コートジボワールの農産品

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コートジボワールの農産物といえば、生産量やシェアを考えると、まずはカカオですが、今日はカカオ以外の農産物を紹介してみたいと思います。

有名な農産物としては、パイナップル、アボカド、アブラヤシなどがあります。パイナップルやアボカドは、国内に大きなプランテーションがあり、そのプランテーションで生産されたパイナップルやアボカドは、船でフランスやベルギーなどへ運ばれて、スーパーや市場の店頭に並びます。
特にパイナップルは、アビジャン市内の市場、スーパー、小売店などにも出回っており、非常に熟れた状態で販売をしているので、どれも甘くておいしかったです。
アブラヤシは、実から油を抽出して、精製をして、国内や近隣諸国で揚げ物用の油、シチューなどを調理する時に使います。
それ以外にも、実の種はソース・グレン(アブラヤシの実のうまみを取り出したシチュー)として食べられています。
一番は、不要になったアブラヤシの実を切り倒して、幹の中にある水分を取り出して、発行させるとバンギ(パームワイン)になります。飲みやすくておいしいのですが、飲みすぎると酔います。さらに、それを生成すると「命の水」と呼ばれる高蒸留酒になります。
東京本社 虎

一面の花畑から多肉植物まで・・・南アフリカの植物の世界

8月中旬から末にかけて、ナミブ砂漠とナマクアランドのツアーに同行させていただく機会がありました。見どころはもちろん「世界で最も古く美しい砂漠」と「一年に数週間だけ見られる一面の花畑」。
ナミブ砂漠は、皆さんご存じのことと思いますが、その荒涼とした美しさと絶妙なコントラストで対比できるのが、南アフリカ北西部ナマクアランドの野生の花々。約4000種ともいわれる植物たちが、一年に数週間だけ花開き、荒れ地を一面の花畑に変えます。年によって微妙に変わる開花時期を当てるのは難しいのですが、今年は充分な量の雨も降り、「当たり年」となって満開の花々の彩を見ることができました。
フラワーウォッチャーにはよく知られたナマクアランドの野生の花々ですが、逆にあまり知られていないのが、ナマクアランドのある西ケープ州が多肉植物の宝庫だということ。世界中に存在する多肉植物の約3分の2が、ここの原産だと言われています。ここでは10m四方程度の荒れ地に、約30種も見つけることができます。もちろん多肉植物以外の植物も数十種。とんでもない植物多様性です。

最近は、日本でもコレクターが多いと聞く多肉植物ですが、西ケープ州の園芸屋さんには、日本でもおなじみのものや全く見たことがない種類のものも数多くあり、まさに多肉植物天国。
南へ下ったケープ半島周辺には、世界遺産にも指定されている『フィンボス』と言われる特徴的な灌木植生地域もあり、世界の他の地域にわずか26種しかないツツジ科エリカ属の植物が、何と600種も自生しています。そして、ケープタウンのテーブルマウンテンには1470種の植物が成育していますが、これはイギリスの全植物種を上回っており、驚異的な植物多様性を持っていることがわかります。
意外に奥の深~い、南アフリカの植物の世界、ちょっと覗いてみてはいかがですか?
東京本社 羽鳥
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マサイの矢尻

突然ですが、みなさんは植物を育てていますか?
私は小庭で野菜を、室内では観葉植物と生活しています。
「植物、育ててはみたいけれど難しそう…」と思われている方にオススメなのが多肉植物です。とにかく水やりが少なくて、ラク!
中でも、アフリカ好きの方にはもってこいの品種があります。
それは…「マサイの矢尻」です!
茎から放射線状に槍の形をした葉が伸びているこの植物、英名では「槍の穂先」と名前がついていますが、日本名は「マサイの矢尻」。
とても粋ですよね。原産地がケニアかと思いきや、、、実は南アフリカです。アフリカ尽くしですね。

多肉植物は種によって育て方が少し異なりますが、この品種は日光の良く当たる室内(冬以外は屋外でも可)で乾燥気味に育てるので、気軽に挑戦できるのではないでしょうか。小さな黄色いお花も咲きますよ。
園芸店で出会ったら、ぜひご自宅にアフリカン植物を連れて帰ってください!
PHOTO BY : Pieter Pelser from WIKIMEDIA COMMONS
大阪営業所 歌津

私にとって、アフリカらしいもの by 東京本社 平山

『ウェルウィッチャ・ミラビラス』
アフリカらしいかどうかはわかりませんが、何百年、何千年後の未来にも、同じ場所に同じような状態で存在するのではないかと思います。

アンゴラ~ナミビアの砂漠にのみ生育する植物で、生涯2枚だけの葉を伸ばし続けます。朝、大西洋から立ち昇る僅かな霧とほんの少しの雨だけで1年に1~2mmずつ成長すると言われます。一番大きなものは2,000年以上生きているそうです。人間社会で戦争や暴動が起きようと、動じることなく静かに少しずつ成長を続ける姿に感動を覚えます。
世界遺産が破壊され、動物が絶滅の危機に瀕し、また人々の生活や価値観が大きく変わる中、この植物だけは、2,000年後にそこを訪れても変わらぬ姿で在り続けてくれるのではないでしょうか。
和名は『砂漠万年青(オモト)』ですが、園芸名は『奇想天外』。潔い4文字熟語の名前をつけて下さった石田兼六氏に感謝。