アフリカのオフライン航空会社録4

アフリカのオフライン航空会社録の第4回目は、セネガル航空です。
セネガルエアラインズは、セネガルのダカール・レオポルド・セダール・サンゴール国際空港を本拠地にして、セネガル国内、西アフリカ、中部アフリカまで飛ぶ航空会社です。
2011年1月から就航を開始して、エアバス320-200を3機とTR72-500を1機で運航をしています。
就航都市は西アフリカ、中部アフリカ、セネガル国内など15都市になり、西アフリカはアビジャン、バマコ、ワガドゥグ、ニアメなど、主にフランス語圏アフリカを中心に就航しております。中部アフリカはドゥアラとリーブルビルに乗り入れております。
ヨーロッパは自社便ではなくコードシェアでフランスのパリとベルギーのブリュッセルに就航をしております。
(画像はエアバス320)

東京本社 深川

アフリカを代表するアーティスト、セネガル出身の歌手「ユッスー・ンドゥール」

セネガル、いえアフリカを代表するアーティスト、ユッスー・ンドゥール。
彼の音楽を聴いたことがある方はわかると思いますが、とにかく彼の歌の歌詞は言語、そして内容ともに多様です。
私が好きな「マーム・バンバ」は、ムーリッド教団の始祖の逸話をうたっていて、植民地政府に島流しにされる途中の船上で祈ることを禁止されたバンバがなんと海の上で祈り始める、という有名な一場面がうたわれています。あと面白いのは「MIYOKO」という歌。何度もミヨコアキヤマとリピートされるのですが、この歌、80年代にユッスーの来日に尽力された、秋山美代子さんという方のことなのだそうです。ミヨコアキヤマさんへの感謝のメッセージだったのですね。
1994年に世界的にヒットした「7second」では、この世に生まれてから7秒までは誰もが、世界の不条理などに縛られない無垢な存在である、という深い歌詞。どの歌もユッスーの深いメッセージがこめられています。2009年に公開された映画「魂の帰郷」は、かつて遠くアフリカへ送られた奴隷のルーツを音楽と通して遡るというストーリーで、じわじわと感動する映画です。
ユッスーの音楽は、ダカールでそのライブを聴きたいところですが、ご本人所有のライブハウス「チョサン」での復帰はまだの様子。その日がきたらダカールに行かないと!
by KQ
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次のアフリカ人力士はセネガル人!?セネガル相撲

以前、弊社のメールマガジンでも、日本の大相撲のアフリカ人力士(エジプト出身、大砂嵐)を取り上げた事がありました。
弊社のメールマガジンをご希望の方は、こちらのリンクより、ご登録ください。
アジア各国のみならず、アフリカにも日本の相撲に類似した競技がいくつかあります。その中の一つ、「セネガル相撲」。セネガルでは非常に人気の高いスポーツで、テレビ放映も行われており、スター選手も存在します。
試合の開始前は、呪術師によるおまじないやドラムや歌などが入り、場をを盛り上げます。勝敗は、地面に背中か膝が付くと負けとなります。打撃も認められており、レベルの高い試合になると、迫力もなかなかのものです。
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私の知る限り、現在までに日本の相撲界には黒人力士はいないと思います(戦闘竜関は、アメリカ系黒人の父親と日本人の母親を持つハーフの方でしたが)。天性の体の強さだけで通用する世界ではないと思いますが、彼らの類まれな身体能力を持ってすれば、ソップ体型(筋肉質でやせ型)でも、往年の寺尾関の様な突っ張りやいなし、またそれに代わる彼等のスタイルで、十分な活躍が期待できるのではないでしょうか。
近い将来、ラスタカラーの下地に、ライオンやバオバブが刺繍された化粧まわしを付けたセネガル人力士が誕生する事を、密かに心待ちにしています。
PHOTO by Serigne diagne from WIKIMEDIA COMMONS
大阪営業所 荒木
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アフリカの船旅

1999年の第6回ツアー・オブ・ザ・イヤー審査員特別賞を受賞した弊社の定番ツアー、『大ニジェール河の舟旅と黄金幻想17日間』(現在ツアー名は変更されています)、2007年の第14回ツアー・オブ・ザ・イヤー特別賞を受賞した、アラブの伝統帆船ダウで旅する『タンザニア・コースト・キャンプ16日間 ~シンドバッドの末裔達とスワヒリの世界を訪ねて~』に引き続いて、というわけではありませんが、弊社のツアーでも特色あるもののひとカテゴリーとして「船旅」があります。同じく定番ツアーの「マダガスカル・川下りとツィンギー 12日間」もまた然り。
せっかくアフリカに行かれるのであれば、点と点をつなぐ空路よりも陸路、陸路も車以外の手段(例えば舟)があるのであれば、それを選択した方が面白い!!(でも時間はかかる)という哲学の元、こういった内容のツアーを企画しているのですが、今度は西アフリカのガンビアとセネガルを舞台に新規の船旅を企画しました。ガンビアでは国の「母なる川」ガンビア川を遡行し、セネガルでは南セネガルの島々をボートで訪れます。
”観光地巡りばかりではない”旅をお探しの方、こちらの船旅はいかがですか?
南セネガル・大西洋岸の島々とガンビア河の船旅 11日間

アフリカからコンニチハ!VOL.1 FROM セネガル

月に2回発行している弊社メルマガに掲載している、「アフリカからコンニチハ!」と題した、現地ガイドへのインタビューですが、スタッフが読んでも結構面白いので、Facebookにも転載させていただきます。
メルマガでは写真を掲載できないのですが、Facebook版では本人の写真付きでお送りします!
アフリカからコンニチハ!VOL.1 「FROM セネガル」

今回は、サハラ砂漠の西の果て、美味しい食事とファッションの国セネガルから。
●自己紹介:
はじめまして。アイサトといいます。29歳女性、観光業を勉強して2008年から日本語ガイドをしています。新しい旅先を開拓するのが大好きです。私の話す日本語には面白いなまりがあるとよく言われますが、セネガルやガンビアなど、魅力的な場所を沢山ご案内します。“アイちゃん”と呼んで下さい。
●インタビュー:
Q.セネガルであなたの一番好きな場所はどこですか?
A.サルム・アイランドです。
※サルーム河口の三角州。マングローブが広がる野鳥の楽園。(世界遺産)
Q.セネガルで一番エキサイティングなお祭りはなんですか?
A.セネガル南東のバサリ村の伝統的な儀礼です。
※山間の棚田での稲作をする定住民。精霊信仰、仮面舞踏で有名(世界遺産)
Q.お母さんの得意料理は何ですか?
A.難しい質問ですね。母は料理がほんとうに上手なので。あえて選ぶなら「ティエレバシ」、これは私のエスニックグループ独自の料理です。クスクスとミレットをピーナッツバターソースと肉で煮たものです。
Q.セネガルの格言をひとつ教えてください。
A.何かを急いでいる人、焦っている人に対して使う言葉です。
“ndanku ndanku moi dyapu golo chi nyai”(セレ語の読み方をローマ字表記)
※森の生活では一歩一歩着実にお金をかせぐものだという意。
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