ケニアの陶器アクセサリー

ケニアのシングルマザーの方々がつくるKAZURIビーズ。
ケニア山の土を使用したフォルムと、一つ一つがカラフルなキャンバスのように鮮やかな色合いに、一瞬にして虜になりました。

KAZURIとはスワヒリ語でsmall and beautiful。
一見、アフリカらしくなり言葉のように感じますが、広大なアフリカの中で、家族を大切にして、小さな幸せや楽しみを大きな幸せに変えて楽しむアフリカの人たちにはピッタリな言葉だと感じます。
8年前にバスを乗り継いで向かった工房で購入したアクセサリーは今でも光沢感もあり、愛用中です。
日本では、chuuiという、日本オリジナルブランドにて購入できます♫
キリンやシマウマの柄など、アフリカらしいデザインも魅力的ですよ〜
http://www.chuui-jp.com/about-chuui
【chuui 販売会の予定】
5/17~23 宮城・仙台「藤崎百貨店(本館1F)」
6/7~13 東京・渋谷「東急百貨店(渋谷本店6F)」



写真
長年愛用しているネックレス、chuuiさんのオリジナルデザインネックレス(キリン柄、ゼブラ柄、鳥モチーフ)
by 根本

ウガンダの旅 手配旅行 12日間

2015年8月6日発の手配旅行でウガンダに行かれた、神奈川県のK夫妻からのレポートです。

ケニア、タンザニアと日本人がイメージするアフリカでサファリを楽しみました。勢いでオコバンゴデルタにも足を延ばしました。ライオン、ヒョウ、チータ、象、サイ、バッファローなどをたっぷり見ることができた後、どこへ行こう、何を見ようと考えたとき、野生のゴリラやチンパンジーを見るツアーがあると聞きました。調べてみると、ウガンダが両方を満たし、かつケニアやタンザニアのようなサファリも楽しめ、野鳥天国でもあるということを知りました。そこでウガンダに行こうと考えました。
いくつかの一般的なツアー会社にウガンダのツアーがあったのですが、基本はゴリラトラッキングを中心としたツアーでした。道祖神さんにはゴリラもサファリも楽しむという欲張りなツアーやハシビロコウを売りにしたツアーなど興味深いウガンダのツアーがありました。そこで、ゴリラとサファリのツアーに申し込もうとしました。しかし、人数が集まらず、個人手配扱いでウガンダに行くことになりました。折角の個人手配ですから、できるだけのアレンジをと考え、メールでのやり取りを重ね、欲張りな手配旅行を組み立てることができました。ゴリラも、チンパンジーもサファリも野鳥もという贅沢な旅です。専属ドライバー兼ガイドさんをお願いして、連泊を基本にした12日間の日程を組みました。
成田→ドーハ→エンテベ→カンパラ(1泊)→ブウィンディ、ルヒジャ(2泊)→クイーン・エリザベス(2泊)→キバレ(2泊)→エンテベ(2泊)→ドーハ→成田
ドーハ経由でエンテベの空港へ。空港ではガイドさんが待っていてくれました。ポールさんというドライバー兼ガイドさんで、9泊10日ずっと案内をしてくれました。親切な、笑顔の素敵なガイドさんでした。エンテベから首都のカンパラに向かいホテルへ。ホテルには現地旅行会社の方がわざわざ来てくださいました。日本人が経営する会社なので、来てくださったスタッフも日本人でした。ホテル近所の書店まで案内してもらい、野鳥図鑑を購入しました。宿泊したゴルフコースホテルは、部屋は広く、バスタブも大きく、日本人に合ったホテルだったと思います。夕食は最上階の回転するレストランでとりました。ちょっとレトロな感じでしたが、食事はおいしかったと思います。
2日目は、ブウィンディ国立公園に向かってロングドライブ。途中、赤道でお決まりの記念写真を撮り、ホテルで昼食。パイナップルがおいしいと聞いていたので、ここでパイナップルジュースを試してみたのですが、今まで飲んだパイナップルジュースの中で一番おいしかった。農産物がおいしいことを実感しました。その後もひたすらドライブ。今回、ゴリラトラッキングについては、申し込んだ時期が遅れた関係で、比較的近いブホマがとれず、山奥のルヒジャのグループに行くことになりました。悪路の山道を進みます。出発から11時間はかかったでしょうか、やっとのことでルヒジャのロッジに到着。さすがに疲れましたが、山の空気と、ロッジの人の優しさに、ホッっとした気持ちになりました。

ルヒジャ・ゴリラ・サファリロッジ
ルヒジャ・ゴリラ・サファリロッジ

この2日間で感じたこととして、ウガンダのインフラのことがあります。幹線道路は舗装もされており良いのですが、幹線道路からはずれると砂利道になり、途端にスピードが落ちることになります。マッサージ道路です。トイレも、ホテルを除けばなかなかインパクトのあるトイレがありました。あるガソリンスタンドでは、一応男性用と女性用とに別かれていましたが、どちらも壁と溝のみのトイレで(昔、日本でも田舎にあった、男性が壁に向かって小をするようなトイレ)した。また、水は豊かなのですが、お湯も水も、基本的に色付きになります。不思議なことに、それらの水でお茶を飲んでも、おなかはこわしませんでした。ルヒジャのシャワーも黒い水で、こういう環境に慣れていないとちょっとびっくりしますね。
3日目は朝からゴリラトラッキングです(トレッキングとツアー等に書かれることも多いのですが、追跡のトラックが正しいようです)。今回のロッジはゴリラトラッキングの起点からすぐ近くだったので、ゆったりと集合場所に出かけます。説明を受け(7m以上近寄らないこと、ゴリラから寄ってきたらゆっくり後ずさることなど)グループごとに移動します。ゴリラの位置はレンジャーによって捕捉されているので、近場の入山場所へ移動するわけですが、30~40分車に乗って移動しました。グループは、オランダ人とフランス人と私たち2名の日本人でした。2500m程度の高地でのアップダウンは結構厳しく、私はきつかったです。ただ、周りの人々が親切で、励ましの声をかけてくれました。

ゴリラトラッキング、ここから藪を下ります
ゴリラトラッキング、ここから藪を下ります
ゴリラの家族
ゴリラの家族
結構近寄ってきます
結構近寄ってきます

基本、山道があってそこを歩きます。ゴリラが近くなると、そこからは鉈も使って山の中に入っていきます。レンジャーさんが先頭で、急斜面を下っていきます。がさがさという音がして、ゴリラの影が見えてきました。全員、心は興奮、動作は静かに、斜面を進みます。そしてゴリラの群れと会うことができました。シルバーバックも子供もいますし、こちらに寄って来るゴリラもいました。レンジャーとはある程度関係もできているようです。会えるまでの時間はほぼ1時間。結構早く会うことができたようです。だいたい1時間が経過し、ゴリラと別れる時間が来ました。山道まで戻り、昼食。その後、また1時間かけてスタート地点に戻りました。雑談をしながら戻ったのですが、ご一緒したフランスの方は、夏の終わりに日本へ行って富士登山をすると言っていました。長いバカンスって素敵だなと思いました。
午前中でゴリラトラッキングが終わったので、午後はポールさんにお願いして近場のサファリドライブ(熱帯雨林なので、サファリという表現が適切かは分かりませんが)してもらいました。ローエストグエノンやクロシロコロブスなどが観察できました。また、ルヒジャだったことが良かったのか、山の鳥たちにも遭遇でき、アフリカキヌバネドリや、緑色のエボシドリなど、見たかった野鳥に出会うことができました。私たちの希望に素早く対応してくださったポールさんにも感謝です。

ローエストグエノン
ローエストグエノン
アフリカキヌバネドリ
アフリカキヌバネドリ

特筆すべき点として、ロッジの食事があります。ルヒジャのロッジが一番簡素だったと思うのですが、どの料理もおいしい。熱帯雨林を見下ろすロッジで、おいしい食事がいただける幸せを感じました。

素朴ではあるがおいしい食事
素朴ではあるがおいしい食事
デザートもつきます
デザートもつきます

4日目はクイーン・エリザベス国立公園に移動します。ロッジに向かう前にイシャシャ地区でサファリ。この地区の公園ガイドさんも同乗しサファリに出発。木登りライオンが有名らしく、それを目的にしてのサファリです。見事なオスが木の上にいる状態を見ることができました。また、お昼寝中のヒョウにも会うことができました。

イシャシャ地区、木登りライオン
イシャシャ地区、木登りライオン
ヒョウもいました
ヒョウもいました

公園ガイドさんとしては、「どうだ見たか」という感じだったのだと思います。ライオンやヒョウは今までも見ているので、それよりも初めて見たマダガスカルビーイーターの方に興奮している我々に対して、公園ガイドさんは拍子抜けしたかもしれません。公園のランチスペースで、そよ風を感じながらランチボックスを食べ(木陰で食べたのですが、その木の枝でタテフコショウビンが鳴いていて、バードウォッチャーとしては幸せなランチタイムでした)、ロッジに向かいました。

ランチをとった木の上にいたタテフコショウビン
ランチをとった木の上にいたタテフコショウビン

クイーン・エリザベス国立公園では定番のロッジ、ムウェヤサファリロッジに2連泊です。本当はテントに泊まりたかったのですが(運河が目の前のロケーション)予約がとれず、テントと同じ値段で泊まれるスイートに泊まりました。面白かったのが、そのスイートの構造。多分、コネクティングで使えるスタンダードの部屋2つを一つにして片方をベッドルーム、片方をリビングに作り直したものだと思います。入口も2つ、バスタブも2つ。ここもバスタブにお湯を張ると黄色でした。ただ、リビングスペースがあるだけでゆったりでき、気持ちの良い滞在ができました。ここのロッジでのみ、他の日本人と会いました。
5日目はクイーン・エリザベス国立公園での終日サファリです。朝はサファリドライブ。この日もちゃんとライオンに会えました。親子ライオン、ウガンダコーブも固有種なので押さえました。残念ながらシタトゥンガなどには会えませんでした。午後のボートサファリも気持ちよく、多くの水鳥と象やカバ、ウォータバックなどを観察できました。

朝のサファリで ライオンの兄弟
朝のサファリで ライオンの兄弟
ウガンダコーブ
ウガンダコーブ

6日目はキバレ国立公園に移動です。途中、タイヤがパンク。ポールさんが頑張ってタイヤ交換してくれました。プライメートロッジに昼食のころ到着しました。チンパンジートラッキングのセンターまで徒歩1分という抜群のロケーション。改装が進み、きれいなロッジになっており、快適な部屋に泊まることができました(手配書ではテントロッジだったのですが、テントではなく普通のロッジになっていました)。
昼食後は、ビゴティ湿原のトレッキング。現地ガイドさんとともに歩きます。とにかく、猿が多く、レッドコロブス、レッドテイルモンキー、マンガベイなどがいて、楽しい散歩でした。鳥類は思ったほど観察できなかったのですが、サイチョウやパラダイスフライキャッチャー、カンムリエボシドリなどが観察できました。

レッドコロブス
レッドコロブス
カンムリエボシドリ
カンムリエボシドリ

プライメートロッジも食事がすばらしく、多分、ウガンダの農作物がおいしいのだと思うのですが、アボカドのサラダのおいしかったこと。食事については、高級というわけではないのですが、本当においしかったと思います。

プライメートロッジ
プライメートロッジ
味の濃いアボカドのサラダ
味の濃いアボカドのサラダ
おいしい食事
おいしい食事

7日目はチンパンジートラッキング。こちらも日本人はいなくて、ポルトガル人とイギリス人と我々がチームで動きました。ゴリラトラッキングと違い、ほとんど平地なので、辛さはまったくありませんでした。スタート地点から30分程度で木の上にいるチンパンジーの群れに遭遇しました。子供もいます。しばらくすると、数匹のチンパンジーが下りてきて追いかけっこをしました。地上にいるチンパンジーを目の前で観察できるなんて相当ラッキーだったと思います。結構な時間チンパンジーを見学できました。

木の上の親子
木の上の親子
地面に降りてきた雄
地面に降りてきた雄

8日目はカンパラを経由してエンテベに向かいます。カンパラでは、現地旅行会社に寄って私たちへのお土産としてチョコレートをいただき、隣のショッピングモールでそのチョコをお土産として購入(素朴ではあるが、味の濃いおいしいチョコレートでした)しました。また、コーヒー豆もお土産として購入しました。現地旅行会社は日本人経営の会社で、久々に他人の日本語を聞きました。そこから空港のあるエンテベへ向かいます。都市近郊の交通は渋滞もあり、結構時間がかかりました。この日はホテルに入ってお休みです。2フレンズは小さなホテルでしたが、元気の良い気持ちの良いスタッフがそろっており、気持ちの良い滞在ができました。目の前がビクトリア湖というロケーションも良かったです。

ビクトリア湖前のホテル 2フレンズ
ビクトリア湖前のホテル 2フレンズ

9日目、早朝、マバンバ湿原に向かいました。ウガンダの一つの目玉であるハシビロコウを見るためです。ただ、私たちはハシビロコウ以外の野鳥も見たいので、通常のツアーでのマバンバ湿原観光時間より長めの時間を確保してもらいました。現地のガイドさんがついてのボートサファリです。ハシビロコウが居そうなところにボートを進めます。こちらの湿原はラムサール条約に登録されている湿原なので、ボートで進むだけでも気持ち良く感じられます。途中、アオムネハチクイ、カンムリカワセミ、カモの仲間、シギの仲間の撮影をしながら進みました。ガイドさんはさすがで、ちゃんとハシビロコウを見つけてくれました。それも2羽。動かないハシビロコウが飛ぶ姿も撮影できました。

朝の湿原 ハシビロコウ
朝の湿原 ハシビロコウ
ハシビロコウ飛ぶ
ハシビロコウ飛ぶ
アオノドハチクイ
アオノドハチクイ
ピグミーキングフィッシャー
ピグミーキングフィッシャー

船から陸に戻ってから、周辺を歩き探鳥しました。ここではピグミーキングフィッシャーを見ることができました。さすがに現地ガイドさんも1日は探鳥でもたせられないようで、ある程度で切り上げ、湿原を出発しました。
予定を変更し、午後はエンテベの動物園へ行きました。ここでも動物園のガイドさんがついての見学です。ガイドツアーという感じで、チンパンジーの餌やり、キリンの餌やり、蛇との触れ合いなど色々体験しました。ガイドさん付きの見学だったので、多くのイベントに優先的に入れてもらえました。大蛇との触れ合いは、なかんかインパクトがありました。また、動物園の職員さんが話しかけてきて、その方々は動物園の国際交流で横浜のズーラシアに来ていたとのことで、日本との関係を実際にここで感じることができました。

キリンの餌やり
キリンの餌やり
この後、この蛇を体に巻くことになりました
この後、この蛇を体に巻くことになりました
動物園に掲示してあった、ズーラシアとの協力関係を紹介したチラシ
動物園に掲示してあった、ズーラシアとの協力関係を紹介したチラシ

ウガンダでの最終日、10日目はフライトまでエンテベの植物園の散策をしました。こちらも、最初はガイドがついての見学だったのですが、無理を言って自由散策にしてもらいました。自然公園になっているので、散歩するだけでクロシロコロブスやブルーモンキーを見つけられました。鳥類もノドシロハチクイにウッドランドキングフィッシャーも見ることができました。
あっという間にウガンダを立つ時間が来てしまいました。ポールさんともお別れです。ポールさんの支えがあっての旅でした。思い返してみると、どのロッジのスタッフも、ガイドさんもレンジャーさんも親しみやすい人ばかりで、今回の旅を気持ちの良いものにしてくれました。ウガンダの皆さんに心から感謝します。そして、ポールさん、ありがとうございました。

ノドシロハチクイ
ノドシロハチクイ
ウッドランドキングフィッシャー
ウッドランドキングフィッシャー

多様な自然、動物や鳥類の豊富さ、おいしい食事、魅力にあふれた国でした。また行きたいと思える国でした。道路事情や都市における渋滞、水事情など、普通のツアーに慣れた日本人にはまだまだ敷居の高い国かもしれません。でも、それ以上に得られるものの多い国がウガンダだと思います。特に鳥好きにははずせない国かもしれません。もう一度、鳥を中心に見に行きたいと思っています。良い旅でした。

ザンビアへ ~サファリを楽しみ、滞在を楽しむ~

2016年7月30日発の手配旅行でザンビアに行かれた、神奈川県のK夫妻からのレポートです。

今まで行ったことのない国に行きたいという望みがあります。ケニア、タンザニア、ボツワナ、ウガンダと旅してきた私たちは、ザンビアに行こうと考えました。道祖神さんのザンビアについては、2名からのツアーと、山形さんと行くツアーがあります。2名からのツアーはロウワーザンベジ国立公園2泊、サウスルアングワ国立公園3泊ですが、プロカメラマン山形さんとのツアーは両国立公園とも3泊ずつです。道祖神さんのよいところは、個人手配の相談にのってもらえるところです。私たちは行ける時期が決まっているので、個人手配で両公園3泊ずつの日程で見積もりをお願いしました。現地手配会社からのディスカウントで、3泊ずつだと安くなることを教えていただき、スタンダードな2つのロッジの場合と、デラックスな2つのロッジの場合の見積もりを出していただきました。
今回は、デラックスロッジ2か所3泊ずつという旅程で組むことにしました。ロウワーザンベジは、道祖神さんのツアーでも使われているチョンゲリバーキャンプの中のカッシーアスイート、サウスルアングワは道祖神さんのロッジ紹介のページにも出ているチンゾンボに泊まることになりました。
旅程は
成田→香港→ヨハネスブルグ→ルサカ→ロウワーザンベジ(3泊)→ルサカ→サウスルアングワ(3泊)→ルサカ→ヨハネスブルグ(1泊)→香港→成田
ルサカの空港は、日本人の感覚からすると首都の国際空港とは思えない、日本の地方空港よりも小さい感じではありますが、小さい分動きが分かりやすかったです。ルサカからの国内便、プロフライトは基本時間通りに飛ぶし、荷物もハードケースで大丈夫でしたし、スタッフも親切で快適でした。セスナでロウワーザンベジのエアーストリップを1つ経由し、目的地のエアーストリップまでひとっ飛びという感じです。

プロフライトの小型機
プロフライトの小型機

エアーストリップにはロッジのスタッフが迎えに来てくれていて、オープンサファリカーでロッジまで10分程度、チョンゲリバーキャンプに到着です。このキャンプは、スタンダードテント(道祖神さんのツアーで使うテントです)が結構な数あり、チョンゲ川の一番上流にチョンゲリバーハウス(道祖神さんのページで紹介されているグループ向けのハウス)、チョンゲ川とザンベジ川の合流点に近い方にファミリースイートとスイートが1つずつあります。今回はチョンゲ川がザンベジ川と合流する地点にあるスイートに泊まりました。
このスイートは、ロケーションが素晴らしく、広大なザンベジ川に向かって建っています。デイベッドのすぐ前に水鳥は来ますし、ちょっと先のザンベジ川にはカバが群れていますし、対岸にはフィッシュイーグルがいて、ザンベジ川の穏やかな流れとともに過ごせる素敵なスイートです。ここは、就寝用のテントの外にリビングとダイニングがあり、全ての食事とお茶はこのダイニングでとります。水周りも外で、バスタブから立ち上がるとチョンゲ川が見え、カバも見えます。夜はちょっと怖いですが(トイレやバスタブ等を外部から仕切っている壁には切れ目があり、そこからヒヒやヒョウぐらいなら入れそうで・・・。実際、朝食をバトラーさんが持ってきたとき「ごめん、ちょっと遅れて。さっきヒョウがいたんで」と言っていました。快適なロッジでした。

ロッジの部屋付きプールとダイニング、ザンベジ川を望む
ロッジの部屋付きプールとダイニング、ザンベジ川を望む

サファリについては、後半のサウスルアングワの方が充実していました。ただ、こちらでも、ライオン、ヒョウ、ハイエナ、クドゥ、ブッシュバック、ウォーターバック、ゾウなどを見ることができました。ただ、ライオンとヒョウはあまりいませんでしたし、目的のリカオンもここでは見ることができませんでした。鳥類は、クラハシコウ、スキハシコウなどのコウノトリや、フィッシュイーグル、ダルマワシなどの猛禽類、シロビタイハチクイやチャガシラショウビンなどの美しい鳥たちを見ることができました。

カバと暮らす
カバと暮らす
ナイトサファリで
ナイトサファリで
クドゥー
クドゥー
川の土手に営巣するシロビタイハイクイ
川の土手に営巣するシロビタイハイクイ

ナイトサファリにウォーキングサファリもできました。カヌーはタイミングが合わずできませんでしたが、ボートサファリもできました。ボートサファリは我々2名のみでしたし、サファリカーも2人だけの時もありました。

ロッジの前にボートが迎えにきてのボートサファリ
ロッジの前にボートが迎えにきてのボートサファリ

広大なザンベジ川に抱かれた地で、ゆったりとサファリと滞在を楽しむことができました。この地を去る日の朝のサファリもできる範囲の時間でドライブしてくれましたし、早めの昼食も部屋で用意してくれました。食後にエアーストリップまで送ってくれました。
ルサカまでのセスナは、我々2名だけの貸切状態でした。ルサカからサウスルアングワ近くの空港まではちょっと大きめのセスナでした。空港に着くと、人がいっぱい並んでおり何かがあるようでした。ちょうど大統領選が行われており、現職大統領が遊説に来ており、ヘリでこの地を発つタイミングでした。現地の選挙の様子が見られて面白かったです(選挙カー全体に候補者の顔写真がたくさん貼られていたり、支援者が候補者の顔写真のついたシャツをみんな着ていたりしました)。

サウスルアングワ近くのムフエ空港、大統領選挙の選挙カー
サウスルアングワ近くのムフエ空港、大統領選挙の選挙カー

迎えの車に乗ってロッジに向かいます。オープンカーで国立公園まで約1時間。しっかりとした舗装道路をとばします。公園入口から10分程度でロッジの対岸につきました。ボートで川を渡りロッジ到着。
さすがに立派なロッジです。到着した時には真っ暗になっていましたが、ルアングワ川に向かって建てられており、サーチライトで照らすとカバが草を食んでいました。ここで3連泊です。

チンゾンボ外観、左奥がベッドルーム、右奥がバスルーム
チンゾンボ外観、左奥がベッドルーム、右奥がバスルーム

サウスルアングワ国立公園は、ザンビアで一番人気の公園ということで、サファリも見応えがありました。目的のリカオンには3回会うことができましたし、ヒョウは毎回別の個体に会うことができました。固有種のキリンやシマウマもいました。プクもいます。

ロッジの目の前で、プク
ロッジの目の前で、プク
クロシェイズシマウマ
クロシェイズシマウマ
ソニークロフトキリン
ソニークロフトキリン

チンゾンボのサファリを担当しているノーマンカーサファリ社は、毎回のサファリに国立公園のレンジャーを一緒に乗せるので、急なウォーキングサファリにも対応します。今回、リカオンを見つけた時は、リカオンの群れが食事中で、離れたところから車を降り、レンジャー先頭で歩いて近づいていきました。さすがウォーキングサファリ発祥の国です。声を抑えつつ、興奮しながらリカオンの群れを観察することができました。

ウォーキングサファリでリカオンを観察
ウォーキングサファリでリカオンを観察
食後のリカオン、休憩中
食後のリカオン、休憩中
リカオンが見られる国立公園
リカオンが見られる国立公園

客室数が少ないので、サファリも融通が利き、今日はライオンを中心にと決めると、とことん狙ってドライブしてくれます。今回は、ナイトサファリでライオンがリカオンの獲物を横取りしたところに遭遇できました。オスメスのライオンがプクをバリバリと食べている姿をサーチライトやヘッドライトが照らしている状態を撮影できました。ちょっと距離を取ったところに、恨めしそうにライオンを見ているリカオンの群れがいて、こんなに貴重なシーンを間近で見られて運が良かったと思います。

ナイトサファリで
ナイトサファリで

最終日の朝は、チョンゲリバーキャンプと同じように最後のサファリを組んでくれました。鳥好きがそろったので、見たことがない鳥を見ようと探し、ジャイアントキングフィッシャーを探しました。ガイドさん、レンジャーさん、お客全員で探し、見つけることができました。その後、移動中に今度はヒョウに遭遇。今まで、ヒョウは情報を集めて探し、時には先回りし、時には他のサファリカーと協力して見ることができていたのですが、最後のヒョウは完全に偶然でした。突然レンジャーさんが興奮した声を出しました。後ろから子どものヒョウがついてきました。さらにその後ろにはイボイノシシが続きます。イボイノシシがヒョウの親子を追いかけるという不思議な光景が眼前に展開されました。その後ろをサファリカーで追いかけました。時々、親ヒョウがイノシシを警戒するそぶりを見せます。子供のヒョウも時々イノシシを威嚇しますが、イノシシは気にせずついていきます。最終的に、ヒョウの親子は木の下で落ち着きました。よく見ると木の上にはインパラが載せられていました。無線連絡で他の車にも情報を流しましたが、結局我々の車が独占状態でこの親子を観察できました。

ヒョウの親子とイノシシと
ヒョウの親子とイノシシと
ヒョウの親子
ヒョウの親子

帰りはルサカまで小型機で、ルサカからは中型機でヨハネスブルグまで移動、ヨハネスブルグのシティーホテルで一泊し、帰国の途につきました。
ロウワーザンベジは、ロッジのロケーションが最高で、雄大なザンベジ川を身近に感じることができました。道祖神さんのツアーではチョンゲリバーキャンプのスタンダードテントを使うのですが、もしハネムーナーであれば、カッシーアスイートをお薦めします。このスイートに泊まるだけでも意味があると思えるくらいのロケーションとサービスがあります。プライベート空間で、専属の給仕さんがついての食事、時にはボートもロッジ前の水辺に直付けでボートサファリもできます。見られる動物を考えると、サウスルアングワの方が充実していたと思います。動物重視であれば、サウスルアングワ泊を増やした方が良いと思います。ただ、思い出としてはロウワーザンベジも引けを取りませんでした。

チョンゲリバーキャンプのスイート
チョンゲリバーキャンプのスイート
バスルームからチョンゲ川を望む
バスルームからチョンゲ川を望む

サウスルアングワは、ザンビア一番人気の国立公園ということで、サファリはすばらしかったと思います。初日の朝からリカオンの食事をウォーキングサファリで見ることができ、昼にはその群れがお休みをしているところを観察できました。一番びっくりしたのはヒョウです。ヒョウは全てのサファリで観察でき(朝、夕、朝、夕、朝の計5回、全て別個体)ました。

別個体のヒョウ
別個体のヒョウ
別個体のヒョウ2
別個体のヒョウ2

もちろん、運もあると思いますが、ここサウスルアングワはヒョウが観察しやすい国立公園だと言えると思います。ロッジは、チンゾンボに泊まったわけですが、このロッジもハネムーナーにもお勧めできる雰囲気の良い高級ロッジでした。部屋、食事、サービスとも見事でした。

部屋から朝焼けを望む
部屋から朝焼けを望む
広くて機能的なテント
広くて機能的なテント
料理もすばらしい
料理もすばらしい
バーでは高級酒以外は飲み放題です
バーでは高級酒以外は飲み放題です
ノーマンカーサファリのガイドさんと国立公園のレンジャーさん
ノーマンカーサファリのガイドさんと国立公園のレンジャーさん

ロッジが良いと、サファリも良いという法則はここにも成り立っており、ガイドさんの情報収集力、動物の動きの予測力ともすばらしかったと思います。また、常に公園のレンジャーさんを乗せてのサファリを実施しているので、ウォーキングサファリも柔軟に対応してくれました。ナイトサファリも、夕方のサファリからの延長で行われ、ごく普通に体験できました。ここで出会えたライオン、リカオンは一生忘れられないと思います。

オープンカーで距離の近いサファリ
オープンカーで距離の近いサファリ

ケニアやタンザニアでのサファリを体験した方々の、次の目的地としてザンビアは最適だと思います。日本人が一般的に思い浮かべるサバンナではありませんが、野生動物が近くで観察できます。オープンカーでのサファリです。ウォーキングサファリやナイトサファリの体験だけでなく、見られる動物も違い(ソニークロフトキリン、クロシェイズシマウマ、プク、など)ます。日本人もほとんどいません(私たちは、一人も会いませんでした)。その割に、サファリで行く場所は安全だと思います。きっと心に残る旅ができると思います。

横浜動物園ズーラシア、クロサイのもぐもぐタイムを撮ってみた

ゴールデンウィークで道路が混雑している中、ズーラシアへ行ってきました。アフリカのサバンナエリアで撮影をしていると、クロサイのもぐもぐタイムが始まりました。ヒガシクロサイのニルが食事をしている横で、厩務員の方がクロサイについてあれこれ解説。習性から密猟の事まで、いろいろな話をされていました。


by 斎藤

ナイロビのサンマ

ケニアでの魚といえばナイルパーチやティラピアがほとんどですが、探してみると思いもよらない魚が手に入ったりします。
日本食レストランの片隅にある、小さい売店のような場所にはなんとサンマが売っています。
醤油(キッコーマン)なんかは普通に売っていますし、ナイロビでも日本の食事を作ること可能です。
ちょっと値段が高いのであまり頻繁には購入できませんが…