富士山がついにユネスコ世界文化遺産に登録されましたね。
おめでとうございます!
ところで、“無形文化遺産”というものをご存じでしょうか。世界遺産と同じくユネスコの事業ですが、世界遺産が建築物などの有形の文化財の保護と継承を目的としているのに対し、風習や口承伝統などの無形のものを保護することを目指したものです。アフリカの世界遺産はいくつか思い浮かんでも無形文化遺産はなかなか思い浮かばないのではないでしょうか。
無形文化遺産は無形なだけに世界遺産のようにいつでもお目にかかれるものではありません。祭礼や儀礼であればその日に合せて現地を訪れることになります。さらに割礼や成人式、婚礼、葬儀などの場面に催されるものであれば、それが必ずしも旅行者にオープンなものであるとは限りません。
お目にかかりにくいから見やすいようにしてほしいと頑張ってしまうと、それは単に観光用のショーに成り下がってしまい、本来の意義が失われてしまう危機に見舞われることになります。
無形文化遺産は単に伝統的な生産物やショーを見に行くだけでなく、それを継承する特異な人物に会いにいくだけでもなく、その創造的な文化的背景をもつ人たちのコミュニティ、生活場面にお邪魔するということだと思います。
その活き活きとした場と時間を過ごす旅というのがいつも気になっています。
そんな無形文化遺産の一つ、『ザフィマニリの木彫知識(マダガスカル)』を訪ねるツアーを作りました。バオバブやレムール(原猿)など、独特な自然で知られるマダガスカルですが、都市部から遠く離れた山間部に暮し、その文化を次代に伝えてきた人々とその文化を訪ねます。
森の叡智 ザフィマニリに学ぶものづくり 11日間のツアーページはこちら。
その活き活きとした場と時間を過ごす旅というのがいつも気になっています。
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