『ウェルウィッチャ・ミラビラス』
アフリカらしいかどうかはわかりませんが、何百年、何千年後の未来にも、同じ場所に同じような状態で存在するのではないかと思います。
世界遺産が破壊され、動物が絶滅の危機に瀕し、また人々の生活や価値観が大きく変わる中、この植物だけは、2,000年後にそこを訪れても変わらぬ姿で在り続けてくれるのではないでしょうか。
和名は『砂漠万年青(オモト)』ですが、園芸名は『奇想天外』。潔い4文字熟語の名前をつけて下さった石田兼六氏に感謝。
『ウェルウィッチャ・ミラビラス』
アフリカらしいかどうかはわかりませんが、何百年、何千年後の未来にも、同じ場所に同じような状態で存在するのではないかと思います。
アフリカを旅していると、日本ではありえない車両に遭遇することしばしば。乗合バスやタクシーは、特に地方ではマーケットなどへ行く人々の足として必要不可欠だが、元を取るためか?効率を考えてのことか?同じ方面へ行く人はもちろん、荷物、家畜まで一緒くたに乗り込み運ばれてゆく。
こちらは、マリの地方を移動中に出会った光景。パンクしながらも人とモノを最大限まで乗せ、バランスを保ちつつ走って行くさま・・・。スゴ技です。
5才位の頃に家族で映画館で象の映画を見ました。母象が人間が掘った穴に落ちて、上で子象が鳴いているシーンでした。映画の内容は全く覚えていませんが、その1シーンだけ鮮明に記憶しています。映画館で大泣きしていたそうです。大人になった今も
野生の象がゆったり過ごしている姿を見ていると私自身も幸せな気持ちになります。
※写真の象は生まれて間もない赤ちゃん象です。
現在、ロシアのサンクトペテルブルグでUNESCOの世界遺産選考会議が行われており、アフリカ大陸からは以下の5つが候補として挙げられています。
◆自然遺産
チャド:ウニアンガ・ケビールの湖沼群
コンゴ共和国・中央アフリカ・カメルーン:3カ国にまたがるサンガエリア
今年も、去る6月16日にルワンダで特別な命名式が行われました。
ルワンダでは、1年の間に新しく生まれた赤ちゃんに対して、Kwita Izinaという命名の儀式を行います。これは、新生児をコミュニティーの一員として迎え入れる儀式であると同時に、出席者全員に、新生児の将来に責任を持ついわば後見人としての自覚を促す儀式でもあるのですが、この6月に行われた命名式の何が特別なのか?というと、名付けの対象が人の赤ちゃんではなく、ゴリラの赤ちゃんだということです。
ルワンダのゴリラは、前回2003年に行われた個体数調査の結果と比較して、23.6%という素晴らしい伸び率で回復しています。これは、国をまたいだ多くの組織や事態を憂慮している個人が、物心両面でゴリラの保護に貢献した結果です。
命名式は2005年に初めて開催されてから今年で8回を数えますが、ゴリラ保護の重要性喚起、ゴリラとゴリラを取り巻く環境の保護を目的とするコミュニティーの資金を確保する目的で、開催が計画されました。
今年は、「持続可能な観光業と緑の経済」をテーマに、ルワンダの野生動物保護に貢献した人々・組織を称えるとともに、今年も15頭のマウンテンゴリラの赤ちゃんに名前が付けられました。
絶滅が危惧されている種に関しての明るいニュースを殆ど聞かない昨今、少しずつでも、局地的でも、マウンテンゴリラが増え続けているというニュースは、種の保全や環境保護に取り組んでいる方々に大きな力を与えることでしょう。