ザンジバルのおすすめレストラン

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ハネムーンでアフリカへ”とお考えの方の多くは、「サファリ+α」ということで、タンザニアのザンジバルと組み合わせて旅程を建てることが非常に多いのですが、そのザンジバルのストーンタウンは比較的安心して街歩きが楽しめる治安の良い街として知られています(と言っても、地元の方々はムスリムの方が殆どなので、守るべき最低限のルール等はあります)。
ビーチ沿いのリゾートは朝・夕、もしくは3回の食事付きというところも多いですが、ストーンタウンのホテルに関しては、朝食のみ付きというホテルが殆どです。ということで、ご自身でお好みのレストランを探して、街中で食べるという機会も増え、お客様からも度々「おすすめのレストランは・・・?」とご質問をいただきます。
そんな時はもちろんおすすめのレストランと食事をご紹介するのですが、私の個人的な好みでは、『アーキペラーゴ』のココナッツ・プロウン・カレー(&コーヒーが超美味!)と、『パッシング・ショー』のチキンビリアニ(のnus=半分、量が多すぎるので・・)がストーンタウンご飯の双璧しょう。

両方ともどんな料理かわからないということで、写真もお見せするのですが、イマイチおいしそうには見えません(笑)。私の写真の腕が悪いせいでしょうか・・・。ですが、食した経験のある私としては、写真を見ているだけでお腹がグーッとなるくらい食欲をそそられるわけでして。
特にビリアニ。ラマダン明けや預言者ムハンマドの誕生日、犠牲祭など、お祝いごとに欠かせないこのチキンビリアニを普段食べられる場所はあまり多くありません。酸味の強いプレーンヨーグルトをのせ、ぐちゃぐちゃにして食べるとホントに美味しいんですよ!
東京本社 羽鳥
ハネムーンでアフリカ旅行をお考えの方は、「アフリカでハネムーン&ウェディング」のページもぜひご覧ください。

ハネムーン・レポート『ケニアとザンジバルとティンガティンガ体験13日間』

2014年9月にハネムーン手配旅行でケニアとタンザニア・ザンジバル、さらにダルエスサラームでティンガティンガ絵画の1日体験をされたNご夫妻からのレポートです。

ケニア・ナイロビ
羽田~ナイロビの移動は羽田から待ち時間も含め20時間近い移動時間でしたが、お昼過ぎに空港に着き、現地スタッフの方とドライバーのピーターさんがお待ちくださり、スムーズにホテルまで連れて行って頂き、快適でした。
ドライバーさんをはじめ、ホテルの方も現地の方はとてもフレンドリーで、ウェルカムムードでフライトの疲れもあまり感じませんでした。
尚、ここでの滞在(パナフリック・ホテル)はサファリまでの一泊ですが、一番蚊に喰われました。サンダルの間からも入ってくるので、虫除けスプレーは必須です。
マサイ村訪問
マサイ村への訪問では、マサイの方は、観光客の相手に慣れている感じです。短い時間に、村人の紹介、家、火起こし、学校など案内してくれます。現地の方と触れ合える面白い機会です。
ただ色々と手作りのものを販売してきます。欲しくないのであればうまく断るか、値段の交渉をきちんとした方がいいと思います。
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アンボセリ サファリ
キリマンジャロをバックにサファリが出来るのは圧巻です。展望台もあり見晴らしも良く、マサイ・マラとは雰囲気が違います。
もし時間があるのでしたら、マサイラマだけでなく、アンボセリも是非お勧めします。
また宿泊したセレナホテルはサービスもお料理も滞在した中で一番レベルが高かったです。(勿論どこも良いですが)
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ケニア・マサイ・マラ
アンボセリからの移動
長時間です。体調を崩さないよう気をつけた方が良いポイントです。お水は用意してくれますが、多いに越したことがないと思いました。
見れる動物の種類
アンボセリより多いです。午前・午後と2回サファリがありますが、時間が違えばあえる動物も太陽の位置も違うので、自然の豊かさや面白さが感じられます。狩りは見れませんでしたが、死んだシマウマにたかるハゲワシなど、ここでも自然を感じられます。
気球サファリ
一番印象的だったのは、前日に現地で参加申し込みをした気球サファリです。朝日を見ることができ、上空から自然を眺めるのは、体験してこそ素晴らしさを味わえます。色々な国の参加者と朝食を取る時間も非常に楽しいです。
ケニア~タンザニアの移動
長時間の移動ですが、ケニアは最後かと思うと感慨深いです。サファリの場所と町では風景が全然違うのは当たり前ですが、その違いを感じるのも旅の一つの醍醐味です。
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タンザニア・ティンガティンガ村
ティンガティンガ村で、アーティストに指導頂きながらペイントしました。自分で作品を作り上げるのは思い出深く、楽しいです。村にはたくさんの絵があり、アートの世界に入り込んだようでした。
日本でのエキスポに参加経験があるアーティストも多いようで、日本人というと皆さんフレンドリーです。
基本的には、押し売りする人はいませんでしたが、人によっては、作品を売ろうと必死な方もいるので、作品が気に入れば問題ないですが、購入する際は良く検討した方がいいです。
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タンザニア・ザンジバル ストーンタウン
夕食はターラブの演奏を聞きながら過ごしました。屋上のラウンジで、街全体が見渡せアラブの雰囲気を全体で感じられるのは、非常に良い経験です。伝統の薬と言われるジンジャーティはとてもおいしかったです。
ストーンタウン全体の雰囲気は、アラブの雰囲気で、観光客の為の町のようでもありますが、ここは意外にも誰も押し売りしてこず、とても良かったです。これまでお土産を買いそびれてもここでもたくさん買えます。
肉や魚や野菜のマーケットは、人々の生活を肌で感じられとても活気があり面白いです。大きいお野菜がいっぱいあります。
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タンザニア・ザンジバル リゾート
ビーチでは、何より人が少なく、ハネムーンの最後にはもってこいのホテル(ザンジバル・リトリートホテル)です。アシスタントマネージャーの方はスウェーデン人のとても明るい方でいつも気を使ってくれました。
海も綺麗なことはもちろんですが、夜の星空も圧巻です。
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最後に・・・
ケニアでのガイド・ドライバーのピーターさんは、大変動物に詳しく、私たちに良い体験をさせてくれようとホスピタリティに溢れた方でした。その他どのドライバーさんもどのホテルのスタッフも優しく、大変過ごしやすかったです。(一方、お土産屋さんでは基本的にやはり積極的に販売に来ます)
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アフリカの壮大さは写真や映像でも伝わってきますが、見るのと体験するのはやはり全然違います。色々と盛りだくさんでしたが、忙しすぎることもなく一つ一つじっくりと味わうことが出来、アフリカをハネムーンの地に選んで本当に良かったと思います。
また是非アフリカに行きたいと思います。今度は別の地方にも夫婦で行きたいと話しています。素敵な旅行をありがとうございました。
※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。

アフリカでハネムーン&ウェディング

「この月に結婚すると幸せになれる」と言われる「June Bride」を前に、弊社ホームページのハネムーンプランをアップデートしました!
取り上げている地域は、東アフリカ(ケニア、タンザニア・ザンジバルとのコンビネーション、セイシェルとのコンビネーション…etc)、南部アフリカ(南アフリカ、ボツワナ、ジンバブエのコンビネーション…etc)、モロッコ、チュニジアの4つ。いずれも弊社スタッフ全員が、熱を込めてオススメするプランばかりです。
ケニアや南アフリカでワイルドな日々を過ごすも良し、モロッコやチュニジアでロマンチック&エキゾチックな経験をされるも良し。

今年ご結婚を予定されている皆様、ハネムーンは是非アフリカへ!!
アフリカでハネムーン&ウェディング

ハネムーン・レポート『ケニアとザンジバル 10日間』

2014年2月出発のハネムーン手配旅行でケニアとタンザニア・ザンジバルに行かれた、中島陽一様・倫子様ご夫妻からのレポートです。

アフリカを旅して
ナイロビの空港に降りたときから、これは凄い旅になりそうだと感じた。10日間の旅で新鮮だったのは、広大な景色や自由に暮らす動物たち、鳥の鳴声や川の流れ、そして人々が話すスワヒリ語の温かい響き。得られた体験は正にJamboサイズだ。
市内のホテルに一泊し、翌朝ケニアンエアーでマサイマラ保護地区に出発。市内の空港まではドライバーのJOHNさんに送ってもらう。JOHNさん日産のワゴン車を軽快に運転しながら道を横切る人や車に物を売りに来る人たちを適当にかわし、ケニアの交通事情、人々の生活について得意の日本語でガイド。交通事情(鉄道は規模が小さく、車が交通手段中でも日本の中古車がケニアでは多いこと)エムペサ(ケニアのモバイル送金)や社会情勢何でも教えてくれた。一方百貨店について、特に高級ブランド品についてはご存じ無いと明言。車でベンツが憧れの的のように、ハンドバッグや化粧品にもベンツのような有名ブランドがあり、そういう類の商品が集まる施設が百貨店。とこちらの説明に「ケニアにもあるように思います。そのうちすぐ出来るでしょう。今はショッピングモールやスーパーマーケットが多いのです。」と話してくれた。
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朗らかで楽しいJOHNさんとケニアンエアーで別れを告げ、マサイマラ保護区のMARA SIMBAというロッジに向かう。着陸してすぐセスナを降りると何故か自分達だけ荷物が無い。副操縦士に尋ねると「何で飛行機を降りているのだ。君たちが降りるのはここから三つ先だ。止まったら声をかけるから、それまで座席に座っているように」と逆に驚かれてしまった。出発前にJOHNさんが「四つ目ですよ四つ目。行けばわかります。」はこれだったのだとようやく気付き慌ててセスナに乗り込む。上空からサバンナを眺め、ワニや草食動物の存在を確認しているうちに間もなく到着。ロッジからはPETERと名乗る、長身で物静かな印象のドライバーが迎えに来てくれた。ロッジまではサファリカーで1時間ぐらいだという。ソーセージツリー(その名のとおりソーセージのような実がなる樹)の下で昼寝をするゾウの家族や珍しい鳥、バオバブの樹、ケニアエキスプレスと呼ばれるイボイノシシの軽快な走り。サファリに期待が高まった。
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朝6時半からと夕方4時からのサファリを除きロッジで過ごす予定だ。昼食を済ませ少し部屋で休むと間もなくにサファリの時間になった。あいにく夕立に見舞われたが、雨を避けて藪に隠れるライオンや大きなストロークで自由に移動するキリン、ゼブラやトムソンガゼルの群れ、雨の後光が射しこめ水滴が輝く瑞々しい大地を満喫した。
ロッジで夕食をとっていると料理を運んでくれるERICが、アフリカのことをいろいろ話してくれた。「アフリカの人は複数の奥さんを貰うことが出来ると聞いたけれど。」と私が聞くと「今は昔と違って奥さんが複数いる人は少数でしょう。私は奥さん一人ですよ。だって奥さんが一人いれば問題は一つ。何故もっと問題を増やす必要があるんです。」と主人に話しかけて笑っているので「奥さんが問題?何てことを言うの?私たちは新婚旅行なのに。」と不服を申し立てたら「はーい。」と返事をして帰ってしまった。陽気な彼はさておき主人と食事を楽しんでいたら突然「JAMBO BWANA」の歌声と共にハネムーンケーキが運ばれてきた。単純な曲調の温かい歌、アフリカらしい軽やかなリズム、ERICをはじめとしたスタッフのおかげで、マサイマラの夜は笑い声が絶えなかった。
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翌朝6時半からサファリに出かけた。朝は動物が活発なのか、この日は珍しい動物に会えた。遠目に黒くゆっくり動く物体を私が指差すと、PETERが車を走らせた。クロサイが一頭、背中に鳥を乗せ流れるようにサバンナを歩き、静かに藪に消えて行った。チーターが小さな鳴声を出しながら横切り、樹に体を寄せて立ち止まったと思うと走り去った。草原で妊娠中のライオンが気だるそうに佇んでいたり、岩場では二頭の子供のライオンを連れた母ライオンが休んでいた。動物たちが家族や群れ、植物や他の種類の動物と共に暮らし、母が子を守る姿は愛情と生命力に溢れていた。
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午後はマサイの村に出かけ、ダンスのような儀式や、牛フンを乾燥させて作った家、原始的な火の起こし方など見せてもらった。村を案内してくれたJAMESは私が使用しているアイフォーンや電子辞書に興味深々で、写真やビデオを進んで撮影し、電子辞書を活用してガイドを務めた。英語が堪能な彼に海外に出かけた経験を訪ねると「無いよ。」と答えて考え込み「いやタンザニアに行ったことがある。牛を売りに歩いていった。」と逞しい答えが返ってきた。
ロッジに戻ると庭先の動物を観察した。道祖神の哺乳類・鳥類・植物チェックリストや、お手製のスケッチブック(予め簡単なスワヒリ語を大きく書いたもの)を出して鳥を探す。コックやスタッフが集まって来て、「(サバンナの動物や鳥たちについて)スワヒリ語ではこういう。」「その鳥はあそこにいるから見てみろ。」と会話が尽きなかった。
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部屋で休んでいたら、突然小さな猿が扉に手をかけてそーっと入ってきた。猿は危険だと聞いたことがあるため、小さな声で出て行くように話しかけると気配を感じたのかさっと出て行った。テラスから下をのぞくと、3~4匹の猿がいる。どうやら昨晩節分の豆まきをしたため、豆を食べに集まってきたらしい。ベルベットモンキーという種類の愛らしい猿だ。親子でテラスに豆をねだりに来たが、野生動物に食べ物を与えることは禁止されているため要望に添えない。小さな親子とはいえ、お腹を空かせて歩き回る姿は迫力があった。後でERICに猿のことを聞いたら「可愛いけれどワルイ。」食べ物を奪われないように気をつけるべきだと教わった。日本の豆まきはここでは勝手が違い、鬼を追い払った後、幸せが猿となって部屋に入って来たかのようだった。
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ケニアでの滞在は3泊4日、もっとサファリを経験したかったが、予定通りナイロビを経由しタンザニアに向った。ザンジバル島での3泊4日は、イスラム教圏ということもあり、同じアフリカでもケニアとは異なる表情の多い国だった。
世界遺産のストーンタウンは歴史を感じさせる重厚な街で、活気のある街を象のように滑らかに歩くMuseeさんに連れられて奴隷市場を見学した。アフリカの歴史を垣間見た瞬間だった。
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ストーンタウンから1時間ほどのドライブで、パジェビーチに到着した。白砂で遠浅の海、静かで穏やかな波に癒された。白浜に白い貝、砂浜を歩く蟹まで白く、日常を忘れ時間も気にせず二人だけの時間だった。
タンザニアの静かな時間は瞬く間に終わり、ドバイを経由して成田に戻った。日本は100年ぶりの大雪に見舞われ、街は雪で覆われていたが相変わらず便利で衛生的だ。雪で一掃された日本は、熱気溢れるナイロビとあまりに違うせいか、冷ややかで澄ました空気に感じられた。ケニア・タンザニア、次に訪れる時にはスケッチブックにスワヒリを増やし、長期で滞在したい。
※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。

川嵜夫妻ケニア・タンザニア新婚旅行

2007年4月24日出発のハネムーン手配旅行で、ケニア、タンザニア、ドバイに行かれた川嵜様ご夫妻からのレポートです。

私たち二人は旅行が大好きで、今まで色々な所へ行きましたがアフリカは未踏の地。普段行けるところは魅力がないし、堂々と長期で休める絶好のチャンスなので、新婚旅行にアフリカは即決でした。
でもアフリカといっても広く、どこへ行ったらいいのかわからないので「野生の動物がみたい!」という希望のもとに、いつか行こうと前からパンフレットを購読していた道祖神さんに旅行を組み立ててもらいました。
出発は結婚式の2日後、その間会社に出勤や旅行の準備でほとんど睡眠不足で飛行機に乗り込んだため、行きの飛行機の中はほとんど記憶にありません(笑)
1. ナクル湖へ(サロバ・ライオン・ヒル泊)
ナイロビに到着後、少し雨がぱらついていたのでちょっと残念でした。出迎えてくれた現地ガイドのジョセフさんと3.5時間のドライブでナクル湖へ。ナクル湖に到着すると、湖の縁がピンク一色!何だろうと思っていたらフラミンゴの群れでした!!フラミンゴが見られると思っていなかったので、すごく感激しました!
湖の近くにはサイ、キリン、ハイエナ、シマウマ、ジャッカル・・・あちこちに動物がいて興奮していると、いつの間にか大きな虹が!!雨に感謝!虹の中のサイやシマウマ、フラミンゴ、とても幻想的でした。
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2. ナクル湖からマサイ・マラの道中
ナクル湖からマサイ・マラは7時間以上のドライブ。飛行機で移動することも出来るそうですが、陸路で村や街並みを楽しみながらもオススメということで専用の車で長時間ドライブです。道中は畑仕事をする女性、洋服屋さん(?) 何かイベントがあるのか同じ方向に歩いている人たち、ゾウの頭蓋骨(?)らしき骨が落ちていたり・・・とても楽しかったです。
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ビッグプロブレム!?
マサイ・マラのオロナナロッジに近づいた頃、ガイドのジョセフさんの様子がおかしくなってきました。話しかけても無視、車内に何となく緊迫感が。すれ違うマサイの人たちが何やら叫んでいたり、バイクで追いかけて来たり、最後はマサイに囲まれ車もストップ。マサイに車のキーまで奪われてしまいました。みんな石を持って殺気立っていました。私たちはここで死ぬかも、殺されちゃうかも・・・と不安でいっぱいの中、ジョセフさんが振り返り、私たちに「ビッグプロブレム!」と何度も言いました。今思えばここは「ノープロブレム」と答えて欲しかったところです(笑)。
私が半袖を着ていたので、主人が心配して肌をなるだけ露出しないよう「羽織って」と上着をくれました。いまでもこの緊迫した雰囲気の中の主人の優しさは頼もしく思います。
現地語で何を話していたのかわかりませんが、言い争っている人が顔のハエを払った仕草で何故か「私たちは大丈夫だ」と確信しました。
マサイの一人が英語で私たちに説明をしてくれました。何でも彼らの大事な家畜の山羊を車で引いてしまったそうです。そしてジョセフさんは逃げてしまったそうです。
「あなたたちは関係ない、悪いのはこのガイドだ!」と言って、ガイドを人質に取り、私たちはホテルまで送り届けてくれました。
今までの経験だと、お金を持っている旅行者の私たちに高額なお金を請求するところを、問題のあるガイドだけ連れ去り、私たちを解放したマサイの真摯な態度に感動しました。
ホテルで心配して待っているとジョセフさんが帰ってきました。2000円払って解決したそうです。たった2000円!?と気が抜けてしまいました。でも金額ではなく、山羊がとても大事な生活の一部なのですね。
何故次々と行く手をマサイが現れたのか不思議に思っていましたが、マサイも携帯電話で連絡を取り合っていたみたいです。世界は着実に進化している!
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3. マサイ・マラ(オロナナ泊)
ロッジに着くと、宿の方々がとても親切に出迎えてくれました。オロナナは14テントしかない高級ロッジ。テントと言ってもテントとは思えないほど素敵な部屋で、テントのすぐ側にマラ川があり、カバが住んでいて時々ブォーという貫禄のある鳴き声がします。
夕食はフランス料理のようで、味も最高に美味しかったです。デザートタイムになると、歌を歌いながらシェフやスタッフ、マサイの方々がホールケーキを持って来てくれました。私たちも誘われみんなで楽しく踊ってお祝いしてもらいました!とても楽しい一時でした。
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翌日はジョセフさんの提案で、ランチを持って1日中サファリ!
一番期待していたのはライオンとチーター。期待を膨らませていざこの目で見られたときは私たちよりもジョセフさんが一番興奮していました(笑)。私たちに見せなきゃという思いが強かったのでしょうね。ライオン、チーターを実際に見て感じたことは、意外にも平和でゆったりとした時間が流れていること。チーターなんか欠伸してずっとゴロゴロしていました。
一番感動したのはキリンが群れで移動しているところ。圧巻でした!
高級食材のホロホロ鶏も普通に歩いている!ハイエナの赤ちゃん、マングース、ハゲタカ等動物園やテレビでしか見たことのない動物がたくさん!
獲物の取り合い、争いも見られましたが平和な時間が流れていました。
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ランチは大草原の中にテーブルとイスをセットしてサファリピクニック!
どこまでも続く大草原の中、人生で最高のピクニックでした!
1日中サファリなので、もちろんトイレも大草原の中。ハイエナが去る後ろ姿を見ながら「大丈夫なのかな?」と不安で常にキョロキョロしながらです(笑)
車に乗っているとジョセフさんが慌てて車の窓を閉めました。そこにいたのは「ブラックマンバ」。猛毒のヘビだそうです。平和だなと感じる一方、常に危険と隣り合わせだと実感させられました。
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サファリ3日目はマサイの村を訪ねました。
マサイの女性達と歌ったり、一緒に火をおこしたり、子供達とふれ合ったり、お互いに質問をし合ったりしました。マサイの女性は家を作るそうです。「出来る?」と聞かれたことの何一つ私はできませんでした。いろんな事に感動させられっぱなしでした。マサイと貴重な一時を過ごすことが出来ました。
再びマサイ・マラからナイロビに向かいケニアの最終日、旅を終える頃にはガイドのジョセフさんと親密になり、ジョセフさんの奥さんとも電話で話をして、次に来るときはジョセフさんのお家でホームステイしよう!なんて話をして、ジョセフさんのご家族の写真をお土産にいただきました。
私たちを「カワサキ!」と呼び捨てにして、自分のことは「ジョセフさんは~」とさん付けにしていたジョセフさん、今ではFacebookでお友達です。
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ザンジバル(パラダイスビーチバンガロー泊)
セスナのような小さな飛行機で着いたザンジバル。宿のオーナーさんは日本人なので安心です。目の前は綺麗な白浜のビーチ。部屋の目の前がビーチなので、本やカメラを持ち込んで、海辺でボーッとしたり居眠りしたりとゆっくり過ごしました。
私たちが新婚旅行だと言うと、現地の従業員の人が、ビーチにテーブルとイスを置き、そこで夕食をと提案してくれました。葉っぱや花で綺麗に飾り、料理を一品ずつ運んでくれました。星空の下、ろうそくの明かりで食べるディナー。本当に素晴らしかった!!
ただ昼に夕食の分を注文したのですが、たくさん食べる主人は量が足りず、追加注文が出来なかったので私の分を少しあげました。それでも足りず、後は持ってきたお菓子を二人で漁って食べました。お腹は満たされなかったけど、心はいっぱい満たされました♪
次の日はオプショナルツアーを申し込みたかったのですが、申し込みが夜遅かったので難しいと言うことであきらめてのんびりすることにしました。
二人で海を眺めて何時間もボーッと・・・すると女性が袋を持って海を行ったり来たり。素敵な光景でした。後で聞いたら海草を採っていたそうです。
やることがないので、宿にあったサッカーボールで遊ぶことにしました。サッカーボールでビーチバレーをしていると従業員の男の子がやってきて一緒に参加。私は左手の薬指を突き指してしまい、しばらく結婚指輪が抜けなくなりました(笑)。
その日の夜は停電。真っ暗でシャワーも浴びられず、着替えも歯磨きも手探り状態。どこに何があるかわからないまま二人で大笑いしながら寝ました。
パラダイスビーチバンガローを去るときに、村長さんが挨拶に来ていただき、みんなで一緒に写真を撮りました。私と主人の間に居る子が一緒にサッカーをしたりビーチバレーをしたりして遊んだ子です。
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ストーンタウン(テンボ・ハウス泊)
世界遺産のストーンタウンもオプショナルツアーを頼んで散策しました。説明が英語であまり解りませんでしたが、珊瑚から造られたという建物の街並みが素晴らしかったです。ザンジバルはスパイスアイランドとも呼ばれていてあらゆるスパイスがあるそうです。市場に行くとたくさんのスパイス、顔の2倍ぐらいあるバナナ、赤いバナナ等がありとても楽しかったです。試しに赤いバナナを買ってみましたが、残念ながら美味しくなかったです。
昼はホテルのインドカレーを食べました。ものすごく美味しくて感動しました!夜は近くの中華レストランに行きましたがここも美味しかったです!
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ドバイ(ロイヤルミラージュ泊)
乗り継ぎついでに最後にドバイに寄りました。ここに寄って良かったと思います。アフリカでは快適でしたが、お湯が出なかったり、寒かったりと体が少々疲れていました。ロイヤルミラージュはとてもゴージャスなホテルで、旅の最後を締めくくりとして最高でした!!
朝食も美味しいし、ショッピングもたくさんしました。人に会わない造りになっているようで、滞在中ほとんど人に会うことはありませんでした。部屋を出るとすぐビーチなのですが、灼熱のように暑くて5分も居られませんでした。
砂漠ツアーにも行きました。本物の砂漠を見たのは初めてだったので感動しました。ラクダに乗ったり、ベリーダンスを見たり、夕日がとっても綺麗で、それに映える砂紋がとっても綺麗でした。
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旅を終えて
旅行から帰り、2人とも少々弱っていました。私は微熱と湿疹、主人は蕁麻疹。
どうやら食べ物が原因らしいのですが、思い当たるのはザンジバルで停電のあった次の日の朝食。冷蔵庫も停電していたはずなのでそこで出てきたジュースとかが怪しかったです。でも大したことはなく、2人とも帰国の翌日から元気に出勤しました。
道祖神の羽鳥さんにお礼の連絡をしました。その症状を話すとおそらく食べ物でしょう、マサイであった事件を話すと「大丈夫だったでしょう?」とあっさり。
色々な心配をしていたのが馬鹿らしくなりました。確かに大丈夫だったので(笑)。
オロナナでのビッグサプライズのケーキ&ダンスは羽鳥さんが仕組んでくれたとの事。
素晴らしい旅にしていただき、心から感謝しました。
旅の途中から私たち夫婦は「羽鳥さん」に興味を持ち、その羽鳥さんも今ではFacebookでお友達、毎年旅行博で子供と写真を撮るのを楽しみにしています。
旅を終えて2人で心に決めたこと。それはいつか子供ができたらまたアフリカに連れてこよう、檻に入れられた動物ではなく野生動物を生で見せたい。現在息子は3歳、あれから6年経った今でも同じ夢を語っています。
その想いを持ちながらいつか行こうと、息子には値段の載った動物の絵本として、道祖神さんのパンフレットを家族みんなで愛読しています。
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※アフリカでのハネムーンにご興味のある方は、ぜひアフリカでハネムーン&ウェディングのページもご覧ください。