かわいい外見と違い気性が荒いミーアキャット

食肉目ジャコウネコ科、体長は約30cm、体重0.6~1kg。南アフリカ、ボツワナ南部、ナミビアなどの半砂漠地帯に生息しているマングースの仲間です。『ライオン・キング』のティモンのモデルになり、BBCのネイチャー・ドキュメンタリー映画『ミーアキャット』でコミカルで愛らしく、家族の結束固い暮らしぶりをご覧になった方も多いかもしれません。最近は日本でもペットとして販売されているとか。

そんな、ファンの多いミーアキャットですが、野生動物ですので本来の姿は当然ワイルド。マングースの仲間は全般的に気性が荒いことで知られていますが、ミーアキャットも例外ではなく、別名「サバンナのギャング」とも。彼らの生息する半砂漠地帯や乾燥地帯には、イメージ通りにサソリや毒ヘビも多く生息していますが、ミーアキャットたちはそれらを主な獲物にしています。特にサソリに対しては優れたハンターで、サソリの強い毒にも免疫を持っているとか。
実はハンターとしての教育は他のどの肉食の獣たちよりも優れていて(というより、人間と同様に段階を経て、計画的に狩りの教育をする哺乳類はミーアキャットだけかもしれない、とも言われているようです)、大人たちが子供たちに狩りの技を「教育」し、短期間でサソリ狩りを習得できるよう、子供の成長とともに難易度の上がる課題を次々と与えていき、一人前のサソリ・ハンターに育てているらしいのです。
まず死んだ獲物を与える、次に毒針などを処理した安全なものを与える、卒業試験としてそのままの獲物を与える(獲物の居場所を示してあげる)。どの子がどの段階まで習得しているは、鳴き声のトーンで判断するそうです。鳴き声は多彩で、獲物によって鳴らす音を変え、仲間とコミュニケーションをと取りながら協力して狩りを行うそうです。当然社会性もあるということですね。
かわいい顔としぐさからは想像もできない奥深いミーアキャットの生態。どんなに小さい生き物でも「生存」と「繁栄」のための武器を磨いているんですね。
ミーアキャット
ミーアキャット

by 羽鳥

ちょこんとハシビロコウ

2015年11月にエポック社から発売された、
ガチャガチャ用のハシビロコウ・フィギュアです。
頭の色が違うAタイプ、Bタイプそれぞれ4ポーズずつで、全8種類あります。

現在入手できるかは不明ですが
5月中旬に再販予定との記載を見かけるので
来月には全国のガチャガチャで見つかるかもしれません。
1回200円。
見つけたら回してみてはいかがでしょうか。
by 斎藤

アフリカの航空事情

昨年4月にエチオピア航空が成田―アジスアベバ間を就航させたのは、弊社的にはエポックメイキングでした。

エチオピア航空の就航により、ワンストップで行ける都市が、アフリカ東部、南部を中心に大幅に増えました。
レジャー旅行でもさることながら、業務渡航での利用も増えてきております。
今年最大のエポックメイキングになるのは、おそらくこの路線の開設ではないかと思います。
モロッコのナショナルフラッグキャリアのロイヤルエアモロッコが、初の東アフリカ路線として、カサブランカ―ナイロビ線を週2便で就航させました。
往路は7時間45分、復路は8時間20分でカサブランカ―ナイロビ間を結びます。
これまで、モロッコ―ケニア間はヨーロッパや中東経由など、必ず1箇所を経由してしか行けませんでしたが、週2便しかありませんが直行便ができたのは、非常に意義深いことです。
最初にモロッコで砂漠を堪能して、それからケニアでサファリを堪能することも容易になりました。カサブランカ発は水曜日、ナイロビ発は木曜日をお勧めいたします。
ぜひ、両国を堪能する旅へ出かけましょう!!
■カサブランカ―ナイロビ間:
AT 263 毎週金曜日 カサブランカ発16:15 ナイロビ着02:00(翌日着)
AT 263 毎週水曜日 カサブランカ発22:35 ナイロビ着08:20(翌日着)
■ナイロビ―カサブランカ間:
AT 262 毎週土曜日 ナイロビ発03:30 カサブランカ着09:50
AT 262 毎週木曜日 ナイロビ発09:50 カサブランカ着16:10
就航当日の様子:

画像はロイヤルエアモロッコのボーイング767
by 虎

レニ・リーフェンシュタールがヌバの再訪を果たした時のドキュメンタリー「アフリカへの想い」

女優、映画監督、写真家でもあったドイツの女性レニ・リーフェンシュタールをご存じですか?

ドイツのヒトラーの記録映画を撮った彼女は、混乱の中、まさに波乱の人生を送った女性です。
1950年代に当時スーダン南部・ヌバ山地に住むヌバのレスラーの写真を見たレニはその逞しい体に惹かれ、ヌバの村に滞在し写真を撮り続けます。
その後、写真集「ヌバ」が出版され、世界的にも大きな注目を集めました。もちろん日本でも出版されています。
今回ご紹介するのは、2000年、98歳になったレニ・リーフェンシュタールが27年ぶりにヌバの再訪を果たした時のドキュメンタリーです。
懐かしい村や人々との喜びの再会、一方で時代の流れ、内戦の影響で変わってしまった様子を見て彼女はどんな思いだったのでしょうか。。
この帰りには乗っていたヘリコプターが墜落するという事故に遭いながらも骨折をしただけですぐに復活し、すぐにモルディブの海にダイビングに行くという驚異的な体を持ったレニ。
生命力に溢れた美しいヌバに惹かれたのは、レニ自らがそのような姿や生き方に憧れ、実践したのかもしれません。
by KQ

2016.03.25発 昆虫写真家・海野和男さん同行 カメルーンの熱帯雨林へ昆虫探索 11日間

※3月20日発で予定していたツアーの内容を変更し、3月25日から11日間の手配旅行として実施しました。
カメルーンの熱帯雨林に昆虫や生き物を求めて
4人でカメルーンの熱帯雨林にチョウや昆虫を見に行ってきた。以前に取材に出かけて、カメルーンの自然に感激したのでお誘いした次第。前に行ったのは乾期の12月末、雨期初めの3月がチョウの一番良いシーズンだと聞かされ、今回はその時期を選んだ。パリ経由カメルーンの首都ヤウンデに、およそ丸1日の移動。ヤウンデで1泊、次の朝、最初の目的地の一つ、エボゴに移動。2時間ほどで到着。
エボゴはエコツーリーズムの基地として、これから発展しそうな場所で、チョウがたくさんすんでいることで知られている、とても静かな村だ。今回はエボゴで3泊、まずはロッジの周辺で昆虫探し。敷地内から歩いて森に入ると様々な蝶が飛び出します。ここの蝶で日本でも見られるものは皆無ですから、見るものが皆珍しく感激の連続。
チョウの撮影には望遠レンズがあると良く、今回はぼくはマイクロフォーサーズのミラーレスカメラに300mmの望遠レンズ、Kさんは一眼レフに100~400mmのズームレンズ、Hさんはレンズ交換はできないけれど2000mm相当まで撮影できる高倍率デジカメ、Sさんは蝶より、小さな昆虫の生態を撮るので望遠ズーム以外に、マクロレンズやストロボなどの装備。他の方は、小さな虫のマクロ撮影には接写が得意なTG4というコンパクトデジカメ。濡れても落としても壊れないこのカメラは自然観察の必須アイテムだ。何人かでの撮影旅行では他の方の装備や撮影法も勉強になる。今回もプロ並みの昆虫写真を撮られるSさんが、100-400mmレンズをはじめてのぞいて、気に入ってしまったようだ。
宿泊したロッジは簡素だが、カメルーンとしては綺麗なロッジだ。とはいってもお湯はないし、水も出ない部屋があったり、停電などは当たり前。それでも、チョウが多い場所で安全にとまれる場所がカメルーンにあるなどとは、訪れるまでは知らなかったから、大いに感激。宿の前を流れるのはニョン川。手こぎのボートで1時間ほど遡ると、カメルーン1という巨木がある。樹齢1000年を超えるという地元の人の自慢の木でだ。幹まわりはどれくらいあるのだろうか、ともかくでかい。川にはナマズがいて、ここの名物はナマズ料理?

エボゴロッジ
エボゴロッジ

ニョン川
ニョン川

ボート
ボート

巨木 Photo by Akira Kawai
巨木 Photo by Akira Kawai

皆のカメラ
皆のカメラ

ナマズ料理
ナマズ料理

宿にいたレインボーアガマ
宿にいたレインボーアガマ

昼間は前にも頼んだ昆虫専門のガイド2名の案内で森に入る。眼が素晴らしく良いので、次々と昆虫が見つかる。昆虫ではないがダイオウ(大王)サソリという20cmもアル巨大な、大変珍しいサソリも見ることができた。サスライアリの行列にはびっくり。流れるように大群で移動するさまは見ているのは面白いが、巣を持たずに移動して暮らす狩人集団で大変攻撃的なアリだから襲われないように気をつける。

ダイオウサソリ
ダイオウサソリ

サスライアリを撮影
サスライアリを撮影

サスライアリ
サスライアリ

絵を描いたような葉
絵を描いたような葉

夜は、今回のために用意した水銀灯と白布を使って、2回、昆虫観察。夜に活動する昆虫は灯りに飛んでくる.その習性を利用すれば、昼間は見つけるのが難しい昆虫もいろいろと見ることができる。大型のヤママユガの仲間が何種類もやってきて、ここが自然度が非常に良好であることがわかる。

夜間昆虫観察
夜間昆虫観察

大きなガ
大きなガ

リボンヤママユ
リボンヤママユ

カメルーンの家は日干し煉瓦か、その土を塗り込めた土壁だ。ファーブル昆虫記でも有名なカリウドバチの仲間が壁に巣をたくさん作っていて、興味を引かれた。そんな家の中も見てみたいと、2人の案内人の家で1回ずつ夕食を頼む。家の中はとても綺麗でびっくりだ。こんな体験もそうそうできるものではない。ヤムイモとバナナが主食で、後はナマズと鶏肉か牛肉。ぼくの好物のナマズの卵の煮たものも出してくれた。今回の目的の一つであったアフリカのオオアゲハ、ザルモクシスオオアゲハは2度現れ、撮影できたのは2名だけだったが、その姿に感動する。エボゴでは車で1時間半ほど離れたファラシーへ虫さがしにもいった。たくさんのチョウや昆虫を撮影して、まる3日間のエボゴ撮影を終える。停電になったり,水が出なかったりということもあったが、無事に前半戦を終える。

森への道
森への道

伐採地でカミキリムシを撮影中
伐採地でカミキリムシを撮影中

アフリカオナシアゲハ
アフリカオナシアゲハ

アフリカアオタテハモドキ
アフリカアオタテハモドキ

カメンバッタ
カメンバッタ

きれいなハムシ
きれいなハムシ

変わったキノコ
変わったキノコ

民家の壁に作られたドロバチの巣を撮影
民家の壁に作られたドロバチの巣を撮影

現地ガイドの家での夕食
現地ガイドの家での夕食

珍蝶ザルモクシスオオアゲハ
珍蝶ザルモクシスオオアゲハ

エボゴで自然を満喫した後はジャー動物保護区に隣接したロミエへ移動。四輪駆動2台での移動だ。思ったよりヤウンデ周辺は道が良く、100kmぐらいの速度で3時間ばかり、そこから未舗装のダートを150kmほど走る。エボゴからは10時間の移動。昆虫案内人2人も同行、彼らにもはじめての場所だ。現地ではさらに現地の案内人1名を加える。スルーのガイドのダバラや運転手も入れると、我々4人で6人も人を使っていることになる。これがカメルーン流である。昆虫観察の旅なので、観光地に行くわけでないから、それぞれの場所で現地の人を使うことでトラブルなしで旅ができる。

ロミエへの道 材木を積んだ大型トラックとすれちがう
ロミエへの道 材木を積んだ大型トラックとすれちがう

途中でチョウを撮影、ポリセネスタイマイ
途中でチョウを撮影、ポリセネスタイマイ

ロミエ周辺は道沿いにも良い林が残り、道を横切る小さな川面もあるので、蝶の観察には最高だ。川と道が交わる場所ではチョウの集団が観察できた。撮影していたらアフリカ熱帯林の先住民であるピグミーのバカ族の夫婦と出会った。そこで思いついて、次の日はジャングルの中のキャンプを訪ねることにした。その日、急に行くことになったにもかかわらず、道路脇にあったバカ族の人の家を訪ね、ガイドのダバラが交渉してくれたようで、ジャングルの中の獣道のような小道を20分ぐらい歩くと、子どもたちの声が聞こえてきた。小川を渡るとジャングルの中にキャンプがあった。ピグミーの人たちは、森の中に果実が多い収穫期は、このキャンプで暮らすらしい。ピグミーの人たちの集団には歌と踊り、森の精霊の登場する儀礼があり、そのいったんを披露してくれた。

宿泊地ロミエ到着
宿泊地ロミエ到着

ロミエただ一軒のホテル
ロミエただ一軒のホテル

道端ではチョウが舞う
道端ではチョウが舞う

バカ族の夫婦
バカ族の夫婦

バカ族ピグミーの家
バカ族ピグミーの家

森の中のキャンプへ
森の中のキャンプへ

ピグミーのキャンプで踊りを踊ってもらう
ピグミーのキャンプで踊りを踊ってもらう

ロミエでは小さな川が道を横切る場所がいくつもあり、チョウが群れていた。ただ、どの川も、近隣の人の洗濯場になっていて、人がいることが多いので、思ったようには撮影ははかどらない。ロミエでは、一軒だけあるホテルに4泊して、毎日車で森へ出かける。人家があると、その裏にはジャングルに通じる小道がある。恐らくジャングルからいろいろな産物を得るための道だ。ある家では捕まえたばかりのセンザンコウを見せてくれた。すでに死んでいて可愛そうだが、はじめて間近で見て、その鱗のような皮膚にびっくりした。

洗濯する人
洗濯する人

センザンコウを持つ人
センザンコウを持つ人

ソシアルリアゲハとオオシロモンアゲハ
ソシアルリアゲハとオオシロモンアゲハ

森の中の日だまりに深紅のチョウがいた。ヒイロタテハである。たいへん美しいチョウで、この世にこんなチョウがいるかと、皆、眼を見張る。カマキリや小さな甲虫など、珍しい昆虫もいくつも見つかる。ホカケカメレオンも、道沿いの灌木で見つけた。

森の中へ
森の中へ

ヒューイットソンボカシタテハ
ヒューイットソンボカシタテハ

面白い形の白アリの巣
面白い形の白アリの巣

真っ赤なヒイロタテハ
真っ赤なヒイロタテハ

長い目を持つシュモクバエ
長い目を持つシュモクバエ

怒らすと派手な模様を見せるカブキカマキリ
怒らすと派手な模様を見せるカブキカマキリ

ホカケカメレオン
ホカケカメレオン

最終日は、途中で撮影をしながら夕方にヤウンデに戻る予定だったが、途中目星を付けて置いた場所はまだ時間が早く、チョウがいなかったのでそのままヤウンデへ。約8時間のドライブで、2時過ぎにはヤウンデに着く。撮影が足りないので、急遽思いついて、イギリスの自然保護団体が山でつかまってしまったゴリラを飼育しているところへ行くことにした。入場料は比較的高いが、それはゴリラの保護に使われるらしい。
森の中に作られているのでチョウも多い。そこで最後の撮影をして、ヤウンデで夕食をとり空港へ。短いような長いようなカメルーン昆虫探索の旅は無事終了したのである。

ニシローランドゴリラ
ニシローランドゴリラ

ゴリラ園にいたシンジュタテハ
ゴリラ園にいたシンジュタテハ

海野和男