コレクター垂涎の切手「ブルー・モーリシャス」

アフリカでは、メジャーなリゾート国の一つモーリシャス共和国(マダガスカルから東へ約950kmに位置する)。某有名芸能人の方のハネムーンなどでご存じの方も多いかもしれません。

この国は、実は、一部のコレクターの方にとっては、とても有名な国です。
英連邦の一つであるモーリシャスで、1847年にこの国で初めて、英国女王の描かれた1ペンスと2ペンスの切手が発行され、それぞれ初版で500枚ずつ発行され、国内に出回ります。
初版の1000枚は、切手の左側に、「POST OFFICE」と印字されていましたが、本来、「POST PAID(料金支払い済み)」とすべきものだったために、以降は、修正され発行される事になります。
この初版のいわゆるミスプリント切手(通称ポストオフィス切手、2ペンス切手がブルーモーリシャスと呼ばれている)は、現存・確認できているものは、26枚とされていて、1970年代でも、一枚1億円を超える額で取引きがなされていたそうです。
当時のコレクターの中には、金井 宏之さんという日本人の方もいて、個人所有者としては過去最高の6枚を所有し、そのブルーモーリシャスコレクションは、1970年の国際切手展で金賞を受賞しています。
この「2ペンスの宝石」には、1枚1枚にその軌跡にまつわるストーリーがあり、面白いです。興味のある方は、下記をご一読下さい。
『世界最高額の切手「ブルー・モーリシャス」を探せ! ヘレン・モーガン著/藤井留美訳/光文社』
大阪営業所 荒木
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6カ国あるアフリカの島国について

ご存知の通り、アフリカには新しく独立した南スーダン共和国を含めて54の独立国があります。そのうちアフリカ大陸にあるのは48カ国、ということは島嶼国は6カ国あるということです。
内訳は、
カーボベルデ、サントメ・プリンシペ、セーシェル、コモロ、マダガスカル、モーリシャスの6カ国。
この中で、モーリシャス、セイシェルはインド洋のリゾートとして、マダガスカルは独特の自然環境を持つ島として、ご存知の方は多いと思います。
カーボベルデ、コモロ、サントメ・プリンチペの3ヶ国は、ツーリストにとってある意味マイナー(失礼!)な国かもしれません。
マイナーだからといって魅力が少ないかといえば、そんなことはありません。島というのは船を使って人や物資が移動していた古来から、十字路、あるいは混ざり合う場所として、独特の文化を育んできた場所が多く、これらの島嶼国も例外ではありません。

特にセネガルの沖、大西洋に浮かぶ島々から成るカーボベルデは、アフリカでもなく、ヨーロッパでもなく、南アメリカとも違いますが、それらの全てが混ざり合っている独特の雰囲気を持った国です。ヨーロッパの大航海時代に初めて真水のある無人島として存在が知られるようになってから、様々な国が領有し、文化を持ち込んだ国ですので、当然文化も混ざり合いますし、当時の歴史を偲ぶ街並みなども残されています。また、火山島ですので山がちな土地が多くトレッキングも楽しめます。どちらかと言うと「手付かずの自然が残る」という感じではなく、非常に勤勉に手入れされた耕地が山の中にも広がり、行き交うローカルの人々との穏やかな交流が楽しめます。
リゾート大好きな欧米人と違って、年齢的な差は大きいいものの全般的には日本のツーリストの方々にはリゾートというのは不人気なようですが、アフリカの島嶼国はリゾートではない部分の魅力が多い国ばかりです。
これまで、あまりアフリカの島嶼国のツアーラインナップが多くなかった弊社ですが、今後はリゾート面、リゾートではない面、両方を楽しめる島国ツアーを計画していければと考えています。
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