イスラム教が主流のセネガルにある、キリスト教徒だけの島「ファディ島」

セネガルの首都ダカールから南に114㎞の大西洋岸に、キリスト教徒が住む小さな島「ファディ島(Fadiouth)」がある。

タイトルの通り、イスラム教徒が90%以上のセネガルにあってキリスト教徒だけが住むという、地理的にも心情的にも辺境を感じる島だ。
さらに、島のすべては二枚貝の貝殻でできており、地面だけでなく、家も教会の壁にも貝殻がびっしりと使われている。そのため、全体的に景色がまぶしいほどに白く、島の人たちのカラフルな服装が美しく際立つ。
この景観もまた見慣れず、辺境を感じさせる。
ファディ島に隣り合って、同じく貝殻でできた墓地の島があり、面白いことにキリスト教とイスラム教の墓が共存している。
植民地時代にポルトガルの貿易の拠点となりキリスト教化したファディ島の歴史は周囲のイスラム教との宗教的な寛容を見いだすものになった。
この島の中心にある大きな教会は、日本人にとって馴染みのある「フランシスコ・ザビエル」によって建てられたものらしい。
半島部からファディ島へは長い木製の橋を歩いて渡る。橋を渡ると雰囲気ががらっと変わる、この感覚が面白い。
by 有冨