと考えたとき、野生のゴリラやチンパンジーを見るツアーがあると聞きました。調べてみると、ウガンダが両方を満たし、かつケニアやタンザニアのようなサファリも楽しめ、野鳥天国でもあるということを知りました。そこでウガンダに行こうと考えました。
いくつかの一般的なツアー会社にウガンダのツアーがあったのですが、基本はゴリラトラッキングを中心としたツアーでした。道祖神さんにはゴリラもサファリも楽しむという欲張りなツアーやハシビロコウを売りにしたツアーなど興味深いウガンダのツアーがありました。そこで、ゴリラとサファリのツアーに申し込もうとしました。しかし、人数が集まらず、個人手配扱いでウガンダに行くことになりました。折角の個人手配ですから、できるだけのアレンジをと考え、メールでのやり取りを重ね、欲張りな手配旅行を組み立てることができました。ゴリラも、チンパンジーもサファリも野鳥もという贅沢な旅です。専属ドライバー兼ガイドさんをお願いして、連泊を基本にした12日間の日程を組みました。
成田→ドーハ→エンテベ→カンパラ(1泊)→ブウィンディ、ルヒジャ(2泊)→クイーン・エリザベス(2泊)→キバレ(2泊)→エンテベ(2泊)→ドーハ→成田
ドーハ経由でエンテベの空港へ。空港ではガイドさんが待っていてくれました。ポールさんというドライバー兼ガイドさんで、9泊10日ずっと案内をしてくれました。親切な、笑顔の素敵なガイドさんでした。エンテベから首都のカンパラに向かいホテルへ。ホテルには現地旅行会社の方がわざわざ来てくださいました。日本人が経営する会社なので、来てくださったスタッフも日本人でした。ホテル近所の書店まで案内してもらい、野鳥図鑑を購入しました。宿泊したゴルフコースホテルは、部屋は広く、バスタブも大きく、日本人に合ったホテルだったと思います。夕食は最上階の回転するレストランでとりました。ちょっとレトロな感じでしたが、食事はおいしかったと思います。
2日目は、ブウィンディ国立公園に向かってロングドライブ。途中、赤道でお決まりの記念写真を撮り、ホテルで昼食。パイナップルがおいしいと聞いていたので、ここでパイナップルジュースを試してみたのですが、今まで飲んだパイナップルジュースの中で一番おいしかった。農産物がおいしいことを実感しました。その後もひたすらドライブ。今回、ゴリラトラッキングについては、申し込んだ時期が遅れた関係で、比較的近いブホマがとれず、山奥のルヒジャのグループに行くことになりました。悪路の山道を進みます。出発から11時間はかかったでしょうか、やっとのことでルヒジャのロッジに到着。さすがに疲れましたが、山の空気と、ロッジの人の優しさに、ホッっとした気持ちになりました。

ルヒジャ・ゴリラ・サファリロッジ
ルヒジャ・ゴリラ・サファリロッジ

この2日間で感じたこととして、ウガンダのインフラのことがあります。幹線道路は舗装もされており良いのですが、幹線道路からはずれると砂利道になり、途端にスピードが落ちることになります。マッサージ道路です。トイレも、ホテルを除けばなかなかインパクトのあるトイレがありました。あるガソリンスタンドでは、一応男性用と女性用とに別かれていましたが、どちらも壁と溝のみのトイレで(昔、日本でも田舎にあった、男性が壁に向かって小をするようなトイレ)した。また、水は豊かなのですが、お湯も水も、基本的に色付きになります。不思議なことに、それらの水でお茶を飲んでも、おなかはこわしませんでした。ルヒジャのシャワーも黒い水で、こういう環境に慣れていないとちょっとびっくりしますね。
3日目は朝からゴリラトラッキングです(トレッキングとツアー等に書かれることも多いのですが、追跡のトラックが正しいようです)。今回のロッジはゴリラトラッキングの起点からすぐ近くだったので、ゆったりと集合場所に出かけます。説明を受け(7m以上近寄らないこと、ゴリラから寄ってきたらゆっくり後ずさることなど)グループごとに移動します。ゴリラの位置はレンジャーによって捕捉されているので、近場の入山場所へ移動するわけですが、30~40分車に乗って移動しました。グループは、オランダ人とフランス人と私たち2名の日本人でした。2500m程度の高地でのアップダウンは結構厳しく、私はきつかったです。ただ、周りの人々が親切で、励ましの声をかけてくれました。
ゴリラトラッキング、ここから藪を下ります
ゴリラトラッキング、ここから藪を下ります

ゴリラの家族
ゴリラの家族

結構近寄ってきます
結構近寄ってきます

基本、山道があってそこを歩きます。ゴリラが近くなると、そこからは鉈も使って山の中に入っていきます。レンジャーさんが先頭で、急斜面を下っていきます。がさがさという音がして、ゴリラの影が見えてきました。全員、心は興奮、動作は静かに、斜面を進みます。そしてゴリラの群れと会うことができました。シルバーバックも子供もいますし、こちらに寄って来るゴリラもいました。レンジャーとはある程度関係もできているようです。会えるまでの時間はほぼ1時間。結構早く会うことができたようです。だいたい1時間が経過し、ゴリラと別れる時間が来ました。山道まで戻り、昼食。その後、また1時間かけてスタート地点に戻りました。雑談をしながら戻ったのですが、ご一緒したフランスの方は、夏の終わりに日本へ行って富士登山をすると言っていました。長いバカンスって素敵だなと思いました。
午前中でゴリラトラッキングが終わったので、午後はポールさんにお願いして近場のサファリドライブ(熱帯雨林なので、サファリという表現が適切かは分かりませんが)してもらいました。ローエストグエノンやクロシロコロブスなどが観察できました。また、ルヒジャだったことが良かったのか、山の鳥たちにも遭遇でき、アフリカキヌバネドリや、緑色のエボシドリなど、見たかった野鳥に出会うことができました。私たちの希望に素早く対応してくださったポールさんにも感謝です。
ローエストグエノン
ローエストグエノン

アフリカキヌバネドリ
アフリカキヌバネドリ

特筆すべき点として、ロッジの食事があります。ルヒジャのロッジが一番簡素だったと思うのですが、どの料理もおいしい。熱帯雨林を見下ろすロッジで、おいしい食事がいただける幸せを感じました。
素朴ではあるがおいしい食事
素朴ではあるがおいしい食事

デザートもつきます
デザートもつきます

4日目はクイーン・エリザベス国立公園に移動します。ロッジに向かう前にイシャシャ地区でサファリ。この地区の公園ガイドさんも同乗しサファリに出発。木登りライオンが有名らしく、それを目的にしてのサファリです。見事なオスが木の上にいる状態を見ることができました。また、お昼寝中のヒョウにも会うことができました。
イシャシャ地区、木登りライオン
イシャシャ地区、木登りライオン

ヒョウもいました
ヒョウもいました

公園ガイドさんとしては、「どうだ見たか」という感じだったのだと思います。ライオンやヒョウは今までも見ているので、それよりも初めて見たマダガスカルビーイーターの方に興奮している我々に対して、公園ガイドさんは拍子抜けしたかもしれません。公園のランチスペースで、そよ風を感じながらランチボックスを食べ(木陰で食べたのですが、その木の枝でタテフコショウビンが鳴いていて、バードウォッチャーとしては幸せなランチタイムでした)、ロッジに向かいました。
ランチをとった木の上にいたタテフコショウビン
ランチをとった木の上にいたタテフコショウビン

クイーン・エリザベス国立公園では定番のロッジ、ムウェヤサファリロッジに2連泊です。本当はテントに泊まりたかったのですが(運河が目の前のロケーション)予約がとれず、テントと同じ値段で泊まれるスイートに泊まりました。面白かったのが、そのスイートの構造。多分、コネクティングで使えるスタンダードの部屋2つを一つにして片方をベッドルーム、片方をリビングに作り直したものだと思います。入口も2つ、バスタブも2つ。ここもバスタブにお湯を張ると黄色でした。ただ、リビングスペースがあるだけでゆったりでき、気持ちの良い滞在ができました。ここのロッジでのみ、他の日本人と会いました。
5日目はクイーン・エリザベス国立公園での終日サファリです。朝はサファリドライブ。この日もちゃんとライオンに会えました。親子ライオン、ウガンダコーブも固有種なので押さえました。残念ながらシタトゥンガなどには会えませんでした。午後のボートサファリも気持ちよく、多くの水鳥と象やカバ、ウォータバックなどを観察できました。
朝のサファリで ライオンの兄弟
朝のサファリで ライオンの兄弟

ウガンダコーブ
ウガンダコーブ

6日目はキバレ国立公園に移動です。途中、タイヤがパンク。ポールさんが頑張ってタイヤ交換してくれました。プライメートロッジに昼食のころ到着しました。チンパンジートラッキングのセンターまで徒歩1分という抜群のロケーション。改装が進み、きれいなロッジになっており、快適な部屋に泊まることができました(手配書ではテントロッジだったのですが、テントではなく普通のロッジになっていました)。
昼食後は、ビゴティ湿原のトレッキング。現地ガイドさんとともに歩きます。とにかく、猿が多く、レッドコロブス、レッドテイルモンキー、マンガベイなどがいて、楽しい散歩でした。鳥類は思ったほど観察できなかったのですが、サイチョウやパラダイスフライキャッチャー、カンムリエボシドリなどが観察できました。
レッドコロブス
レッドコロブス

カンムリエボシドリ
カンムリエボシドリ

プライメートロッジも食事がすばらしく、多分、ウガンダの農作物がおいしいのだと思うのですが、アボカドのサラダのおいしかったこと。食事については、高級というわけではないのですが、本当においしかったと思います。
プライメートロッジ
プライメートロッジ

味の濃いアボカドのサラダ
味の濃いアボカドのサラダ

おいしい食事
おいしい食事

7日目はチンパンジートラッキング。こちらも日本人はいなくて、ポルトガル人とイギリス人と我々がチームで動きました。ゴリラトラッキングと違い、ほとんど平地なので、辛さはまったくありませんでした。スタート地点から30分程度で木の上にいるチンパンジーの群れに遭遇しました。子供もいます。しばらくすると、数匹のチンパンジーが下りてきて追いかけっこをしました。地上にいるチンパンジーを目の前で観察できるなんて相当ラッキーだったと思います。結構な時間チンパンジーを見学できました。
木の上の親子
木の上の親子

地面に降りてきた雄
地面に降りてきた雄

8日目はカンパラを経由してエンテベに向かいます。カンパラでは、現地旅行会社に寄って私たちへのお土産としてチョコレートをいただき、隣のショッピングモールでそのチョコをお土産として購入(素朴ではあるが、味の濃いおいしいチョコレートでした)しました。また、コーヒー豆もお土産として購入しました。現地旅行会社は日本人経営の会社で、久々に他人の日本語を聞きました。そこから空港のあるエンテベへ向かいます。都市近郊の交通は渋滞もあり、結構時間がかかりました。この日はホテルに入ってお休みです。2フレンズは小さなホテルでしたが、元気の良い気持ちの良いスタッフがそろっており、気持ちの良い滞在ができました。目の前がビクトリア湖というロケーションも良かったです。
ビクトリア湖前のホテル 2フレンズ
ビクトリア湖前のホテル 2フレンズ

9日目、早朝、マバンバ湿原に向かいました。ウガンダの一つの目玉であるハシビロコウを見るためです。ただ、私たちはハシビロコウ以外の野鳥も見たいので、通常のツアーでのマバンバ湿原観光時間より長めの時間を確保してもらいました。現地のガイドさんがついてのボートサファリです。ハシビロコウが居そうなところにボートを進めます。こちらの湿原はラムサール条約に登録されている湿原なので、ボートで進むだけでも気持ち良く感じられます。途中、アオムネハチクイ、カンムリカワセミ、カモの仲間、シギの仲間の撮影をしながら進みました。ガイドさんはさすがで、ちゃんとハシビロコウを見つけてくれました。それも2羽。動かないハシビロコウが飛ぶ姿も撮影できました。
朝の湿原 ハシビロコウ
朝の湿原 ハシビロコウ

ハシビロコウ飛ぶ
ハシビロコウ飛ぶ

アオノドハチクイ
アオノドハチクイ

ピグミーキングフィッシャー
ピグミーキングフィッシャー

船から陸に戻ってから、周辺を歩き探鳥しました。ここではピグミーキングフィッシャーを見ることができました。さすがに現地ガイドさんも1日は探鳥でもたせられないようで、ある程度で切り上げ、湿原を出発しました。
予定を変更し、午後はエンテベの動物園へ行きました。ここでも動物園のガイドさんがついての見学です。ガイドツアーという感じで、チンパンジーの餌やり、キリンの餌やり、蛇との触れ合いなど色々体験しました。ガイドさん付きの見学だったので、多くのイベントに優先的に入れてもらえました。大蛇との触れ合いは、なかんかインパクトがありました。また、動物園の職員さんが話しかけてきて、その方々は動物園の国際交流で横浜のズーラシアに来ていたとのことで、日本との関係を実際にここで感じることができました。
キリンの餌やり
キリンの餌やり

この後、この蛇を体に巻くことになりました
この後、この蛇を体に巻くことになりました

動物園に掲示してあった、ズーラシアとの協力関係を紹介したチラシ
動物園に掲示してあった、ズーラシアとの協力関係を紹介したチラシ

ウガンダでの最終日、10日目はフライトまでエンテベの植物園の散策をしました。こちらも、最初はガイドがついての見学だったのですが、無理を言って自由散策にしてもらいました。自然公園になっているので、散歩するだけでクロシロコロブスやブルーモンキーを見つけられました。鳥類もノドシロハチクイにウッドランドキングフィッシャーも見ることができました。
あっという間にウガンダを立つ時間が来てしまいました。ポールさんともお別れです。ポールさんの支えがあっての旅でした。思い返してみると、どのロッジのスタッフも、ガイドさんもレンジャーさんも親しみやすい人ばかりで、今回の旅を気持ちの良いものにしてくれました。ウガンダの皆さんに心から感謝します。そして、ポールさん、ありがとうございました。
ノドシロハチクイ
ノドシロハチクイ

ウッドランドキングフィッシャー
ウッドランドキングフィッシャー

多様な自然、動物や鳥類の豊富さ、おいしい食事、魅力にあふれた国でした。また行きたいと思える国でした。道路事情や都市における渋滞、水事情など、普通のツアーに慣れた日本人にはまだまだ敷居の高い国かもしれません。でも、それ以上に得られるものの多い国がウガンダだと思います。特に鳥好きにははずせない国かもしれません。もう一度、鳥を中心に見に行きたいと思っています。良い旅でした。