スペシャリストと動物を追う イエローストーン探訪

今年のGWは飛び石連休で、海外旅行に出られる方も減ってしまったようですが、国内旅行や訪日旅行は大盛況らしく、「旅行」というものがいかに日本人の生活に欠かせないものであることがわかります。
さて、飛び石連休で長期の休暇が取れない年、ということもあり、アフリカ旅行専門の弊社でも、例年より若干お客様が少ない状況となっていますが、いくつかのツアーが先週末から出発していきました。
その一つが道祖神のツアーラインナップの中でも異色のツアー、「スペシャリストと動物を追う イエローストーン探訪 9日間」です。現地でガイドを引き受けてくれるのは、日本への留学経験もあり、モンタナ州立大学でイエローストーン生態学と日本史を教えていたこともある、スティーブ・ブラウンさん。もちろん、日本語も堪能。

イエローストーンには、グリズリー、ブラックベア、オオカミ、クーガー(ピューマ)、エルク、バイソン、プロングホーン、ムース(ヘラジカ)、ビッグホーンシープ、コヨーテなどが生息していますが、GW時期の残雪が残るイエローストーンは、オオカミとの出会いがかなり期待できる時期の一つです。
スペシャリストのガイディングによってオオカミを見られるのか?添乗員の報告が楽しみです。

2011年4月 イエローストーン国立公園探訪

2011年4月29日から 『イエローストーン国立公園探訪 ~野生動物を訪ねる 9日間~』にご参加頂いた、FS 様からのツアーレポートです。お忙しい中レポートをお書き頂きました。
イエローストーン初日の予想外の雪と寒さには驚きましたが、日程後半の暖かい気候との差にも驚きました。冬から春へぐんぐん季節が移り変わっていくのを体感できた貴重なタイミングだったと思います。
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夏のイエローストーンもいつか訪れてみたいですが、今回のようなマニアック(?)な時期は観光客も少なくてスケジュールも柔軟に組めるので、ある意味お得感がありました。といっても、スキー並の防寒対策では物足りない朝の寒さはかなり堪えましたが、せっかくならカンジキ体験までしてみたかったです。
雪があってよかったのは、動物と出会えなくても、足跡などの痕跡で動物の生活を垣間見ることができたことです。どんな動物が、どういう時間に、何の目的でそこにいたのか?など想像を膨らませるのも楽しかったです。
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グリズリーが近くで見られなかったことと、狼研究の第一人者の先生のお話を聞けなかったのは残念でしたが、すぐ目の前で狼が見られたのはラッキーでした。
オオツノシカが崖の頂上に佇んでいる姿が、青空とのコントラストに映えてとてもカッコよかったです。ただ、光学3倍しかない私のデジカメでは遠すぎて思うような写真が撮れなかったのが残念です。
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お陰様で貸していただいた単眼鏡はかなり大活躍しました。白頭ワシが獲物を食べる姿や、素人の肉眼ではほとんど見つけられないほど遠い狼の群れの行動もよく見え、私のカメラでもそれなりに撮影できて嬉しかったです。
バイソンの巨体は迫力があってちょっと怖かったですが、街だろうが草原だろうがどこでも見かけるので日に日に親近感が沸いてきました。
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青空の下、広い景色を眺めながら清清しい気分で取る朝食は美味しかったです。特に、即席味噌汁が最高!手作りバナナケーキもイケました。ただ、手がかじかんで食べるのにちょっと苦労しましたが。
日本にはたくさんある温泉ですが、温度によって異なるバクテリアが生きている話や間欠泉の仕組み、周囲の植物への影響の話など”温泉を科学する”話は面白かったです。
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時間、日、年単位など、間欠泉によって噴き上がるタイミングが様々で、また間隔が一定のものがあるというのは不思議で興味深いです。また、高くダイナミックに吹き上がる間欠泉が間近で見られて大興奮でした!岩の形も噴き出し方も色々で、間欠泉を見て回るのはまるでアトラクション巡りをしているようで期待以上に楽しめました。
01~08は、単眼鏡を使って撮った写真です。
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2010年4月 イエローストーン国立公園探訪

2010年4月30日(金)から9日間、イエローストーン国立公園探訪問のツアーへご一緒した9名様の内のお一人、お母様とご一緒されていた小学校3年生の佐川そのみさん(9歳)から 頂いたレポートです。
4月30日(金)
アメリカのボーズマン空港に到着後、現地ガイドのスティーブさんとリックさんに会いました。
車でロッキー山みゃくをみながら30分位行った時に、急にスティーブさん(スティーブさんは 日本語が上手です)が「オオツノヒツジ(ビッグホーンシープ)がいる」といいました。私は最初わかりませんでした。けれども、がけのところに大きい角をもったオオツノヒツジがいました。スティーブさんによると、オオツノヒツジにはなかなか出会えないそうです。なので、出会えてとてもうれしかったです!
ホテルはベストウェスタンマンモスという所に泊りました。
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5月1日(土)
朝おきてみると、まどの外のイエローストーン川のむこうぎしにエルク(シカの仲間)がいました車で出発!初めてのイエローストーン国立公園に入りました。
少し行くと急に車がとまったので、「なんですか?」と聞くと、スティーブさんが「ブラックベアがいるよ」と言いました。見ると木の近くにブラックベアがいました。肉を食べているようでした。私は野生のクマをみたことがなかったのですごくうれしかったです!
また、車で走っていると、すごく人があつまっていました。スティーブさんによると、バッファローの死体があって、そのまわりにオオカミとヒグマがいるということでした。私は、そうがんきょうで見てみましたが、なんにも見えなくて、次にリックさんとスティーブさんのぼうえんきょうでみるとすごくよく見えました。その時にはヒグマが4頭くらいいたので、すごくラッキ~でした。
その次に、プロングホーンを見ました。プロングホーンはチーターよりはおそいのですが、チーターより長く走れて、1時間くらい走れるというかなりのしゅん足です。
夕食は近くのレストランでピザを食べました。
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5月2日(日)
きのうのクマがいた場所に行きました。きのうは肉を食べているようだったのにほねが何にもなかったので、スティーブさんが「『ゆうれいグマ』だったんじゃない」といいました。おもしろかったです。クマがいた場所に行ってみると、クマのねどこがありました。クマのねどこの近くにはクマの毛がありました。また、少しおくに行くと、クマの足あともありました。クマの足あとは思ったより大きくてびっくりしました。
次に行くと人がいっぱいいました。なんだろうなあと見てみると、エルクの死体のところにオオカミが2ひきいて、ほかのところに親子のクマがいました。赤ちゃんグマを見られてとてもよかったです。
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次にラマーバレーというところに移動しました。ラマーバレーでは、すごく大きいワタノキを見ました。木の根もとはビーバーによってかじられていました。
スティーブさんが「このへんにはアメジストや化石の木があるんだよ」と教えてくれたので、わたしはいっしょうけんめいさがしたのですが、化石の木しか見つけられませんでした。
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次に、タワーフォールという滝を見にハイキングに行きました。
歩いていくと、スティーブさんが急にとまりました。何かなあと思ってみてみると、行く手に三頭の大きなバイソンが見えました。スティーブさんが「バイソンがしっぽを上げたらすぐににげてください。もしかしたら、おそってくるかもしれません」と言ったので、すごくこわくなりました。ドキドキしながら一歩一歩すすんでいきました。バイソンがこっちを向いたらストップというかんじですすんでいきました。バイソンから見えないはんいまでくるとまたそこからふつうに歩きだしました。
坂をのぼりながらスティーブさんがアスペン(シラカバに似ている)の木の話をしてくれました。木のみきには、くまがのぼったときのつめのあとが残っていました。さらに歩いていくと、タワーだきというたきがみえてきました。すごく高くてきれいでした。
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帰ると中にキバラマーモットを見ました。キバラはおなかがきいろいということでキバラマーモットという名前になったそうです。車にかえってきたときはもうへとへとでした。だいたい6kmくらい歩きました。
帰るときにバイソンの赤ちゃんがいました。茶色くてとてもかわいかったです。そして、また帰ると中にビッグホーンシープのわかいむれを見つけました。さいしょ見た時のビッグホーンシープより小さかったです。
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夕食は近くの中華レストランで食べました。
5月3日(水)
いろいろなことを見学しにハイキングにいきました!歩いていくとシカの角がありました。シカの角の根もとのところは、高くて(高価で)ベルトのバックルなどに使われるそうです。
少し行くと、バイソンのほねがありました。スティーブさんは、ほねを見ただけで、その動物が何のしゅるいかがわかったり、その動物がどちらの性べつか、その動物がなん才かがわかるのですごいなあと思いました。
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どんどん進んでいくと、ねんがんのオオカミのすが見えてきました。このすは古くて、いぜんおくのほうがくずれてしまったそうです。私はすあなに入ってみました。入ってみると空気がひんやりしていて気持ちがよかったです。
ホテルに帰ってから研究者(ハーフペニー先生)の研究所に行きました。夕ご飯は研究所でBBQを食べました。ハックルベリーのアイスクリームとお肉がとてつもなくおいしかったです。研究者のあつめた足あとや角を見て帰りました。
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5月4日(木)
川ぎしで砂金をさがしました。その他にも水晶もさがしました。水晶を見つけることができてうれしかったです。そのあとマンモスホットスプリングスというところで石灰石のテラスをみました。
今日からウェストイエローストーンにとまるので移動していると、と中に3才のクマを発見しました。川ぞいで遊んでいるようで、とてもかわいかったです。クマがいなくなった後、クマがいたところに行くと足あとがありました。私が足あとを見ていると、スティーブさんが「このクマは親ばなれしたばっかりだよ。理由はせいりの血があるからだよ」といいました。わたしは足もとを見ました。すると赤いものがついていたのでこれが血だなと思いました。
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アッパー滝とロウワー滝も見ました。山をおりると温泉のけむりがみえるようになりました。コヨーテがいました。なぜかそのコヨーテは足をひきずっていました。私はだいじょうぶかなあと心配になりました。
この日は早くホテル(ホリデーイン)につきました。ホテルに着いたあとオオカミとクマの保護センターに行きました。たくさん雪がふってきましたが、近くでオオカミとクマを見られてよかったです。
夕方にヘラジカを探しにいきました。ヘラジカはみられませんでしたが、たくさんの鳥とビーバーとビーバーのダムを見ることができました。
夕食はホテルで食べました。
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5月5日(金)
この日は間欠泉をいっぱい見ました。Old Faithful Geyserはすごいはくりょくでびっくりしました。そのほか私が一番感動したのは、間欠泉の中にある木です。間欠泉の中にある木は化石になっているらしいです!最後にmorning glory poolに行きました。すごく色がきれいだったです。
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夕食は近くのホテルで食べました。
5月6日(土)
この日はプールなどを見ました。プールはバクテリアなどによって色がとてもきれいでした。
お昼ごはんを食べたところで、おみやげを買ってもらってうれしかったです。それから川ぞいにボーズマンに移動しました。
この日はリックさんとお別れの日でした。私は英語をならっていますが、そのれんしゅうのような感じで、とてもリックさんのことが好きになったので、お別れのときはさみしかったです。
ホテルはボーズマン・カモン・インというところでした。ホテルのフロントのよこにプールがあって、部屋のベランダからプールがよく見えました。
夕食はイタリアンレストランに行きました。
次の朝が早いので、私は部屋にもどりましたが、ほかの人はとった砂から砂金さがしをしました。
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5月7日(日)
朝4時におきて空港に行きました。日本に無事に帰国しました。とても楽しいツアーでした。
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2008年4月 イエローストーン国立公園探訪

イエローストーン国立公園探訪 ~野生動物を訪ねる9日間~に御参加頂いたお客様からのレポートです。
2008年ゴールデンウィーク!前々から訪れてみたかったアメリカ・イエローストーン国立公園に行って来ました!日によってはマイナスを下回ることもある、まだまだ寒い早春のイエローストーン。冬眠から覚めたばかりの動物達に会いに行ってきました。
1st day / 4月27日 (日本⇒シアトル⇒ボーズマン⇒ガーディナー)
ゴールデンウィーク初日、名古屋を出発したノースウェスト航空は成田を経由してシアトルへ。夕方に成田を出発したものの、シアトルに到着したのは時間を遡って朝8時半。帰国便でこの時間は払戻ししなければならないと判っていても、何だか得したような錯覚。。。ホライズン・エアー航空の小さなプロペラ飛行機(50人乗り)でボーズマンへろ向かう。窓の外に真っ白な山脈の景色が広がってきた辺りで「眼下にはロッキー山脈が広がってきました」とのアナウンス。否が応でも、今日からの旅行に胸が高鳴る。昼過ぎに到着したボーズマン空港は丸太小屋を組んだ山のロッジのような趣きで、小さいながらも雰囲気があった。ハクトウワシやグリズリー・ベアのオブジェが飾ってあり、またも気持ちが高揚する。現地のガイドさんとドライバーさんに会い、今日の宿泊地であるがーディナーの街へと向かう。途中、早速バッファローやオオツノヒツジの群れが道路に出現、まだ公園内に足を踏み入れていないのに嬉しい驚きだ。幾つか動物を見ながら、今日のホテルに到着。イエローストーンリバーという川岸に部屋があり、眺めはとても素晴らしい。だが、部屋の扉の直ぐ近くに、明らかに大型の動物の糞があった。まさか、こんなところまで動物が来るのか!?夕食はホテル隣接のレストランにて。街事態もとても小さく、西部劇の世界に来たような趣きの建物が並んでいる。地元のおじさん達もテンガロンハットが良く似合っている。が、長旅初日から極厚のステーキには少々胃がもたれた…かな。
明日は早朝の出発なので、今日は直ぐに床に着くことに。
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2nd day / 4月28日 (イエローストーン国立公園観光)
今日はいよいよイエローストーン国立公園入り初日。気合いで早朝4時半に起床、5時半にはホテルを出発だ。何と気温は1度である…。朝から、目当てのオオカミを探すがなかなか見つける事ができず。途中、望遠鏡でようやく発見できた。が、やはり距離があり、言われなければオオカミとは判らないかな。昼食時には地ビールを堪能する。『ムースのよだれ』という銘柄の名前のセンスに脱帽。午後も、ひとしきり公園内を探索。遠目だったが、バッファローの出産シーンや公園内に200頭しかいないオオツノヒツジの群れに出会う。初日にしては、満足の行く結果だった。何より、景色が素晴らしい。真っ白な雪原を駆けるコヨーテの姿などとても絵になる。
さて、明日はどんな動物に会えるのか・・・?
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3rd day / 4月299日 (イエローストーン国立公園観光⇒ウエスト・イエローストーン)
本日は3日目。この日は結果的に今回の旅のハイライトとも言える嬉しい出来事があった。朝はゆっくりめに出発。『イエローストーンゲート』の前で記念撮影。風格のあるその門は、かのルーズベルト大統領の建てたものだとか…。午前中はマンモステラス地区と呼ばれる温泉地帯を歩く。石灰岩が様々な風景を形作っていて何だか別の惑星に来たみたい?な不思議な風景が広がっていた。その後、公園の中の滝を幾つか観光している最中に、突然林の中から灰色の塊が飛び出してきた。その瞬間、ずっと寡黙だったドライバーさんが『ウルフ!!!』と叫ぶ。その後、20~30分に渡り、車と併走してその雄大な姿を披露してくれた。後で話を聞くと非常に珍しいことだったようで、10年以上ガイドをしているドライバーさんもガイドさんもこれ程の至近距離は初めてだと言っていた。ドライバーさんが「アメイジング!ミラクル!!」と連呼していたのが、とっても嬉しかった。午後は、ウエスト・イエローストーンという町に移動する。夕食時は、ツアーメンバーも本日のハイイロオオカミの話題で持ち切りで、お祝いに赤ワインで皆で乾杯する。
明日からは、グランドティトン国立公園に移動するので、また違った風景に出会えるだろう。どんな動物に会えるか楽しみだ。まだ、ムース(ヘラジカ)やクマなんかにも出会っていない。大物に出会えることを期待。
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4th day / 4月30日 (ウエスト・イエローストーン⇒ジャクソン⇒グランドティトン国立公園)
4日目。今日はアイダホ州を抜けて、グランドティトン国立公園を目指す。お昼過ぎには、宿泊地のジャクソン・シティに到着。昼食を取ってから国立公園へ。真っ白なティトン山(標高4190m)がとても美しい。空に突き刺さるような峰に見とれてしまう。動物探索は、ブルーバード、ムース、コヨーテなどを見たが、帰り際に何とグリズリーベアーの家族に出逢う!小熊(と言っても大きいのだが)を連れた4頭からなる家族のグリズリーベアが我々の目の前の道路をゆっくりと横断する。「俺が王様だ」と言わんばかりにゆっくりと歩くその姿は、距離があっても普通に怖い。良く見ると愛らしい顔立ちなのに、この迫力は何だろう?アフリカでサファリカーから、ライオンやヒョウを見ても別に怖さは感じ無かったが、グリズリーの歩く姿を見ていると、思わずゴクリと唾を飲み込んでしまう。
ともあれ、2日連続で大物に出逢えてツアーメンバー一同大喜び。
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5th day / 5月1日 (グランドティトン国立公園観光)
今日は早朝5:30から出発。吹雪の中、ライチョウを観察する。遠めには見れたのだが、吹雪がきつくはっきりと見えなかったのが残念。求愛ダンスとやらを見たかったのだが…。まー、日本帰ってから立山でも登りに行ってライチョウ見るか~なんてことを考えていると、車が大きな建物に到着。ビジター・センターと言って、国立公園の動物や植物の植生の展示、剥製などがあって、なかなか面白い。まず野生のものは見れないと言われているマウンテン・ライオンの剥製は迫力があった。ムースやエルクの角が手に取ってみれるようになっていたりしたのも面白かった。ムースは今の時期は角がないので、今一つ見栄えがしないのだが、角を手にとってみるとかなりの重量がありびっくりした。是非、大きな角を持ったムースの姿をみてみたいものだ。その後はジャクソンの郊外にある美術館に立ち寄ったりしながら町へと戻る。今日は早起きだったのでホテルへ戻った後は夕食までコテンと寝入ってしまった。夕食は中華料理屋で食べた。旅行者としては、旅先では現地の人々と同じものを食べる主義なのだが、アメリカの現地食ってのが、ステーキとポテト三昧なわけで今夜の中華料理は嬉しかった。
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6th day / 5月2日 (ジャクソン⇒ウエスト・イエローストーン)
今日はイエローストーン国立公園へと戻る移動の一日。午前中はグランドティトン国立公園の入り口付近にある岩場ニに出かける。なかなか出逢えないマウンテンゴートに会えるかも?と思ってでかけたのだが、残念ながら不発。その代わり、オオツノヒツジにはたくさん出逢えた。この動物も珍しいづ物なので、崖の上にひょっこり現れた時にはテンションが上がった。その後、イエローストーン方面へ向かう途中、崖下を走っているときにお目当てのマウンテンゴート発見!フワフワしたその身体はとっても可愛い。切り立った岩肌ををぴょんぴょん飛び跳ねる姿は結構感動してしまった。イエローストーンに戻ってからは間欠泉を見学に行ったりして、動物目的よりも自然の景観に重点を置いた観光に。だが、ホテルに戻る途中には寝ているブラックベアを発見!やはり、動物を見つけると興奮が高まる。グリズリーよりも小柄で、眠っていたこともあってかそれ程怖さを感じることはなかった。このブラックベアで、イエローストーン&グランドティトン国立公園の大型動物は殆ど網羅できたのが嬉しかった。
いよいよ、旅も終盤。明日のイエローストーン国立公園がいよいよファイナルだ!
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7th day / 5月3日 (イエローストーン国立公園観光⇒ボーズマン)
今日は動物観察がメインではなく、有名なイエローストーンの間欠泉群を見に行く。ここには世界最大のグランド・ガイザーがあり、最大で70mの高さまで噴出するというその姿を見たいと旅行前から思っていたが、話によると1日3回(日中は2回)しか噴出しない上に、予定噴出時間にプラスマイナス2時間の誤差があるらしく、難しいかな~と思っていた。ところが、そのグランド・ガイザーの前を通りかかったときに、今まで静かだった間欠泉が突然大地を震わせ大噴出!あまりに迫力が凄すぎて、思わず大爆笑してしまった。これは凄い!ほかにも、様々な間欠泉、温泉群を歩いて見て廻ったが、モーニング・グローリー・プール(朝顔温泉)は、その何とも言えない色合いが個人的には気に入った。その後は、今夜の宿泊地ボーズマンへ向かう為、公園西口の出口を目指す。途中、川を挟んで動物の死体を貪っているグリズリー2頭を発見。その内の1頭がもう片方の二周りあろうかという体躯で、クマまではかなりの距離があったのに、肉眼でもその動きがはっきり見えるほどの巨熊だった。ガイドさんの話によると、イエローストーン国立公園には『バッファロー・イーター』と名付けられている公園一の巨熊がいるらしい。川の向こう側だし、十分に安全な距離があると分かっていても怖いぐらいの迫力。…何と、生きたままの雄のバッファローでも食べてしまうらしいのだ。背筋が凍った。最終日にとんでもないものを見てしまった・・・。
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8th / 9th day / 5月4日/ 5日 (ボーズマン⇒シアトル⇒日本)
いよいよ、イエローストーン国立公園ともお別れ。早朝にホテルを出発し、行きと同じくボーズマン空港へ。シアトルを経由して日本へと帰る。
イエローストーン国立公園の旅は、当初思っていたよりも遥かに素晴らしいものだった。たくさんの動物達達の生命の営みをかいま見れたことも良かったが、何よりもしれを含んだ大自然の圧倒的な存在感に圧倒された旅だった。山が、木が、花がそこに生きる動物達と同じように呼吸し、『生命』というとてつもなく大きな流れの中で全ての生き物が溶け合っているような感動を与えてくれた。僅か数日間、その流れの中にお邪魔させてもらっただけだが、願わくば自分もこの大きな『生命』の一部になれたらなあ、なんて思ってしまう。旅が終われば、また日本の雑多な時間の流れの中で毎日の仕事と暮らしに追われる日々が帰ってくる。でも、時々はあの時あの場所に自分がいて、風が吹いていたり、花が咲いていたり、、、そんな些細な記憶が、たしかに自分がイエローストーンの『生命』を共有していた時間があったことを思い出させてくれると思う。長い人生の途中で、また必ずここを訪れると思う。次は、秋の衣をまとった別の顔を見てみたいものだ。そして、またその時の大切なひとときを自分の中に持ち帰って生きていくことができると思うのだ。素晴らしい時間をプレゼントしてくれたイエローストーン&グランドティトン国立公園に「ありがとう」である。
ぼくたちが毎日を生きている同じ瞬間、もうひとつの時間が、確実に、ゆったりと流れている。日々の暮らしの中で、心の片隅にそのことを意識できるかどうか、それは、天と地の差ほど大きい。(星野 道夫さんの言葉より)
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