キリマンジャロ登山とサファリ14日間 その1

2月、東アフリカは小雨期明けの夏。キリマンジャロ登山のベストシーズンです。この時期に合わせて集まった9人の山好き、旅好きは用意周到で気合いも十分。早く山に着かないかと道中そわそわしてしまいます。
タンザニアはあいにくの曇。キリマンジャロは雲に隠れてしまい遠望はかなわなかったものの、雲の下にうっすら見える稜線の角度はあまりに大きく、雲に隠れた巨大な山容を想像すると身体が慄きます。
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登山開始。早朝、雲の切れ間からキリマンジャロが姿を見せてくれました。「あんなの本当に登れるの~?」という声。氷河を抱いた頂きに立つ自分の姿を想像してしばし呆然。
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マチャメゲートで手続きの後、マチャメキャンプまで4時間半の登り。キリマンジャロの赤道雨林帯は雨の多い照葉樹の森。湿度が高く苔の量が多いので鬱蒼としているように感じます。花や昆虫は日本では見られないものが多いので動植物好きには楽園です。今回はカメレオンに遭遇。とりあえず皆でスキンシップ。キャンプ地も森林帯にあります。星空はもちろん一級品。
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標高3,600mに位置するシラーキャンプまで5時間の登り。森林帯、低潅木帯から砂礫帯へ景色が移り変わります。天気が良く、参加者の歩きも軽快。所々でサミットが姿を見せてくれました。なだらかな尾根を目で追っていった先にはアフリカらしい遠大なサバンナが広がっていました。
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その2へつづく
有冨