チョコレート、ココアの原料・カカオ豆が取れる西アフリカの国々

チョコレート、ココアの原料・カカオ豆が取れる西アフリカの国々

チョコレートの原料といえば・・・カカオ豆ですね。
このカカオ豆が木になっている姿を見たことのある日本人はそういないと思います。
どんな形かご存知ですか?

こちらのコーナーはいつも一カ国のご紹介なのですが、今回は西アフリカ諸国のお話です。
チョコレートやココアの原料となるカカオ豆ですが、実はアフリカでかなりの生産量を占めています。ちなみにカカオ豆生産量の統計で見ますと、
1位:コートジボワール
2位:インドネシア
3位:ガーナ
4位:ナイジェリア
5位:カメルーン
と続きます(2012年国連食料農業機関)。
原産地は中南米発祥のようですが、現在は西アフリカ諸国が一大生産地にまでなりました。
カカオの木ですがアオギリの仲間で、枝や幹に直接ラグビーボールのような大きな実がなります。初めてみると実のなり方に結構びっくりしますよ!
この実の中の種をカカオ豆と呼びますが、出荷されるまでに「発酵」という処理が必要です。
でもこの発酵こそが、あの香りに昇華することになります。良い香りですよね。たまにですが酒飲みの私もすごく甘いココアなどが飲みたくなります(笑)。
ですが最近、ちょっと悪雲が・・・
生産量はここ数年あまり変化はありませんが、新興国の需要が一気に増加中していまして、カカオ豆の価格もかなり高騰しているようです。
その影響が出始めていますので、もしかしたらチョコレートがかなり値上がりしてしまうかも知れません(泣)。
by 久世