西アフリカ旅行の土産として喜ばれるもののひとつに「シアバター」があります。シアバターはセネガルからチャドにかけてのサヘル地帯に自生するシア(カリテ)の木の、種から採れる天然の植物性油脂です。アブラヤシが育たない乾燥地帯にあっては貴重な油資源です。強い日差しと乾燥から肌を守る保湿クリームとして、怪我や火傷の止血・治療薬として使われ、さらに筋肉痛やリュウマチ、白髪・脱毛予防、はたまた抗酸化作用による老化防止にもなると言われている万能薬です。
ガーナでは昔から生まれたての赤ちゃんにシアバターを塗りたくって乾燥をさけていたと言われます。女性しかシアの加工や販売に携わることができない、厳しくは男性が木に触れることもはばかられるという特別な扱いに、シアがサヘルでの生活に重要だということが表れています。不運を取り払う神聖な木ともされています。マーケットでカラバッシュ(瓢箪)にてんこ盛りになったシアバターを、混ざりものがないかどうか舐めてみたり嗅いでみたり、いかにも健康なおばちゃん達との交渉はほどほどにして、たっぷりお土産にしてもらいたいと思います。
大阪営業所 有冨

