2005年12月24日出発のハネムーン手配旅行で、ケニアとイエメンを周遊された群馬県在住のT様ご夫妻から頂いたレポートです。弊社のツアー「ケニア・サファリ・ハイライト 10日間」に幸福のアラビアと呼ばれるイエメン滞在を追加するお二人のオリジナルプランです。
日本からアフリカへ
飛行機が大好きだった私は、この旅行によって飛行機が少々苦手になったかも・・・。といのも移動時間が長すぎです!!アフリカまでの道のりは決して楽ではないのです!!冒頭からこんないいぐさですが、この旅行が楽しくなかったというわけではなく、本当に心から楽しめたしできたらまた行きたいと思っているほどです!!いざ、ナイロビに到着!!私の頭の中にはアフリカ大陸の地図が浮かび、そこに降り立ったんだと思ったら、なんだかとてもワクワクしてきて急に興奮してきました。あの辛かった道のりのことも、その辛さがこの感激を何倍にもしてくれたとすら思うのです!!
ケニアの道
一週間、私たちの運転手とガイドを務めていただいた方は本当に穏やかで、とても優秀な方でした。道中、初めて目にした動物はなんと道に横たわっているシマウマでした。運転手さんに尋ねると、「タブンクルマニヒカレタ・・・、カワイソ・・・。」なんてことでしょう。猫や犬みたいにシマウマが!?車に乗っている私たちは絶句・・・。
初めてみるアフリカの景色は言葉では言い表せないほどすばらしかったです!!何を見てもすごーいと言ってしまうほど。目に入ってくるものすべてが真新しい世界で、長い移動だったのにもかかわらず眠るということがもったいなくてできませんでした。国立公園に入る前に二匹のキリンが私たちを歓迎するかのようにお出迎えをしてくれました。初めてみる野生のキリンを目の前にしたら本当にアフリカにきたんだと実感してきました。
アンボセリ・セレナ・ロッジ
旅行に行く前にネットで調べたら部屋が小さいと書かれてあり少し心配だったけれど、私たちが通された部屋は特に不便を感じるほどの小ささではなかったので安心しました。ただ、清掃中のためドアが開きっぱなしになっていた部屋を覗いたら、かなり狭くその部屋ではなくて良かったなと思ったのも事実です。部屋によって広さが異なるみたいなのでそのときの運でしょう。ちなみに部屋の壁には動物の絵が描かれていてとてもかわいらしい部屋でした。
ここでハプニングが起こりました。風を通すためドアを少し開けておき昼寝をしていたら思わぬ訪問客が!ガサガサ音がしたため目を覚ました主人の視界に入ったものはなんと一匹の猿。人を怖がりもせずに堂々と机の上で物色中。追い払うため大声を発したら、飛行機でもらったナッツを持っていかれてしまいました・・・。しかも机の上にはピーナッツとマカダミアの二袋を置いていたのですが、私の好きなマカダミアを持っていかれかなりショック。どうせならピーナッツの方を持っていって欲しかったなぁ・・・。
ここでは近くのマサイ族の村へ行けるオプショナル・ツアーに申し込みました。お金を払ってマサイ族と触れ合うというのは少々抵抗があったけれど、行ってみて良かったです!!あのマサイジャンプが生で見ることができたし、みんなすごく優しくていろいろな説明も聞くことができ本当に良い経験ができました。最後にお土産屋を見させられるのですが、思っていたよりしつこくなかったので帰りも気分良く帰れました。
アンボセリ・サファリ
ワンボックスカーの天井が上に持ち上げられるサファリカーに乗り、移動の最中に顔を出すとアフリカの風が感じられとても気持ちよい!!ただ早朝のサファリはかなり冷えていたので、防寒対策をばっちりにしていました。初めてみるシマウマの群れに大興奮!!日本に戻り、写真を現像に出したらシマウマばかりの写真が大量に・・・。サファリツアー中半ともなれば、シマウマはいるのが普通になっているのですが・・・。
キリマンジャロをバックに象を激写!!とガイドブックに書かれてあるのですがこれが、本当にでき感激!!初めて遭うライオン、ガゼル、ヌー、カバ、象・・・などたくさんの動物を見ることができて大満足でした。
サロバ・ライオンヒル・ロッジ(ナクル湖)
「ソーダ湖の水を引いているため、身体を洗ってもぬるぬるしているけれどタオルで拭けば大丈夫だから」と現地の旅行会社の方から助言を頂いてありました。その言葉のとおりぬるぬるしていていつシャワーを終わりにすれば良いかわからないくらいだったけれど、身体を拭けば普通だったので私はそれほど気にはならなりませんでした。ただ、浴槽が滑りやすく、実際滑ってしまったほどなので気をつけたいところです!アフリカで初めて蚊を見たのはここでした。部屋ではなく受付脇のトイレで見ました。部屋は蚊帳付きベッドだから安心です。ただ、私たちのそれには穴があいていたけれど・・・。
ナクル湖・サファリ
ここではやはりフラミンゴでしょう!!遠くから見たナクル湖は端がピンクで覆われていました!!ナクル湖畔では車から降りることができ湖の近くまで行くことができました。湖畔はフラミンゴの羽などで汚かったけれど、広い湖にたぁーくさんのフラミンゴを見ることができ感激です。鳴き声も途絶えることなく聞こえます。フラミンゴと一緒にペリカンの群れとかばも見ることができました。
アンボセリでは車の中でしか見られなかったのですが、車から降りて動物たちを見ることができたことはとても新鮮でした。やはり車の中と外では雰囲気も全然違います。すぐそばに行ってみたかったけれど、カバは凶暴なのでドライバーさんに止められ断念。
ナクル湖→マサイ・マラ
この旅一番の悪路だったでしょう。一応アスファルトが敷かれているのですが、アスファルトにしなくても良いのではと思うくらい穴だらけ。それをよける為に車が右往左往しています。穴だらけのアスファルトを見かねた運転手さんはアスファルトの端が砂の道になっているところをずーっと運転していました。時には反対側の端(対向車側)の道すら運転する時もありました。しかしこんな悪路でさえ運転手さんの親切さが垣間見ることができました。この長距離の中、穴の手前では必ず速度を落とし優しい運転を常にしてくれたし、穴を見落としてガッタンとなった時はバックミラー越しから「ダイジョウブダッタ??」と必ず声をかけてくれました。
途中、雨がふりだしたと思ったら道が川に変化していました。道全体が水に覆われてしまうわけではけれど、道の端を小さい滝のように水が流れているほどでした。
マサイ・マラ・サファリ
ここではやたらとライオンを見ることができました。私たちと同じようにハネムーン中のライオン、シマウマを狩りし終えたばかりで休憩中のライオン、子ライオンが無邪気にじゃれ合っている様子、イランドが食べられている様子などなど・・・。弱肉強食の世界を目の当たりにできるのです。ただ、狩られたばかりのシマウマが痙攣していた様を見たときはかなりショックを受けました。仕方ないとは分かっているけれど、生なましすぎでした。でも見られなかったよりはたくさんのライオンの日常を目にすることができたことは恵まれていたなと感じています。マサイ・マラは本当にライオンの王国でした。
チーターも何回か見ることができ感激!!子供のチーター二匹に狩りの特訓を教えている母チーター。どこの世界にも愛があるのだなと感じた一場面でした。なんとなく感動してしまいました。そう!!あのひろーい大地では何をみても感動してしまうのです!!
ケニア・サファリのまとめ
ケニアの自動車はディーゼル車がほとんどです。しかも車中は暑くなるため窓を開けて走行するので車内に排気ガスのにおいが充満するときも多々ありました。またかなりの悪路なので、砂埃も想像以上!!移動の最中はマスクの上からバンダナで口を覆っていたけれどそれでもきつかったので、これから行かれる女性の方にはマスク+バンダナは必需品!!日よけにもなりますよ♪
また国立公園以外のアフリカを見ることができるのはこの時以外ありませんでした。窓からの眺めでしか見ることができなかったのですが、興味津々で見入ってしまい移動のときもかなり楽しめました。もちろん眠ってしまった時も多々あったのですが今考えたらもったいなかったなと感じてしまいます。
担当の方がお勧めしてくれた動物図鑑を持って行ったのですが、実際に目にした動物をみては、その図鑑を手に取り習性などを調べるということを繰り返していました。帰ってきたときにはちょっとした動物学者になれていたかも・・・。でも本当にたくさんの種類の動物に遭遇することができて、ドライバーさんに心から感謝です!!しかも得体の知らない動物を見ては「あれは何ですか?」という私の問いかけにすぐに答えてくれたり、私たちにたくさんの動物を見せたいという姿勢が明らかに感じられました。
本当に生の動物たちをたくさん見ては、心が洗われるような気持ちでした。癒されるというのはまさにこのことだなぁと本当に感じました。普段の日常生活では些細なことでもストレスに感じられたことがアフリカではなんてちっぽけなのだろうと感じてしまうくらい。アフリカはこころが広くなれる場所でした。
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