大ニジェール河の舟旅とサバンナの民族 15日間 その1

旅の始まり
先日、冬の日本を後にして西アフリカの、暑くて熱い国、マリとブルキナファソへ出掛けてきました。西アフリカの熱気と文化の面白さ、その見所をぐっと凝縮した15日間のツアーです。見所を押さえながら、旅程の順を追って解説していきたいと思います。
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経由地、モロッコ・カサブランカのハッサン2世モスクで、まだまだ元気な皆さん。ハッサン2世モスクは、全敷地内に8万人を収容することが可能なモロッコ最大のモスクです。後ろに聳えているのは、高さ200メートルを誇る世界最大級のミナレット。近くまで寄って見ると、気が遠くなるような精緻な模様が…。うーん、仕事が細かい。
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始まりの町、バマコの喧噪
真っ暗闇の首都バマコに到着したのは深夜4時近く、人波を搔き分け、無事に現地ガイドとも合流、今夜の寝床へと車を走らせ、いよいよ翌朝からマリの旅がスタートです!
まずは、喧噪で賑わうバマコの街並みを行き、市内の2大マーケットへ。Le Marche de Recyclage(リサイクル・マーケット)では、鉄屑を再加工して、鍋釜を始めとした様々な生活用品を作りだしている職人達の姿を見物。金属の擦れ合う音が響き、火花が散る中で、汗と埃にまみれて作業を続ける背中に、アフリカの男達の逞しさを感じさせました。
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出来あがった品物は色んなところで売りに出されます。男の子が抱えている鍋も、鉄屑から見事に再生した一品。
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次に訪れたのは、バマコの一大お土産物屋街。Maison des Artisans(アルティザン・マーケット)です。ここでは、木彫りの仮面、楽器、銀細工に、布、皮製品など土地の工芸品を作る職人達が集まっています。店も路上から、建物から、いたる所に溢れていて、ア フリカン・アートや、アフリカの家具や雑貨等が好きな方にはたまりませんが、いざ商売となると彼等のタフさには本当に頭が下がりました…。
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お客さんと一緒に太鼓選び。土産物から本物の楽器まで。玉石混合の中から、良い品物を良い値段(!)で手に入れるのは、ハードな買い物でした。 はてさて、得をしたのか、してやられてしまったのか…?
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また、何よりバマコの市場は、路地を埋め尽くしている自然に広がっている野外市場が、活気があって面白い。路上で大声を張り上げて何かを売買している人、大きな大きな荷物を頭に抱えて走り廻っている人、見ていて全く飽きません。
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そして、バマコ観光の最後は、国立博物館へ。これからの旅路で触れていく人々の文化や歴史をお勉強してから、まだまだ賑わうバマコを後にして、一路セグゥへ。
※一部、写真を福島 毅様より提供していただきました。ありがとうございました。
その2へつづく
生野