2018.4.28発 GWスペシャル レソト ホース&岩絵トレッキング 9日間

このゴールデンウィークにレソト・ホース&岩絵トレッキングに行ってきました。「天空の国」と言われるだけありまして、見渡す限り山と谷…山と言っても日本のようなイメージの山ではなく、山の頂上が平で台形のような形をしています。

大きな木は無いのですが、定期的に雨が降るようで一面緑色の草原や木々が無くても至る所に湧き水があり、集落にはそのまま飲める井戸、川には豊富な水が流れレソトは水が豊かな国というのは驚きでした。

そんなレソトを馬に乗ってトレッキングは最高に気持ち良い体験です!畑の中、山の急斜面、そして川の中までトレッキングコースは色々なところを歩いていきます。馬に慣れてくると見通しの良いところでは、速歩をしたり、経験者はギャロップまで…(私にはかなり怖かった・恥)

まだ数年は同じようなコースがとれると思いますが、現在ダムの計画があり、ここより下は湖に沈んでしまうという目印を数多く見ました。現地ガイドもレソト最大のカツェダム(高さ約185m。黒部ダムくらいの高さ)より遥かに高いダムになることを毎日(笑)話してくれましたが、いつ完成するかは分からないとのこと。

そして岩絵ですが、こちらはドラケンスバーグ山脈の南アフリカ側でトレッキング。川渡りあり、滝あり、急登ありでなかなかハードなコース。私たち以外に岩絵を見る人もいなかったのでかなりゆっくりと鑑賞できました。2,000年~数百年前の岩絵は今でもはっきりと残っていますので是非みなさまにも見ていただきたいと感じました。

■レソト・ホース・トレッキング 8日間
■年末スペシャル レソト・ホース・トレッキング 9日間
by 久世

横浜動物園ズーラシアのグラントシマウマを撮ってみた

ズーラシアのグラントシマウマがいるのは、北門から入ってすぐの「アフリカのサバンナ」エリア。アミメキリン、エランド、チーターと一緒に、サバンナをイメージした広いエリアにいます(チーターが一緒のエリアにいるのは奇数日のみ)。周りに緑が多いので、人工物を入れずに撮ることも可能ですし、小高い丘のようになっているので、少しローアングル気味に撮れるのも魅力です。
by 斎藤

武田ちょっこさんご来店

先日、『ケニア・タンザニア旅ガイド まるまるサファリの本ver.2』
著者・武田ちょっこさんが来店されました!

この本、ケニア、タンザニアの旅行には、パスポート、航空券の次に欠かせない!?必須アイテム。自称サファリおたくのちょっこさんの生きた経験による旅情報と、可愛らしいイラストは、旅の楽しさを何倍にも盛り上げてくれます!
道祖神店頭でも販売しておりますので、ご来店の際はぜひ、ご覧ください。

ホルス神(エジプト航空)、再び日本へ!!

アラブの春以降、エジプトの治安の問題で、エジプト行きの観光客が減っていたものの、ここ数年治安状況が少しづつ良くなってきています。
かつては、成田-マニラ-バンコク-カイロで運航され、成田-マニラ間や成田-バンコク間で利用された方もたくさんいたと思います。運休前に成田-カイロ間が直行便になったようですが、2013年に、観光客が減ったため、エジプト航空が日本線を運休してしまいました。
それから4年ついに直行便が復活しました。昨年10月29日より、エジプト航空が週1便ながら、成田-カイロ間の直行便の運航を開始しました。運航機材はボーイング777-300ERになります。
成田発が毎週日曜日で、カイロ発が毎週土曜日で、いずれも翌日着になります。エジプト航空でエジプトに行くと、国際線と24時間で乗り継ぐ国内線が割引になりますし、預入手荷物の規則も国際線に準じますのでお得です。
カイロで乗り継いで、ロンドン、パリ、アテネなどのヨーロッパ、カサブランカ、チュニスなどの北アフリカ、ナイロビ、アスマラ、エンテベなどの東アフリカへは、空席があるとお得な運賃で旅行することも可能です。
ぜひ、エジプト航空でカイロをはじめとする、エジプトの各地へ、さらにはカイロ以遠の他の国へお出かけください。
画像は、エジプト航空のボーイング777-300ER、垂直尾翼に描かれているのが、天空の神であるホルス神になります。
by 深川

WILD AFRICA 37 チーターの狩りを撮る

アフリカの野生動物を撮影する人間にとって、全速力で獲物を追うチーターの写真はものすごく欲しい”トロフィー”の一つだ。かく言う私も、1993年にタンザニアで動物写真を撮り始めて以来25年間ずっと挑戦し続けてきた。そして今年の1月、数年来通い続けているボツワナのマシャトゥ動物保護区で、やっとある程度納得のいくハンティングシーンを撮ることができた。
”ある程度”というのは、時刻が日没後だったためにとても暗く、カメラのISO感度をかなり上げざるをえなかったためだ(感度を上げるに従って写真の画質は低下する)。
チーターの狩りを撮るには様々な条件が一度に満たされねばならない。第一の条件は、当然ながらチーターを発見すること。それも腹を減らしたチーターをだ。空腹かどうかは腹の凹み具合や尾の先を左右にパタパタと動かす仕草などで見分ける。付近にインパラやガゼルといった獲物の存在も不可欠で、チーターがその獲物に気づかれることなく、50メートルくらいの距離まで忍び寄れるだけの地形的条件ないしは植生も必要だ。遠すぎる位置からでは、いくらダッシュをかけても獲物に逃げ切られてしまう公算が高いことをチーターはよく心得ている。
ところが、撮影をする側にとって遮蔽物が多すぎるのは問題で、なるべく開けた場所で狩りをして欲しい。しかもチェイスがこちらに向かってくる形で起きてくれなければアップでは撮れない。となると、手前に獲物、その奥にチーターが見えるポジションで待ち構えるのが一番確実で、車をそのような場所に停められるかどうかが鍵となる。あとはいざ狩りが始まったとき、追われた獲物がこちらに向かって逃げてくれるよう、ひたすら願うのみだ。
1月9日は、ついにこれらの条件がすべて同時に揃った、私にとって記念すべき日となった。チーターがダッシュを開始した直後、危険に気づいたインパラは全力で車のすぐ左を駆け抜け、その後をチーターが猛スピードで追った。写真はそのときのものだ。しかもこの直後、何とインパラが追っ手を振り切ろうと180度に近いターンをし、今度は車の右側をすり抜けていったため、チーターも反転し、最終的には車の右前方でインパラを捕らえた。最高時速100km以上で走るチーターのチェイス一部始終を、それもかなりの近距離から撮影できたのは25年間で初めての経験だった。粘り強く続けていればやがてチャンスは巡ってくる。これだからサファリはやめられないのだ。
撮影データ:ニコンD850、80-400mm f/4.5-5.6 VR、1/1250秒 f5.6 ISO7200
写真・文 山形 豪さん

やまがた ごう 1974年、群馬県生まれ。少年時代を西アフリカのブルキナファソ、トーゴで過ごす。高校卒業後、タンザニアで2年半を過ごし、野生動物や風景の写真を撮り始める。2000年以降は、南部アフリカを主なフィールドとして活躍。サファリツアーの撮影ガイドとしても活動している。写真集「From The Land of Good Hope(風景写真出版)」、著書に「ライオンはとてつもなく不味い(集英社新書ヴィジュアル版)」がある。www.goyamagata.com