中央アフリカ共和国

中央アフリカ共和国

パリから飛行機に7時間ほど乗り、地中海、サハラ砂漠を超え、熱帯雨林のど真ん中にある首都バンギにたどり着きます。

中央アフリカ共和国は日本の面積の2倍の面積に、人口450万人が暮らす中部アフリカにある内陸国です。内陸国ゆえに、時計回りにチャド、スーダン、南スーダン、コンゴ民主共和国、コンゴ共和国、カメルーンの7カ国に囲まれています。首都のバンギは、中央アフリカ共和国はもちろん、コンゴ共和国北部、コンゴ民主共和国北部も含めてもこの地域では一番大きな街です。
中央アフリカ共和国の特産物は金、ダイヤモンド、木材あたりは社会の授業あたりでは出てきそうですが、道祖神的な名物はやっぱり毛虫に、シクワングかもしれません。四季を感じない中央アフリカ共和国で旬を感じる食べ物で、季節になると市場などで山盛りの毛虫の山を見ることになるでしょう。毛虫の調理方法は炒めたり、揚げたりして食べます。シクワングはキャッサバを餅状にして、シチューのお供として食べます。さしづめ、カレーにご飯のようなイメージでしょうか。
後は1970年代、一番中央アフリカ共和国の国力があった時期に大統領だったボカサ氏は有名です。ボカサ氏は1966年に大統領に就任し、1976年に皇帝に即位し、ナポレオン1世のような豪華な戴冠式をバンギで行いました。その地位は3年後にクーデターで追われてしまいました。治安状況が良くなれば、ぜひ多くの人に行ってもらいたいと思います。
by 虎
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